泥子のブログ

南房総の山里や海の風景、
そして日々の出来事を綴ってゆきます。

初めてのパネラ~💦

2017-06-18 23:05:13 | 日記
今日は午後から富浦元気倶楽部のさざなみホールで、
「語り合おう!住みよい安房地域にするために」(安房「未来を決める千葉の会」主催)がありました。
テーマは、「今、なぜ、あえて道徳教育なの?」と「種子法廃止でどうなるの?~食の安全・農業・経済~」という二つでした。
雨も降り、また他のイベントもあり駐車場がいっぱいでどうなることかと思いましたが、
多くの皆さんが来てくれました。
私は一つ目の中で、
2008年9月10日に起きた館山三中2年生の「いじめ自殺問題」についてお話ししてきました。
主に市教委がどう対応してきたのか、という点が中心になりましたが、
アンケートに関する関係機関の隠蔽疑惑など、お話ししながら腹が立ってきたものです。
このテーマでは樋口正規さん(世話人)が司会を行い、
私の他に、安田美由貴南房総市議、石井敏宏館山市議がお話ししました。
なお、ご遺族であるお父さんも参加され、「いじめられているお子さん、お孫さんは必ず何らかのシグナルを出しているはずだから、
それを見逃さず守ってやってほしい」と、自らの反省を踏まえて訴えられ、支援に対する御礼を述べられました。

それにしましても昨今の国の偉い人たちのいい加減な姿を見ると道徳のドの字も感じられません。
そしてそんな人たちが、いじめ防止のために道徳教育が必要だとして、
あろうことか封印したはずの「教育勅語」まで持ち出しているわけです。
子供たちの尊い命の問題を、自らの政治思想のために利用しているわけですから、
断じて許せないことです。

種子法廃止の問題は、司会が伊藤真美さん(世話人)で、友達の八木直樹さんが話しをしました。
八木さんによると、今は、種子法によって、品種改良や種子の安定供給などを都道府県に義務づけて、国民の食生活の基本食料を常に安定して確保してきているが、これを民間に渡す、というものだそうです。
そうなりますと、これまで開発してきた種子に特許をかけられると特許料を払わないとその種子が使えなくなる危険があること、
価格の高騰も招きかねないこと、種子を多国籍企業に占有され食料主権を奪われ、遺伝子組み換え作物が拡大される可能性があることなどが言われました。
結局、国民の食糧をどうするかという視点ではなく、企業のもうけの立場に立つものであると、八木さんは批判されてました。
まったく同感です。
ほかに、食用花の栽培に挑戦している大溝真利さん(南総エコロジー)が、自らの活動を報告されました。

安房の地の様々な情報を交換して交流するこうした場はたいへん良いことだと思います。
第2回目だということですから、今後またありましたら参加したいものですね。