DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

三浦、生き残る

2013年08月21日 12時52分29秒 | 世界ボクシング
先週末17日土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者三浦 隆司(帝拳)判定3対0(114-111、114-110、113-112)挑戦者セルジオ トンプソン(メキシコ)

*この試合、大きく3つに分けて前半戦(三浦)、中盤戦(トンプソン)、そして終盤戦(三浦)といった流れでした。加えて三浦は2回と6回に、そしてトンプソンは8回にそれぞれダウンを奪っています。

敵地での初防衛戦ながらも好スタートを切った三浦。左に自信があるのでしょう、どのパンチにも伸びがありました。皮肉にもその左、ダウンを奪うときはショート・パンチでの確立が大きいです。

以前ホルへ リナレス(帝拳)を破っているとはいえ、怪物的選手ではないトンプソン。27勝の内25までのKO/TKO勝利というのは少々出来すぎた数字です。しかしダメージからの回復力の速さは十分に見せつけました。

自慢の左とは対照的に向上の余地が大いにある三浦の右。以前敗北を喫しているWBA王者内山 高志(ワタナベ)への雪辱云々は右の進化にかかっているでしょう。また常に対戦者と頭が衝突する三浦。自己防衛の面でもまだまだ伸ばせるところは十分にあります。しかしすごい激戦でした。

   
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金、V4に成功

2013年08月20日 22時27分22秒 | 世界ボクシング
先日18日日曜日、韓国で行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーライト級戦:
王者金 民旭(韓国)TKO11回1分26秒 細川バレンタイン(宮田)

*4月に後楽園ホールで岩渕 信也(草加有沢)を退けている金。今回は2月にその岩渕にTKO負けを喫している細川を迎えての防衛戦となりました。

2回にダウンを奪い好調な立ち上がりを見せた王者。中盤戦に挑戦者の反撃を受けるも、最後はパンチをまとめレフェリー・ストップ。保持する王座の4度目の防衛に成功しています。
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コバレフ、クレバリーに圧勝

2013年08月19日 22時10分40秒 | 世界ボクシング
先週末17日土曜日、英国で行われた試合結果です。
WBOライトヘビー級戦:
挑戦者セルゲイ コバレフ(露)TKO4回29秒 王者ネイサン クレバリー(英)

*最初に打ち合いに臨んだのは身長で上回っているクレバリー。しかし好バランスのコバレフの反撃に遭い防戦の形に。挑戦者は初回から右パンチをドンドン当てていきました。

2回になると上下にパンチを散らし始めたコバレフ。何となくWBAミドル級王者ゲネディー ゴロフキン(カザフスタン)を連想させるスタイルの持ち主です。3回、ロシア人の左右でダメージを被った英国人。挑戦者は2度のダウンをあっさりと奪いました。レフェリーによっては3回終了時で試合を止めていた人もいたでしょう。それだけのダメージを負ったクレバリー。4回の29秒は余分でした。

圧倒的な強さで王座奪取を果たした新王者。敵地での世界初挑戦にもかかわらず既に安定王者の貫禄をチラつかせたコバレフ。今回が現在主戦場としている米国外3度目の試合となりました(他2試合は母国ロシアで)。

敗れた前王者。このまま引退もあるようです。

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色々(08‐18‐13)

2013年08月18日 14時48分20秒 | 世界ボクシング
最近(2013年8月18日ごろ)のニュースです。

1)自国の政治活動に余念のないWBCヘビー級王者のビタリ クリチコ(ウクライナ)。2013年内のボクシング活動は自身の右コブシ負傷のためにないようで、リング復帰は早くても2014年春になるようです。

2)今月31日に防衛戦を予定しているWBCライトフライ級王者のアドリアン エルナンデス(メキシコ)。同国人のオディロン サレタと対戦するという情報があります。

3)WBAスーパーバンタム級の暫定王座を保持していたスコット キッグ(英)が来月28日、同団体のレギュラー王座を賭けヨアンドリス サリナス(キューバ)と対戦します。

4)同日、WBCライトヘビー級王者のアドニス ステベンソン(カナダ)が前IBF王者のタボリス クラウド(米)を迎え初防衛戦を行います。

5)OPBF(東洋太平洋)ライトフライ級王者小野 心(ワタナベ)が同王座を返上しています。

6)どうやらシェーン モズリー(米)はアンソニー マンディンと年内に対戦するようです。どの階級で対戦するかは不明です。
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今週末の試合予定

2013年08月17日 03時51分46秒 | 世界ボクシング
2013年8月第3週末の試合予定です。

17日 土曜日
英国
WBOライトヘビー級戦:
王者ネイサン クレバリー(英)対 挑戦者セルゲイ コバレフ(露)

メキシコ
WBCスーパーフェザー級戦:
王者三浦 隆司(帝拳)対 挑戦者セルジオ トンプソン(メキシコ)

米国ニュージャージー州
IBFミドル級戦:
王者ダニエル ゲール(豪)対 挑戦者ダーレン バーカー(英)

IBFスーパーバンタム級戦:
王者ジョナタン ロメロ(コロンビア)対 挑戦者キコ マルティネス(スペイン)


23日 金曜日
米国ニューヨーク州
IBFスーパーフェザー級戦:
王者アルヘニス メンデス(ドミニカ)対 挑戦者アラシュ ウスマニー(カナダ)

WBAフェザー級王座決定戦(レギュラー王座?):
クラウディオ マレロ(ドミニカ)対 へスス クエジャ(亜)
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スーパーウェルター級(08‐16‐13)

2013年08月16日 05時18分23秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2013年8月16日現在のスーパーウェルター級王者たちです。

WBA(スーパー):フロイド メイウェザー(米/防衛回数0)
WBA(統一/レギュラー):サウル アルバレス(メキシコ/0)
WBA(暫定):エディスランディー ララ(キューバ/0)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ/6)
IBF:イシュー スミス(米/0)
WBO:空位
OPBF(東洋太平洋):チャーリー 太田(八王子中屋/8)
日本:湯場 忠志(都城レオスポーツ/0)

*注目は何と言っても来月14日に行われる「メイウェザー対アルバレス」の究極の一戦。ご存知の通りこの一戦にはボクシング界の今後も賭けられる事になります。この注目の一戦の前座にはスミスも登場を予定。実力者カルロス モリナ(メキシコ)との初防衛戦を行います。



注目の一戦の一週間前の9月7日、空位のWBO王座決定戦が行われます。この試合に出場するのはバネス マーティロスヤン(アルメニア/米)とデメトリアス アンドラーデ(米)。

10月には現在無冠ながらも同級の実力者の一人であるミゲル コット(プエルトリコ)がデルビン ロドリゲス(ドミニカ)との再起戦に臨みます。9月の注目の一戦の結果によっては、コット対ロドリゲス戦の勝者がそのまま世界王者に認定される可能性もあるのではないでしょうか。

今年に入り、王座防衛に専念しているチャーリー。近い将来に世界に躍進するのか、それとも地域王座で終わるのか、進路選択が問われるのではないでしょうか。また湯場は史上初の日本王座5階級制覇の偉業達成。今後、どのようにそのキャリアを終わらせるのかに注目ですね。


下記は前回、2011年11月21日のスーパーウェルター級王者たちです。

WBA(スーパー):ミゲル コット(プエルトリコ)
WBA(レギュラー):オースティン トラウト(米)
WBA(暫定):アンソニー マンディン(豪)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ)
IBF:コーネリアス バンドリッジ(米)
WBO:ザウルベック バイザングロフ(露)
OPBF:チャーリー 太田(八王子中屋)
日本:チャーリー 太田(八王子中屋)

そして前々回、2010年6月20日のスーパーウェルター級王者たちです。

WBA:ミゲル コット(プエルトリコ)
WBA(暫定):石田 順裕(金沢)
WBC:セルジオ マルティネス(亜)
IBF:コーリー スピンクス(米)
WBO:セルゲイ ジンジラク(ウクライナ)
WBO(暫定):アルフレド アングロ(メキシコ)
OPBF:チャーリー 太田(八王子中屋)
日本:チャーリー 太田(八王子中屋)

最後にその前の2008年10月19日のスーパーウェルター級王者たちです。

WBA:ダニエル サントス(プエルトリコ)
WBC:バーノン フォレスト(米)
WBC(暫定):セルジオ マルティネス(亜)
IBF:バーノ フィリップス(米)
WBO:セルゲイ ジンジラク(ウクライナ)
OPBF:日高 和彦(新日本木村)
日本:野中 悠樹(尼崎)

*現在最強王者の一人として数えられるセルジオ マルティネスは5年前、同級の暫定王者だったんですね。メイウェザー、いくらなんでも5年後は引退をしているでしょう。
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山中、八重樫、長谷川

2013年08月15日 02時38分39秒 | 世界ボクシング
今週12日月曜日、東京都大田区総合体育館で行われた試合結果です。
WBCバンタム級戦:
山中 慎介(帝拳)KO初回160秒 挑戦者ホセ ニエバス(プエルトリコ)

*今回も山中の左が炸裂したことは確かです。しかしパンチ以上に、試合開始早々から飲まれていたニエバスはお粗末な挑戦者だったと言って過言ではないでしょう。山中、年内にもう一試合してもらいたいですね。




WBCフライ級戦:
王者八重樫 東(大橋)判定3対0(116-110x2、115-111)挑戦者オスカル ブランケット(メキシコ)

*試合前、「指名挑戦者との防衛戦でもないのに、よくもこんな危険な挑戦者と対戦する」と思ったのですが、結果として八重樫のたくましさを示した試合となりました。身長、リーチで劣る王者でしたが上体の筋力等力強さでは挑戦者を上回っていました。減量苦からの解放+肉体改造はプラス以外の何者でもないようです。

今秋にも同級1位のエドガル ソーサ(メキシコ)との防衛戦が実現しそうです。



少々先の話になりますが、もし井岡 一翔(井岡)との再戦が行われる場合、フライ級で対戦すれば八重樫が勝利すると予想します。


スーパーバンタム級強10回戦:
長谷川 穂積(真正)TKO初回2分32秒 ヘナロ カマルゴ(メキシコ)

*久しぶりに強い長谷川を見た感じです。体格でも対戦者を勝っていました。1度目のダウンを左のダブル、そして2度目もまた左。敗者はタンカで運ばれて行きました。年内に3階級制覇を目論むようですが、長谷川にはじっくりと3度目の王座を目指してもらいたいです。

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湯場、速攻で5階級制覇達成

2013年08月14日 22時30分49秒 | 日本ボクシング
先日12日月曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーウェルター級王座決定戦:
湯場 忠志(都城レオ)KO初回2分36秒 切間 庸裕(折尾)

*湯場があっさりとKO勝利を収め、日本国内王座の5階級制覇に成功。試合後本人は「防衛する気はない」との事。5階級制覇の内4階級は王座決定戦での勝利によるもの。湯場の勝利は快挙であることは確かですが、どこまで評価出来るかは別問題ではないでしょうか。

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大竹、大差判定でV3

2013年08月13日 02時21分46秒 | 日本ボクシング
先週9日金曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーバンタム級戦:
王者大竹 秀典(金子)判定3対0(99-92、98-93、96-94)挑戦者久永 志則(角海老宝石)

*これまで比較的接戦を演じてきた感のある大竹。今回の防衛戦では挑戦者との力の差を見せつけて快勝。3連続防衛に成功しています。

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久々のモレノ、快勝でV11

2013年08月12日 22時05分44秒 | 世界ボクシング
先週末10日土曜日、パナマで行われた試合結果です。
WBAバンタム級戦(スーパー王座):
王者アンセルモ モレノ(パナマ)判定3対0(118-110、116-112、118-110)挑戦者ウィリアム ウリナ(コロンビア)

*昨年11月に一つ上のスーパーバンタム級でWBC王座に挑戦したモレノ。保持するバンタム級王座の防衛戦は昨年4月以来となります。

今回が2度目の世界挑戦となったウリナ(初挑戦はWBOスーパーフライ級王者のオマール ナルバエス)。今回も技師の前に完敗を喫してしまいました。

久しぶりの防衛戦も持ち前の安定度を如何なく発揮したパナマ人。この王座に専念すれば防衛記録はまだまだ伸びていくでしょう。



WBAスーパーバンタム級王座決定戦(暫定王座):
ネオマール セルメニョ(ベネズエラ)判定2対1(117-111、113-116、115-113)オスカル エルカンドン(メキシコ)

*ここ数年、強豪選手達を相手にしていたとはいえ負けが込んでいた実力者セルメニョ。この試合前までの2010年以降の戦績は2勝(2KO)5敗(1KO負け)1引き分けと散々たるものでした。しかし今回の一戦、キャリアで劣る強打者相手に意地を見せ暫定王座を獲得。バンタム級に続き、暫定王座での世界2階級制覇に成功しています。
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