廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

虚と実の歴史物語

2009-12-27 23:23:23 | Weblog
 先週、いつものレンタル屋で借りて見た映画のDVD、1本目は『レッドクリフ PartⅡ-未来への最終決戦ー』です。 ご存知の通り私は歴史好き・武将好き・三国志好きなので、この作品の前作は映画館まで行って見て来ました。 しかし正直言ってかなり微妙な映画だったので続編はレンタルビデオで見ようと安くなるのを待っていたと言う訳です。 確かに金を掛けて出演陣も豪華、それなりに史実にもこだわって丁寧に作っていますけど過去に何本もの三国志映像化作品を見て来た私の感覚ではちょっと戦闘シーンが不必要に長くてテンポが悪いと思っていましたので。 この後編は前作の様に一人で何百人もの敵兵を蹴散らす”リアル三国無双”みたいな事は無かったのですが、最後の戦闘のところとかは異常に長かった上にありえない展開(ネタバレになるので書けませんが...)ですからね、見終わって何とも言えない気分になりました。

 物語は3世紀の中国、後漢の時代。 皇帝を擁して丞相となった曹操は中国北部を統一して一挙に全土を制覇すべく大遠征軍を組織して南を目指す。 あくまで独立を目指す孫権は敗走して来た曹操の宿敵・劉備と同盟して迎え撃つ。 川幅の広い長江を天然の堀として長年育てて来た自慢の水軍で長江の北岸に迫った曹操の大群を寄せ付けないものの、自軍も少数なので撃破して追い返す事が出来ないまま時間が過ぎる。 この状況を打開する手はあるのか...と言うお話です。 『三国志演義』を基にした過去の大河ドラマ版での名場面・現地に吹く季節風を知っている諸葛孔明が妖しい儀式で風の向きを変えた様に見せるところや、火攻めの為の仕掛け船を投降だと油断させて近寄せる為の”苦肉の策”などをあえて割愛しているのは作り手の意図があるのでしょうね...

 妙にリアリティにこだわっている一方で、今回も孫尚香小喬ら女性キャラに異様なまでの史実無視な大活躍をさせているのが目立ちましたね。 これも単に”女性客対策”だけでは無い、何らかの作り手の意図があるのだと思います。 この映画みたいな極端な大活躍は無いと思いますけど、戦いの歴史の中にも女性達の活躍はあったと確信しています。 男尊女卑的な考えの時代で女性の事は歴史書にあまり書かれなかっただけの話で。 孫尚香も実名は違うかも知れませんけど実在はしていたと私は思いますよ...

                          

「三国志」の英雄・曹操の墓発見…中国テレビ報道(読売新聞) - goo ニュース

 曹操のお墓を発見ですか、言われてみれば中国版大河ドラマの最後にやっていた物語の舞台紹介のビデオでも”曹操の墓”は紹介されていませんでしたね。 諸葛亮の墓なら定軍山五丈原成都などにあるのですけどね。 でも私としては墓がどこにあるのとかには興味が無いです。 例え墓が所在不明でも曹操の存在は確定していて彼の業績や残した詩などが世の中に残っていますから。 これが私の”究極の夢”なのかも知れませんね、墓とか家とか財産では無く、歴史に自分の名前を残す事が...

 そう言えば曹操のエピソードで私が最も好きなものの一つは曹操が後漢王朝を有名無実にするほど強大になり、やろうと思えば自分が新しい王朝を興して皇帝になる事も出来たけど、自分は後漢王朝に取り立てられてここまでの地位に登れたのであり、その主君を追い出して皇帝の地位を奪う事は自分の業績に汚点を残す事になると家臣からの皇帝即位の勧めを「我は周の文王にならん。」と言って断った話です。 後の世の人達に自分がどう思われるかまで考えて”自分で自分を演出”するなんて事は凡人には考えも付かない事ですし、そう言う人間の大きさには憧れますけど...



真央スマイル見せた!SP首位で五輪王手!(スポーツニッポン) - goo ニュース

 前から書いている通り、私は浅田選手こそが最高だとする”マオイズム”の信奉者なのでバンクーバーオリンピックには浅田選手が出てくれないと話にならないと思っていましたが、今大会の優勝で文句無しに代表入りが決まって本当に良かったです。 今季は重圧からか不振で先日の大会に出られなかったりしましたが、この大会で結果が出なくてもここまでの圧倒的な実績で結局は選ばれると言われていましたけど、負けて賛否両論の中で選ばれるよりは優勝して”日本女子のエース”として堂々と出てもらいたかったですから圧巻の演技で復活を印象付けられたのは大きいです。 しかし今回はとにかく結果を出さないといけないと言う事で”安全運転”な感じも見られましたけどオリンピック本番では何か凄い事をやってくれそうだと期待しています。 WBCのイチロー選手(シアトル)だって、徹底マークからか大会を通して不振だったけど肝心な場面で決勝タイムリーですからね。 浅田選手にも”神が降りて”来る事を期待していますよ。 ちなみに浅田選手はイチロー選手と同郷ですしね...

                                 

中村俊輔初めての“焦り”マリノスに復帰できないワケ(夕刊フジ) - goo ニュース

 最近、ヨーロッパのリーグからJリーグへの復帰の動きが続いているからスペインで出番の減っている中村選手(エスパニョール)のJリーグ復帰ももしかしたらあるかと思ったら横浜FM復帰は難しいと? 別に横浜FMで無くても構わないと思いますけど他メーカー車のCMに出たから横浜には入れないと本当に思っているとしたら日産も了見が狭いですね。 クラブが親会社の一部である古い時代の体質が残っているのではと思いますよ。 親会社がどうのこうのでは無くてクラブと中村選手本人の問題ですし、ましてやサポーターにとってみれば中村選手が日産以外の車のCMに出たと言ってそれがどうした、関係無いと思うのでは? もちろん中村選手が将来の横浜復帰を考えているのだったら他の自動車メーカーのCMに出るのは”脇が甘かった”ところもあるでしょうけど。 でも親会社だからと言って公共のサッカークラブを”私物化”する様な考えはいけませんね。 下手なことをすればかえってユーザーの心が離れるのでは...

                                 

 カープ球団も仕事納めですね。 大野練習場も正月休みで閉まるので、選手たちはそれぞれの地元や母校、または暖かい南国とかで正月を楽しんだり個人でのトレーニングをやるそうです。 母校や社会人チームなどでプロが練習出来るのも今は慣れましたけどちょっと前まで出来なかった事です。 それもこれもプロとアマの関係改善が進んだからで、ドラフトの逆指名復活により勧誘の為の金が飛び交ったりしては今の交流も無くなってしまいます。 当面はドラフト制度の維持が必要でしょうね。 でも将来的にはサッカーみたいにプロが自前で若い子を育成し、アマチュアのスター選手の”争奪戦”みたいな事から卒業しなくては...

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 ...以上です。

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