紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

お客様家へ。家具と調査。

2017年06月06日 | 豊かな暮らしを拝見

皆様おはようございます。今日は昼前から出ずっぱりになりますので、珍しく朝に投稿。弊社は朝がかなり早い会社ですので(朝7時には朝礼してますからね)、朝は得意技。これからも朝投稿にするのもええかもですね。

そうそう、先週弊社ホームページにリノベーション工事1軒と新築3軒の施工事例アップいたしました。さぼってて随分遅くなっちゃいまして申し訳ございません。

また、ホームページのスマートフォン対応も遅ればせながら終わりました。こちらはスマホからの方はちょいと見やすくなったのではと思います〜。ただ、PC版の情報を全部のせられているわけではなく、スマホ版を別につくった感じになるから、もう少ししたら両方統一されたものに作り直さないといけませんね〜。なんだか、しょっちゅう改良したら作り直したりしてる気もしますね。。

さて本題。

先日お客様家に「わざわ座」のタルキスツールをお届けにあがりました。

「わざわ座」は小泉誠さんや伊礼智さんという、日本を代表する家具デザイナーと住宅建築家のデザインした家具を、その家に関わった地域の優れた手(大工さん)と誠実な材料で造る運動。

弊社でお家を建てていただいたo様(どちらもo様です)家にお届けしたこの「タルキスツール」も、小泉誠さんのデザインで、足は屋根材に使うタルキ(吉野杉無垢)、座面はJパネルという床材(どちらも建築現場で出る端材です)で造られています。

家具をお持ちるするという用事でお邪魔しているわけですが、やっぱりお家で幸せな暮らしがいとなまれていて、お家もすっかりそのご家族のお家となっている様子を見るのは、とても嬉しく「つくり手冥利につきる」ものであります。

それから、こちらは

先々週お邪魔した御坊市のお家。築100年級の民家でありますが、立派な梁組ですね〜。間取りからがらっとやり替える「リノベーション工事」のご相談を受けて、お邪魔してきました。

築年数が経った民家のリノベーションの場合、建築当時は良いけれど、途中(それでも結構前ですが)で構造の結構大切な部分を、頭があたるとか不便とかで切っていたり壊していたりする乱暴なリフォームが行われていることが結構あるのです。

しかし、このお家はそういうこともなく(まだ詳細には調査してみないと分からないけれど)しっかりとしていました。

どうせ耐震診断するとかなり低い点数しかでないでしょうが、それとはまた別次元でしっかりとしたお家です。

後は、構造をさわることなく、不安な部分は改善しながら、今の暮らしにあった住みやすくここちよいお家に、初め建てられた大工さんの思いも大切に、設計し直します。

もちろん、この立派な梁は見せてまいりますよ。

打合せ中に、お父様が、「そろそろ息子に代替わりだから、母屋は息子に渡して」とおっしゃっていたのが印象的でした。お家を大切に引き継いでいく事が当たり前にある素晴らしい習慣ですね。

これから何十年と日本もここに帰っていくような気がします。

それではまた次回。よろしくお願いしま〜す。

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

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