聖地巡礼!ビートルズ誕生の物語 リバプールを訪ねて The birth place of the Beatles

The Beatlesゆかりの地を旅すれば、そこには驚きの連続が! マニアックなマジカル・ビートルズ・ツアーです、

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⑫キャバーン・クラブ 波乱に満ちたその歴史

2016年11月05日 | 旅行



キャバーン・クラブ。おそらく世界一有名なライブハウス。ビートルズはここで実に292回ものパフォーマンスを繰り広げました。
彼らが最初に出演したのは1961年の2月9日。
クオリーメンはそのずっと前の1957年8月7日にはじめてここで演奏しています。ポールが加入する前のこと。メンバーの父親の口利きでした。
キャバーンのオープンからわずか半年後のことです。
キャバーンは当初、ジャズ専門の店でしたが、生粋のジャズファンであるオーナー、アラン・スタイナーも、
イギリス中の若者を席巻していたスキッフルブームを無視することはできずに、スキッフルの演奏を許すようになりました。
しかし、その日、一連のスキッフルに続いてエルビスの"Don't Be Cruel"を演奏しはじめたグループに向かって
スタイナーが「ロックなんて演奏するな!Cut out the Rock”」と怒鳴ったエピソードが残っています。
ジョンが本当にやりたかったのはロックンロールであったことは明らかです。
リンゴはそのさらに1ヶ月前の7月に「エディークレイトン・スキッフルグループ」の一員としてここではじめて出演しました。
ちなみに、ポールは1958年の1月にクオリーメンのメンバーとしてはじめてこのステージに立っています。



写真は、オリジナルのキャバーン・クラブがあったところの今の姿


1961年11月9日。後にマネージャーとなり、彼らを世界的なスターダムに押し上げるブライアン・エプスタインが
地元で噂のビートルズをみるために、この日のランチタイムセッションを訪れます。彼のオフィス"NEMS"からクラブまでは目と鼻の先の近さでした。
そに日を境に、歴史は大きく動き出しました。

1962年、リンゴが加入した直後のビートルズの演奏が地元のグラナダテレビによって収録されています。
映像に残っているのは"SOME OTHER GUY"。同じリバプールで活躍していたグループ「ビック・スリー」が最初にカバーした曲です。
ジョンはビッグ・スリーを大好きで、ビートルズでもこの曲を取り上げたのでした。


1973年に、キャバンは地下鉄工事のため閉鎖されました。地上の建物は取り壊され、駐車場となります
翌年、真向かいに再びキャバンクラブがオープン。
1976年にはRevolution Clubという名前に改められました。
現在キャバーン・クラブとして営業している店は、1984年に、元あった場所からほんの少しはなれたところに、オリジナルの店で使用されていた赤煉瓦を使って造られたものです。
しかし、店は経営破綻し、1989年にまたもや閉鎖。
1991年になって地元の人たちによって設立されたビートルズ専門のツアー会社Cavern City Tours nによって、キャバーンは復活し、現在に至っています。



いまやもうオリジナルのキャバーンは存在していません。
キャバーンの取り壊し理由となった地下鉄建設は、結局、実現することはありませんでした。
なんという損失でしょう。
70年代当時、リバプール市当局はまだ”ビートルズのゆかりの地”が意味するその巨大な経済価値に気づいてはいませんでした。

しかし、今もその雰囲気を味わうことはできます。
”レプリカ”とは知りながら、その狭い階段を降りてゆくときには胸が高まります。
何度も目にしたキャバーンの様子をとらえた写真はモノクロだったので、ステージのバックの壁がこんなにも鮮やかな色だとは知りませんでした。
ステージのあるスペースの奥には数本のアーチ状の柱を挟んで、より大きな別のスペースがひろがっています。
スペースはひとつだけではなかったのですね。壁にはビートルズの奏でた音がしみ込んだオリジナルのレンガが多く使われています。
雰囲気を味わって、歴史的なレンガを見るだけで、訪れる価値は十分ありますが、
ビートルズ伝説に登場する「タバコの煙が立ちこめ、むせ返すような汗の匂いと湿った空気」といった感じは全くありません。むしろ開放的な清潔な雰囲気なのです。


スターを夢見てエネルギーをぶつけ続けたキャバーン・クラブ。ビートルズが最後に演奏したのは1963年8月3日。
記録破りの大ヒットとなる"SHE LOVES YOU"発売の直前のことでした。青春時代が終わった日。

〜参考までに〜
デビュー前から解散するまで、11年間にわたってビートルズの秘書をつとめた女性を取り上げた
ドキュメンタリー映画「いとしのフリーダ」には、キャバーンの当時の様子や地元ファンの熱狂ぶりがいきいきと描かれています。ご覧あれ。

クラブの歴史についてはキャバーン・クラブのサイトを見てください。意外な事実や発見が満載です
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