鎌田実の野球教室

元トラ戦士が分かりやすく指導!

癖の矯正は親子で協力(1)

2008-07-11 19:24:22 | 練習
 なくて「七癖」というが、人には様々な癖がある。主に打撃に多いが、癖のない人は上達が早い。

 癖のある人は直さないと、レベルが高くなればなるほど、それが弊害になり、よい結果が出てこない。癖はなかなか直りにくいものだ。毎日、練習できる小、中、高校だとしっかりしたコーチがいれば癖を直せるが、クラブチームでは、土、日、祝日の練習に限られるので直りにくい。

 1週間前の練習で覚えかかったと思えば、次の週には忘れている。そんな状態だから平日、家庭での親と子の協力態勢が必要になってくる。土、日曜日に監督、コーチが指摘した箇所について親子ともども覚え、平日に親がチェックするのである。ワンポイントかツーポイントだからそんなに難しくはない。月曜日から金曜日までの平日、家で親が2、3回チェックできるかどうかで進歩が全然違ってくる。
 
何事においてもそうだが、子供のしつけや教育を指導者に任せていては、限界がある。親が関心をもって子供や指導者と対話しながら協力していくことが大事だ。

 タイガースで活躍した掛布は、親に鉄下駄を与えられトレーニングしたと聞いたし、メジャーで活躍するイチローは、父親と一緒にバッティングセンターに通い、夜は父親が足の裏をマッサージしたと聞く。親子で協力をしていくことがどれだけ大切かわかるだろう。成長期の中学生は、指導者、親、子供の連携で進歩を早めることになる。