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ギャビン・リース対アンドレス・コテルニク(2008/03/22)

2008-03-23 19:50:48 | ボクシング
WBAスーパーライト級タイトルマッチ

ウェールズのギャビン・リース選手(Gavin Rees)が地元でWBAタイトル初防衛戦に臨みましたが、挑戦者のウクライナ出身で元五輪銀メダリストのアンドレス・コテルニク選手(Andreas Kotelnik)が最終12回ストップ勝利して王座交代となっています。

試合は地元の歓声を背に積極的な攻撃を仕掛けるリース選手がリードした序盤戦。体格で劣るリース選手が上下へのコンビネーションを矢継ぎ早に繰り出す攻撃で挑戦者に迫ります。
対するコテルニク選手はしっかりとガードを固めながら相手を良く見て正確な反撃を当てていく戦法でしたが、勢いに乗ったリース選手の攻撃を前に押され気味でした。
しかしリース選手の攻撃は手数は多いものの軽く、またコテルニク選手の固いガードにほとんど阻まれていて、ポイントは奪っていたかもしれませんが挑戦者にダメージを与えることは出来ていなかったように見え、回が進むごとにコテルニク選手の正確で強いブローが試合のペースを引き寄せていきました。
コテルニク選手の右ストレート、左フックなどを要所要所で浴び続け徐々にダメージも蓄積していったリース選手。中盤以降完全にペースを奪われ後半はほぼワンサイド。10,11回は放つパンチに力が感じられずフラフラで、いつ試合を止めても良いように感じるほど激しく消耗していたリース選手でしたが、最終12回には再び積極的に手を出していった根性は見事でした。
最終的にはこの回、捨て身の攻撃を仕掛けたことでカウンターの右を浴びストップされる事になってしまいましたが、敗色濃厚のリース選手に出来る唯一の手段が一か八かの勝負でした。

11回までのジャッジがこの試合をどう見ていたのかわからないのですが、わたくし的にはもっと早い段階でセコンドが試合を止めても良かったのでは?とも感じました。それほど試合終盤のリース選手の消耗は激しかったです。

アマチュアで135勝15敗のキャリアを持ちシドニー五輪銀メダリストのコテルニク選手は29勝(13KO)2敗1分。リース選手は27勝(13KO)1敗。

Kotelnik dethrones Rees!
Kotelnik ends Rees' dream
Kotelnik Stops Rees To Win WBA Title

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