10年後の私立大学勢力図

10年後に各私大の人気はどなっているのか?

10年後の私大人気勢力図

2010-10-17 21:24:06 | 日記
・早稲田と慶應内でのキャンパス環境で学部間格差が生じる。具体的には、早稲田内で都心キャンパスにある主要学部と所沢学部、慶應内では日吉⇒三田グループとSFCグループ。前者は引き続き人気が高い、後者は多分現在のマーチクラスにまで下がる。後者のグループの唯一のメリットは一応は早慶の一員であること、それと一応は早慶OBの一員になれることであるが、早慶も学生卒業生とも人数が多くなりすぎて希少価値はなくなってきている。今後後者のグループでは前者のグループから同じ大学の仲間とは認識されたがらなくなってくる。

・上智の相対的地位が低下する。上智はもともと立地だけに頼っていた大学で、大学としての実力派そう高くはないイメージ先行型である。しかし最近では上智の唯一のアピールポイントであった英語はどこの大学でもアピールしているので、必ずしも上智という優位性は薄れる。また青山学院が2012年より学年割れキャンパスを解消し文系の全学部が4年間渋谷の青山キャンパスで過せるようになる。大学のダイナミズムからみると上智より青学のほうがかなり上であるので、今後青学が上智を抜いてミッション系大学NO1となる可能性が高い。また立教(池袋学部限定だが)も安定的に人気があがってきており、青学の後に付くのが上智か立教かはわからなくなってきている。

・明治は今年受験者数で早稲田を抜き日本一となったが不況による受験生の安全志向によるもののため逆に偏差値は低下してしまった。日東駒専までは落したくない受験生にとって明治は受けやすい大学として認知されてきている。新設のコクポン(国際日本学部)はすでにお荷物学部として定着。法政は都心部の市ヶ谷にある狭い敷地に高層ビルを建てて無理に学生を押し込んでいるがすでに飽和状態でカリキュラムは面白みがない。また近年増産した新設学部はどれもわけのわからないものばかりで高レベルの受験生は見向きもしない。さらにダブル合格ではマーチ上位のMAR(明治青学立教)はもちろんのこと中央にすら全学部で大差で負けてしまっている。大学側の意図的偏差値操作で予備校にはそこそこの偏差値をつけさせているが実態は成蹊大学とどっこいといったところだろう。中央は合格者に占める一般入試方式の割合がマーチで唯一5割を切り推薦入学やセンター方式入学が大勢を占めてしまっている。法政と同様偏差値操作によって今はなんとか面子を保ってはいるが、河合塾偏差値などでは一部の複数学科ですでに日東駒専以下のものも出てきてしまっている。またダブル合格では法政と同様法学部以外ではほぼ全学部マーチ上位のMARに逃げられてしまう。

・学習院は一時期注目されたがもともと東大の植民地教授がセレブ子女を育てる教育機関的なものなのでダイナミズムが低く大学としての魅力では成蹊レベルと変わらない。ただ都心と言うほどではないが23区内の高級住宅地の傍の目白キャンパスで4年間過せるので中央法政よりは上でそこそこの人気を保つだろう。


以上の要素から10年後の私大人気はこうなる。

AAA 早稲田(主要学部)、慶應義塾(日三学部)
AA  青山学院、
   上智
A  立教(池袋学部)、慶應(SFC)
BB  明治、学習院、早稲田(所沢学部)
B  中央、法政(市ヶ谷)、明治(コクポン)、立教(新座)
C  法政(多摩)