プロレス玩具箱

プロレス&格闘技、本と映画を愛する、武闘派文系管理人・りらが、プロ格中心にあれこれ放り込む玩具箱です。同好の士、歓迎。

観戦記~ディファカップ決勝戦・その2

2005-05-09 01:47:43 | プロレス
第5試合 第2回ディファカップ3位決定戦            
             時間無制限1本勝負
  ●スペル・シーサー         カズ・ハヤシ○
   タイガー・エンペラー       レオナルド・スパンキー 
        (スライスブレイドNo2→体固め)
        ※カズ・スパンキー組が3位に決定
*後から入場したカズ&スパンキー組。
 ステージから花道に出る手前で立ち止まり、ステージ上の客席を
 おもむろに見渡したかと思うと、2人それぞれに若い女性を
 ひとりずつ腕をとって立たせ、4人でそのまま花道へ。
 真ん中あたりで立ち止まり、カズとスパンキーが女性たちの後に
 回って彼女たちの腕を持ち、「ハッスル」ポーズをとらせるw
 以前はよくスパンキーが女性をひとりリングにあげて、
 「タイタニック」のポーズをやってましたね、そういえば^^
 
 試合はカズとシーサーから。素早く軽やかな動きの攻防から
 ドロップキックの応酬。模範演技を見ているようなきれいな流れ。
 タイガーも動きがとてもきれいなんだけど、何ででしょう、
 きれいすぎる気がして。なぜそう思っちゃうのか自分でもよく
 わかりません(汗)
 スパンキーは昨日も思ったけど、やっぱり軽すぎるのかなぁ。
 動きも悪いわけじゃないけど、攻撃が効いてるように見えない。
 ダイビングボディープレスとかしても自分の身体が跳ねちゃってるし。
 シーサーも要らない倒立を何度もしてて今イチなので、
 どっちもどっちといえばそうなんだけど。倒立、入場の時に 
 コーナーでしてるんだから一度でいいと思うよw
 正直、3位決定戦としてはあまり印象深くない試合だなと
 思ってしまったし、実際あまり覚えてないです。
 カズとタイガーは悪くなかったと思うけど…
 決勝戦が凄かったから、それで消し飛んだのもあります。
 すまんカズ! でも3位を勝ち取ってくれて嬉しいです。
***************************************************
     第6試合 第2回ディファカップ優勝決定戦
          時間無制限1本勝負

   日高郁人      45分24秒    KENTA○
  ●藤田ミノル              丸藤正道
       (ブサイクへのヒザ蹴り→片エビ固め)
      ※第2回優勝者はKENTA・丸藤組に決定
*入場は日高・藤田組から。ステージ上の花道にファンがささっと
 集まってのびあがったり、カメラを構えたり。
 続いてKENTA・丸藤の入場ではさらにまたファンが。
 しかしコールの時の紙テープが誰よりも多いのは日高w
 ふと気づくと、リング上のレフェリーが和田京平氏。
 全日恒例の「キョーヘー!」コールもかなりの勢いで湧き上がり、
 この一戦への会場の期待感がひしひしと感じられる。
 カメラのファインダーから日高と藤田の表情をのぞくと、
 気合と気迫、緊張感の感じられる厳しい表情。

 試合は…細かいところは完全にぶっ飛びました。
 自分が夢中になっていたのもあるし、次から次へと目を見張る、
 あるいは胸が苦しくなるような場面が展開したから。
 日本のジュニアの最高峰の試合を見せたいという丸藤の言葉は
 嘘にならなかったと思います。
 会場の声援もどちらのチームにも同じくらい熱く、激しく送られて
 一体感があり、客観的ではとてもいられませんでした。
 入場時、試合中、試合後、表彰式とその後までがドラマでした。
 覚えていることだけ、箇条書き的に書いてみます:

 ★試合は藤田とKENTAから。藤田コールとKENTAコールがほぼ
  同時に起こり、2人もリング上から煽るのでもううるさいほどに。
  腕の取り合いからタックルの応酬、藤田は急所攻撃でKENTAを
  ダウンさせて、コーナーに追い詰めると客席を煽ってから
  フェイスウォッシュを何度も。最後には顔を踏みつけるオマケも。
 ★藤田が日高にタッチすると、日高はKENTAを赤コーナーに投げ
  返すように追いやり、丸藤を挑発。
 ★意識してなのかはわからないけど、藤田は前半KENTAをかなり
  集中して攻撃。ギロチン連発やローリングクレイドルも。
 ★丸藤側も藤田を集中的に攻撃。丸藤が花道で藤田を締めあげ、
  カメラに向かって歪む藤田の顔を見せつける。
  リングに戻ると今度はKENTAが先ほどのお返しとばかりに
  藤田に顔面ウォッシュ。藤田を応援する人が多かった北側の
  リングサイド席に向かい、彼らからのKENTAへのブーイングを
  自分から煽ったかと思うと、馬鹿丁寧なお辞儀をしてみせる。
  逆にKENTAへの応援が多かったステージ席から大歓声。
 ★藤田と日高の連携は今日も見事だったと思う。
  藤田がドロップキックを受けそうになったところを
  日高が突き飛ばしてよける場面も。
 ★日高はドラゴンスクリューでKENTAを転がして足4の字。
  かなりKENTAの足を痛めつけようと粘ったがロープエスケープ。
 ★丸藤がコーナートゥコーナーで日高を狙うも、これは藤田が
  阻止。丸藤組を応援する人たちからはブーイング。
 ★藤田はいつもの「さようならーッ!!」の叫び声付きの
  ツームストンを丸藤に決める。でもその藤田の声が聞こえない
ほど会場の声援が凄い…

もうね、何とか覚えてるだけでこのくらいはあるんですが、
覚えてないというか、ちゃんと細部が思い出せない凄い場面が
何倍も何倍もあったわけです。
どちらのチームもタッグとしてこなれている上、こういう相手だから、
試合権利がない方も殆ど休んでいない。いられない。
うかうかしていると観る側もどっちに権利があったのかわからなく
なるし。
25分経過したあたりから更に技の攻防が激しくなり、
日高のショーンキャプチャー、藤田のボーンヤード、丸藤の不知火…
KENTAはかなり技を食らってカウント2まで何度か聞いたけど
粘りました。
30分過ぎには4人すべてがリングでのびている死屍累々状態も。
KENTAのジャーマンを藤田が2カウントで返した時には、
もう一度逆転が…!と願いました。
ここまでやったからこそ、勝ってほしいと思いました。
こんなに素晴らしい試合をしたんだから、だから勝ってほしい。
でも残念ながら、勝利は藤田たちのものにはなりませんでした。

試合後、ダウンした藤田のもとに、義人らのZERO-1勢がさっと
駆け寄る。
ようやく起き上がった藤田は悔しさに歪む顔を隠せない。
何か叫んでいたようにも、泣いていたようにも見えました。
と、日高が藤田をしっかりと抱く。藤田の肩に顎を乗せるように
してしっかりと抱きしめる。
藤田がロープに寄りかかって座り込んでいる時も、
よろめきながら立ち上がった時も、とにかく日高が藤田の傍らを
全く離れようとしない。腕を藤田の首から肩にぴったり添わせて
彼を自分のところに引き寄せるようにして、離れない。
日高も勿論、悔しさいっぱいの顔をしているのだけれど、
藤田を庇うようにずっと、しっかりと傍にいるその姿を見ていて
少し涙が滲みました。写真はその時の二人です。

リングに膝をついた藤田と、寄り添う日高の前に
丸藤が同じように膝をついて向かい合う。KENTAも傍に。
丸藤は「もう一度やろう」というように1本指を立てて
みせたあと、おもむろに右手を藤田に差し出しました。
丸藤を見やる藤田。その藤田を見守るような日高。
結構長いこと、丸藤は手を差し出していたと思います。
藤田も、手を出すかに見えたのですが、結局は出さず。
何か、首を横に振ったように見えました。
無視したわけではなく、今はまだ握手できない、というような
感じに思えたけど、どうだったんでしょうか。

表彰式、勝利者インタビュー、そして参加選手全員での記念撮影。
それが終わって次々と選手がリングを降りていったあと、
二人だけ残った丸藤とKENTA。マイクを持つと、
「おい、オッキー。ちょっとリングに上がれよ」と。
何を言うのかと固唾を呑んで見守る観客の前で、オッキーに向かい
「オッキー、あんたが責任もってこれを星川選手に渡せよ」

それは優勝賞金の100万円でした。
みるみるうちに歪むオッキーの顔。会場からは大きな拍手。
試合の素晴らしさに、4人のファイトに感動し、
応援した日高と藤田が優勝できなかったことがとても悔しく、
でも試合後の2人の強い絆を感じさせるその姿と、
最後のこの丸藤・KENTAの行動にまた感動し。
当初は見る予定のなかったこの二日めを会場まで観に来て、
本当によかったと思いました。
さあ帰るかと振り返ると、涙脆い相方は目を真っ赤にしてましたw
***************************************************
いやもぅ、本当にいい大会でした。
色々な団体の選手が参加することの意義が十分に感じられ、
楽しくも感動的な試合を堪能することができました。
プロレスって本当にいいですね

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気が付いたときでいいです (dai100)
2005-05-09 02:20:49
悔しい→感動の理由が分かりました。おれのなかでは藤田ミノルは新日本に体重130kgの超ヘビー級としてあがっていた時の印象があって、すごく弱々しい感じだったんですよね。健介にボコボコにやられた記憶も。みちのくではすげぇ頑張っていたと聞いていたので、丸藤KENTA組といい試合ができるまでに成長したのかな。

おれもその場にいたら潤んでいたかも。ノア組は最後いい事をした!
お疲れ様でした! (りつ)
2005-05-09 02:32:14
私もりらさんとまったく同じこと思いました~!

藤田は『握手しなかった』んじゃなくて

『今はまだ握手できない』気持ちが痛いほど伝わってきて・・・

こっちが苦しくなるくらい。



本当に今日は行って良かった!最高でした。
本当に (りら)
2005-05-09 11:52:29
内容も締めもでした。今日もまだ余韻に浸ってます。



>dai100さん

はい、思いつけるようない頭を絞ってみますw

藤田は試合の盛り上げも上手いし、日高とのタッグが本当にイイ。

昨日の二人を思い出すとまだウルウルきちゃいます。



>りつさん

りつさんもそう思った? やっぱりあれはそうだよね。

あの時の藤田の表情…見ていて本当に切なくなりました。

昨日観戦に行ったのは大正解でした!

りつさんも書いてたけど「プロレスって最高!」と実感させてくれて、

その気持ちをそのまま家に持ち帰らせてくれる大会でした。
Unknown (あんちゃん)
2005-05-09 18:00:37
2日分の観戦記お疲れさまでした。当日のメイン、試合終了後はいろいろありすぎて語れませんが、やっぱプロレスっていいですね。
南側 (りら)
2005-05-09 19:19:46
>あんちゃん

南側の席はよく見えましたか?

北のステージ上の席は見え方という点では最悪でした^^;

一番前以外はステージ席はダメですね。

ずっと立ち見でしたが、長く感じない興行でした。
Unknown (あんちゃん)
2005-05-09 20:46:51
私の席は、座ってると柱で青コーナー&段差が少なく見づらいので、最後まで立ち見でした。でもまったく苦にならないいい大会でしたね。会場を出ようとしたら、KENTAがオッキーを連れて売店まで来てましたよ。携帯サイトのインタビューで「今回はいろんな意味でNOAHに泣かされたけど、次は恩返しのつもりで泣かします」だって。来年もやらないかな?これから録画したやつを見て、また震えてきます。
泣きましたよ。 (リングの魂)
2005-05-09 21:45:43
昨日はこの結末を読んだとき、思わず涙ぐみましたよ。素晴らしいですね。新生ゼロワンが軌道に乗り始めて、オレの中で星川のことは忘れかけてました、でも今でも病床で闘ってるんですよね。会場にいたら間違いなくオッキーと同じく号泣してました。

体を張って闘うレスラー同士、団体の枠を超えた友情って、やっぱあるんだよ。

優勝した丸・KENはもちろん素晴らしいが、藤田組もよかった。そうでなければこんなにいい試合にはならなかった。そして、参加した全選手がよかったからこそ、ディファカップはこんなに盛り上がったのでしょう。

そして、星川選手の一日も早い回復を、叶うならリング復帰を祈ります。



生で見れて羨ましいですよ(笑)
星川選手 (りら)
2005-05-09 23:05:15
>リングの魂さん

星川選手は今はもう実家近くの病院に移って、リハビリを頑張って

いるそうですね。昨日、会場にいた人は皆彼のことを思い浮かべ、

感動とともに色々なことを思ったんじゃないでしょうか。



今回は本当に生観戦できてよかったと思いますv
3位決定戦 (ラズロック)
2005-05-10 00:02:10
メインに関してはもう何も言うことないです。

あえて一つ言わせて貰えば、

藤田を手放した新日は○○だなあと(○の中には好きな言葉を入れてね



3位決定戦、いつ負傷したのかわかりませんでしたけど、とにかくスパンキーの動きが悪すぎでしたね。

あれならカズと論外と出てもらったほうが良かったかも。

相手のシーサーも想像以上にイマイチ。

同日のドラゲの興行があったから仕方ないのかもしれないけど、年に1回あるかないかの大舞台なんだからもう少し動ける選手を派遣してほしかったなあ。



まあ3位決定戦の不満なんてメインで全て吹っ飛んだんですけどね(笑)
終わりよければ (りら)
2005-05-10 00:33:47
>ラズロックさん

ラズロックさんが絵文字を使うって、何だかすごく新鮮ですよ^^



新日がなぜ藤田を手放したのかわかりませんが、あそこはジュニアの

扱いが総じて○○ですから、藤田のためには出てよかったですね。

おかげで日高という得難い相方を得たわけだし。



シーサーとタイガーEは見かけ倒しっぽくなっちゃいましたね。

なぜシーサーだったのかは本当に不思議です。

終わりがあまりに素晴らしいメインで、さらに素敵なエンディングまで

あったので、もうすっかり忘れかけてますがw
藤田 (dai100)
2005-05-10 00:47:43
気づいてくれてありがとうございました(笑)



藤田が新日本に絡んでいた時は、「勝手に」乱入してたんですよ(笑)。誰の許可もなく土足でリングにあがってアピールし続けたんですよ。あちこちの土地に自腹で出かけて。それで、長州、健介が切れてブルーウルフとかと試合をしていた記憶がある。トップとやらせろって言ってたから、ひどい事になっていた。手放したと言うより、藤田が自分の甘さを理解して帰っていったといった感じですよ。あの時って大仁田とかあの辺りのことだったっけ?
いえいえ (りら)
2005-05-10 09:44:46
>dai100さん

やっぱりご縁があるんですよ、ってことで(笑)



勝手に乱入ってすごい藤田らしい…生で観てみたかった。

そのあたりの時期は私は伝聞や記事でしか知らないんですよ。

ラズロックさんとかリングの魂さんはご存知なんじゃないかな?

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