聖地巡礼!ビートルズ誕生の物語 リバプールを訪ねて The birth place of the Beatles

The Beatlesゆかりの地を旅すれば、そこには驚きの連続が! マニアックなマジカル・ビートルズ・ツアーです、

⑩ジョンの行きつけのパブはイ〜感じ

2016年10月08日 | 音楽
アートスクール時代のジョンがスチュやシンシアと足しげく通ったパブが"Ye Cracke”(イー・クラック)"、リバプールでも最も古いパブのひとつ。



ライスストリートという、細いなだらかな坂道の途中にイー・クラックはあります。アートスクールからはまさに目と鼻の先です。



店ではおしゃべり好きのにぎやかなおかみさんが出迎えてくれました。
生粋のリバプールっ子の彼女は強いリバプール訛り。
「ビートルズの中で一番誰が好きなの?」と聞かれて「うーん、やっぱりジョンかな」と答えると
「日本人はみーんなジョンって言うのよ。なんで?不思議よねえ」
ってそりゃ、このパブに来ている時点で相当なジョンレノンファンだもんねえ。
「日本の女性はみんなかわいいのに、ヨーコは違うわ。だいたい、なんであんな人とジョンは結婚したのかしら どうしてだと思う??」
「あなた、何歳?? え!!! 見えない!!」「(他の従業員に向かって)ねえ、あんたちょっと来てごらんよ!」
彼女のおしゃべりは止まりません・・・。



ジョンが愛したブラックベルベッツ。ビールをブラックベリーで割ったもの。予想以上に甘い。がぶがぶ飲むというよりはチビチビ飲むのに適している感じ。


ジョンはンシアやスチュと頻繁にここに来ては酒を飲み、つきないおしゃべりに興じました。
後の「マージービート紙」編集長でアートスクール仲間のビル・ハリーと、地元のロックンロールシーンにフォーカスした雑誌の創刊について
長い間語り合ったのもこの店でした。



店の裏には広いテラス席があります。堂々とした大きな木が木陰を作ってくれます。ジョンたちが若い頃は低い小さな木だったんだろうなあ


"Ye"と書いて、イー、と発音します。Yeとはイギリスの古語で"You"という意味。
ですが、店名に使われるときは"The"に相当することになります。
つまりYe Cracke は The 裂け目 といった意味ですね。

おしゃべり好きなおかみさんや、優しそうな従業員。このお店は気さくなムードに満ちあふれています。
ぼくが訪れたときはお昼で、店内は改装工事中。そのせいか他に誰もお客さんはいませんでした。



〜行き方〜
市の中心部から徒歩圏内。ライムストリート駅からなら1キロ程度。15分もあれば着いちゃいます。
すぐそばにジョンのアートスクールやフラット、中華街などがあるので、一緒にまわるとよいでしょう。
できればやっぱり、夜に訪れて、フィッシュ"ン"チップスなどをつまみながら、ゆっくりと時間を過ごしたいものです。






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