059:済(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
「済」とのみ表紙に殴り書きをして気の入らぬかな我がノート点検
 
 
 
059:済(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
用済みの夢の中からリサイクルできそうな夢探して春へ 
 
 
 
059:済(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
人気ある土地分譲の広告があっという間に「済」で埋まりき...
 
 
 
059:済(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
そのことは済んだ話と言いつつもこだわり残して靴を履きおり
 
 
 
059:済(みずき) (空)
決済をためらふ指に春の風 疲れた脳(なづき)ほつと和みぬ
 
 
 
059:済(アンタレス) (思い出ずるままに)
済んだ事失敗悩み気になりて忘れんとせど矢張り気になる
 
 
 
059:済(船坂圭之介) (kei's anex room)
まつりごとすなはち経国済民の訳知らぬ顔ばかり並びぬ
 
 
 
059:済(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
調理パン三つとコーヒー牛乳で済ませた昼に満足してる
 
 
 
059:済(小早川忠義) (Just as I am Returns)
ノートにはあれせよこれせよ書き遣るに部下の返事は済の一文字
 
 
 
059:済(佐藤紀子) (encantada)
「済んだことは仕方がない」と乙姫の溜め息一つ泡と浮き来る(浦島太郎物語)
 
 
 
059:済(うたまろ) (五と七と五と七と七)
賠償も謝罪も済んだ 戦争を教科書からも消してしまえ
 
 
 
059:済(柴田匡志) (スタートライン)
母親の完済し終えローンはなくただ残りたりし独身の吾
 
 
 
059:済(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
後悔はしないと決めた 22歳(にじゅうに)のあの日の決断 「済印」押して
 
 
 
059:済(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
端にある赤い済印それだけが今日の仕事の証拠物件
 
 
 
059:済 (穴井苑子) (猫のように純情)
父さんはヨソで済ませてきたからとすました顔で言うのがブーム
 
 
 
059:済(みつき) (みそひと :: misohito ::)
名の上に赤く判押す教師いて 使用済みなる我らロボット
 
 
 
059:済(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
もう済んだことだと笑い飛ばせない継続中の君の気持ちは
 
 
 
059:済(梅田啓子) (今日のうた)
「新品」と「使用済み」臓器の置かれをり五十年後の病院の地下
 
 
 
059:済(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
もう済んだことだと笑うあなたには黙っていよう浮気の本気 
 
 
 
059:済 (題詠100首爆走中。)
用済みの思い出全て焼き払い父の背中はひっそりと泣く
 
 
 
059:済(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
済んだことだったら許してもらえると思った僕に挙手願います
 
 
 
059:済(森山あかり) (言葉の花かご)
すみません謝られても済みません済まないことは忘れてはだめ
 
 
 
059:済(ジテンふみお) (雲のない日は)
搭乗の手続き済ませおばは行く蝶がいっぱい飛んでる服で
 
 
 
059:済(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
使用済ティッシュとなって消えてゆくきみの体液染みこませたまま
 
 
 
059:済 (minto)  (@100@)
自らが為すべきことを済ませたり淡々と言ふ勝者眩しき
 
 
 
059:済(ことり) (歌)
そのむかし百済から来たお姫様 口いっぱいに嘘をほおばる
 
 
 
059:済(蓮野 唯) (万象の奇夜)
砂浜に燃焼済みの恋の残骸真夏の魔法秋風が解く
 
 
 
059:済(はこべ) (梅の咲くころから)
夕食が済んだあとにはテレビつけデザートかわりのお笑いをみる
 
 
 
059:済 行方祐美 (フーガのように)
窓の辺に寝返りうつと日面がひそかな音色の百済のお琴
 
 
 
059:済(チッピッピ) (うたよみブログ)
切り替えを早く済ませと日々責める テレビの右上アナログの文字
 
 
 
059:済(陸王) (Always Walking with Yu)
ちょっといま手が離せない元彼の清算済ませ掛けなおすから
 
 
 
059:済(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
   火遊びが本気になりし予感して救済措置を決めかねる夜
 
 
 
059:済(わだたかし) (ファミレス短歌)
もうぜんぶ済んだことです 今日からは左の席は空けたままで
 
 
 
059:済(畠山拓郎) (あいうえおあお)
大和路へ病気平癒を祈りつつ旅してゆけば百済観音
 
 
 
059:済 (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
「済んだこと」真に受けないで憶えてるまだ憶えてるまだまだ憶え……
 
 
 
059:済(迦里迦) (香飄)
仮説にてご容赦 倭に天地(あめつち)をひらきしは邦(くに)亡き百済の王子にあらずや
 
 
 
059:済(只野ハル) (Ordinary days)
次の引退の前に先に用済みはないと思う順序逆
 
 
 
059:済(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
お互いが笑顔になれる条件で約束したが延びる決済
 
 
 
059:済(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
ゴムのくち軽く縛ったゆびのまま済という字のさんずい思う
 
 
 
059:済(ふみまろ) (光る風の記憶)
ガソリンは満タンのまま思ひ出の引き取り済みぬひなた残して
 
 
 
059:済(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
済んだこといつまで引きずるつもりなの?期限切れのプリンが笑う
 
 
 
059:済(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
あと一つ用が済んだら会いに行くそう言ってから三日が過ぎて
 
 
 
059:済 (新井蜜) (暗黒星雲)
春の宵熱おびひかるきみの名に丸く小さな済の印捺す
 
 
 
059:済(さかいたつろう) (流星文庫)
用済みの女に突然キスされて誤解を生ませてほんとにごめんね
 
 
 
059:済(ウクレレ) (十線譜)
もう済んだことだと空に言い放つヒコーキ雲よ消えてなくなれ
 
 
 
059:済(Yosh) (☆生短歌☆)
経済も化学も政治もスポーツも”この目的”の為にありけり
 
 
 
059:済(理阿弥) (車止めピロー)
使用済ゴムを持ち帰らせる癖シベリアに似た名をした女の
 
 
 
059:済(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
059:済(秋月あまね)文通をしたっていいよ使用済み切手係のきみのためにも
 
 
 
059:済(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
はつ夏は笑つて済ますひとばかり峠に白いエゴの花咲く
 
 
 
2009題詠blog059:済(はづき生) (生さんま定食)
決済はされず未だに利子だけの支払いをする君と繋がる
 
 
 
059:済(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
左手の薬指なら予約済みですがまだまだキャンセル可能
 
 
 
059:済(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
ロシアでは未だ性差別済まされぬIDAHOの日の我の軽やか
 
 
 
059:済(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
素晴らしき世界の中で生きている建前で済みまた空を逝く
 
 
 
059:済(藻上旅人) (創作のおと)
人類の生れ落ちたるこのホシが使用済みとはならないように
 
 
 
059:済(のびのび) (のび短歌)
済んだことではあるけれど「ごめんね」で済まされたくないことでもあるんだ 参照記事:059:済
 
 
 
059:済(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
あいさつは済んだ荷物は片づいた他人のふりの部屋はしずかだ
 
 
 
059:済(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
そろそろと決済の刻せまり来て一斉に鳴り響くカンパニュラ
 
 
 
059:済(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
いつの間に別れは済んで坂の上となりを歩く人の瞳は 059:済(題詠100首2009)
 
 
 
059:済(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
済をチェと州はジュと読む隣国の離島にむごき歴史ありけり
 
 
 
059:済(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
マル済の印が逆さに押してある社会の窓に滴る雨じゃ
 
 
 
059: (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
旅に出る荷持つは少ない方がいい わたくしごとは全部済ませる
 
 
 
059: (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
旅に出る荷持つは少ない方がいい わたくしごとは全部済ませる
 
 
 
059:済(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
旅に出る荷持つは少ない方がいい わたくしごとは全部済ませる
 
 
 
059:済(ひじり純子) (純情短歌)
恋一つ終われば「済」と判を押し決済箱に入れようと思う
 
 
 
059:済(こうめ) (はこにわ相聞歌)
返信が来るかどうかの推敲す 送信済みのフォルダの中で
 
 
 
059:済(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
色々とありましたけどすべてもう済んだことです 生きてください
 
 
 
059:済(フウ) (easygoing.)
証明済みの気持ちが行方不明 電話じゃなくて探しに行こう
 
 
 
059:済(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
「トラウマ」と私の経験決めないで解決済みの身の上話
 
 
 
059:済(春待)  (三感四音)
新聞の経済欄を覗き見る私の気分もデフレスパイラル
 
 
 
059:済(原田 町) (カトレア日記)
済口の証文かわし決着の江戸にはあらで長びく示談
 
 
 
059:済 (七十路ばば独り言)
二年間共に暮らした仲なるに決済するねと台風の夜
 
 
 
059:済 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
船旅が難しければせめて言葉を済州島(チェジュド)からわたしのくには見えるでしょうか
 
 
 
059:済(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
済印を押して貴方を過去にする ことができたら変われるのにね
 
 
 
059:済(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
いつのまにか決済はされてあなたのとなりに見知らぬ社長令嬢
 
 
 
059:済(ゆき) (ひたぶる君を)
もう済んだことぢやないのと蓋をすることことことことお鍋は煮える
 
 
 
059:済(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
「済まない」と嘘でも言える君ならばここまで好きにならないだろう
 
 
 
059:済 (水口涼子) (FANTASIA )
「済」と書き忘れても日々海に沸き立ちのぼる雨雲のごと
 
 
 
059:済(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
決済のできない恋がふたつほど畳の下に敷かれています
 
 
 
059:済(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
人知れず済んだことはよしとして内なるレベル「好意」に落とす
 
 
 
059:済(祢莉) (suger drop)
もう済んでしまったから仕方ないけどけどけどけどと繰り返してる
 
 
 
059:済(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
うやむやに済ませてもいい思いきり西瓜の種を遠くへ飛ばす
 
 
 
059:済(tafots) (1年で1000首をつくる)
使用済みテレホンカードを寄付金に変換できてた20世紀
 
 
 
059:済(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
済んだこと 幾度言われて 耐え忍ぶ 忘れたい過去 むしかえされる
 
 
 
059:済(イマイ) (ゆびおり短歌)
後悔はしていないよと風のなか済んだことだけ話し続ける
 
 
 
059:済(nnote) (白い箱から)
風も陽も声も眠るよ使用済み核燃料のいのちの上に
 
 
 
059:済 (村木美月) (うたりずむ)
もう済んだことにできない夏の日の過ちそして君の泣き顔
 
 
 
059:済(かりやす) (彼方探訪)
鎌倉の古道具市で欲しいのは売約済の貼られゐるもの
 
 
 
059:済(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
単調な仕事をこなし坦々と済みのはんこを黙々と押し
 
 
 
059:済(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
手足まで凍えるような雨雪に済んだことまでうじうじと問う
 
 
 
059:済(青野ことり) (こ と り ご と)
「一度だけ救済措置として許す」 一方的に許されたって
 
 
 
059:済(あみー) (正直なたましい)
素晴らしい愛がほんとにもう一度あったらタダじゃ済まないだろう
 
 
 
059:済(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
一瞥で閲覧が済む履歴書をやたら大事に持つ面接官
 
 
 
059:済(都) (miya-momoの日記)
ソフトクリームを舐める少女の指に溶ける一筋ダディに求める救済
 
 
 
059:済(O.F.) (O.F.)
気が済むまで肉、浮気ごころのキャベツ、四六時中も好きと言えるか
 
 
 
059:済(月下燕) (a swallow under the moonlight)
「もう済んだことですから」とやわらかなうなじが僕の逡巡を斬る
 
 
 
059:済(音波) (短歌のなぎさ)
このぐらい織り込み済みの雨雲だ 蹴散らしながらまっすぐにゆけ!
 
 
 
059:済(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
密室にピアノ鳴り出でうたへよと自己救済の歌うたへよと
 
 
 
059:済(すいこ) (すいこのうたおきば)
パウダーシュガーのタンカー突破する赤道直下の経済水域
 
 
 
059:済(佐藤羽美) (hinautamemo)
挨拶を済ませた後のわたくしと皆々様に降りしきる夏
 
 
 
059:済(藤野唯) (Sugarmint)
君はもう用済みなんです 何しても許されるとでも思ってましたか
 
 
 
059:済(間遠 浪) (少女らせん)
受胎済ませてあら野を渡れ美しい孤独を統べる力を帯びて
 
 
 
059:済(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
逢うごとに指を呑みあう救済の及ばぬ場所へひくく流れて
 
 
 
059:済(emi) (時計をはずして)
忘れてはいけなかったと繰り返す母の胸には済まぬ思いが
 
 
 
059:済(ほたる) (ほたるノオト)
「済」スタンプ機能のついたコピー機に終わったことと諭されている
 
 
 
059:済(酒井景二朗) (F.S.D.)
エロ本の塔に四方を圍まれて救濟される日などは來ない
 
 
 
059:済(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
モノクロな今日に『済』印押すようにカラフルすぎるチューハイを飲む
 
 
 
059:済(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
恋愛の決済早くしなければ出会いがないと思うがいいわ
 
 
 
059:済 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
「済みません」は解決せんの意深々と頭下げつつ靴見比べる
 
 
 
059:済(健太郎) (モノクローム文芸館)
ゆきずりに済ました後の恋心 二時間前に戻れるのなら 題詠blog2009「059:済」
 
 
 
059:済 (みなと) (海馬)
市場経済その外部なくば存続しえずとスイカの種のとばしっこす
 
 
 
059:済(市川周) (ミルミルを飲みながら)
あやめの間平成9年除霊済(きりがよいので七七はなし)
 
 
 
059:済(橘 みちよ) (夜間飛行)
あなたにはもう済んだこと置き去りのわたしそこから抜け出せぬまま 
 
 
 
059:済 (ワイワイやってる暇はねえ!)
参照記事:059:済 用済みの君のパンティ捨てた後優しくなれない痛みを知った
 
 
 
059:済(花夢) (花夢)
使用済ナプキンひとつ捨てながらおんなをもてあますこともある
 
 
 
059:済(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
僕にしか見えないのなら もう いらない消毒済みの夢だけでいい
 
 
 
059:済(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
使用され済です だからなんだってします はじめてのことはもうない ○うわー、せつねー
 
 
 
059:済(都季) (31pieces)
いつの日か済んだことにして笑えるかな 今日も歪なお団子を結う
 
 
 
059:済(振戸りく) (夢のまた夢)
済んだことにしてしまえない 現在も進行中のできごとなので
 
 
 
059:済(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 「使用済み男子」のフリが赤点でばれてしまった保健体育
 
 
 
059:済(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
処暑の宵 転居の支度遅々として梱包済みの箱と眠れり
 
 
 
059:済(遥遥) (たんかのきりかた2)
「済」「済」と「済」「済」「済」と判をおし済むことのない私はどこに
 
 
 
059:済(珠弾) (seven seas tac)
二学期に持ち越す夏があることは計算済みの児童生徒よ
 
 
 
059:済(Re:) (プリズム)
もう済んだことだと終わらせる君に忘れられない過去をあげます
 
 
 
059:済(村上はじめ) (雑感)
済印を押された私を哀れみの目で見ないでよ笑い飛ばして
 
 
 
059:済(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
この鼻があと3cm高ければごめんなさいで済んだのかしら
 
 
 
059:済(暮夜 宴) (青い蝶)
ほだされて売約済みとなりし日の打ち出の小槌ほどのリアルさ
 
 
 
059:済(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
ひとつずつ片付け「済」の判を押すように離れられたらいいのに
 
 
 
059:済(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
使用済みおむつ捨てる日金曜の午後に発作の起きてしまふ子
 
 
 
059:済(こゆり) (おかっぱ短歌)
決戦は金曜日 だって土・日になぐさめてもらうシュミレーション済み
 
 
 
059:済(本田鈴雨) (鈴雨日記)
モデルルーム会場の表にあかあかと<成約済>のリボンの脅迫
 
 
 
059:済(斗南まこと) (野ウサギのように)
あのひとの修正済みの思い出にわたしはいない ススキが、揺れる
 
 
 
059:済(紫月雲) (resume 1970-2009)
送信済みトレイに埋葬されている文字のいくつか雄弁に黙せり
 
 
 
059:済(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
救済者願望めいて水をくむ きみが泣くのをまちわびている
 
 
 
059:済(岡本雅哉) (なまじっか…)
穏便に済ませようとか思ってるあなたは既に獲物なんだよ
 
 
 
059:済(しおり) (ヒロの独り言)
済んだこと諦めなさいと諭すのはわたしの中の残った理性
 
 
 
059:済(吉里) (梢は歌う)
その恨み今日限りにて決済す 許す見下す忘れるに判 
 
 
 
059:済(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
成田発済州島行き定期便見送るために見え透く嘘を
 
 
 
059:済(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
君とした確かな証拠 使用済みチケットからは夕立の音
 
 
 
059:済(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
生きていていいか問うたび生存者名簿に記載済みとにっこり
 
 
 
[短歌][2009] 059:済(ezmi) (語りえぬことを。)
人に成り済ましたおこじょ夜は更けて暮らしにくいでしょうに都会は
 
 
 
059:済(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
エロ本にまだ食いつくと思っててもう使用済みの唇がある
 
 
 
059:済 (お気楽堂) (楽歌三昧)
完済は気が遠くなるほど先でしかも毎月先延ばされる
 
 
 
059:済(おっ) (だいえいの短歌専門店)
戦争は終わった捨てよ用済みのテキストプリント汚いノート
 
 
 
059:済(ノサカ レイ) (のーずのーず)
次々と「済」のスタンプ押してゆく。同じページに、違うページに。
 
 
 
059:済(ゆふ) (ゆっくりん)
使用済の記念切手を集めてるこの捨てられない性(さが)を変えたし
 
 
 
059:済(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
送信済みメールになるまで温めて温めつづけて冷めますように
 
 
 
059:済(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
ステーションホテルに月のかかるころ消毒済の便座は冷えて
 
 
 
059:済(香-キョウ-) (Sky on Blue)
キミに逢う最中でさえ気になった不安はすべて済ませなくては
 
 
 
059:済 (一夜) (短歌るBlog)
済みました 悲しみ色の塗り替えは ブルーは白に溶かして消した
 
 
 
059:済(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
使用済みの不織布マスク落ちており どこまで続くインフル流行...
 
 
 
059:済(sora) (追憶~娘へ)
吾がこの世に借り受けし生命の返済期限はいつまでだらう
 
 
 
059:済(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
大切に詠み来し筈の五十九に朱線走らす「済」の一筆
 
 
 
059:済(扱丈博) (取扱)
ふしぶしに売約済の札を巻きいまぼくたちは空腹である
 
 
 
059:済(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
「予約済み」の印みたいに胸元でアイツと揃いのチャームが揺れる
 
 
 
059:済(志井一) (日記ホプキンス)
「洗濯」や「水」を連想してしまい つい「洗済」と書いてしまった
 
 
 
059:済(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
次々と行事予定が済んでいき子供の歳がすぐまた増える
 
 
 
059:済(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
いまいちどレンジにコロッケ温めてひとりで済ます夕餉は八時
 
 
 
059:済(月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
もう済んだことと割り切り前を向き歩き出すから涙はいらない
 
 
 
059:済(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
「おはよう」も 「おやすみなさい」も 携帯のメールで済ますことに慣れ居り。
 
 
 
059:済(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
過ぎた過去真っ赤に大きく済印を押して処理する踏み出す一歩
 
 
 
059:済(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
済んだことばかりたくさん集まって、泣いてるあたしを慰めている
 
 
 
059:済(村本希理子) (きりころじっく2)
足首に秋は深まる 連絡の済んだ人から線引きをれば
 
 
 
059:済(小林ちい) (ゆれる残像)
済んだ事は忘れてしまえあの愛の言葉もキスも夜も温度も
 
 
 
059:済(惠無) (なんでもない一日)
ひとつずつ『済』のスタンプ押していくように過ぎてく人生もまた
 
 
 
059:済(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
あの人は済んだことにしてるはずと歯止めをかけた メールも待ってた
 
 
 
059:済(今泉洋子) (sironeko)
難題をひとつ済ませてまた次へ斯(か)うやつてみんな前進するんだ
 
 
 
059:済(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
手のひらを地面に押し当てるように転んで笑う もう済んだこと
 
 
 
059:済(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
ウイルスはありませんでしたと言って検閲済みの小包がくる
 
 
 
059:済(Ni-Cd) (反実仮想)
用済みの避妊具つもる屑籠を覗けば窓に雪がはりつく
 
 
 
059:済(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
一生の決済の日に天秤で量られるのは何の重さか
 
 
 
059:済(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
あなたとの何を決済すればいい旅立つ前の今の私は
 
 
 
059:済(駒沢直) (題詠blog参加用。)
それはまた済んだ儀式をはじめからやりなおすかのような再会
 
 
 
059:済(やすまる) (やすまる)
頭上にはさらなるほこり胸元に『売約済』の勲章をのせ
 
 
 
059:済(夢雪) (浪漫)
予約済み君の体も魂も心も涙も全部僕のもの
 
 
 
059:済(内田かおり) (深い海から)
 心砕く仕事のひとつ済ませ居り燃ゆる紅葉はひと日で散りて
 
 
 
059:済(kei) (シプレノート)
代金は払い済みです雨音の寂しい分も立て替えました
 
 
 
059:済(さと) (すばらしい日々)
あれはもう済んだことだ 呪文のように唱え自分をあやす夜
 
 
 
059:済(鯨井五香) (くじら(独唱))
探偵の帰らぬ夜に秘書ひとり解決済のファイルをあさる
 
 
 
059:済 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
これでまう親しき人へのお別れはみな済んだねと妻は指折る
 
 
 
059:済(茶葉四葉) (ゆざまし)
消し去れぬ君への想い捨てきれぬ未練は削除済みフォルダのなかに
 
 
 
059:済(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
「消毒済み」紙帯(おび)をはづせばいみじくも生(あ)れいづるなむ菌のいろいろ
 
 
 
059:済(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
おさかなが不死身だったら怖いから今日は出前で済ませましょうね
 
 
 
059:済(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
  西日差すギャラリーの窓閉じられて売約済のきみの耳朶    
 
 
 
059:済(緒川景子) (ezomijikauta)
ここはもう堂々としてすみっこにおちてたメモに「済」印をおす
 
 
 
059:済(桶田 沙美) (31Words Runner)
サラ金の利子返済の広告が目立つ地下鉄車体はパチンコ
 
 
 
059:済(田中ましろ) (ましたん)
使用済みティッシュの海で眠ってる貴女の足を強く引っ張る
 
 
 
059:済(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
いままでの配信済みの愛情の処理はあなたにおまかせします
 
 
 
059:済(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
削除済みフォルダのようなこの星にまた新しい命を捨てる
 
 
 
059:済 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
気が済むといふ、済む済まない不確かな気といふものの決める進捗
 
 
 
059:済 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
よそみとか寄り道ばかりしてるうちぼくらの番は済んでしまった
 
 
 
059:済(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
時計はまた今日も逆まわりを始める 済んだこととかなにひとつない
 
 
 
059:済(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
すべて済んだあとのふたりのようになる雨の朝することをなくして
 
 
 
059:済(ぱん) (向日葵 と 月)
済んだことにできない 斜め前にいて宇宙人めいてく君のこと
 
 
 
059:済(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
済し崩しそれもまたよし柊の古木のごとく棘失いて
 
 
 
059:済(星川郁乃) (Air Station)
救済を望む信者の群れのごと立ちっぱなしの観客の熱
 
 
 
059:済(みち。) (滑空アルペジオ。)
寂しさにかたちはなくてひだまりの使用済みコンドームをひろう
 
 
 
59:済(HY (天然通信)
「済んだこと」=女にとっては流さずに表面張力増す事を言う
 
 
 
059:済 みぎわ (たづたづし)
日本を詰みし悦び済州産小沢一郎 呵呵大笑す
 
 
 
059:済(ME1) (FILL mobile)
   口数の足らぬあなたとセンテンス減らし済み印 隅っこに押す