和納中37年入学

同級生と和納と旅行をアップ。誰だか分かる?

和納方言200連発

2011-08-17 07:16:53 | 日記

私には娘が二人いますが、家でも方言をまったくしゃべりません。今の若者はネット世代なのか書き言葉が標準語のせいなのでしょう。50音で表現が難しく抑揚がポイントです。西蒲原でも上と下、西と東ですこしずつ違いますが、和納に限定した方言を文献も参考に拾い出しています。めざせ300連発です。それにしてもBSNラジオの「今すぐ使える新潟弁」に爆笑です。和田アキ子の「笑って許して」を新潟弁で歌っていました。「♪わろてかんべして わろてかんべして・・・・」  あはははっ かんべして
写真は#193 ぼて (竹で編んだ篭 雑魚すくい必需品)


 方言と(その意味、標準語)   活   用
1 あいさ えぇーさ (物と物の間 隙間) これこと そのあいさ入れんのぁて (これをその間に入れるんですよ) 「なかさ とも言う」
2 あいどり あえどり(餅つきの相棒 相取り) なぁ あいどり せぃや (あなたが餅つきの相棒しなさい)「杵で搗く度に、臼の中の餅を整える役 役目」
3 あいまち・えぇまち (怪我 けが 過ちの変化) ぶつかって あいまち したってや (ぶつかって怪我したそうだ)
4 あいら (あの人たち あいつら) あいら なぁしてんだやぁ? (あの人たちは何をしてるんだろう?)
5 あか あかっこ (赤ん坊) あか ぶえやぁ (赤ん坊を背負いなさい) 「あかは あ  あかっこは かっこ にアクセント」
6 あがる あがり (仕事、学校を終えて帰る) 今日 早あがりして来たいや (今日 早退してきたよ)  へぇ あがってきたけ?(もう帰ってきたの?)
7 あく (灰) よろぶちのあく ぃじょすと しょんべたれっろ (いろりの灰をいじっていると 寝小便たれるよ)
8 あくと (踵 かかと 靴のかかと) あくとが やめんのぁてばね (かかとが痛いんですよ) 
9 あぐし (あぐら) ほれ あぐしかけてー (さぁ あぐら かいてもいいですよ)
10 あさげ (朝 朝方) あさげ 雨ぁ降ったみてぁのぅ ちとぬれてっれや(朝方 雨が降ったようだね 濡れてるよ) 「ばんげ 晩方」
11 あっさぁーっさ (あれ しまった OOPS!) あっさぁーっさ 忘れてきたいやぁ (しまった 忘れ物したよ)
12 あしたさげ (明日の朝) あしたさげのぉ えんぞそーじあれぇ (明朝はどぶ掃除ですよ)
13 あせもん (あせも 汗疹) あっちゃて あせもんができたてぇー (暑くて汗疹ができたよ)
14 あたける (こどもが騒ぎまくる) こらぁ あちさんちぃ来てあたけてんのんねぇろぉ (こら よその家に来て騒いでちゃぁだめよ)
15 あちさん (よその人 よその家) あちさんのあすけ あたらんのぁよ(よその人の物だから触らないでね)「幼児に向かって使う」
16 あつける (人に預ける、持たしてやる) おめさんの あつけてやったれー (あなたのものを 誰かに持たせてやったよ)
17 あっきゃー (あれっ しまった OOPS!) あっきゃー だめぁねっかぁ だべろぉ(あれっ ダメだね) あっちゃぁー ともいう
18 あっこ あっこらへん  (あそこ あのあたり) よぉみれてぇ あっこにあんねっか (よく見なさい あそこに あるじゃないか)
19 あったてんがのぅ (こういう話があったそうだ。) あったてんがのぅ じさとばさが・(こういう話があったそうだ じいさんとばあさんが・)「子供に昔話を聞かせる冒頭」
20 あったらもん(可惜:あたら 惜しい もったいない) やぃいやぁ あったらもんで ぶちゃらんねこてまぁ (もったいなくて捨てられないよ)「~こてまぁ は当然を強調」
21 あっらこてやぁ あいだこてや (あれだよ) まぁ、あっらこてやぁ (まぁ ほれ あれですよ) 「うまい言葉が出ない時のつなぎ」
22 あっぱ (うんこ 大便) 固い棒状=ねんぼ  あっぱんじゃ いってきた (便所に行ってきた) 「あっぱこく と言うが ねんぼこくとは言わない」  古文池上孝先生は授業でこう言った。「あの楊貴妃だって あっぱこく。美しい顔で楊貴妃豚を喰い」
23 あっぱこ (悪い子 くそガキ) あっぱこんなってんのんねぇろ(悪い子になったらだめだよ)
24 あてんこ (よだれかけ) あかに あてんこせいや (赤ん坊に よだれかけをしなさい)
25 あめる あめち (禿げる はげ頭) しかぁーもみねこまに あめてきたのぉー (長いこと見ないうちに 頭が はげてきたね) 
26 あに あんにゃ(さ) (長男) あんにゃら?おじら?(長男?それとも次男?)「あには あ、あんにゃさは にゃ」にアクセント、次男を「もしかあんにゃ」=英国王室ヘンリー王子の「スペアspare=予備」

27 あね あねさ(あんにゃの嫁 長女) わーちのアネ (うちの長男の嫁)「あねは あ、あねさは ね」にアクセント
28 あののぅ あのやぁ (あのねえ 呼びかけ) あののぅ それしんなってや (あのねぇ それをしたらいけませんよ)「人に呼びかけるとき言う」
29 ありご (蟻) ありごぁたかってっれぇー(蟻がたかってますよ)
30 あわぼこ (泡 あぶく) あわぼこぁたってきたれや(泡が立ってきましたよ)
31 あんげ こんげ そんげ(あんな こんな そんな) あんげいっぺことこうてくんなて(あんなに沢山買ってきたらだめだよ)
32 あんべ (按配 塩梅 具合 体調) 天気でいいあんべあのし(いい天気でよかったね) あんべわーれんだってや(病気だそうだ。)
33 いいもち(家持ち、分家) ○○ろんのいいもちら(○○さんの家の分家だ。)
34 いーっかまぁ (これこれ こらこら おやまぁ) いーっかまぁ そんがんことせぇば だべぁねっか (これこればかたれ そんなことしちゃだめですよ)「=親しみを持ったたしなめ」
35 いぐ (行く) じっき いぐろ (もうじき行きますよ。)
36 いさけ (諍い けんか) いさけしんないやぁ (喧嘩してないでね)
37 いじくる いじょくる(いじりまわす むやみに触る) いじくって こすなよ(触りすぎて 壊さないでね)  変化=いじょす→じょす→ちょす
38 いしゃろん (お医者様) いしゃろん いったほうがいいれ(お医者にかかったほうがいいですよ。)
39 いつもつする (まごまごする) いつもつしてんないやぁー (まごまごしないで、てきぱきしてね)
40 いっち (一番 ) いっちさきんなった(一番先になった) いっちしまい(一番最後に) なぁがいっちいとしげろ(あなたが一番きれいだよ)
41 いっちんち(一日中 終日) いっちんちあめぁったぃや(一日中雨だったよ)
42 いっぷく (一服 一休み) いっぷくしょうれ (一休みしましょう) 「タバコは吸わなくてもよい」
43 いっぺ いっぺこと (いっぱい たくさん) いっぺつくったのぅ (いっぱい作ったね。)「強調するときは いーっぺ いーっぺこと と伸ばす」
44 いとしげ いとーぉしげ (愛しい きれい かわいい) ば~か いとーぉしげん なったね(ずいぶん きれいになったね =伸ばすほど強調)
45 いんが (犬) いんが ぼうえぃや   (犬を追い払え)
46 うすら うすらばか(ばかもの *薄ら=弱弱しい) うすらぁーこてや (ばかものだよ)
47 うまげ んーまげ (うまそう おいしそう) ばーか んーまげぁねっか (たいへん おいしそうですね)
48 えーぶ えんでく (歩く 歩いていく) ちぃーけすけ えんでごれ (近いから歩いていこうよ)
49 えんぞ (どぶ 側溝) あしたさげ えんぞそーじあれ(明朝はどぶ掃除ですよ)
50 おうよ・おいよ (そうか) おいよ わかったれ (そうか わかりました)
51 おーだるこっぺぇ (部屋がひどく散らかってる) おーだるこっぺぁねっか(ひどく散らかってるね)略して「おーだる」ともいう  *「乱離骨灰らりこっぱい:めちゃめちゃな様」が語源か?
52 おが (私の 私が) それ おがのあぃや(それ私のです) おがするいや(私がします) You Yourは なぁ なぁが I Myは わぁ おが
53 おー(っ)ここ (おっとっと あらまあ OOPS !) おーっここ にぃーたったいや(おっとっと 鍋が煮立った)「今瞬間の自分の失敗の時:あっきゃ は近い過去」
54 おじ おじごんぼ かすおじ(次男 末弟) おじらすけのぉ (次男だからねぇ)「跡継ぎの長男に対し、相続できない哀れみを持った言葉」
55 おなごしょ(女性たち) おなごしょのあつまりらて(女性たちの会合ですよ)
56 おば (女姉妹 次女以下の娘・オジの対 ) 子供はオバばっからて(子供は女姉妹ばっかりです) あねら?おばら?(長女?それとも次女?)
57 おめさん おめさんたち(あなた がた) おめさん きてくんなせや (あなたが 来てください)「おめ=あなたyou  の丁寧語」
58 おやす (終える 卒業する) へぇ 学校おやしたこてまぁ 19らてばね おめさん (もう卒業しましたよ 19歳ですからね)
59 おろす (叱る 怒る) つぁあつぁにおろされる (父さんに叱られる)
60 かがっぽい (まぶしい) かがっぽてめーねいや (まぶしくて 見えないよ)
61 がきん(に)なって (必死になって) がきんなって走ったて (必死になって走ったよ)
62 かくし (*隠し=ポケット) かくしいっれ(ポケットにいれなさい)
63 かずく (背負う 肩に担ぐ) もたんねっけ かずいてげぃや(持てないから背負っていきなさい)
64 がた ぐゎた (はらわた) 魚のがたとれ (魚のはらわたを出してくれ)
65 かたがる かしがる (傾く) ちーと かたがってんのぅ(ちょっと傾いてるねぇ)
66 かたねる (肩に乗せて担ぐ) こやしおけ かたねてったれや(糞尿の桶を天秤棒で担いで行ったよ) *「担げる=肩で担ぐ」の変化か?
67 がっと (大変 すごい 非常識に) がっとな事故(大変な事故) がっといっぺこと(たいへん多くの) がっとあね(すごいね、非常識だね) 
68 かねっこり (つらら) かねっこり 折ってしゃぶったれや(つららを折ってしゃぶったよ)
69 がめる (ちょろまかす 盗む) がめんなよ (ちょろまかすなよ)「ぎる も同意」
70 かんべ (勘弁 ごめんね) きんのは かんべの(昨日はごめんね) かんべせいや(許してね)
71 ~らてがんに ~だてがんね(~なのに) ♪「ぼんだてがんね ナスのかわのぞうせぇらぁ」(あぁ盆なのにナスの皮の雑炊しか喰えないよー。新潟甚句blues)
72 かんもす(かき混ぜる) あんまかんもすと豆腐がくずれってば(あまりかき混ぜると豆腐がくずれるよ)
73 きんか (聾者 つんぼ) へぇ きんかんなったて(年取って 耳が聞こえなくなったよ)
74 きんの きんな (きのう昨日) きんなのまんまぁすけ かぁーてれ (昨日のごはんだから固いよ)
75 くさ (腫れ むくみ) えんぞへ落ちて足にくさぁきたっけ えーばんねぃやー(どぶに落ちて足が腫れて歩けないよ)
76 ぐっつら (たくさん) ぐっつら くてくらっしぇや (たくさん食べてね)
77 くらすま (暗い所) くらすまね本読むないやぁー (暗いところで本読まないでね)
78 けぇっぱり (川に落ちる) きんな けえっぱりしたいや(きのう川に落ちて服ずぶぬれだったよ)
79 げつ げっぽ(ビリ 最下位 *けつ=尻 最後) いっつもげっぽあすけ しょうしぃてばね (いつもビリで恥ずかしいですよ)
80 けなりぃ (うらやましい *け(異)なり=珍しい ひとんの けなりがってんなぃや (他人の物を羨ましがってはダメだよ)
81 けぶ けぶってぇ(煙 煙たい) タバコがけぶっていや(タバコが煙たいよ)
82 けやす (消す) ひ けやしたけ?(火を消しましたか?)
83 こーれー (買いますよー) こーれー(買いますよー) 「なんか屋(駄菓子やおもちゃの店)」での挨拶 (こーれーこーれー茶碗のこーれー)」
84 こいば (来たならば ~すれば) こいばいいてがんねのぉ(来ればいいのにねぇ) あめぁふってこいばいがんがー(雨が振ったら行かないよ)
85 ごうぎ (強気 とてもすごい) ごうぎなうち たったれや (とてもすごい立派な家を建てたんだよ)
86 こうて (買って) あれこと こうてきてくんなせや (あれを買って来てください)
87 こおもり (こうもり傘) ふってるすけ わーちのこおもりさしてがっしぇや(雨降ってるから、うちの傘をさして行ってね)
88 こく(やたらすべきでない事を、遠慮なく人前ですること)   屁こく。うそこく。びっくらこく。しょんべこく。ねぼこく(寝坊する)
89 こくる こうげる  (ごしごしこする こすって取る) ふろへぇって あかこくってこいや (ふろであか落としてきなさい) なべこうげる(鍋こすってきれいにする)
90 こくれん (とうもろこし) こくれんうでたっけくてがっしぇあ いっぺかっしぇや(とうもろこし茹でたので食べてってね。たくさん食べて)
91 ごぉがにぃる (頭にくる ) ごぉがにぃておーとら (頭にきて怒り心頭許せない。「ごぉがにぃてごぉがにぃて」と2回繰り返すと強調形)
92 こざく (こぎわける) 雪 こざいて いぐろぉ (雪をかき分けて 行こうよ 行くよ) 
93 こぉす (壊す) こぉさんでくれよ こぉすないや(壊さないでね)
94 こちょまっこい (くすぐったい) こちょまっこいてば しんないや(くすぐったいよ やめてよ)
95 ごっつぉ ごっつぉあったれぇ(ご馳走さまでした) きんのは、ごっつぉんなったれー(昨日はご馳走様でした。)
96 ~こて ~こてや ~こてまぁ (当然~だよ) そらこてまぁ (当然でしょ 当然そうでしょうとも) やらこて(当然いやでしょう)かつこてまぁ(当然勝つに決まってる)
97 こないさ (この前 先日) こないさは ごっつぉあったれ(先日はご馳走様でした) んーま こないさ(つい先日)
98 こびり (小昼こびる おやつ) じっき こびりあろ(もうじき おやつだ)
99 こやし  (肥料に使う糞尿) こやし 桶に汲め (便所の糞尿を桶に汲め)
100 ごろめる (転ぶ ころがる 横になって寝る) こーうぇすけ ちとごろめるぃや(疲れたから一寸横になるよ)
101 こわい (疲れた) あーこわ(いやぁ疲れた) へー こーわなったいやぁー(もう疲れたよー)こーうぇておーとら(疲れて大変だ)
102 こんつぁらがん(こんなもの)そんつぁらがん(そんな・) こんつぁらがん いらんすけほーつけなげてこいや(こんなものいらないから投げ捨てて来なさい) すっつぁがん とも
103 さぁーっさ (おっと失敗 OOPS!) あっ、さぁーっさ あれ忘れてきたて(おっと失敗。あれを忘れてきてしまった。)
104 さーめ さーべ(寒い) さーめなったのぉ(寒くなったね。寒いsamui→寒ぁーめsa-me。 iで終わる形容詞は eえ に変化。赤いakai→赤けa-ke)
105 ざい ぜぇ (うす氷) ざいがはったろぉ (薄氷が張ったよ)
106 さんじゃくもん (畑の肥溜め) くーれすけ さんじゃくもんにおちんなよ (暗いから肥溜めに落ちないでね)
107 さんじょっぱらぃ(いいかげんで後始末しないこと) さんじょっぱらいにしてぐなよー (後始末するんだよ)「三条商人の商いの仕方の悪口から?が有力」
108 しか(ー)も しかもか(かなり ) しかもか えーぶの(かなりの距離 歩きますよ)
109 ししがついた (ふとった *しし=肉) ちぃとみねこまに ししがついたね (ちょっと見ないうちに太ったね)
110 しっぺた (尻) しっぺた はったくろ (尻 たたくよ)
111 しとぶつ((水をまく) 菜にしとぶってきたて(菜っ葉に水くれして来た)
112 じぶん (時分 ちょうど良い時刻) じぶんがいいすけ きてくんなせや(ちょうど良い時刻なので来てください。 時分遣い:ころあいを伝える使者)
113 じぶん (自分:わたくしのほか、聞き手のあなた) じぶんもそらったぁ? (あなたもそうだったの?)
114 しみる (凍る:アクセントは み) しみわたり あしたさげ しみっろ (明日の朝は凍るよ)  しみわたりした(凍った雪の上歩いた)
115 じ(ー)み (みみず) それ あっぱじーみぁねっか (それはダメなミミズだよ)
116 しゃべくる(うるさくおしゃべりをする) ようまぁあきねでしゃべくってんのし(よくまぁ飽きないでいつまでもうるさく話してるねぇ)
117 しゃべっちょ (おしゃべり) しゃべっちょこきあっけ やあぃや(おしゃべりだから やだわ)
118 しゃぐ ひゃぐ (たたく はたく) いっかまぁー しゃぎつけっろ (こらーばかたれ 叩きつけるぞ)
119 しょーしぃ (笑止:恥ずかしい) やーぁら しょーしら (やだなぁー はずかしいわ)
120 しょったれこき (ぶしょう者) しょったれこきいーわんねよにそーじせぃ(無精者と言われないように掃除しなさい)
121 じょーんならん (手に負えない) ひとりあば じょーんならんの (一人では手に負えないですよ)
122 しょんべ (小便) しょんべこいてくる (小便してくるよ)
123 じょんのび (ゆったり リラックスした) じょんのび しぃいぐけ?(ゆったり、楽をしに行きますか?)
124 ずる (動く 移動する) まぁちぃーとばかそっちかたへ ずれっや(もう少しむこうに動きなさい) バスがずらんてや(バスが動かないそうだ)
125 ずくし じゅくし (熟柿 じゅくしがき) ずくし んーめろ?(じゅくし柿 おいしいでしょ?)
126 ~すけ ~っけ(~だから) しょうしすけいがね(恥ずかしいから行かないわ) あっちぇっけまどあけれ(暑いから窓開けてね) →だぁすけ(だから)
127 すっけぇ (酸っぱい) ちぃとばか すっけぇのぉ (少しばかり 酸っぱい味だね)「形容詞の語尾の iが eに」
128 せんち (雪隠 便所) せんち だっかはいってっけ?(便所に誰か入ってるか?)
129 そら そーいんだ そーいんらて(そうなんですよ) そーいんらて(そうですよねぇー。あなたの言うとおりですね) そらこてまぁ(そうだよ。当然でしょう!)そういぁんさ(そういうことだよ)
130 ぞーける みぞける (雪、氷が解ける) 道がぞーけてきた (道の雪が解けてきた)
131 そーせば(それでは そうすれば) そーせばけぇるわ(それでは帰ります。) そーせばいかったねっけ(そうすれば良かったでしょう?)
132 そろっと (そろそろ、じきに) そろっと始めっかね(そろそろ始めましょうか)
133 だぁすけ だっけ (だから) だぁすけ おがゆーたねっか (だから 私が言ったでしょ?)
134 たがく (持つ、抱える) そっちたがいてくらっしぇぁ (そっちを持ってくれませんか)
135 だっくらした (安心した) ばーか だっくらしたいや (大いに安心して楽になったよ)
136 ~たった(~していた) さけのんだった のんでたった(酒を飲んでいた) いさけぇしったった(けんか喧嘩をしていた)
137 だてこき (伊達こき おしゃれ) じーちゃん だてこきらね (じーちゃん おしゃれですね)
138 た(ん)まげる (魂消る びっくりする) おーここ たんまげたぃや (あらまあ びっくりしたわ)
139 ためんじゃ (どぶの溜まり) ためんじゃへ落ちた(どぶ溜まりに落ちた)
140 たらかす (誑かす たぶらかす だます) 人たらかすよーなことしんなよ (他人をだますようなことをしないでね。)
141 たれもけ たれこち(たれそうになる) しょんべ たれもけぁて(小便が漏れそうだ)
142 だんだんはや (こんばんは いろいろとどーも) だんだんはや たらいちげぇーにおーやっかいんなってんのし (どーもいろいろとお世話様です)「主に夜の挨拶」
143 ちご(違う) ちごてぇ(違いますよ) ちごれぇ ちごわや ちごわね ちごてばね 
144 ちーと ちーとばか(少し 少しばかり)  まぁ ちーと あーめぇてもいいね (もう少し甘くていいね)
145 ちょうーにん(町人:農家でなく勤め人の家) ねら(なった)町人はいいのぉ (きみたち勤め人はいいねぇ)
146 ちょんぼ(男のちんちん 男性器) てちょんでこいて(何ももたずに手とちょんぼだけで来てね)「ちょんちょん ちょんぼことも言う。女性器は まんじょ」
147 つぁあつぁ (父さん) つぁあつぁにおろされる (父さんに叱られる)「対して母親は かか」
148 でぇー(どれどれ ちょっとちょっと) でぇー おがすっけかわれぃや(どれどれ私がするので代わりなさい)
149 てもずら (手仕事) ひまらすけ てもずらしてみたこて(ヒマだから 遊びで手仕事して作ったんだよ)
150 でんぐりかえる (転んでひっくり返る) みちばたね でんぐりけぇったいや(道でひっくり返ったよ) 「でんぐらがえる とも」
151 ど (小さい堀、川) むかしは どねしめあろたて(昔は川でおむつ洗ったよ)
152 どいぁんだ?(どういうことなの?) どいぁんだそれ?(いったいどういうことなの?それは)
153 どうしょば (どうしたらいいだろうか?) おここ どうしょば(あらまぁ 大変 どうしたもんだろうか?と自問)
154 とっぱづけ (偶然) とっぱづけあっけ かんべせぃや (わざとじゃなく偶然だから許してくれ)
155 とっぺつもねぇ (思いがけない とんでもない) とっぺつもねぇ話ぁて (思ってもみないとんでもない意外な話だよ)
156 とぼる (燃え尽きる 消える) ローソクがとぼらんうちに替えれよ(ローソクの火が消えないうちに取り替えなさい)
157 とんがらがす(口を尖らす) かかが 口とんがらがしったて (女房が口を尖らせて怒っているよ)
158 なー なった ねら(You君 あなた 君たち) なーちいごれ(あなたの家に行こうよ) なーばんだろ(君の番だよ) なったは複数形 Weは わった
159 なーした?(どうした?) おがなーしたってけぇ?(私がどうしたっていうんですか?)
160 なく ないてる(湿ってねばねばする) あっちゃてあめ玉がないた (暑くてあめ玉が溶けてねばねばしている)
161 なじらね?なじらてあんさ? (どうですか?) じーちゃんなじらねぇー(なじれぇー)? (じいさん、ご機嫌いかがですか? 調子はどうですか?)
162 なす (済す 借りたものを返す) んーまなすっけちとかして(すぐ返すからちょっと貸してください)「済す時の閻魔顔:金を借りる時は笑顔だが・・・」
163 なにねぇ?(えっ!なんだって?) なにねぇ だがそんげことゆうた?(なんだって?誰がそんなこと言った?)
164 なんばん(南蛮 とうがらし) なんばん焼いてショーユつけっとがっとんーめれ(とうがらし焼きショーユつけると大変うまい)
165 にぃー  にぃーがしる(におい 腐った臭いがする) えんぞのにぃーがする (どぶの臭いにおいがする)
166 にらいさま (如来様 仏様 仏壇) にらいさま まいってごぉ (仏壇 お参りしてから出かけてね)
167 ねまる (横になって一寸休憩) ちと ねまってたんだて (ちょっと横になって休憩してました)
168 ねぼ ねぼこき (朝寝坊) ねぼこいて遅れた (朝寝坊して遅れてしまった)
169 ねんぼ ねんぼっころ(固い棒状うんこ) いんがのねんぼふんだいやぁー (犬のウンコ 踏んじゃったよ) まぁひとねんぼでそげら(もう一本出そうだ)
170 のめし のめしこき(なまけ者 あんちょこ) のめしこいてんなよー (怠けてるなよ) のめし見る(あんちょこを見る)
171 ~ば ~べ(~する?否しませんよ) だがこうてば おめさん(誰が買うでしょうか?買いませんよあなた) だがいごば(誰が行くだろうか?行かないよ)
172 ~ばいかった(~ならばよかった) せぇばいかった(すれば良かった)いがんばのおぉ(行かなけらば良かったのにねぇ)「動詞+ば=行動を後悔した時」
173 はっこい はっけぇ(冷たい) はっこい水のみてぇのー (冷たい水が飲みたいよー)
174 ばーか ばかげに (たいへん とても) ばーかいいのぉー (とても良いです) ばかげねいいてんきらのぉ(大変いい天気だね)
175 はか (進みぐあい はかどり 捗 量)  はかがいった (仕事がはかどった)酒のはかがいったて(酒たくさん飲みましたよ)
176 はつめ (一生懸命で器用な 上手 利巧な) はつめらのぉー (一生懸命で上手ですねぇ)
177 ぱっちゃん(子供のめんこ 大人の賭け花札) ぱっちゃんして遊んだ(めんこで遊んだ。 賭け花札した。)
178 はらくち (満腹 *くちい=腹がいっぱい) まんま いっぺこと くーて はらくちら (ご飯たくさん食べたので満腹だ)
179 ばれる(おぶさる 背負われる) ぼんござんなって寝たすけばれてけぇった (最後まで飲んでて寝たので 背負われて帰った)
180 はんばぎのぎ(慰労会) はんばぎ(きゃはん) けぇったら はんばぎのげしんばねぇの (帰ったら慰労会しようよ)はんばぎ(=*はばき、きゃはん、ゲートル)
181 ばんがた(夕方) ばんがたんなっとさーめのし(夕方になると寒いですね。)
182 ひこ (ひ孫) おわへぇひこがいんのあれ (私はもうひ孫がいる年なんですよ)
183 ひとかたけ (一食分 一人分 少しだけ) なっぱひとかたけおいてぐれ(菜っ葉すこし置いてきますよ) まんまひとかたけ(ごはん一食分)
184 ぶう (背負う) あか ぶえやぁ (赤ん坊を背負いなさい)
185 ふっとつ (たくさん どっさり) なべに ふっとつ あるっけ いっぺくえや(鍋にいっぱいあるから、たくさん食べてね)
186 ぶちゃる びちゃる(捨てる) ごみこと かわへ ぶちゃってこいや(ゴミを川に捨ててこい)
187 へぇ へぇか?(もう もうなの?) へぇいぐけぇ?(もう行くのですか?) へぇしもたけ?(もう終わったのかい?)
188 べと (土 泥) べとんじゃら(地べた) べとだらけんなったれ(泥まみれになったよ)
189 ほげる (穴を広げる) まーちとほげれや(もうちょっと 穴を大きく広げなさい)
190 ほげつける(投げ捨てる) あっこにほげつけてあった(あそこに投げ捨ててあった)
191 ぼっこす ぼっこれる(こわす 壊れる) 十五夜まつりの灯篭ぼっこし思い出すのぉ (灯篭を壊しあう祭りを思い出すね)
192 ぼー ぼっぱす (追いかける 追い払う) 子供んころ ぼっぱしごっこして遊んだ (子供の頃追いかけごっこして遊んだ)
193 ぼて (魚を入れる口細のざる、かご) ざっこすくい(雑魚掬い)いぐっけぼてもちせぃや (網で魚取りに行くから篭持ちしてね)
194 ほーせば そーせば(それならば) ほーせば いがんばねぇこてぇ (それならば 行かなくてはいけないよ)
195 ほーつけ投げる (投げつける) あたまへきたっけ ほーつけなげたいや (頭にきたので投げつけたよ)
196 ほーらいやっ!(じゃんけんぽん) ほーらいやっ!まららいやっ!(じゃんけんぽん あいこでしょ) 巻では どーらいえっ! 新潟では ちぇーろぅーえす。
197 ぼぼ(赤ん坊) いと-しげなぼぼら(かわいい赤ん坊だ)
198 ぼんござ(飲んで最後までいる迷惑な人) ぼんござんなってんのんねーろ(最後まで飲んでて迷惑かけちゃだめだよ)
199 ほんねのう(ほんとですねぇ) ほーんねのう いーあんべらて(まったくねぇ いい具合ですねぇ)「相手に同意」ほーんね=伸ばすほど強調
200 まいみき めぇーみき(取り分 分け前)  なーのまいみきあろ (あなたのとり分です)
201 まき (巻き 血縁の一族) ○○ろんの巻きらて(○○さんの家の血縁一族なんです。)
202 まら (まだ) まーらあけ?(まーだですか?) まらいれて (まだ帰らないでください)
203 まるける (たばねる 束にする) いね まるけれっぃやー (稲を 束ねてくれ)
204 まるまっこい(丸い) おそなえ まっとまるまっこせいや(お供え餅 もっと丸くしなさい)
205 まんぱち(まぐれ いい加減) あれぁまんぱちなんど (あの人はいい加減なんだわ)
206 みば (見栄え 見た目 *見場=外観) みばわーれことしんなて んーながみてっろ (見栄えの悪いことをするな 皆が見てるよ)
207 みよける(卵が孵る) じっきみよけっろ(じきに卵が孵るよ)
208 むらかる (こんがらかる からむ 群る) 糸がむらかったいや (糸がこんがらがった からんだ)
209 めっこ めっこめし(半煮えのごはん) あっきゃー めっこあいやぁ (あれっ ご飯半煮えだ)
210 めーんち(毎日) めーんちめんちあいや(毎日メンチカツだよ) 「いっちんち=一日中」
211 もうぐれ(て)る (ボケる ばかなことを言う、する) もーぐれてんなてば (ばかなこと言うなよ、するなよ)
212 もうぞ(う) (寝言 たわ言 ばか者) もうぞ いー(こい)てんなて(理屈に合わないことを言うなよ) もうぞ!(この馬鹿!)
213 もうてなし (不器用な人 のろま) もーてぁ(が)ねーのー (不器用だねー)
214 もしかあんにゃ (次男) もしかあんにゃらて(次男だよ)「長男あんにゃに対し家督相続権二位の、もしかの時一位になる次男おじ」
215 もず(蝉セミの幼虫 ぬけがら) もずのあな(セミの幼虫が出た地面の穴)
216 もりこ (子守する人) もりこせいや (子守してくれ)
217 やけっぱた(やけど) やけっぱたした(やけどした)
218 やさかた (やすっぽい ちゃちな 優形) やさかたにできてる (安っぽいつくりだ)「優形は上品で優しいこと」
219 やぼ やぼこき (わがまま 無理をいう人) がっと やぼこきんのぁろ (たいへんな 無理を言う人だ) *野暮(やぼ 無粋であかぬけないこと)
220 やめる (中からズキズキ痛む 病める) ひざ(腰が)が やめて おーとら (膝がズキズキ痛くてたいへんだ) 「切り傷は:いたむ痛い」
221 やぁて やらて  (やだよ) そんがいーたって おわ やぁて(そんなこと言われても、私は いやです) 「や にアクセント」
222 やーあら (まぁ どうしましょう) やーあら かぶれったいや (まぁ どうしましょう カビが生えたわ)「あ にアクセント 一段高い声で」
223 やれまか やれもか(むりやり) やれまか のますっけ ぼんござぁて(むりに飲ましたので、最後まで帰らない迷惑な人だ)
224 よっぱら (十分に いっぱい 飽きるほど) ばんげ(晩)までいたっけ へぇ よっぱらん なったいや(晩遅くまでいたので、もう十分、飽きた)
225 よーて (てぬぐい) よーて かしてくらっしぇやー(てぬぐい 貸してください)
226 よーされ (夕さり 夕方) じっき よーされあろ (もうじき 夕方になるよ)
227 よむ (熟する) あの柿 へー よんで ずくしあろ(あの柿は もう熟して じゅくし柿になってるよ)
228 よろぶち(囲炉裏) よろぶちのあく いじょすと しょんべたれっろ (いろりの灰をいじっていると 寝小便たれるよ)
229 ~ら(~だ) そら(そうだ) やら(嫌だ) だめら(駄目だ) おがのら(私のだ) 「断定の だ→ら」になる
230 ~ろう(~だろう ~でしょう) そあろぅ(そうでしょう) ちごろぅ(違うでしょう)「予測と推量」の だろう→ろう
231 ~ろも(~だけれども) そあろもいがんねて(そうだけれども行けないよ) わーりぃろもきてくんなせや(悪いけど来てね)
232 ろーせ (留守番) ろーせしてくらっしぇぁ (留守番たのみますよ。)
233 ~ろん(~さん) かじろんのジーちゃん(かじやさんのおじいさん)「屋号の敬称。~ろん<~さ<~さま の尊敬順」
234 わった (We私たち) わった んーなまじめあっと(私たちはみんな真面目だったね) 単数は「わ I」でなく「お」となる
235 わーち おーち(私のいえ) わーちいごれ(私の家に行こうよ) 対は なーち(あなたの家)
236 んーま (すぐ じきに) んーまいぐれ (じきに行きます)んーまそこ(すぐそこ)んーまいま(たった今しがた)
237 んーめ んーめもん んーまげ(旨い旨い物うまそう) んーめもんくいいぐけ(旨い物食べに行こか)んーまげぁねっか(うまそうですね)「旨いumai→n-meとiがeになる)
238 ~んばね(~でなければならない) わったもいがんばねぇろ(私たちも行かなければならないでしょう)「動詞+否定+ばね」

文献
! 大久保誠 「越後 魚沼方言集」考古堂
! BSN「今すぐ使える新潟弁」www//


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