NPO法人の「ニュースタート事務局」代表の著書。
実際にニートと呼ばれる若者たちとの共同生活、就労の手助けをした実体験に基づいて、ニートの現状と、未来、また日本の将来についても論じている。
この本の大部分を占めるニートについての記述は、同じような内容で多少閉口のきらいはあるが、年収1000万円と年収300万円の人が共存できる社会、「勝ち組」「負け組」の安直な二元化に警告を発する点はなかなか共感できた。働くことの出来ない若者(全てが若者ではないが)のある実態を把握するには良い本ではないか。
ただ、自分の子供をいかに育てたか、の記述が文中にあるが、それについては疑問を覚える。当時の状況下で最適な解を出した、著者は述べるが結果としてその他大勢と同じく受験戦争へと導いた点についてはどうか、と思う。傍から見れば、やっていることは変わらないのでは・・・。
「(私立の名門校の)同級生たちが自分のこどもたちを同じ私立中学に入れるために、私の塾に通わせ始めたのです。『子供にはあまり勉強なんかさせずに、伸び伸びと育てたい』と語っていた同級生たちの子育てが変質した瞬間でした」
読んでいて、背筋が凍りついた瞬間。自分も同じようになるのかもしれない、と考えてしまった。
実際にニートと呼ばれる若者たちとの共同生活、就労の手助けをした実体験に基づいて、ニートの現状と、未来、また日本の将来についても論じている。
この本の大部分を占めるニートについての記述は、同じような内容で多少閉口のきらいはあるが、年収1000万円と年収300万円の人が共存できる社会、「勝ち組」「負け組」の安直な二元化に警告を発する点はなかなか共感できた。働くことの出来ない若者(全てが若者ではないが)のある実態を把握するには良い本ではないか。
ただ、自分の子供をいかに育てたか、の記述が文中にあるが、それについては疑問を覚える。当時の状況下で最適な解を出した、著者は述べるが結果としてその他大勢と同じく受験戦争へと導いた点についてはどうか、と思う。傍から見れば、やっていることは変わらないのでは・・・。
「(私立の名門校の)同級生たちが自分のこどもたちを同じ私立中学に入れるために、私の塾に通わせ始めたのです。『子供にはあまり勉強なんかさせずに、伸び伸びと育てたい』と語っていた同級生たちの子育てが変質した瞬間でした」
読んでいて、背筋が凍りついた瞬間。自分も同じようになるのかもしれない、と考えてしまった。
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のびのび育てたいと言っていた親が、子どもを塾に行かせるというのは僕もぞっとしました。
比較的この本はよく書けてると思いますが、世間のニート認識はズレが大きいと日々思っております。