DANAS HAIR ダナ★スキャン

福島県郡山市 DANAS HAIR →
2022.3にメルボルン🇦🇺の市街地に拠点を移しました


◆カラーのひみつ◆

2017-02-18 23:07:33 | *ダナコラム*
ども。
 
MARIKAです。
 
 
趣味はバンジョー
 




 
 
 
・・・・と言いたいところですが、口で言う程やってはいません。
 
なのでほぼ上達もしていません。
 
でも大好きな事には変わりはないので、趣味のひとつに入れています。
 
 
その趣味に最近新たに加わったものがあります。
 
 
これです。
 
 

 
 
 
合気道です。
 

 
 
昨年からぼんやり興味を持ち始めて何となく道場を探し、見学に行き、すぐに申し込みました。
 
 
週二回、20:30から始まる社会人向けの枠で参加しています。
 
やり始めてから感じているのは
  

 
女性は全員やればいいのに 
 

 
この一言につきます。
 
 
合気道は素晴しい護身術です。
 
戦うのではなく、身を守る為に実に役に立つ実践的な武術だと確信しています。
  
弱い力でも軽やかに相手に大きな影響を与えるセンス。
 

今までどれほど無駄なエネルギーを使って、自分の体に苦労を強いていたのだろうと気付きました。
 
 
重いものを持ち上げたりする時に力の入れどころを知ると軽々と持ち上げられたりします。
 
介護にも役立つかも。

よかったら一緒にやってみませんか??
 
 

 
 
 
 
 






さて
 
ヘアカラーをご自宅でやられている方も多いかもしれません。
 
先日、サロンとは関係のない場で「おすすめのホームカラー剤はどれですか?」
 
という質問が飛んできました。

 
 
ズバリ申し上げます。
 


おススメはありません

 

 
 
勧める訳がないです。
 
 
毛髪内部で化学反応を起こし、タンパク質に影響を与える薬剤です。
 
わたし達美容師はしっかり学んで、国家資格を取得し、そこからさらに終わることなく講習を受け続けてお客さまに施術をしているのです。
 
それでも尚、うまくいかないことが起きたりする訳じゃありませんか。
 
しかも店頭に並んでいるカラー剤は、サロンにあるカラー剤とは別物です。
 
そんな薬剤を、これが良いですよと何の知識も無い方へおススメすることは、美容師として無責任極まりない行為です。
 
わたしにはそんなことは出来ません。
 
ホームカラーはやめていただきたいとしか申し上げられません。
 
なぜあんなものが簡単に購入できるのか、長い美容師歴をもってしても理解不能です。
 
メーカーも販売者も法で罰して欲しい位です。
 
 
 
少し強い言い方になりましたが
 
正直に、そのように感じております。
 
 
ホームカラーをこまめにやられている方の髪はもちろん、頭皮の状態をこれまで何度も診てきているので、どうしてもこれだけはバッサリと言葉で伐らせていただきました。
 
ごめんなさいね。
 
あ、でももしやむを得ず自宅で染められたあとでもどうか遠慮せずにご相談くださいね。(^^; (笑)


 
 
 



 
 
 
 
さてその毛染めに関して話題です。
 
 
 
ホームカラーをご自宅でやられている方の多くは
 
白髪が気になるから
 
という方なのではないでしょうか?
 
 
集まり事とか、人と会う予定があったりすれば尚のこと、恥ずかしいだけではなく、染めないことが相手に失礼に当たるような感じすらしてくるという人もおいででしょう。


しかし、あまりにこまめに白髪染めをしていれば、髪も頭皮も何らかの影響を受けますよね。
 
 
白髪染めは比較的パワーのある薬剤ですので、あまりに頻繁に行えば髪が傷むのはもちろんのこと、頭皮が乾燥したり、硬くなったりしていき、やがては髪が細く痩せていき頭全体が元気のない状態になっていってしまいます。
 
皮膚再生のサイクルが追い付かないんですね。
 

髪が減ってしまっては本末転倒。

 
 
何のために髪を染めるのか本来の意味すら見失ってしまいます。
 
 
ダナスでは、頭皮を大事にしたいお客さまへヘアカラーの塗布に工夫をしています。
 
 
白髪染めであっても、ご希望の方へは地肌に付かないように塗布するのです。
 
例えばこちらのお客さま。
 
定期的に白髪染めのカラーをしています。



 
 
 
生え際に白い毛が集中しているのがお分かりになりますでしょうか?
 
また、前回染めた部分が赤茶色になっていますね。

 
 
 


白い毛が集中しているゾーン

 
新しい毛が生えているゾーン
 
前回染めた赤茶色のゾーン



 
 
 

わたしがヘアカラーをするとき、Beforeの髪を画用紙に例えます。 

 
画用紙の色が異なれば、同じ絵の具で染めても同じ発色には仕上がらないですよね。
 
 
白い画用紙
 
黒い画用紙

 
赤茶色の画用紙

 
 
最終的に均一な色に仕上がるよう、それぞれ違う色の絵の具(カラー剤)を調合します。


そしてそれぞれの画用紙(髪)に染め分けて塗るのです。

 

 

 
そしてここからが今回お伝えしたいこと。
 
地肌に付かないよう、ギリギリのところに塗布します。

 

 
 

わたしたち美容師は修行中に、白髪染めは地肌からべったりと塗布するように習います。
 
そうでないと、丈夫な白髪に染まらないからです。
 
とくに根元は白髪が伸びるとすぐに目立ちますので、毛穴に入っちゃうぞーな位の勢いで塗布するのです。
 
 
 
写真のお客さまは、育毛メニュー『ドクタースカルプ』の施術をふだん行っておいでです。
 
せっかく本気で育毛をしているのに、カラーの時にまたダメージさせてしまってはもったいない!
 
ということで、若干白髪が伸びるのは早く感じるかもしれないけれどというデメリットもお伝えした上で、地肌ギリギリのところからお染めすることをご提案させていただきました。
 


 
 
 
 
それともうひとつ。
 
この美容室はちゃんとしているなーという指標のひとつ。
 
 
白髪染め後のシャンプーの時、ちゃんとお湯と馴染ませてているか。
 
 
わたし達はこの工程を“乳化”と呼んでいます。
 
イキナリお湯を直接あてるのは、実は髪に負担がかかります。
 
真冬にかけ湯をせずにお風呂に飛び込んだら、真水だった!キャー!
というくらいの負担がかかります。
 

すんごく簡単な例えですけども。
 
 
ちょっとづつ馴染ませながら流していればちゃんとした美容師です。
 
この工程で、地肌に付着したカラー剤をしっかりと落とすことも出来ます。
 

クッキーを作る際、バターに卵を混ぜる時も少しづつ加えますよね。
あんな感じのイメージです。

 
すんごく簡単な例えですけども。


 

 
 

 
そうしてのお仕上がりです。
 
均一で綺麗なピンクブラウンに染まりました☆

 

 

 


地肌にも付けていませんので安心です。
 
セルフカラーでは到底できないことです。

 
お客さまの5年後、10年後のことも思ってお手入れさせていただいております。
 

 
長くなりましたが最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

MARIAでした☆

最新の画像もっと見る