大事小事―米島勉日記

日常起きる小さな出来事は,ひょっとして大きな出来事の前兆かも知れません。小さな出来事に目を配ることが大切と思います。

谷垣総裁では自民党は勝てない―「良い子」になりたがる

2012年01月31日 08時29分58秒 | Weblog

 国会の代表質問も終わりましたが,谷垣総裁の迫力のないこと。自民党の復活を期待している者としてはどうしようもない無力感に襲われます。
 そもそも谷垣総裁の座右の銘は「和を以て貴しとなす」とか「和して動ぜず」と云った「和」を尊重するものだったと記憶しています。
 しかし,現在のような与野党逆転,民主党と対決すべき立場にあって,「和」優先ではどうにもならないのではありせんか。
 今国会に限らず,過去の党首討論でも,谷垣総裁の弱腰には辟易したものです。そしてふと気が付きました。民主党攻撃を前面に出し,対決姿勢をあらわにすると,万一政権奪取に成功して自分が総理大臣にでもなったら,立場が逆転して攻撃される立場になるわけですから,攻撃的態度はそっくり自分に返ってくる。だから今はできるだけ穏便に済ませておこう,と打算的に考えているのではないでしょうか。
 こんな姿勢で政権奪取は到底できません。そうならば,総裁の椅子なんぞさっさと放り出して,対決色のあらわな人物に代わって貰うべきでしょう。
 ともかく谷垣総裁では自民党は勝てません。世論調査でも,増えるはずの自民党支持率がいっこうに増えないではありませんか。

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今どき「温暖化」などと云っているのは日本だけだ―マスコミはなぜ気候変動と改めないのか

2012年01月29日 19時03分34秒 | Weblog

日本で「温暖化」と云う言葉がマスコミから注目されるようになったのは,悪名高き「京都議定書」以来でしょう。
「京都議定書」が制定されたのは1997年12月京都国際会館で開催された第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)でのことでした。(奇怪なことにWikipediaには,このように書きながら括弧内で地球温暖化防止京都会議と追記しています。理由はわかりませんが,「温暖化」と追記しているのです。)
それ以前から世界各地で異常気象が続発して,気象学研究者などの間で地球の平均気温上昇が問題にされはじめ,それが大気中の二酸化炭素濃度の上昇と相関するとする研究が発表され始めたのです。
この傾向に乗ったかたちで国連が主導して気候変動に関する国際連合枠組UnitedNations Framework Convention on Climate Change,UNFCC)は、地球温暖化問題に対する国際的な枠組みを設定したわけです。ここでは“Climate Change“は人為的要因による気候変動であって,自然現象としての気候変動(Climate Variation)とは違うと定義しています。地球温暖化Global Warmingとは云っていません。地球温暖化と云う言葉自体最初からマイナーな表現なのです。
用語の定義はともかく,以後今日に至るまで,日本では「温暖化」が独り歩き始めたのです。
「温暖化」と云えば,如何にも地球上の至る所で平均気温が上昇して暖かく,あるいは暑くなってきているように聞こえますが,ここ数年の日本各地の気候変動を見れば決してそうではないことが実感されるでしょう。NHKのお調子者が,日本でもマラリアが流行するようになる,などと妄言していましたっけ。
そもそも京都議定書が制定された当初から,当時成長著しかった日本に対する英国など欧州諸国による「日本叩き」が隠された狙いである,と指摘する人々が居たのですが,それらの声は次第にかき消され,人為的二酸化炭素主因説がメジャーになってしまったのです。
しかし,その後20年近く経過して,イギリスなどの思惑通り?日本は経済的衰退の道を辿り,加えて政権が未だ未熟な民主党に移行し,なかでも能天気な鳩山由紀夫などと云う首相が就任早々国連で,国内の議論もなんら調整しないまま思いつきのように,日本は人為的二酸化炭素排出量を10年以内に25%削減する,などというできもしない事実上国際公約してしまったのです。
今日,国益を損じてまで人為的二酸化炭素を削減するなどと云う議論をまともにしているのは日本だけでしょう。
それが証拠に,昨年末(2011年11月28日から12月9日)にダーバンで開催されたCOP17(UNFCCの会議,The 17th Conference of the Parties)は,事実上京都議定書の瓦解をもたらし,空虚な文言を並べてかたちだけは整えて閉会しました。次回は2012年12月と云うことになっていますが,内容のある会議を実現できるかどうか。京都議定書のなれの果て,と云えましょう。国益の衝突を伴う国際会議での決定は最初からあり得なかったのです。
人為的二酸化炭素の削減などと云う文字通り雲を掴むような,しかし各国の利害に直接結びつく議題で実質的結論を得るなどと云うのは所詮無理だったのです。
世界を眺めると,「気候変動」は年々激しくなっているようですが,はたしてこれは工業生産で排出された二酸化炭素によるものなのでしょうか。
気候変動を別な要因に帰する研究もあり,太陽黒点の変動に求める理論があります。
黒点は,太陽磁場が活発になれば増加し,沈静化すれば減少するという観測が為されています。黒点の増減は,太陽磁場の消長そのものと云えるのです。
この太陽黒点と,地球表面の雲量の相関を確認した報告があります。太陽黒点の観測は天体望遠鏡を初めて製作したガリレオの昔からなされており,今日に至っていますから,数百年連綿と続いているのです。
太陽黒点の増減が地球表面の雲量変化に影響を及ぼすことが,観測で立証されています。ウイルソンの霧箱にヒントを得た研究でした。
ところが最近数年は異常なまでの太陽黒点の減少期であり,これまでの比較的規則正しい周期的変動性を覆す状態が続いているのです。
このまま推移すると,かつて起こったマウンダー極小期(→Wikipedia) に近くなるのでないかと警告する研究者も増えてきています。マウンダー極小期にはイギリス・ロンドンのテムズ川が氷結したのです。氷結したロンドンを描いた画も残されています。
ですから,「温暖化」などという表現は好い加減に止めた方が良い,と主張しているのです。
どだい京都議定書制定の頃から日本の人為的二酸化炭素排出量は,世界全体のそれの6%程度に過ぎませんでした。いまやメジャーは中国でありインドでもあります。米国すらもトップではないのです。そして中国もインドも,米国すらも京都議定書を批准どころか認めても居ないのです。
日本では不勉強なマスコミが主導してお人好しの女性達を惑わし,人為的二酸化炭素削減を,如何にもこれで地球を救うみたいに錯覚させ,企業には二酸化炭素削減を謳えば環境優良企業になれる,と余分な金を費消するように仕向けているのです。
このまま推移すると,日本はますます衰退して国際社会から消えていくでしょう。それがイギリスなどの国際的「したたか」企業の年来の宿願なのかも知れせん。彼らの高笑いが聞こえるようです。


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円高が止まらない―世界中の誰がチンピラ安住財務相のブラフなんか聞くもんか

2011年10月27日 19時47分42秒 | Weblog

それにしても民主党・野田内閣の閣僚にはなんと安っぽい連中が多いのでしょうね。
中でも最悪なのが財務大臣・安住 淳。本人も驚いたという今回の閣僚人事,凡人には到底理解できません。
国対委員長としての行動に対する論功行賞? これには異論があるはずです。国対委員長当時野党から「態度が大きい,不愉快きわまりない,などと酷評されボイコットされかねない状況だったと,当時の新聞に書かれていたものです。
もちろん財務畑の経験無し。つい最近もある週刊誌に「もと暴走族」と見出しに書かれた人物です。
財務大臣就任後まもなくにG7だったかの国際舞台に出席することになった途端,初めての国際会議にはしゃいだのか興奮したのか「日本は来年に消費税を10%にする」と事実上の国際公約にしてしまいました。野田首相すら「来年には」とは明言していませんでした。
当時,自民党の谷垣総裁も石原幹事長も「国会で追及すべき発言だ」と,鬼の首でも取ったように云っていました。もっとも,その後谷垣総裁らは黙ったままです。これも奇怪なことですが。
いずれ追求するつもりで温存しているのでしょうか。

ともあれ安住氏の言動は,その容貌も含めて安っぽすぎます。まるでチンピラではありませんか。外国の要人も会った瞬間にその軽さを見破っているでしょう。そして腹の底で「このチンピラが何を云うか」と思っているに違いありません。
それでも百戦錬磨の外国要人達はそんなことはおくびにも出しません。
しかし見くびられているが故に,最近の超円高に「断乎とした措置をとる」などと発言を繰り返しても,市場はなんの反応も示さないのではありませんか。
我々だって使い古したただのブラフじゃないかと見ています。

私は,ごく近い将来,このチンピラ財務大臣が食言事件を起こして退陣に追い込まれる,と楽しみにしているのです。
ともかく安っぽすぎます。こんな財務大臣しか国際会議に送り出せない日本とは。

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今冬の厳寒はラニーニャ現象なのか―「温暖化」はどうした

2011年01月20日 19時04分17秒 | 地球環境

 気象庁によると(読売新聞1月17日),昨年12月から続いている日本列島の厳寒はラニーニャ現象によるものだそうです。ラニーニャ現象とは,太平洋赤道域の日付変更線付近から南米ペルー沿岸にかけての広汎な海域で海面水温が平年値よりも低くなってその状態が1年程度続く現象で,ラニーニャ現象が発生すると世界的な気候変動を引き起こすと考えられています。ラニーニャ現象の反対の現象がエルニーニョ現象であり,この2つの現象は近年よく知られるようになっています。(気象庁ホームページhttp://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino.html参照)
 ラニーニャ現象あるいはエルニーニョ現象が発生した際の発生のメカニズムあるいは発生時の気候変動との関連もかなり説明できるようにはなってきました。しかしこれはあくまでも「発生したときの」メカニズムあるいは状態であって,「発生を予測できる」わけではないのです。
 はっきり云えば,これらの現象が「何時起こるか」はいぜんとして不明のままなのです。これらの現象に関する過去の気象庁の発表も,「ラニーニャあるいはエルニーニョ現象が発生した模様である」としているに過ぎません。現象が発生したことが確認されれば,あとは過去の経験としての知識から,今年は厳冬であるとか暖冬であるとか付け足せば済むのです。ですからラニーニャ現象の発生時期も持続期間も判らないわけで,「かも知れない」「ようである」の領域なのです。
 そしてこの読売新聞の記事には「地球温暖化」が関与しているとは一語たりと書いてありません。気象庁のホームページも同様です。
それはそうです。ラニーニャ現象あるいはエルニーニョ現象に関与しているのは海水温であって,大気中の二酸化炭素それも近代の工業化により発生したと「温暖化論者」が主張する地球温暖化は関与していないのです。
 海水と大気の密度の差を考えれば当然です。海水中の原子分子が保有する熱エネルギーの量は,大気中の原子分子が保有する熱エネルギーの量から見れば桁違いなのです。エルニーニョ現象の際に海水が運ぶあるいは奪うエネルギーの量は,大気中の原子分子が運ぶあるいは奪うエネルギーの量とは比較にならないほど違うのです。海水のエネルギーのほうが圧倒しています。
 その海水を動かしているものが何か,そのメカニズムが何かが判らなければ,ラニーニャやエルニーニョ現象の発生を予測することはできないのです。海底の地形,海底火山,300℃を超える熱水を噴出しているチムニー,海水の大循環などなど,人類は未だ完全には把握していません。地震予知と五十歩百歩です。
 ですから,これらの現象を地球温暖化などと云う文字通り雲を掴むようなもっともらしい議論で説明しようすることは無理なのです。判ってもいない現象をもっともらしい説明でごまかすのは不遜というものです。精緻な理論の積み上げと見られていたはずの宇宙論でさえも,暗黒物質(dark matter)の発見でゆらいでいます。
 昨今の日本では何でも温暖化にこじつけようとしています。その裏には温暖化に結びつければひともうけできるというさもしい考えがあるのかも知れません。温暖化を防止して地球を救おうなどと美辞麗句を並べても,そもそも日本が発生しているとされる二酸化炭素の総量は世界全体の4%に過ぎません。
 そしてまた不思議なことは,近年かまびすしい気候変動を「地球温暖化」(global warming)という言葉で代用しているのは日本だけではないでしょうか。世界的に通用しているのは気候変動(climate change)であって,公式機関名もこちらです。
 「気候変動」ならば世界各地で起こっている大雪や大洪水も入りますが,「温暖化」では大雪はどうなるのでしょうか。ここにも日本の大小マスコミの不勉強無責任が関わっています。
 それはともかく,さすがの気象庁も今冬の厳寒を地球温暖化の結果とは云えないのでしょう。まがりなりにも科学者を中心とした集団のはずですから。

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中国産のトキを増やして何が生物多様性維持だ―トキを食い物にしている不心得者がいる

2010年11月08日 21時31分08秒 | 地球環境

 生物多様性維持とかを高らかに謳ったはずのCOP10は,結局名古屋議定書なる内容空虚な文書だけを残して閉幕しました。
 そもそもこの生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の趣旨は,世界中で失われつつある生物種を少しでも残し,維持しようという高邁?な理想だったはずです。しかし,現実の会議はそんなものではなく,未開の地に残され,もしくは未発見の遺伝子産物,例えば草木,動物,菌類などを採取して持ち帰って研究し,新薬などを創成した場合に生まれる莫大な利益を,それら遺伝子産物の元となった草木などの原産国にも分け与えよ,という極めて泥臭い「分け前分捕り合戦」だったのです。当然,原産国は開発途上国,研究開発と商品化は先進国,という決まり切った構図が描かれているわけです。開発途上国は,分け前はコロンブスの大航海時代まで遡りたいわけですし,研究開発と商品化に金をかけてきた先進国は当然抵抗します。こんなことはわかりきったことですから,この問題に深入りすることは止めます。
 それよりも単純でしかも深刻なのは,生物多様性維持は結構だが,どこまで維持することができるのか,と云うことです。おおまかなことは前のブログで提起しておいたので,今回は具体例,トキの問題を取り上げます。
 かつて日本上空を当然のように飛び回っていたトキは,農薬の過剰使用でエサとなるドジョウなどが減少するにつれてついに絶滅に追いやられました。もう遥か昔の話でした。それが,絶滅したトキを再生しようと云うことになり,国家的プロジェクト(らしい)にまで発展して,一部では人工繁殖したトキが新潟方面で飛び始めるに至りました。
 しかし,これは本物の日本の特別天然記念物トキなのでしょうか。
 とんでもない。中国に生息するトキを日本に持ち込んだに過ぎません。ですから,DNAを検査すれば一目瞭然のはずです。それとも,かつて日本に生息していて絶滅したトキそのものが中国産だったのでしょうか。
 このまま現在の野生復帰を続ければ,なるほど一見日本の特別天然記念物トキが再現したように見えますが,これは全くの中国産トキの繁殖に過ぎないのではありませんか。
 そうしたトキを見て,将来「日本は中国領の一部になった,それが証拠にトキを見よ」と中国人に主張されても反論のしようがありません。もちろんこれはブラック・ユーモアであって欲しいのですが。
 日本原産の特別天然記念物トキは絶滅してしまったのです。それが現実です。その事実を国民が自覚すべきなのです。
 単なるロマンとしてのトキの再繁殖なぞ無意味なのです。ただし,この幻想を食い物にしているのではないかと思われる連中がいるのです。
 毎年どれだけの予算がトキ繁殖と野生復帰に使われているのでしょうか。そしてそれは適正な予算執行なのでしょうか。それこそ「仕分け」すべきものなのではありませんか。
 今年3月,トキのために建設されている約4000平方メートルの馴化ケージ内にいたトキが,外部から侵入したテンに襲われました。何羽かのトキがテンに食べられてしまったのです。環境省はケージの隙間を塞ぎ,さらに外側に電気柵を設置したのです。これにかかった費用が約4000万円!当時のNHKニュースの映像を見てびっくりしました。そもそものケージの鉄骨は,溶断したと思われる柱の断面がギザギザ,まともな工事ではありませんでした。しかもできあがったケージは穴だらけ,外敵の野生動物が自由に出入りしていたのです。最初からしっかりと管理していれば起こらなかった手抜き工事です。工事の乱雑さは,個人としてあるいは企業として鉄骨工事を経験した人であれば,一目でこれはひどい,と判るほどです。切り口は触れれば怪我しそうですし,溶断面はギザギザでした。通常,仕上げにグラインダーをかけて平滑にするのが常識であり,工事人の良心です。
 ほとんどがらんどうのケージの補修費が,1平方メートル当たり1万円!ひど過ぎませんか。実際には周囲の金網だけですから,周囲1メートル当たりではもっとかかったことになります。こういう工事を「やらずぶったくり」と云います。
 おそらく,地元の鉄骨工事屋(多分)は,新築から補修まで大儲けしたはずです。今日の日本で大手を振ってこんなことができるのは,いわゆる環境関連工事だからではありませんか。生物多様性も云ってみれば環境問題です。そして「環境を守ろう」,「自然を守ろう」と唱えれば「そこのけ,そこのけ…」なのです。一見正義に見える不正がまかり通っているのです。
 今回の生物多様性に関する会議も,アメリカは冷静に回避しました。生物多様性維持の条約そのものを締結していないのです。日本国中がセンチメンタリズムに充たされた日本は,これからもどんどん貴重な財産を外国にむしり取られ続けるでしょう。

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生物多様性の維持なんか幻想だ―京都議定書の愚を繰り返すな

2010年10月18日 23時19分39秒 | 地球環境

 いわゆるCOP10(10th Conference of the Parties)の本会議が始まりました。これまでの数日間はその準備会議で,生物資源由来の薬剤などの産物の利益配分を検討していたはずですが,はやくも暗礁に乗り上げたようです。
 準備会議の成り行きを見ていますと,懸念していたとおりの進行であり,要するにアフリカや東南アジアなどの開発途上国で採取した植物,動物,果ては病原菌などを先進国が持ち帰って薬品その他の有用物質に利用して巨額の富を得ているにも拘わらず,もとの開発途上国には見返りがない,あるいは少ないからもっと寄こせという利益の取り合いです。折り合うはずもありません。永久に平行線を辿るのではないかと懸念されます。
 日本のお人好し,あるいは無知の閣僚あるいはマスコミは,生物多様性の維持のための会議であって将来の地球を救う大事な会議だと,高らかに謳っている,もしくはそのフリをしていますが,会議の実体は上に書いたような開発途上国と先進国の利益配分という,どろどろしたものなのです。
 この構図は見たことがある,と感づかれた方も多いと思いますが,かつて1997年京都において開催された第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)で,議長国日本が主にイギリスなどのヨーロッパ各国の策謀に敗れ,ほとんど一方的に不利な温暖化ガス抑制を押しつけられて京都議定書なるものを成立させてしまった経過と酷似しているのです。
 もともと国際交渉にナイーブな日本は,議長国の面子だけを重んじて議定書成立だけを急ぐあまり,将来に重大な禍根を残す京都議定書を押しつけられてしまったのです。それなのに,NHKをはじめとするマスコミは”Save the future!”と叫んで,京都議定書の成立をはやし立てました。
今回の生物多様性維持会議でも,NHKはそっくり同じセリフ”Save the future!”を叫んで,いかにも地球の守護神のごとく振る舞っています。全く救いようがないマスコミです。
 さいわい温暖化防止の方は,もともと人為的二酸化炭素を主原因と決め付けるIPCCの作為的虚構が,当然のことながら行き詰まり,実現困難なことが昨年開催されたCOP15に至り世界的に明らかになり,IPCC内部のスキャンダルなどもあって(いわゆるClimate scandal),本年12月のCOP16をもって胡散霧消する可能性も濃くなってきました。
 CO2抑制の方は,我が日本の史上最悪の愚かな総理,鳩山由紀夫が総理就任早々の国連総会で胸を張って宣言してしまった,できもしないCO2抑制目標が,日本の生産活動,さらには経済活動の障害になってしまいましたが,COP16をもって終わりにしてくれるかも知れません。
 しかし,生物多様性維持を表向きの主たる目的にした会議の方はまだこれからです。そして,鳩山由紀夫は数ヶ月で退陣しましたが,依然としてその後継菅直人内閣は続いています。愚かなことでは鳩山由紀夫ととんとんです。どんな愚かな人間が日本に不利な議定書を,地球を救うとか勘違いして提案してしまうかも知れません。受け入れてしまうかも知れません。
 これまで1年近い民主党内閣のやりようをみていると,どこそこの国に何百億,どこそこの国に何十億と大盤振る舞いして平然としています。それらの原資はみんな国民の経済活動,国民の税金で蓄積されたものの筈です。今回の生物多様性維持会議でも,低開発国に大盤振る舞いする懸念が十分あります。
 根本的に考えれば,そもそも生物多様性など維持できるものなのでしょうか。
 CO2の時と同じように,今回も自分の顔と名前を売り込もうとしかつめらしい,あるいはこの世の終わりと云わんばかりの顔をして,生物多様性の維持が如何に大切かとマスコミで説きまわったいる連中がいます。しかし,彼らは「本気で」可能だと思っているのでしょうか。
 私は,生物多様性なんて維持できるものではない,と考えています。かつて繁栄した種が,環境の変化で絶滅してしまった例は,過去にもいくらでもありました。人類の活動だけが原因ではありませんでした。
 人類を考えてみましょう。人類の起源はアフリカにあると云われていますが,人類誕生直後しんの人類と現代の人類を比較すれば直ぐに判ります。現代では人種が多様に混淆して,すでにそのルーツを辿ることもできなくなっています。人がホモサピエンスから進化?して,俗にホモモーヴェンスと云われるように移動を繰り返すようになった現在,よほど未開の地ならばともかく人種は混淆してしまっています。そのなかでそれぞれの地域の人種を特定することの意味すら危うくなっています。
 人類という,云うなれば生物社会の最高の位置にある種ばかりでなく,たとえばアメリカ固有の貝が輸送船のバラスト水の中に取り込まれ,日本に移動し,そこに定着して日本在来種に取って代わる,といった混淆もあります。
 本来移動できないはずの植物ですら,貨物に混じってはるか彼方から日本にまで運ばれ,根を下ろして定着してしまいます。原始の時代から,鳥に食べられた果実の種は遠いところまで拡散していました。ただし,動物にしろ植物にしろ,運ばれた先の生存条件が異なればそれなりに順応が生じて,その地の固有種になることはあり得ます。しかし,それには気の遠くなるような時間が必要で,それらをいちいち分類して生物多様性などと云ってしまってよいのでしょうか。
 要するに,種の拡散は当然の現象であり,これに抗することは植物動物,いや細菌さえも不可能です。
 熱力学で創始されたエントロピーの概念は,その後情報理論に拡張され,「乱雑度」の数学的表現と見なされていますが,生物でもエントロピーは増加する一方であり,どこまでが固有種と云えるかどうかもどんどん曖昧になっていきます。コーヒーの中のミルクは,一度拡散してしまえば分離は不可能に近いのです。
 そんな中で,生物多様性などと唱えても,幻想に過ぎないのではないでしょうか。
 むしろ今回,いや今後展開される生物多様性維持の議論は,あくまでも建前であって,本音は冒頭に挙げたような遺伝子資源の分け前争いなのではありませんか。
 一例を挙げれば,エイズウイルス(HIV)はアフリカから始まったとされており,HIVウイルスを発見し,そのウイルスを根絶するための研究を進めて治療薬を開発した国が利益を得たからと云って,極端な話ですが,HIVのウイルスを提供した国が利益を寄こせ,というのもおかしな話ではありませんか。
 じつは今回の会議前にも,たとえば鳥インフルエンザもしくは新型インフルエンザのワクチン製造の元となるウイルスもしくはウイルスを保菌するニワトリを提供した側が(主として開発途上国ですが),ウイルスもしくはそれを保菌するニワトリの提供を渋る,ということが起きていたのです。
 こんな経過を見てくると今回も,生物多様性維持などと云う幻想ときれいごとだけに振り回されて,またまた京都議定書と同じ愚を繰り返すのではないかと心配するのです。
 臓器移植を受けた世界中の患者に欠かせない免疫抑制剤に「タクロリムス」(FK506)という薬剤があります。日本の藤沢薬品(現アステラス製薬)が,筑波山の土壌細菌を採取して薬剤として完成した日本独自の極めて優れた薬剤です。これは日本の土壌から採取された細菌が原料であり,日本の技術で開発された薬剤ですから他国からとやかく云われるべきものではありません。しかし,これがアフリカや東南アジアの密林から採取された土壌から得られた細菌であったとしたら,一筋縄ではいかなくなる,というのが今回の会議なのです。
 たしかにFK506は製薬会社にとってドル箱かも知れません。しかし,その利益を茨城県あるいは筑波学園都市に還元せよ,などと云い出したら収拾がつかなくなるでしょう。
 くれぐれも議長国日本と云うことに惑わされてはなりません。もしかするとこの会議も日本をターゲットにした西欧の製薬会社の陰謀かも知れません。

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小沢一郎を中国に派遣せよ―媚中売国か愛国か直ぐ判る

2010年09月21日 19時12分42秒 | Weblog

 尖閣諸島近くでの中国漁船と日本の海上保安庁巡視船の衝突事件は,中国政府の強硬対応で,予想以上の複雑な政府間問題に発展しつつあります。
 そもそもは,尖閣諸島の帰属問題であり,近年東シナ海での海上覇権を拡大強化しようとしている中国が,新任の丹羽中国大使を深夜に呼びつけたり,かねてから予定されていたはずの日本の青年約千名の上海万博訪問団の受け入れ拒否,さらには上海市内でのSMAPの公演中止までエスカレートしています。
 日本側が,逮捕した衝突中国漁船の船長の拘置延長を発表したことで,中国側はさらなる強硬策に出る,と公式に発表する事態に立ち至っています。
 ここまでこじれると,中国側も容易なことでは挙げた拳を下ろせないでしょう。そして,その影響は日中間の貿易,中国国内に進出している日本企業への様々な圧力へとエスカレートしていく危険性が明らかです。
 対中強硬派と云われている前原氏が外務大臣に就任した直後であり,当然のことながら中国側はこれに敏感に対応した,とも考えられます。
 しかし,この問題を放置しておくわけにはいきません。日本側もなんらかの対応策,ソフトランディングの道を探らなければならないことは当然であります。
 ではとりあえずどうしたらよいか。私は,小沢一郎を急ぎ中国に派遣すべきだと考えます。
 先の民主党代表選で,少なくとも表面上は菅直人に敗れた小沢一郎は,「一兵卒に戻って党のために尽くす」とか殊勝な言葉をまきちらしていますが,内心は判ったものではありません。
 しかし,この訳の判らない男は,依然として民主党内で最大勢力を占めているのです。これをどう扱うかは,消去法で国民が仕方なしに容認した菅直人にとっても,重要な課題であることは誰もが認めるところです。
 大多数の日本国民にとって,もはや有害無益な小沢一郎をどう処分するか。私は,小沢一郎を緊急に中国に派遣することを提案します。民主党代表であり内閣総理大臣である菅直人が命令すればよいのです。特命大使とかなんとか肩書きをつけて。
 昨年9月の衆院選勝利以来,民主党内には依然として小沢信仰が充ち満ちているようです。そして,小沢本人も,美人ばかり集めたいわゆる小沢チルドレン(小沢一郎の「歓び組」)を従えて,党内に君臨しているつもりです。
 その勢力を見せつけたのが,昨年末2009年12月11日の,国会議員140名を含む総勢600名の,中国詣ででした。胡錦涛主席と会談した小沢一郎は,「私は人民解放軍野戦司令官」と自称したとかしないとか。要するに中国への忠誠を誓ったふしがあります。そしてそれに応えたかのように,胡錦涛主席は総勢600名と一人ひとり握手して,それぞれのツーショット記念写真まで撮影するサービスまでしたそうです。
 小沢一郎が,これほど誇示する太いパイプを中国首脳陣との間に持っているのであれば,今回のような尖閣諸島領有問題に端を発した軋轢の解決にもってこいではありませんか。ただし,これは小沢一郎があくまでも日本人であり,日本側に立ってことに臨めば,の話ではあります。
 小沢本人が,いや尖閣諸島はそもそも中国の支配下にあり,中国側が領有権を主張するのが当然である,と考えているのであれば何をか況んや。
 ですから,いま尖閣諸島問題で小沢一郎を派遣すれば,媚中売国の徒か,多少とも愛国の心が残っているのか,リトマス試験紙のように小沢一郎の本心が顕れるのではないでしょうか。

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小沢一郎サン,2週間の作り笑い,お疲れ様でした―悪党の笑顔ほど嫌らしいものはない

2010年09月14日 21時16分34秒 | Weblog

 民主党の代表選挙は今日の午後に結果が出ました。決して菅直人が良いわけではありませんが,小沢一郎が総理になったら起こるであろう諸々を考えると,遙かに小物であろう菅直人をねじれの参院でいじめ抜いた方がましだと思うからです。
 そうでなくとも,最近の尖閣列島をめぐっての中国の居丈高を見,史上最悪の愚かな総理・鳩山由紀夫が引き起こした普天間基地移転問題の解決法として成立した窮余の一策である日米合意さえも覆そうとする発言,そして総理になったら説明するとまで先送りしようとする政治資金疑惑,等々全てを考慮すると,小沢一郎だけは政界から葬り去らなければならない,と信じています。
 その悪党あるいは悪党面の小沢一郎が,今回の代表選挙に先立つ2週間の運動期間中,少なくとも外面は笑顔に終始していました。その不自然なこと,見ていて「ああ無理しているな,お疲れ様」と思わず苦笑せざるを得ないような毎日でした。
 これまで笑った顔が皆無に近かった小沢一郎が,それが本物であれニセ物であれ,満面に笑みをたたえた顔をマスコミ,つまり世間に晒すことは,さぞかし疲れたことでしょう。
 しかし,小沢一郎本人よりも疲れ,毎日不愉快だったのは,どう見ても悪党の笑顔としか思えない顔を連日見せつけられた国民の方だったのではないでしょうか。
 他の人はいざ知らず,少なくとも私は毎日不愉快でした。
 こうまでして権力を握りたいのか。いや,総理になっておけばいかに検察審査会が10月に強制起訴との結論を出そうとも,憲法だか何だかで閣僚の起訴は免れ得ることを知った上での立候補だ,とも囁かれていたのです。
 菅直人よりは数等も数十等も悪人然としたこの男小沢一郎がもしも,もしも民主党代表になり,すなわち総理になったとしたら,平然と日本を中国に売り,日本をして中華人民共和国の日本省(財務省とかではなく広東省とおなじ中国の地方自治区としての)としかねないでしょう。その懸念はこの男を政界から放逐しない限り拭いきれないでしょう。
 日本のマスコミが何を考えているのか。マスコミが,やれ豪腕の男だとか,壊し屋だとかはやし立てているからこそ,マスコミに対して妙にナイーブな一般国民が小沢一郎に対して独特の思い込みをしているのです。おそらく裏でなにがしか掴まされているのかも知れません。実体は,豪腕でも何でもない,ただの「張り子の虎」に過ぎないのに。
 それにしても小沢一郎サン,不自然な作り笑いの2週間,本当にご苦労さまでした。


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恥というものを知らない鳩山由紀夫と民主党―小沢一郎なんか論外だ

2010年08月30日 21時43分55秒 | Weblog

 通常の神経の持ち主ならば到底できないことです。
 本人の政治資金問題,いわゆる個人献金についても出所(母親)はともかく使い方については何ら説明もせず,それよりもなによりも普天間基地移設問題での失態は日米同盟を危うくしたものでした。加えて,小沢一郎の政治資金問題は本人が何ら説明もしないままであり,その責任を取って,つい3ヶ月足らず前に総理の座を菅直人に明け渡したばかりではありませんか。
 それがノコノコと出てきて菅直人・小沢一郎の仲介役のつもりとは。 
 6月当時の鳩山由紀夫・小沢一郎の辞任は,その後に行われた参院選を有利に進めるためであったと云われたものですが,鳩山由紀夫,いや民主党全体がそのような見方を否定してきました。しかし,真相はまさに選挙のための一時隠しだったのです。
 それにも拘わらず民主党は大敗して今日に至った訳です。
 ところが昨今は,その事実をまるで忘れたかのように,今度は菅・小沢の一騎打ちとばかりに,民主党内は菅陣営と小沢陣営に二分して争っています。
 鳩山由紀夫なぞ,小沢一郎と共に少なくとも数年間は蟄居謹慎していなければならないはずなのに,舌の根も乾かぬ内に菅・小沢の間を取り持とうなどと政界をうろうろいているのですから,まさに醜態,見苦しい限りです。
 首相在任中から,「史上最悪の愚かな総理」と自他共に認める存在だったのですから滑稽というか珍妙そのものです。恥というものを全く知らない,通常の常識を越えた存在です。もっとも,佐野真一氏によれば,恩人の妻を寝取って女房にした後始末も,母親の鳩山安子さんに委せっぱなしだったというのですから,鳩山由紀夫の破廉恥は徹底したもののようです。
 最近の異常な円高など何処吹く風,民主党どころかマスコミ各社までが菅だ小沢だとうつつを抜かし,真の日本の危機にはまったく頭が回らない有様です。
 情けないことに,民主党内部が全てこの有様で,昨年の衆院選での大勝だけを頼りに,本当の政治は小沢先生に任せなければ,なぞと選挙前にはフリーターだった連中までが興奮しています。
 マスコミ各社は,いまだに小沢一郎の豪腕に期待する,とか云って小沢一郎神話を信奉した話題作りに汲々としています。小沢一郎を「張り子の虎」と云ったのはみんなの党の渡辺喜美でしたが,まさに勉強不足のマスコミが勝手に創った豪腕神話のお粗末です。(このブログでは,数年前に小沢一郎を張り子の虎と書いています。)
 その間に,世界における日本の評価はどんどんと下がり,その間に新興各国が台頭するなど,やがて数年を経ずして日本は世界から見捨てられる恐れも出てきました。もっとも小沢一郎が総理になったら,日本を中国の管轄下に置くこともありそうです。それは,小沢一郎が直接引率して実施した中国詣でを見れば分かるでしょう。小沢一郎は,中国の胡錦涛主席の前で感涙にむせんだものです。
 民主党なんか四分五裂してしまえばよいのです。政党として存続する価値もありません。
 そもそも連合を第1のタニマチとしながら,公務員改革を標榜するなど,口先で云っていることと実行することとは大きく乖離しているのが民主党の実体です。仙石官房長官始め,大臣副大臣の多くが,連合配下の公労協その他労組出身者ではありませんか。
 このまま日本を民主党に委せたら,数年を経ずして日本は没落してしまいます。国民の中の無党派層は,何処まで考えて政権を委ねているのか。
 恥を知らないのは,鳩山由紀夫ばかりでなく,民主党員全員でしょう。あってはならない事態ではありませんか。

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鳩山由紀夫はニワトリか―たった3歩で過去を忘れる

2010年08月23日 21時00分20秒 | Weblog

 かつての大戦直後,食糧難の時代には,東京など都会の家庭でも卵や肉を得るため
ニワトリを飼っていました。
 これらのニワトリは,犬・ネコに襲われないように,材木にトタンと金網で組み立てられた鶏小屋に収容されており,日中小屋から出されて露地の虫などを啄ませたりしていました。
 ちょっと観察していると,露地に出されたニワトリは夢中になってエサを食べ過ぎ,胃袋が丸く突き出ていました。夢中になるあまり胃がパンパンにふくれてもまだ食べています。
「ニワトリは3歩歩くと食べたのを忘れるから,胃があんなにふくれても食べ続けるのだ」と年配者がよく語ったものでした。ですから,ニワトリは忘れっぽい,という認識が定着していたものです。
 なぜこんなつまらないことを長々と語ったか,と云うと,先日軽井沢で開催された鳩山由紀夫主催の民主党議員らの会合のTV報道を見たからです。
 鳩山由紀夫は,いまどきの若者の結構式衣装のような真っ白の上下を着て参会者から浮き上がって見えましたが,本人はそれが嬉しいらしく,盛んにはしゃいでいました。鳩山由紀夫がいつもけったいな服装をするのは,エキセントリックな女房の容喙によるものでしょう。悪趣味そのものです。
 それにしても変ではありませんか。鳩山由紀夫は6月始めまで日本の総理大臣であったのに,自身の政治資金問題,いわゆる故人献金問題に関してその顛末を明らかにはしておらず,さらに重大な普天間基地移設問題について日米間の政治的合意事項について全くの無策に終始してその言をくるくると変え,日本の安全保障を根底から危うくしたことで,史上最悪の「愚かな総理」と自ら認めて辞任したばかりではありませんか。
 3ヶ月足らず前の辞任当時には,次期衆院選には出馬することなく,事実上政界を引退するようなことを明言していたはずです。
 ところが,最近は民主党の代表選挙にも介入しようとしているではありませんか。「舌の根も乾かぬうちに」と云いたいところですが,これでは3歩前に食べたエサを忘れるニワトリよりも程度が悪い。この男の言葉は全く信用できません。
 衆参両院の民主党議員ばかりでなく,民主党に共感する周辺の人たちは,こんなニワトリ以下の鳩山由紀夫をいまだ支持しているのでしょうか。自他共に認める「史上最悪の愚かな総理」が,またまた復活するのでしょうか。もしそんなことになれば,世紀の悪党・小沢一郎と共に,日本を滅亡に導く事態となることは明らかです。
 それにしても,これほど自身の発言をころころと変える男,ひどすぎませんか。それともこれは,いわゆる「団塊の世代」に共通する傾向なのでしょうか。

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エコ幻想が高齢者を熱中症で殺す―「欲しがりません,勝つまでは」世代の悲劇

2010年08月09日 21時42分37秒 | 地球環境

 高温多湿が続く今年の夏(何年ぶりの現象であっても,決して初めてではないのですが)は,熱中症の季節です(熱中症死の多発は初めてでしょう)。
すでに多数の死者が出ており,しかも年齢別としては高齢者,しかも後期高齢者といわれる70歳以上が70%以上に上る,という特性があります。加えて,後期高齢者の熱中症死が室内,それもエアコンも完備している室内で起こっているのです。
 エアコンをつけて居さえすれば決して起こらなかったろうという状況での熱中症死なのです。
 なぜ,こんなことが起こるのか。私なりに分析しました。そして一つの結論に達しました。
 熱中症死を遂げられた人たちの多くは,エアコンがありながらつけていなかった,と云うことに問題があります。
 高齢者は,エアコンについて,とくにいわゆるクーラーとしての使用についてある種の固定観念がある,ということです。第1は,高齢者に特有の「クーラーに対する特異な恐怖心」,第2はいわゆる「勿体ない」の強い良心的呵責です。
 第1の「恐怖心」は,エアコンがほとんど各戸各室に備わっていることが常識になっている現代の人たちには理解できないくらいです。後期高齢者のひとりである私自身は,理系の人間でもあるせいか,この恐怖心はほとんどないのですが,かつてはマスコミや本,雑誌などもクーラーは身体に悪い,とする傾向が強かったのです。もちろん「冷やし過ぎ」の問題なのですが。
 私自身の経験として,子どもがあせもになりやすい体質だったので,当時の先端だったクーラーを子どもの部屋に入れました。ところが,母親が来るたびにクーラーを止めさせるのです。理由は「身体に悪い」でした。そのうちに撤去せよとまで云い出しました。
 仕方なく,母が来るたびにクーラーのコンセントを引き抜き,家具の後ろに隠したものです。その分,母が帰った後であせもの治療に苦労しました。
 母も執拗で,子どもが凍え死ぬ夢を見た,などと電話で云ってきたりして,応対に困ったものでした。おとぎ話のようなこの話は事実です。ブラック・ユーモアではありません。
 もちろん当時のクーラーはコントローラーも大雑把で,エアコンとは呼ばずにクーラーと呼んでいましたが。
 しかし,母の恐怖心は,決して母ひとりの思い込みではなく,当時,かなりの人たちに共通していたものでした。
 ですから,現代の後期高齢者においても,エアコンは就眠時だけ,その後は停止するようにタイマーをセットする,などしている人が少なくないはずです。そして,寝入った後でエアコンがオフになっても,面倒だとか,無意識で,ふたたびオンにすることもなく,汗だくになったまま,最悪の場合に熱中症死に至るのです。
 第2の「勿体ない」の良心の問題は,今日の後期高齢者が,かつての太平洋戦当時に経験した「欲しがりません勝つまでは」の標語と強く結び付いています。
 この標語は,国家規模で強制されたもので,太平洋戦争当時には街のそこここにもポスターとして張られてもいました。当時の小学生(つまり現在の後期高齢者)などにはほとんど固定観念として植え込まれていたものです。潜在意識化していたとも云えます。
 IPCCが主張し始めて,京都議定書として国際条約レベルになってしまった,温室効果ガスの抑制は,今年の猛暑には無関係であることが明らかになっています。猛暑の原因とされている偏西風の蛇行,エルニーニョあるいはその後のラニーニャ現象などは,大気中の人為的二酸化炭素濃度の上昇などでは説明できません。
 そもそも最大の温室効果ガスとされている二酸化炭素が,今年,あるいは最近の世界気象に影響を与えているかも怪しくなってきています。IPCCは,今世紀末の気温上昇,という長い(半長期的?)スパンで,大気中の人為的二酸化炭素濃度の上昇を,ある種のモデルでシミュレーションして議論していたに過ぎません。しかも,現実には人為的二酸化炭素は増えていない,と主張している人たちも存在するのです。
 それなのにNHKを始めとする日本のマスコミは,「エコ,エコ」と日夜叫んでいます。異常とも云える社会現象です。日本のマスコミが異常なのかも知れません。それが証拠に,昨年末に今後の温室効果ガス抑制の世界的方針を協議するはずだったCOP15,あるいは本年12月予定のCOP16は,各国の主張が衝突して,なんら具体的な数字を決定できない見通しになっています。
 にもかかわらず日本では,朝から晩まで「エコ,エコ」とまるでエコを唱えなければ日本,いや地球全体に対して悪を為しているかのようです。
 ですから,第1の前提,つまり幼少年期を「欲しがりません勝つまでは」の環境で育った現今の後期高齢者の中には,エコをしなければそれは国家に対する犯罪とさえ思い詰める人たちがいてもおかしくないのです。
 結局,第1と第2の前提が互いに作用しあって増幅され,後期高齢者はエアコン使用を躊躇し,挙げ句の果てに熱中症死を遂げるのです。
 それでは,日本のマスコミの中でもとりわけ熱狂的にエコを叫ぶNHK自らは,現実問題として日々エコに励んでいるのでしょうか。
 NHKは,「NHK環境白書」を発行していますが,NHK社内のエコ実現度は全くと云ってよいほど進んでいないのです。数年前の同白書を調べてびっくりしました。1日のコピー用紙消費量がなんと36万枚(1日ですよ)で,しかも年々減るどころか増えているのです。電子化などで合理化する気もないようです。後期高齢者がこの数字を知ったらびっくりするでしょう。いや,想像もつかない,と云ったほうが当たっているかも知れません。
 国民に「エコ,エコ」と強制しながら,自分たちは一向にエコでないNHKの欺瞞放送を見て,それを真に受け,自らは罪悪感に苛まれてエアコン使用を控えて熱中症死を遂げる馬鹿馬鹿しさを指摘せずにはいられません。

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帽子を取れ,無礼者!―芸人・テリー伊藤の非礼

2010年08月07日 19時45分22秒 | Weblog

 この稿の内容については,その前提となることを少しお断りしておかなければなりません。2つあります。
 第1に,少なくとも現在の日本においては,男性の帽子は警察官,消防官などの特殊任務を除き,屋外での着用を前提としており,一般的に屋内での着用は非礼とされています。この日本の常識とも云える前提に異論をとなえる方は少ないと思っています。それでも,いや芸人が着用しているのは一向に差し支えないじゃないか,と仰有る方もあるでしょう。舞台,あるいテレビ番組でのステージとして設定された場所であれば,仕方ないでしょうが,たとえばテレビのクイズ番組などで被っているのはどんなものでしょうか。なんとなく違和感を感じてしまいます。そんなのはファッションでも何でもない。失礼の部類に入るのではないでしょうか。そういった非礼の帽子の着用がいつの間にかファッションになってしまい,観る者に不快感を与えていたのが,昨今当然のようになってしまいました。悪貨は良貨を駆逐する,です。
 うまいもの巡りなどと称して料理店に出向いた場合,帽子を被ったままでものを食べるのは如何なものでしょうか。場末のラーメン店ならばともかく。
 以前偶然に見た「ちい散歩」という番組では,地井武男なる年配の俳優が,こともあろうに上級らしいホテルのレストランに入って,ハンチングを被ったままで高級らしい料理を食べて見せたのには愕然としました。かなりの年齢であり,ハンチングを被ったままで食事をする,という礼儀を失した行為には驚き,「ああこの人は子どもの頃に碌な躾けも受けなかったのだな」と哀れに思ったものです。もっとも,地井武男は見知らぬ人に初めて挨拶をする際にもハンチングを取らないことが多いようですから,いい歳して挨拶の礼儀も知らないのでしょうね。
 女性の帽子については,アクセサリの一部との見方が,特に西洋にあり,私もかつて英国内での昼餐会で,一段高いところに着座されたエリザベス女王が白い広つぱの帽子を被ったまま食事をされたのをテレビで見た記憶がありますが,滅多にある光景ではないようです。アメリカ映画でさえそんな場面は少ないようです。
 2番目の問題は,ここで話題にする「テリー伊藤」なる人物が芸人なのか,と云う点です。ウィキペディアなどによりますと,公式の職業はテレビ番組などの演出家だそうです。
 しかし,私が問題にしようとしているこの者のテレビ出演の際には,真っ白な帽子(中折れ風)に真っ白な枠のメガネであって,その姿形は三流芸人そのものです。コメンテーターのつもりのようですが,中身は空っぽで,異様な姿形だけが目立つに過ぎません。
 ですから,こんな姿形で出てくるテリー伊藤は,芸人に過ぎないとみて差し支えないと思います。
 したがって,ここでは芸人・テリー伊藤として問題にします。これが第2の前提です。
 さて,こんな中身もない芸人にコメンテーターもどきを勤めさせようとするテレビ局もテレビ局ですが,いい歳した本人があっけらかんと出演料を稼いでいるのは自覚がなさ過ぎるのではないでしょうか。
 この芸人・テリー伊藤がもっとも大きな非礼を犯したのは,昨年秋頃に行われた麻生太郎首相(自民党が大敗した衆院選挙直前の,自民党最後の総理大臣)との対談でした。こともあろうに天下のNHKの番組でした。
 この対談にも,この芸人は帽子を被り,同色の珍奇なメガネを着用した姿で現れたのです。もちろん中身の薄い対談でしたが,選挙直前でもあって麻生首相(当時)は真摯な態度に終始していました。
 しかし,観ていて不愉快であり,この番組は民主党寄りのNHK労組が自民党及び麻生首相を公共放送の場で貶めようと仕掛けた番組であろうと気が付きました。
 恐るべき公共放送の悪用です。そして,その意図に乗った芸人・テリー伊藤の非礼は許されるものではありません。
 こんな芸人風情が増えてきて,悪いことに若者達がそれを良しとして真似るようになっていくことが,日本の滅亡への道を早めているのではないでしょうか。

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謝罪どころか釈明もしない民主党―「直近の民意」はすでに民主党にはない

2010年07月15日 19時18分07秒 | Weblog

 7月11日の参院選挙の結果は明らかで,民意は与党民主党から離れ,自民党などの現野党に移ってしまいました。
 民主党の参院選大敗の主な原因は,菅直人総理の唐突な消費税発言だとされています。しかし,奇妙なことは,菅総理自身が明確に述べていたように,そもそもは自民党の谷垣総裁が今回の参院選での提言として10%消費税を挙げ,菅総理は自民党の提言を参照しつつ,云って見れぱ自民党の提言に乗ったのです。
 ですから,消費税論議が現政権にとって致命傷となった,と云うのはおかしいのであって,10%消費税の是非が参院選の結果を左右したのであれば,自民党あるいは自民党の谷垣総裁にこそ真っ先に逆風が当たったはずです。
 いや,10%消費税をめぐっての菅総理の迷走ぶりが,民主党に対する逆風になったのだ,と云い立てるマスコミもあるのですが,それも十分な説得力があるとは認めがたいでしょう。
 今回の参院選における民主党の大敗を10%消費税論議に帰するのには無理があるのではないでしょうか。
 昨年秋の「政権交代」以後の初代民主党総理,と云うよりも自称「愚かな総理」鳩山由紀夫の,ほとんどすべての政策における迷走ぶりと,小沢一郎の存在,さらには鳩山由紀夫と小沢一郎のそれぞれの政治資金問題こそが,今回の参院選の民主党大敗の根本原因だったのではありませんか。
 参院選を総括するマスコミの態度,各党の姿勢,それぞれに「?」を付けたくなります。
 それにしても昨年の衆院選以来10ヶ月ほどの間,民主党の議員らが嬉しそうに,そして得意そうに繰り返していた「直近の民意」は,いまや民主党から失われたのです。
 ところが,民意が去った民主党であるのに,民主党の議員達,とくに中堅・若手の連中は,いまだに民意は我が党にあり,と勘違いしているようです。
 先ず,菅内閣で幹部に成り上がった連中の傲慢な態度,いまだに自民党を始めとする野党の幹部議員すらも睥睨しているように昂ぶっています。
 例えば,政調会長の玄葉光一郎,国対委員長の糠床いや樽床伸二の傲慢そうな顔は見るのも不愉快,テレビならばチャネルを切り替えるかスイッチを切るほかありません。
 むしろ,かつての自公政権が苦しんだ衆参ねじれ現象を見てきた菅総理以下の最高幹部の方が,これから直面するであろう重荷を想って,深刻な顔になっているように見えます。
 しかし,もっともいけないのは,今回の参院選大敗を,民主党内の誰彼を問わず,総括もせずに知らぬ顔をしていることです。
 根本原因であった鳩山由紀夫,小沢一郎の政治資金問題は勿論のこと,北海道教員組合の問題,鳩山政権の迷走…。民主党の誰一人として謝罪も釈明もせず,知らん顔ではありませんか。
 第一,昨年の衆院選のマニフェストが,その内包する矛盾,杜撰さからどんどん修正を加えられようとしている現状に対しても,論理の一貫性を守るわけではなく,変更の理由すら知らん顔で逃げようとしています。
 千葉景子という法務大臣は,今回の参院選で議席を失ったにも拘わらず,法務大臣席に座り続け,自らが固執する「夫婦別姓法案」「外国人地方参政権法案」は否定された訳ではない,とうそぶき,民主党内部の多くがそれを容認している。
 これが民主党の実体だ,ということに大多数の国民もようやく気付き始めたのかも知れませんが,遅すぎました。日本の将来を危うくする民主党の永久追放を期待します。

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W杯後にHIVとブブゼラを日本に持ち帰るな―日本のエイズは増えている

2010年06月23日 19時47分00秒 | Weblog

 サッカーに特別の興味があるわけではありませんが,NHKは異常に頻繁にW杯関連の放送が多いようですし,他の民放も同様,さらに大新聞もW杯に紙面の多くを割いています。
テレビのチャネルを回せば,いやでもW杯に行き当たってしまう中,南アフリカのサッカー場はすべて熊ん蜂の巣じゃないかと思われるようなブンプンと云う騒音が湧き起こっています。
 新聞などによると,アフリカの民族楽器ブブゼラ(Vuvuzela→Wikipedia)を観客が吹き鳴らす音だそうです。
 しかしうるさいですね。情報によると,うるさすぎて選手や監督の声もお互いに聴き取れないほどだとか。また,長時間ひっきりなしに鳴らされるので,観客席でも難聴になる,とか。
 W杯が終わって,いや日本勢に決着がついて,わざわざ現地に出向いた日本のサポーターとやらが帰国したら,こんどは日本各地のサッカー場で,このブブゼラが吹き鳴らされるのでしょうか。
 南アフリカの広大な土地の中で吹き鳴らされるのならばいざ知らず,狭い日本の中で,しかも住宅地に近接したサッカー場で吹き鳴らされたら,周辺住民は堪ったものではないのではありませんか。
 そうでなくとも,これまででさえ日本国内のサッカー場周辺の住民からは騒音に関する苦情が出ていたと云います。W杯後にブブゼラの騒音が加わったら,周辺の住民は地獄でしょう。
 たまたま見たW杯会場の観客席の場面では,現地の人が耳にしっかりと耳栓をつけてからブブゼラを吹き鳴らし始めるのが,ほんの一瞬でしたが間違いなく見て取れました。
 つまり,南アフリカの現地の人でさえ,ブブゼラの騒音が耳に良くないことを承知しているのです。
 日本のサッカー場は,ブブゼラの吹鳴を禁止すべきでしょう。吹きたいから吹くんだ,とお調子者が主張するのは目に見えています。しかし,W杯会場の騒音を狭い日本に持ち帰っては堪りません。
 もう一つ,と云うより今回のW杯騒ぎに伴う深刻な問題があります。
 それは,HIV(ヒト免疫不全ウイルス―エイズ発症につながるウイルス)の持ち帰りです。
 そもそもHIVは,アフリカ原産でした。それが世界中に拡散するようになったのは,アフリカの奥地に閉じ込められていたはずのサルや類人猿由来のウイルスが,奥地開発とともに広まってしまった,と云われています。エボラ出血熱と同じです。映画「アウトプレイク」です。
 それはともかくとして,南アフリカにおけるHIV蔓延の現状は恐るべきもので,住民の5人に1人はHIV感染者だと云われています。
 そして,HIVはヒトの体液を経由して感染します。精液はもちろん,唾液からも感染します。
 想像をたくましくすれば,南アフリカで現地人が試しに吹き鳴らしたブブゼラを日本人が購入し,そのまま消毒もせずに唇をつけて吹き鳴らせば,HIVに感染することもあり得るのです。
 売春婦との接触はもちろん危険ですが,感染経路はそれだけではありません。
 決して南アフリカの人たちだけが悪いわけではありませんが,危険は危険です。
 ところが不思議なことに,W杯が始まる前から,このことを積極的に公知させた機関はありませんでした。あったとしても,ごく地味に触れただけで,W杯狂いのNHKでさえ,公知に積極的ではありませんでした。ましてや,民放テレビでは皆無に近く,新聞雑誌もほとんど触れていません。
 日本のHIV人口と,エイズ発症人口は,先進諸国の中では絶対数としては少ないのですが,その増加傾向は先進諸国中では最悪に近いのです。東南アジアも含めて,エイズ人口が頭打ちになっている国もあるというのに(タイなど),日本は依然として増加傾向,しかも指数的に増加している,と云えるのです。(→「HIV感染者及びエイズ(AIDS)患者報告数の推移」
 かつて国立の感染症関連施設の研究者を訪れたとき,研究者から「実は中学生の少女が入院しているのですよ」と囁かれたことがあります。いまや治療(多剤併用療法)が適切に行われれば,エイズは死に至る病気では無くなりつつありますが,大変な費用がかかります。南アフリカが,HIVに関しては決して安全な国ではありません。
 W杯後の日本のHIV人口に変化が起きることが無いよう祈っております。

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「はやぶさ」に想う―蓮舫に仕分けされなかったプロジェクト

2010年06月14日 21時03分12秒 | Weblog

 民主党政権の目玉として行われたにすぎない公開の事業仕分けパフォーマンスは,結局大した成果も上げずに終わりました。
 しかし,その事業仕分けで残されたのが,蓮舫議員の次世代スーパーコンピュータに対する「なぜ世界一でなければいけないのですか,世界第2位じゃ駄目なんですか」という迷台詞です。
 この迷言を科学技術分野の事業仕分けの尺度にすれば,7年前の2003年5月9日に打ち上げられて3億キロの彼方にあるわずか540m×270m×210mの小惑星イトカワに着陸し,地球に戻ってくる,という快挙(実飛行距離約20億キロ)を成し遂げた「はやぷさ」など,なんの意味もない科学者の好奇心,税金の無駄遣いとしか思わないでしょう。
 ましてや,日本に対して愛国心のカケラもない帰化人・蓮舫にとっては,はやぷさの帰還が混迷する民主党政権下の日本人にとって世界に誇れる偉業だとは思っても見ないでしょう。
 ほとんど全ての日本人が,満身創痍のはやぶさの帰還を心待ちにして,それぞれの心の中にほとんど擬人化したはやぶさを描いていたのです。
はやぶさの本体は大気圏突入と共に燃え尽きて,その直前にわずか6kgのカプセル―小惑星イトカワの表面の土埃を持ち帰ったかも知れないカプセルを,まるで火の鳥が卵を生み落とすように,オーストラリアの沙漠のアボリジニの聖地に,ほとんどピンポイントで着地させたカプセルを迎えて,国民の多くが「ご苦労様でした」との感慨を懐いたのではないでしょうか。
このような擬人化した感覚は,おそらくは日本人にしかない感覚ではありませんか。そして,はやぶさが人類初の快挙であったことを誇りに思うのも,日本人だけの感覚でしょう。
蓮舫議員は,国務大臣就任後記者会見場などに入退場する際,日本国旗に対して何らの敬礼もしないそうです。(→読売新聞など)
彼女にしてみれば,単なる有利な生計の場に過ぎない日本の国旗なぞに敬礼する必然性などないじゃないか,と云ったところでしょう。
はやぶさには日本の科学技術の粋が数多く詰め込まれていました。NECが開発したクセノンガスのイオンエンジンは,この概念の世界で最初の実用化です。そして,はやぶさに搭載した化学エンジンが全て駄目になったときに,このイオンエンジンが推進力として最後まではやぶさを地球に帰還させたのです。
この技術も,地上の推進力として直ちに利用されると云うものではありませんが,将来―と云っても10年20年先という近未来ではなく,惑星間飛行などが視野に入ったときに使われるエンジンですが,現時点で実用できることを証明した意義は大きいのです。
JAXAは,はやぶさの後継機を想定して研究を続けたいようですが,民主党政権では満足な予算が付かないようで,はやぶさは一代限りで終わってしまう公算が強いようです。
 日本人として,こんな近視眼的政権に将来への希望を閉ざされてよいものでしょうか。
選挙目当ての安っぽい子ども手当や農家個別補償に中途半端な国費を使うよりも遙かに低い投資ではやぶさの後継機研究を継続することができるのです。
民主党の水戸黄門とあだ名される渡辺恒三氏は蓮舫を「テレビ用大臣」と評して,菅直人内閣の客寄せパンダとまで言い切ったのですが,まずいと思ったのか,直ぐに訂正してしまいました。
もう一つ気を付けなければいけないのは,蓮舫議員の菅内閣入閣が噂されたときに,真っ先にその情報を歓迎したのが中国でした。この問題はまた書くつもりですが,蓮舫が中国の対日本政策に利用される可能性は大であることを,常に心にとめておくことが必要でしょう。
ともかく,こんな愛国心のない人物を内閣の一員とすることには情報漏洩など国家的危険が伴います。それを忘れてはなりません。 

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