「立誠シネマ」閉館・移転へ

2017年06月15日 02時09分22秒 | 京都
昨日の京都新聞より。

出町の商店街にミニシアター 京都、立誠シネマが移転

京都府舞鶴市の映画製作配給会社「シマフィルム」は、8月末にも京都市上京区の出町桝形商店街にミニシアターをオープンする。現在、元立誠小(中京区)で運営している「立誠シネマ」は7月30日に閉館する。
 新しいミニシアター「出町座」(仮称)はかつて薬局などが営業していたビル(地上3階地下1階建て、延べ約370平方メートル)に入居。デジタル上映の機材を備えた約50人収容のスクリーンを地階と2階にそれぞれ設ける。1階にチケットカウンターや書店、カフェが入り、3階は俳優や脚本家などの養成講座「シネマカレッジ京都」の会場やギャラリーとして活用する。
 シマフィルムは2013年から元立誠小でシネマ(35席)と同カレッジを運営し、レトロな校舎の中にあるシアターとして、映画ファンに親しまれた。しかし京都市は今春、民間事業者による学校跡地の再整備案を選定。旧校舎の改修にあわせ新棟も併設し、地域文化活動の拠点やホテルとして活用する計画で、20年夏までの開業を目指している。同シネマは退去する必要があり、事業を継続する移転場所を探していた。
 同社は「出町は交通のアクセスがよく、周辺に同志社大や京都大、京都造形芸術大などもあり、学生の来場が見込める」としたうえで、「立誠で培ってきた映画文化をさらに育て、地域にスクリーンがある豊かさを実感してもらえる場所を目指す」と語る。
 出町桝形商店街の井上淳理事長(70)は「若者から往年の映画ファンまで多くの人が訪れて、よりにぎわうことを期待している。そして、個性的な店が多い商店街の魅力を知ってもらいたい」と話している。

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私も時折観に行っていた、木屋町にある「立誠シネマ」が閉館・移転するとのことです。以前、同地にホテル計画が浮上した時から「もしや……」とは思っていましたが、その移転先はなんと出町桝形商店街! 名前も「出町座」と改めるようで、小学校の教室を活用したこじんまりとした独特のシアターがなくなるのは寂しい反面、馴染みの場所に新たな映画館が誕生するのは嬉しいことでもあります。
元・立誠小学校は日本初の映画試写実験がおこなわれた場所でもありますが、そういえば桝形商店街から川を挟んだ「鴨川デルタ」の葵公園にもかつての松竹撮影所がありました。映画発祥の地に復活した映画館は、その移転にあたってもやはり映画ゆかりの地(に、ほど近い場所)を選んだ、というのはいろいろな偶然が重なったにせよ、土地の記憶が結ぶ不思議な縁を見出してしまいます。

さて、その出町ですが、交通アクセスの良さはもちろん、世界遺産の下鴨神社にも近く、かの出町王将や「ふたば」の豆餅は有名ですし、近年ではアニメ「たまこまーけっと」や「有頂天家族」の舞台にもなったことから、新たな文化発信の地としては十分に期待できるかと思います。そして記事にもある通り、何より同志社と京大の中間地点に位置しますから、もし私がいま学生だったら間違いなく入り浸るようになるでしょう。(笑) 周辺には魅力ある喫茶店も多数ありますが、ここまで来るとやはり「ほんやら洞」が焼失・閉店してしまったのがつくづく悔やまれますね……。

開館までにはしばしタイムラグが生じるものの、7/30の最終日まではなかなか興味深い上映スケジュールで(「この世界の片隅に」も再び上映)、私も久々に足を運んでみようかと思っています。梅雨どきこそ、映画都市・京都を満喫する絶好の機会ですね。
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