あやし小児科医院 第2ホームページ

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ジカウイルス感染症に関するQ&A (厚生労働省)

2016-02-06 20:32:17 | Weblog

  
問1 ジカウイルス感染症とは、どのような病気ですか?

答  ジカウイルスが感染することによりおこる感染症で、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などが主な症状です。


問2 どのようにして感染するのですか?

答 ジカウイルスを持った蚊がヒトを吸血することで感染します(蚊媒介性)。基本的に、感染したヒトから他のヒトに直接感染するような病気ではありませんが、稀なケースとして、献血や性交渉による感染が指摘されています。また、感染して全員が発症するわけではなく、症状がないか、症状が軽いため気付かないこともあります。
妊娠中の女性が感染すると胎児に感染する可能性が指摘されていますが、その感染機序や感染時期はわかっていません。

 
問3 世界のどの地域が流行地ですか?

答 アフリカ、中央・南アメリカ、アジア太平洋地域で発生があります。特に、近年は中南米及びその周辺地域で流行しています。

 

問4  日本国内での発生はありますか?

答  日本国内で感染した症例はありません。海外の流行地で感染し、発症した症例が、 2013 年以降、3例国内で見つかっています。
IASR(2014年2月号)フランス領ポリネシア・ボラボラ島帰国後にZika feverと診断された日本人旅行者の2例
IASR(2014年10月号)タイ・サムイ島から帰国後にジカ熱と診断された日本人旅行者の1例


問5 感染を媒介する蚊は日本にもいますか?

答 ヤブカ属のネッタイシマカやヒトスジシマカが、ウイルスを媒介することが確認されています。ネッタイシマカは、日本には常在していませんが、ヒトスジシマカは、日本のほとんどの地域(秋田県および岩手県以南)でみられます。

 

問6 治療薬はありますか?

答 ジカウイルスに対する特有の薬は見つかっておりません。対症療法となります。

 

問7 罹ると重い病気ですか?

答 ジカウイルス感染症は、感染しても 症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。症状は軽く、2~7日続いた後に治り、予後は比較的良好な感染症です。 

 

問8 妊婦や胎児にジカウイルス感染症はどのように影響しますか?

答  ブラジル保健省は、妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症に関連がみられるとの発表をしており、 2016 年1月 15 日には、米国 CDC が、妊娠中のジカウイルス感染と小頭症との関連についてより詳細な調査結果が得られるまでは、流行国地域(問 3 参照)への妊婦の方の渡航を控えるよう警告し、 妊娠予定の女性に対しても主治医と相談の上で、厳密な防蚊対策を推奨しました。

1月21日には、 ECDC (欧州疾病対策センター)は、流行地域への妊婦及び妊娠予定の方の渡航を控えることを推奨しました。また、 2月1日に、 WHO は、緊急委員会を開催し、小頭症及びその他の神経障害の集団発生に関する「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態( PHEIC )」を宣言しました。現在、小頭症や神経障害とジカウイルスとの関連についての調査が行われています。

 

問9 どのように予防すればよいですか?

答 海外の流行地にでかける際は、蚊に刺されないように注意しましょう。長袖、長ズボンの着用が推奨されます。また蚊の忌避剤なども現地では利用されています。

近年、ブラジルにおいて小頭症の新生児が増えており、ジカウイルスとの関連が示唆されています。このため、妊婦及び妊娠の可能性がある方の流行地への渡航を控えた方がよいとされています。やむを得ず渡航する場合は、主治医と相談の上で、厳密な防蚊対策を講じることが必要です。

 

問10 予防接種はありますか?

答 ジカウイルス感染症に有効なワクチンはありません。

 

問11 海外旅行中(流行地域)に蚊に刺された場合はどこに相談すればよいですか?

答  すべての蚊がジカウイルスを保有している訳ではないので、蚊に刺されたことだけで過分に心配する必要はありません。

心配な場合は、帰国された際に、空港等の検疫所でご相談ください。また、帰国後に心配なことがある場合は、最寄りの保健所等に御相談ください。なお、発熱などの症状がある場合には、医療機関を受診してください。

 

問12 日本国内でジカウイルスに感染する可能性はあるのでしょうか?

答 日本にはジカウイルス感染症の媒介蚊であるヒトスジシマカが日本のほとんどの地域(秋田県および岩手県以南)に生息しています。このことから、仮に流行地でウイルスに感染した発症期の人(日本人帰国者ないしは外国人旅行者)が国内で蚊にさされ、その蚊がたまたま他者を吸血した場合に、感染する可能性は低いながらもあり得ます。ただし、仮にそのようなことが起きたとしても、その蚊は冬を越えて生息できず、限定された場所での一過性の感染と考えられます。なお、ヒトスジシマカは、日中、野外での活動性が高く、活動範囲は50~100メートル程度です。国内の活動時期は概ね5月中旬~10月下旬頃までです。

 

 

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