DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ジョシュア、次はウラジ!(IBFヘビー級)

2016年12月16日 01時50分39秒 | 世界ボクシング
先週末10日・土曜日、英国で行われた試合結果です。
IBFヘビー級戦:
王者アンソニー ジョシュア(英)TKO3回2分2秒 挑戦者エリック モリナ(米)

*この試合後の戦績を18戦全勝全KOに伸ばしたジョシュア。試合後、4月29日にウラジミール クリチコ(ウクライナ)と対戦することが正式に発表されています。その大一番には英国人が保持しているIBF王座に加え、WBAのスーパー王座とマイナー団体IBOのベルトも争われることになります。

まあ、「ジョシュア対ウラジ」の対戦発表があったからいいものの、何ともお粗末な挑戦者でした。昨年6月以来の世界王座挑戦となったモリナですが、試合開始ゴングと同時に王者のパンチ力を警戒しすぎてか委縮しすぎ。ほとんど何もやらないまま敗北を喫してしまいました。どうも最近の世界ヘビー級戦には、その大舞台に不適切な実力選手の出場が目につきます。


(4ヶ月後に拳を交えるジョシュアとウラジ)


WBAスーパーフライ級戦:
挑戦者カリ ヤファイ(英)判定3対0(117-110、119-108、120-108)前王者ルイス コンセプシオン(パナマ)

*8月末に来日し、河野 公平(ワタナベ)を破り同級WBA王者の唯一の存在に昇格したコンセプシオン。前日軽量ではほぼバンタム級のウェートで秤の上に登場。戦わずして王座を失うという大失態を演じています。

パナマ人のコンディションの調整ミスは試合では見られませんでしたが、ヤファイが世界初挑戦とは思えない落ち着いたボクシングを展開。フルランドを通じて的確なパンチをこまめに当て続けて大差判定勝利。全勝記録を21(14KO)に伸ばすとともに、WBAのベルトを腰に巻く事に成功。


(10回、プッシュ気味ながらもパナマ人がダウン)

各ラウンドを見ていくと、どちらかというと英国人というラウンドが続きました。しかしその僅かな差も積み重ねていけば大きな数字の違いとして結果に反映。ヤファイは、押し気味のパンチながらも10回にダウンを奪い、勝利を決定づけています。基本に忠実な好選手ヤファイ。このタイプの選手は長期政権を築く可能性がありますよ。


(新王者のヤファイ。今後日本人選手との対戦はあるのか?)
コメント
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