題詠blog2012

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005:点

2011-12-30 23:58:44 | 001-010の歌
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005:点(平和也) (ぴんふなり)
笑点の漫才芸人ひとむかし前の職場でお顔拝見

5:点(薫智)  (闇の煌めく世界)
難しいことはわかっているけれど飛び込んでいけ一点突破...

005:点(玉村 一) (疑似イルカ)
点々と罵詈雑言が落ちていてこんなに深い深いあしあと

005:点(黒木うめ) (きずぐちうさぎ)
あの夏の日差しのような激しさでぼくのからだを削る点滴

005:点(しま) (風を見つめて)
見上げてもやっぱり冥い夜だから点をつないで乙女座とする

005:点(天国ななお) (お月様は許さない)
キスは点、エッチは面の常識に、面でのキスと点のエッチを

005:点(紫苑) (紫苑がさね)
春近し子ら遊びゐる浜の辺に波頭きらめく点描のごと

005:点(浅草大将) (和歌の浦浪)
あまさかるひなの祝に桃なくも野点の花ぞをさなまれびと...

005:点(こはぎ) (こはぎうた)
点と点結べば見えてくる君の心変わりを塗り潰す冬

005:点(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
太陽の黒点ふえてゆく春に笑いの止まらぬ夢を見ている

005:点 (新井蜜) (暗黒星雲)
いでやかの作中主体、接点は別れる時に生まれたものの

005:点(ほたる) (ガラス瓶のドロップ)
人生の汚点と思える恋だってあの日は白いTシャツだった

005 点 (映子) (映子のブログ)
ほんとうの あなたは見たくナイ だから   好いの点描 離ればなれで

005:点(ひじり純子) (純情短歌)
点滴のような餌だと思いつつ骨ばかりになった犬を眺める

005:点(星和佐方) (tanka31)
百点とけふにつけたりほんたうに、ほんたうだよとめをとぢねむる

005:点(畠山拓郎) (風のゆくえは)
原点は幸せ求める想いかなじれったいほどじっくりとゆけ

005:点(粉粧楼) (薄明光線)
恋に似た重みの言葉にじみ出て句読点打つようにためらう

005:点(秋月あまね) (あさまだ記)
燭台に火を点すには何よりも根気それから信仰である...

005:点(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
お点前の話をふればお稽古のグチ流れ出す女子会の夜

005:点(ありくし) (有櫛水母)
あおあおき空よ東に上がる観測風船は点と消えゆく

005:点 (シュンイチ) (路地裏のショーペンハウアー)
モラヴィアの大地の融点さがすときあなたの春に歌が目覚める...

005:点(太田槙子) (それでも明日はやって来る)
点々と国道繋ぐ街灯に月の灯りの色を忘れた

005:点 (吉里) (梢は歌う)
点々と山の麓に灯る灯に笑いがありや涙がありや  

005:点(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
遠ざかる彗星までもあなたならかすかに残る点のようです

005:点(みずき) (空)
この図面点で始まり国境の描線ひきて無為なる夕日

005:点(南野耕平) (ボクといっしょに走りま専科)
句読点みたいな君の溜息を数えていたら夜が明けてきた

005:点(はこべ) (梅の咲くころから)
点在すゆかりの場所は夢に見き宇治十条のそのままにあり

005:点(葵の助) (螺旋浮遊)
百点のテストで折った飛行機の距離と滞空時間をはかる

005:点(ミカノ) (日々、つづれ織り)
エコー見れば点のようなる8ミリのお前いつから「命」たりうる

005:点(小夜こなた) (小夜こなた)
点、点、点、点、点、点と生かされていつか優しい風景になる

005:点(ゆら) (ことのはじっこ)
まっすぐに歩いていこう泣いた日に駅のホームの点字ブロック

005:点(遥) (うたのたね)
点と点結ぶ軌跡で描かれたわが人生に感謝が満ちる

005:点(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
テレビ点けに立ちて行くのも億劫で湯の宿の夕べぼんやりと坐す

005:点(芳立) (芳立五蘊)
ふゆごもり春のルージュはもえかけてまだ融点にとどかない君

005:点(佐藤満八) (恋はもう卒業しました。)
雪の夜ガラスの霜に縁取られ点滅している信号の赤

005:点(空音) (100の秘密 )
点々と美味しいところに口づけるだけじゃ足りない全部を舐めて

005:点(廣珍堂) (ひろちん。の鬱と妄想の日々BLOG)
ほつほつと 点滴液は 血のなかへ 遅き滴下に 重さあるべし...

005:点(吾妻誠一) (コンクリート畦道)
何一つ掴めなかった僕の手も何かを支え三点倒立

005:点(東 徹也) (詩歌句な日々)
計算ではじき出された交点がわからず回るコンパスの心...

005:点(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
マカロンを君と食べたくなる前にスーラの点描展に行きたい

005:点(横雲) (朝の雲)
椿咲く帯締めて点す茶の濃きは忍びかねての色やいでける

005:点 (兎陸☆) (壱零詠兎-ワンオーエイト)
続く、かのように、思わせ、振りに、打つ、点で、話に、なりゃしねえ、だが、

005:点(由弥子) (afterglow)
同窓会背広の胸に赤い羽根点取り虫と呼ばれし君よ

005:点(風乃茉琴) (Japanese poem of 31 syllables.)
オンダーチェの作品を読み終えて朝焼けの中に点描の町

005:点(mimi) (短歌mimiuta)
夕暮れの雪の小山の足跡が明日の歓喜の点在示す

005:点(梅田啓子) (今日のうた)
ふるさとの点景として今もあり駅前をゆく皮膚を病む犬

005:点 (蓮野 唯) (万象の奇夜)
絆とは点と点とを繋ぐもの青い貴方の眼に映る我

005:点(エクセレント安田) (風流三昧)
私設秘書 汚点不祥事 関与せず 知らぬ存ぜぬ 一点張りだ

005: 点(熊野ぱく) (ぱくたんか)
きらきらと星が点滅する仕組みどうか神様教えて下さい

005:点(津野) (くぎのスープ)
血の跡の点々たどるグレーテル待っているのは母でないもの

005:点(藤原湾) (ことの葉から雨雫)
点点と砂浜に落つ足跡に 沿わせて刻む私の歩み

005:点 (中西なおみ) (平積みの葉)
近づくと溶けちゃいそうと 点々と散らばる星よ苦しかったね

005:点(アンタレス) (思い出ずるままに)
皆出でて夜の静もり吾が為にお茶を点ており心安らぐ

005:点(酒井景二朗) (F.S.D.)
春乍ら寒い御堂に點された火の數々はただ直ぐに立つ

005:点(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
泣いたって駄目ですからね視線から視点に移る君の耳たぶ

005:点(ちゃこ) (~ 流砂 ~)
紙工作 点線たよりに ちょきちょきと 切り終えたなら 邪魔です点線

005:点 (さとうはな) (貝がらの小舟)
交はされぬ視線遠くて点線で切り取られゆくわれと思へり

005:点(ラヴェンダの風) (ラヴェンダの風)
結婚はまだまだ先といふ子らに点火装置を付けて遣りたし

004:果(原田 町) (カトレア日記)
日比谷公園池の翡翠ホバリング探鳥会の成果におまけ

004:果(原田 町) (カトレア日記)
日比谷公園池の翡翠ホバリング探鳥会の成果におまけ

005:点(ましろ子) (ほんとうのほんとうにしろいのかしら)
点点の紺地に白のワンピースわたしの中の乙女のここち

005:点(五十嵐きよみ) (111.31KV620日記)
何もかも濁点だらけにしたくなる今日の私のとがった心

005:点(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
惑星に我らひとつの点描で成す地獄絵は神への供物

005:点(猫丘ひこ乃) (ふりつむ☆ぷりずむ別館)
早合点したまま二人に伝えればさらに増えてくデマのはじまり

005:点(音波) (短歌のなぎさ)
東京でいちばん高く点る灯のその先端の一粒が来る

005:点(飯田彩乃) (陸を離れる)
知らぬ間に肩の上にいた濁点を夜の空へと放ってやった

005:点(魚住 蓮奈) (貧乳哀歌)
「まきちゃんは65点、そうねゆきちゃんは90点。うん、蓮ちゃんは…」待てなぜ黙る

005:点(tafots) (許せないなら許さなくていい)
人呼んでさねさし相模の特異点 あのベランダに雨は降らない

005:点(眞露) (風の残像)
氷点をこえて凍りし情愛に 包帯持たぬわが身切なく

005:点(古屋賢一) (燦獣イチオン)
数学を嫌いな人に使われるモラルが与えない部分点

005:点(コバライチ*キコ) (ペーパードリーム)
点々と足跡踊るやうにゆくのは狐か雪原の朝

005:点(原田 町) (カトレア日記)
五つ下のわれが九つ年上に点鬼簿のきみ想う如月

[題詠2012]005:点(円) (つきのこども/あぶく。)
点灯夫はあかりをもってゆきのはら足跡つづくてんてんてん、      点

005:点 (六杖光牢)
読点を(ふたり一緒に)いくつも越えたが僕の側に読了の日が近づいている

005:点(宇津つよし) (PUNK!BOOM!BANG!-EX)
100点は取れる取らなきゃならないと若葉マークのカリスマは言う

005:点(もふ) (もふ短)
昼食べた飲茶ランチの点心も杏仁豆腐だけは残した...

005:点 (七十路ばばの独り言)
ご来光を見ようと登る人々の灯りが点々真暗い坂道

005:点(かげいぬ) (エムとアールと、ボクの正体)
長旅の土産話は後にしていい子にしてたか点検するぞ

005:点(高島津諦) (メロディは掠れた)
点々で未来の夢を描いたので君の挟まる余裕はあります

005:点(珠弾) (ten point go)
今日もまた男どアホウ甲子園ダイナマイトに火を点けようぜ

005:点(寒竹茄子夫) (You Must Believe In Spring)
寒燈の点る窓辺に霜響く夜となりぬればチェホフ読み継ぐ

005:点(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
大小の点が存在する場所でそれらはときどき線になりうる

005:点(たつかわ梨凰) (セラフィタの行方)
灰色の点描えがいて僕たちのしずかな時間に雨が降り出す

005:点(峰月 京) (que sera sera)
点数じゃないとよその子慰めて我が子のペケに落ち込む矛盾

005:点(峰月 京) (que sera sera)
点数じゃないとよその子慰めて我が子のペケに落ち込む矛盾

005:点(芹澤すばる) (うたごころ)
ひさびさに裸眼で見ている空の星点点点とにじんで光る

005:点(北大路京介) (バグって蝉丸ちゃん)
点と点繋がらないできた時効ポトリと落ちる悔しい涙

005:点(紗都子) (羽うさぎの日記帳)
絵画なら点描が好きぽつぽつと閉じこめてゆく真実のいろ

005:点(只野ハル) (Ordinary days)
点滅が消灯に変わる時には良くない事が起こるのだろう

005:点(あみー) (正直なたましい)
点描に顔を近づけ「これただの点々やん」っていうような奴

005:点(希屋の浦) (檸檬藍瑕)
点描を打つかのような憂鬱な時間が始まる休日の朝

005:点(流川透明) (秘密基地は雲の中)
点滅を繰り返してる信号機深夜求愛行動に似て

005:点(矢野理々座) (矢野理々座のblog)
大阪府寝屋川市にある地名です。これで「点野」は、知らなきゃ読めん  「点野」 = 「しめの」...

005:点(柴田匡志) (スタートライン)
採点され戻ってきたりし答案に「まさに失格なり!」国語のテストで

005:点(村上きわみ) (北緯43度)
花に似た深い亀裂を抱いている(おわり、はじまり)点炭をつぐ

005:点(くろかわさらさ) (コンクリートと風とねこ)
おとうとのひとみがくろい点となり絶頂となりまた点となり

005:点(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
ひそかなる採点の時の楽しみは愉快な誤答を見つけたること    ...

005:点(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
飲みすけで一緒に暮らす僕などは点を貰えば赤点になる

005:点(いまがみまがみ) (OBUTURUTUBO)
祖父の名を呼ぶ声よ点滴に溶け身の隅々へ祈りを運べ

005:点(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
うつくしく点をうつ 筆 じわじわと滲む泪にどこか似た「運」

005:点(稲生あきら) (記憶と空想)
原点を遠く離れていくうちに方角を見失ったベクトル

005:点(不孤不思議) (底津石根)
爪先に火を点(とも)すがに生き来たる父祖の時代をかえりみて泣く

005:点(椋 (椋の囀り)
点々と雪に残した足跡に 一人歩きの寂しさを見る

005:点(槐) (槐の実)
雪の丘君の歩める標点を追ひて重ねつ吾の想ひを

005:点(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
点描の海からすくい上げられて色づいていくわたしのすべて

005:点(わたつみいさな) (あした、たとえば雨でいいから)
点線にとまった青い鳥だから呼んだら落ちそうで堕ちそうで墜ちそうで

005:点(しーほーく) (Writer in the dark)
点と線超えられぬものの寂しさを少しでも哭けプラトン立体

005:点(北爪沙苗) (題詠blog2012)
遠き日に移ろう季節を愛しみつつ点と点とを地図に繋げる

005:点(壬生キヨム) (ぼくはこんなことが好き。)
兄二人に可愛がられるいもうとなら点灯夫について行ったよ

005:点(Yosh) (☆生短歌☆)
僕・彼女点と点が繋がりて彼女の姿も見えてくるなり

005:点(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
拒絶など想定しない善良なナンパスキルが君の欠点

005:点(chari) (chari songs)
一度だけ繋いだ右手の一点で静かに脈打つ刺が痛くて

005:点(青野ことり) (こ と り ご と )
遠くまで点をつないで伸ばしてもいつかはここに帰ってくるよ

005:点(黒崎立体) (re)
ひとつずつ次元を下げていきますね 立体→平面→直線→点

005:点(松木秀) (絆創膏にさえある絆)
0点をとる夢ばかり見て起きて黒いコートを着て雪の中...

005:点(ヒラタアリ) (フラット)
雲間から髪を伝いて落ちる雨 蓮のつぼみにいのち点すとき

005:点(伊上淳之介) (それでは歌っていただきましょう)
あの点はあの日ドレスに落ちたマスカラ あの花で隠した夕立

005:点(如月綾) (お気に召すまま)
恋愛のテストは赤点ばっかりでとても進級出来そうもない

005:点(白亜) (雲いろの栞)
紙のうへ 穂先と交はる一点に何託すらむ きみの青空

005:点(新藤ゆゆ) (ゆゆとぴあ。)
点てんがひかりぽこぽこくっついて春になりたがってるるるる

005:点(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
点として手を振る 駅は暮れながらちいさく深い痛みを負って

005:点(ケンイチ) (heima)
あらはれる空のふもとのあまどひを伝ひて点と、点となりける

005:点(希) (短歌ブログ・アブラカダブラ!)
しあわせの到達点はそれぞれにあるものだから気にせず歩く

003:点(ひろ子) (歌よみもどきの書)
汝(な)と吾(あ)とのあひだに横たふ点線はキリトリでなくろ紙と思はむ

005:点(ひろ子) (歌よみもどきの書)
汝(な)と吾(あ)とのあひだに横たふ点線はキリトリでなくろ紙と思はむ

005:点(長月ミカ) (創作ブログ とかげのしっぽ)
心まで重なり合ひて融け合はむ清永画伯の点描の裸婦

005:点(本間紫織) (**JEWELRYBOX**)
月のない闇にさらわれないようにひんやり光る点字ブロック

005:点 (村木美月) (うたりずむ)
遠い日の感傷をまた思い出す点滅している危険なサイン

005:点 (佐藤紀子) (encantada)
北極点の氷の上に立つ夢を夫はこのごろ口に出さない

004:点(surfin) (rokku)
5点だよ切ってしまおうはじめての勉強しないテストの紙を

005:点 (三沢左右) (Lazy Room)
首筋に走る動脈赤あかと熾火点れり 君が頬赤き

005:点(廣田) (海猫亭)
祝祭の発火点にみた血のごときファム・ファタールの仰ぐ盃

005:点(黒崎聡美) (ゆびおり短歌)
かろかろと黄色信号点滅し立ち止まらずに進むしかない

005:点(晶) (花の色)
沈黙に すくむわが身を勇めども 煙草を点ける指は冷たし

005:点(晶) (花の色)
沈黙に すくむわが身を勇めども 煙草を点ける指は冷たし

005:点(RIN) (午睡のあとで)
大津波到達点に逝きし等が挙(こぞ)りて桜の生命(いのち)眩しき

005:点(ゆこ) (ハモニカ書庫小屋)
ミズスマシあなたはきっと前世ではそうだったのよ点とてんてん

005:点(真桜) (音律)
満点をあと一問で逃す吾に先生ニヤリ「残念だな」と

005:点(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
点火する前にマッチを置き君は春子の吐いた息を眺める

005:点(さくら♪) (さくら草紙 ~第参章~)
AはウチBはアイツに置き換えて2点を結ぶ距離の公式

005:点(皆月夢幻) (夢幻草)
見上げれば点と線で繋げゆく北斗七星空に輝く

005:点(さかいまみ) (さかいまみの「桃エロ乙女チック短歌」)
点在する君の刻印(しるし)を遡る狂おしいほどの愛撫の記憶

005:点(杜崎アオ) (箱庭にびいだまを植えました。)
点在するあなたをあつめながらゆく海のうえには往路しかない

005:点(出雲もこみ) (うたた、ね)
濡れそぼる街は今でも雨粒が初めに染めた点を憶える

005:点(本田瑞穂) (赤い長靴)
点となり根雪のなかにあたらしいひとが次々わきおこるさま

005:点(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
焦がれ死ぬ寸前にいる点描の猫 烈火にも踊れないまま   

005:点(nobu) (??翻訳家・プリマダムnobuの日々??       (和⇔英:特許))
別々のホームへ向かう帰り道 振り返るきみ点になるまで

005:点(miki) (介護の記)
早々に この題詠に我れ汚点説明読まず 年齢(とし)のセイにす

005:点(我妻俊樹) (器物)
つまさきが点になってもとどかないその枝に真顔をならべたい

005:点 (御子柴 楓子) (side of fiction)
ただいま 部屋に点けた明かりはシリウスLEDの冷えたぬくもり

005:点(朱李) (蝶綴り、月結び)
点線を引いて囲んだ枠の中綴るのはほら可愛いでしょう

005:点 (祥) (月宿り星宿り-つきやどり ほしやどり-)
手をつなぐ坊主をかくすフェルト帽まだ点でしかない君と吾

005:点(山本左足) (砂上楼閣)
0点の答案用紙を隠そうとして掘り当てる地底王国

005:(やや) (言の葉たち)
秩序から解放されて真夜中の点滅信号そらに瞬く

005:点(小林みに子) (保湿ブログ)
点滅の信号となりぽつぽつと私の足音が光りだす

005:点(おかき) (消化不良)
点決めろ店内叫び天空へ展開突然転落敗者-----------------------------------------ちょっと今回は言葉遊びで各句の最初を全部「てん」から始まるものにしてみました。

005:点(七生) (サムシング。)
信号の点滅よりも早く鼓つ心臓を抱いて渡り切れば、バカ

005:点(sei) (☆題詠2012☆)
焦点の合はぬ眼鏡で見るひとの顔ぼんやりとやさしくあらむ

005:点(蜂田 聞) (“蜂田 聞”の短歌)
百分の六十点を目標に四十台の日々に満足...

005:点(香澄知穂) (Wannabe...)
群雲の中に一点光る星 確かなものを一つください

005:点(さと) (すばらしい日々)
いつか この日々が 目を背けたくなるような点描になりはせぬか

005:点 (すずめ) ( 狂 歌 控 帳)
始まりを問えばゆきつく特異点やはり欠き措け恋の点睛

005 点(浅見塔子) (衛星ドロップ)
冬のまま凍らせていた恋ごころ火を点けていく君は蝶々

005:点(鳥羽省三) (臆病なビーズ刺繍)
燭点し夜陰の奥に分け入れば桜降り敷く吉野象谷     ※象谷(きさだに)

005:点(今泉洋子) (sironeko)
歌垣の山笑ひだし点々と躑躅の彩がみどり際だたす

005:点(藻上旅人) (創作のおと)
夕暮れに点る蛍の道行きに占ふ恋ぞ心細ける

[短歌][2012] 005:点(ezmi) (語りえぬことを。)
永遠に交わらずとも点々とWebの波間に灯る明かりが

005:点(長月ミカ) (とかげのしっぽ)
心まで重なり合ひて融け合はむ清永画伯の点描の裸婦

005:点(西巻真) (ダストテイル-短歌と散文のブログ-)
点と線間違へて折る折り紙のきみは東京に行かうとしてゐる

【題詠blog2012】005:点(はつこ) (よるの宝石)
サインする名前の最後にある点を打つ筆先に迷う気持ちなく

005:点(床ゆうこ) (smattering and nonsense)
赤点で良かったのになぜ最高点取れてしまった保健体育

005:点 (砂乃) (通過列車)
点と点、線でつないで空にある大きな蠍を捕まえたい夜

005:点(冥亭) (《冥亭倶楽部》a darkside on the earth)
はらからは歩み来たれりまた去れり落花点描せる舗道より

005:点(ぽむ酢) (Now Here)
数学の円の点見て信じてる いつか再び君は戻ると

004:点(ネコノカナエ) (やまねこ通信)
夕闇を点点々と灯(ともしび)がみちびくような声がもてたら

005:点(ネコノカナエ) 番号訂正 (やまねこ通信)
夕闇を点点々と灯(ともしび)がみちびくような声がもてたら

005:点(ぱぴこ) (テクテク)
点描画みたいに日々が集まって君の笑顔の絵になればいい

005:点(田中ましろ) (ましたん)
机・椅子・あなたの順で点線にそって切りとる そこにひだまり

005:点(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
高木とふ予言者ありて点す灯をわれら見過ごし核に冒さる

005:点 (ゆり・くま) (森の歌 ~怪人二十面相~)
わたしたち人類みんな点と点 ひとつになって地球輝く

005:点(柳めぐみ) (柳’s ラボラトリイ)
不正解ばかり重ねた旅だった我が家には灯が点されてあり

005:点(ぐるぐるフルール) (ぐるぐるのうた)
点描で夢の輪郭追いかける幻ばかり二人溺れて

005:点(たえなかすず) (Strawberry Fields Forever)
そんなにも苦しまないでほの暗きあなたの胸に点すライター...

005:点(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
通過点でしかないキスくちびるが覚えた熱を信じたくなる

005:点(竹中ひいろ) (Milk Thistle)
アルコールランプなのかもしれなくて点という字を書いてはもやす

005:点(牛込太郎) (一人百首)
かろうじて見える小さな穴ひとつ 点滴針をつき刺した跡

005:点(鴨居) (鴨居短歌)
隣り合うふたり言葉を交わすまでいくつ必要?三点リーダー

005:点(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
出発点だったふたりのあの朝の空の色だけまだ覚えている

005:点(フユ) (パラソル)
黄色から点滅しはじめるときに右足首がスタートしたがる

005:点(つばめ) (ツバメタンカ2)
「信号が点滅したら渡らない」「ツイッターには本音は書かない」

005:点(守宮やもり) (はちぶんめblog)
らっきょうは読点のかたち 雄弁なカレーと彼にそっと差し出す

005:点(じゃこ) (めくるめく)
生きにくい文体ですね句読点打った分だけ ハイ息止めて

[うたう][題詠2012]005:点(しろうずいずみ) (あすよりはきょうのどこかでうたっていたい)
 点線の切れたとこからもれてくる 夏のしずくの甘ったるさを

005:点 (嶋田さくらこ) (さくらんぼの歌)
点点点点点点点 会いたさで誰かになろうとする点描画

005:点(秋) (秋)
ロボットの執事の動きそっくりね。0点まんてんはなまるですよ。

005:点(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
うたたねの右目の端に見えているあの春の日の点字ブロック

005:点 (星川郁乃) (Air Station)
点描でえがいたきみの肖像が見知らぬ人になる 笑ってる

005:点(ちょこま) (ちょこまち練習帳)
街中をカフェのガラスに点す夜々嘆きのように祈りのように ※夜々=よよ

005:点(なまにく) (にくにくし夜をひとりかも寝む-題詠blog用寝袋-)
点線で切り離そうか 曖昧になりつつあった二人の境

005:点(やまみん) (母はぐうたランナー)
マイナスな気持ちと闘うこの僕に キミの笑顔は百点満点...

005:点(龍翔) (The Flying Dragon)
スプーンが並んでいます 焦点が全く合っていないようです

005:点(村田馨) (私選 日本の百の名橋)
点在の島に息吹を吹きこみぬ瀬戸大橋の六つの絆

005:点(ゆいこ) (木陰でくつろぐ)
マイノリティなりの生き方 二足歩行できない僕の三点倒立

005:点(るいぼす) (るいぼすのブログ)
点と線 つなげて君が今どこで誰といるのか予測できたら

005:点(由布子) (夏からはじめた(青い翼はきらい))
点描と墨絵はどちらがうつくしい描かなくなり七年がたつ

005:点(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
7%の節電掲げ間引きさる蛍光灯に点されて居る

題詠blog 005:点(勺 禰子 しゃく・ねこ) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
さきっぽに触れてしまって傷つける点眼薬を差すのが下手だ

005:点(滝音) (みそひともじの味噌スープ)
直線で世界のすべてを創造す点つなぎで神になれたあの日々

005:点(きさらぎ) (k - n i g h t)
人知れず整列したるその背中点は点とて線となりうる

005:点(み) (幼稚)
ヤマト乗組員のコスプレ四十年前の学祭の点景にある

005:点(鮎美) (Continuo)
切つ先はいつもふらふら「点線で切り取つて下さい」さうは言へども

題詠blog2012 005:点(まつたけ) (まつたけの宇宙)
過去形で記した言葉は消えてった ペン先の一点にだけ私は生きてる

005:点(田碕咲) (いたずらっこ)
わたくしの愛し憎しも板の下埋め尽くしている中の一点

005:点(はぼき) (***短歌の六歌亭***)
雪原の中足あとが点々と四本足に先を越される (せつげんのなかあしあとがてんてんとよんほんあしにさきをこされる)

005:点(星桔梗) (風船がわれるまで)
あなたとを隔てる線と結ぶ点夢の中で見ていた景色

005:点(青葉ころも) (スターダストワーズ)
そうだとも 落第点が なんなのさ それでも胸を 張った者勝ち

005:点(南葦太) (瞬間移動する蝸牛)
雨音を聞いた 煙草に火を点けた 理解されない理想を胸に

005:点(匿名希望) (Tankasista)
実線でなぞられること前提の点線なのに切り取りますか

005:点(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
くるしいもうれしいも点 あつまって 線・面・塊 そしてわたし

005:点(なつ) (ほあんぴん)
足元に点す懐中電灯に小石避けつつ埃を被る

005:点(Jingo) (寝起きのウサギ)
期待させ期待はずれが欠点でした。見た目はとてもデキそうなオレ

005:点(海) (垂れ流しstyle)
旨そうに梨食う君は五年前0.2ミリの点だったのよ

005:点(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
できぬことかなわぬことの多かれど半熟卵に赤点は無し

005:点(飯田和馬) (短歌手控え~題詠blog用)
今日の日を点描法で描くよう君とメールを交わすひと時

005:点(莢豆) (?緑豆製作所)
役割は名前を変えてもそのまんま点々・ドット・座標・中黒

005:点(西村湯呑) (あるあるのうた B面)
濁点がいっぱいついた名の方が強そうだからと怪獣の母

005:点(光本博) (おぼつかな)
いちしろく汚点を残す今日の日の帰路の寄り道拉麺を欲る

005: 点 (松浦可音) (試験管にとじこめて)
点線で描いたような君でした切りとればどこかへきえてしまう

005:点(裕希) (ゆうき(裕希)の題詠blog)
なんてことない接点が嬉しくてつい読み返すあの日のレジュメ

005:点(市川青) (ピクセルの真夜中)
点線で折り曲げ糊を首に付けきりんになったわたしを愛でよ

005:点(伊織) (iorian)
点滴の落ちる速度ももどかしく貴方は死へと向かってしまう

005:点(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
小さめの汚点で済んだはずなのに指の腹なんかで擦るから

005:点(牧童) (老いしウエテルの悩み)
点々と匂うドクダミ追憶は平等でないシミを白地に

005:点(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
焦点のずれた目標であっても世界を変えることがあるかも

005:点(ひいらぎ) (Beautiful Days)
今日という点は明日に繋がっていつかは君にたどり着きたい

005:点(小倉るい) (たんぽぽの歌)
太股に黒蝶這わせ遊園を歩く少女の舌の点滅

005:点(高良すな) (雨中 砂場あそび)
パラパラと微塵切りさる玉ねぎに点灯する火災報知器

005:点(藤崎しづく) (みずたまピルエット別館)
ひとふさの葡萄をもいで点てんと肌の記憶を刻む ひとりで

005:点(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
枕辺に点鼻薬置く大切なものほどつかみそこねる指は

005:点(jun) (純情一直線)
すす茶けた心を指もて点と押す勤労感謝の日も働きぬ

005:点(風橋 平) (劇場*491to31)
「点景」は点になるまで遠くへと消えた景色と思う九月は

005:点(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
得点を認めなかったレフリーの背骨がピンと伸びる一月