DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

カーン、負傷判定でV4

2011年04月29日 03時43分16秒 | 世界ボクシング
16日 土曜日
英国
WBAスーパーライト級戦:
王者アミア カーン 負傷判定3対0(6回2分30秒:60-54x3)挑戦者ポール マクロスキー(共に英)

*試合終了時まで、カーンがスピードの差を見せつけてリードしていた一戦。6回終盤に偶然のバッティングでマクロスキーが負傷し、即ドクターがストップを要請。この試合はそこで終わっています。

負傷したのは挑戦者でした。目のすぐ上か、眉のすぐ下か。とにかく左目を負傷しています。

判定はワンサイドでカーンの勝利を支持していました。私(Corleone)も60対54で王者。しかし試合内容はそれほどワンサイドのものではありませんでした。

最近妙に増えた右対左の対決。この一戦もカーンが右構えで、マクロスキーは左構えでした。違う構えの対戦の場合、大きな傾向としてストレート(オーソドックスの右ストレート、またはサウスポーの左ストレート)を当てたもの勝ちです。しかしこの一戦、勝者カーンは左ジャブを起点に試合をリードしていきました。ガードの低いアウトボクサー マクロスキーにそのパンチはほとんど当たりませんでした。しかしカーンは常に一発でなくコンビネーションを放っていっていたため、攻勢点で挑戦者を上回る結果となっています。

プロ23戦目で初の黒星を喫したマクロスキー。常に落ち着き、カーンの決定打を許しませんでした。しかしスピードと手数で劣るため、常に後手の印象は拭えませんでした。

試合自体、スピード感あふれる中々の好試合。やはり中途半端な結果が悔やまれます。そんな中でも確実な防衛に成功したカーン。保持する王座の4度目の防衛に成功すると共に、今夏には同級の2冠王(WBC/WBO)ティモシー ブラッドリー(米)との頂上決戦の実現が期待されます。

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