題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

056:とおせんぼ

2006-01-01 | 051-060の歌
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すべてひらがなで「とおせんぼ」と詠み込んでください。「通せんぼ」は不可です。

056:とおせんぼ(エクセレント安田) (風流三昧)
とおせんぼ急がば回れ工事中裏道抜けて渋滞知らず

056:とおせんぼ(美山小助) (小助の和歌)
幼き日 好いたあの子に とおせんぼ 今はセピアの アルバムの中

056:とおせんぼ(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
とおせんぼ開いた指の隙間から朝日がにじむ微笑みがこぼれる

056:とおせんぼ(はこべ) (梅の咲くころから)
公園の三輪車の列とおせんぼ にこにこ見てる蟻の行列

056:とおせんぼ 行方祐美 (やまとことのは)
日曜の朝の踏切とおせんぼ約束はもう始まっている

056:とほせんぼー旧かなー(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
とほせんぼ はないちもんめ とほりゃんせあの娘(こ)三つ編振りつつ夢に

056:とおせんぼ(しゃっくり) (春雨じゃ)
とおせんぼ中高年の求職は職安にさえ相手にされず

056:とおせんぼ(みずき) (空)
いつぽんの指を捕らへてとほせんぼ海の記憶に汝(な)と揺蕩(たゆた)はな

056:とおせんぼ(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
とおせんぼされないうちに尻込みし引き返したることもありたり

056:とおせんぼ(aruka) (外灯都市)
天国への長い階段とおせんぼしている彼は自称エリート

056:とおせんぼ(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
ラッシュ時に自動改札とおせんぼ 頼む仕事に遅刻だやばい

056:とおせんぼ(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
甘さうな水の匂ひに誘はれふらり飛び立つ子をとほせんぼ

056:とおせんぼ(紫女) (クロッカスの歌)
魔物は我白き幼女へとうせんぼ影緩やかに進む石段

056:とおせんぼ(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
人間じやない子はみんなとほせんぼ鬼の子雪ん子口減らしの子

056:とおせんぼ(まつしま) (心の空)
一人ではとうせんぼつまらないからかくれんぼして隠れっぱなし

056:とおせんぼ(丹羽まゆみ)再投稿 (All my loving ♪)
人間ぢやない子はみんなとほせんぼ鬼の子雪ん子口減らしの子

056:とおせんぼ(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
不意つきて出会ひがしらに<とほせんぼ>なせば弾ける子らの笑ひが

056:とおせんぼ(飯田篤史) (ひこうき雲)
かなしさをかなしさがとおせんぼしてきみはしずかにたちつくすだけ

056:とおせんぼ(謎彦) (ジャポン玉)
アン・ルイスみたいな奴がとほせんぼする安土城天主のくびれ

056:とおせんぼ (新井蜜) (暗黒星雲)
とおせんぼしないでくれよあの浜に俺を待ってる亀がいるんだ

056:とおせんぼ 新津康 (NOTHING WORKS)
夢の中、とおせんぼする僕がいる。純粋だった僕がいる。...

056:とほせんぼ(春畑 茜) (アールグレイ日和)
或る朝をとほせんぼしてゐる影は長くつづけり万里がほどを

056:とおせんぼ(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
いじわるな 笑顔でこちら 近づいた 両手をひろげ とうせんぼする

056:とおせんぼ(本原隆) (それについて)
とおせんぼ笑ってしまう通れない それとこれとは違うものだよ

056:とおせんぼ(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
意地悪が生き甲斐となりとおせんぼ意味もないけどただとおせんぼ

056:とおせんぼ(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
とおせんぼしてるのは僕 かろやかに水平線を越えてゆく夢

056:とおせんぼ(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
ここからは はいらせないのと とおせんぼ 合ってない子に 心でつぶやく

056:とおせんぼ(川内青泉) (青泉の部屋)
生徒達スクラム組んでとおせんぼ授業に行きたし心焦る

056:とおせんぼ(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
君はまだ名前以外のI.D.を持っていないからとおせんぼする

056:とおせんぼ(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
「バイバイ」でとおせんぼする振りむいた君が今夜は帰れぬように

056:とおせんぼ(暮夜 宴) (青い蝶)
通りゃんせ通りゃんせって言いながらとおせんぼする背中 いじわる

056:とおせんぼ(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
会社には男女差別のとおせんぼ透明だけどみんな知ってる

056:とおせんぼ(水都 歩) (水都blog)
近道に大きな犬がとおせんぼ行くか戻るかさぁどないする?

056:とおせんぼ(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
「この影が(白く写った管を指し)液をとおせんぼしているのです。」

056:とおせんぼ(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
 君のふく  ぼくの視界を  とおせんぼ  靴くらいです  すぐ脱げそなの

056:とおせんぼ(西宮えり) (aglio-e-olio)
とおせんぼするてのひらにパンチしてキスして感謝して先行くね

056:とおせんぼ(秋野道子) (気まぐれ通信)
とおりゃんせ鳴る歩道には背の高い白い車がとおせんぼする

056:とおせんぼ(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
その後にこちょこちょ攻撃されること知った上でのとおせんぼかな

056:とおせんぼ(Yosh) (★光に向かって★)
順境が続けばいいな♪と落とし穴 逆境というとおせんぼされ

056:とおせんぼ (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
暗闇が不意にはだかりとおせんぼされた心地で竦む 遠いよ

056:とおせんぼ(スガユウコ) (ココロに花を)
ここからは侵入禁止とおせんぼ誰あれも来るな(※カギは開いてます)

056:とおせんぼ(原田 町) (カトレア日記)
とおせんぼさせて欲しきは年波ともの忘れなり今日もうろうろ

056:とおせんぼ(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
とおせんぼされたるならばいつもとは違う道ゆき愉しめばよい

056:とおせんぼ(ドール) (花物語)
裕くんをクマさんたちがとおせんぼベビーストップの向こうの世界

056:とおせんぼ (ひ と ひ ら こ と ば)
あのひとの悲しい記憶とおせんぼ見えない彼の腕が遮る

056:とおせんぼ(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
あのひとの悲しい記憶とおせんぼ見えない彼の腕が遮る

056:とおせんぼ(花夢) (花夢)
ひかりさす夢なんてもの追うきみのまえ とおせんぼしたい、泣きたい

056:とおせんぼ(みゆ) (*** ことばあそび ***)
それ以上入ってこないでとおせんぼ 恋しき人はひとりで十分

056:とおせんぼ(野良ゆうき) (野良犬的)
ふりむけば昨日の僕がはにかんでとおせんぼする わかりましたよ

056:とおせんぼ (斉藤そよ) (つれづれつづり)
つつしんでたまわりましょう - とおせんぼ - 物干し竿にならぶTシャツ

056:とおせんぼ (夜さり) (夕さり夜さり)
半島の鬼が岩場を占拠してとほせんぼとほせんぼしてるよほらね

056:とおせんぼ(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
意地悪でとおせんぼしたわけじゃない ぼくじゃだめかと聞けない五月

056:とおせんぼ(ハナ) (象の求愛ダンス)
携帯の履歴眺めるとおせんぼ出来ないひとをまた好きになる

056:とおせんぼ(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
山ほどの形代(かたしろ)が来て形代の私にとおせんぼする朔日

057:とおせんぼ (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
見送ってやらない泣かない笑わない とおせんぼして行かせないから

056:とおせんぼ(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
とおせんぼする両腕を押しのけて進め、私は誰よりきれい

056:とおせんぼ(寺田ゆたか)  (素浪人Joeのスローライフ)
・ひた往けばとおせんぼする人もなし草に消ゆらしこの細き径

056:とおせんぼ(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
  わが犬がとおせんぼを抜ける音家族の一人という感じにて

056:とおせんぼ(みの虫)再投稿 (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
  わが犬がとおほせんばうを抜ける音家族の一人といふ感じにて

056:とおせんぼ(みなとけいじ) (海馬)
あかがねの凪に内耳を捉まれてとおせんぼする海を見ていた

056:とおせんぼ(やな) (やなさんの基地)
無理数を教えたあなた とおせんぼの声響く中どんどん落ちてく

056:とおせんぼ(小早川忠義) (ただよし)
とおせんぼと可愛く呼べば障壁も軽く乗り越えゆけるか鳩よ

056:とおせんぼ(あんぐ) (あんぐの短歌)
勝ち組の門閉ざされてとおせんぼ 一人つぶやく負けるが勝ちと

056:とおせんぼ(笹井宏之) (【些細】)
とおせんぼしあったことも日に焼けた畳も遠いテネシー・ワルツ

056:とおせんぼ(素人屋) (素人屋雑貨店)
探してるわたしの前でとおせんぼしているように伸びるわが影

056:とおせんぼ(わかば) (わかばのうた)
溢れかえる器を眺めてこれ以上居てとは言えずとおせんぼをした

056:とおせんぼ(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
幼な子が君との逢瀬の邪魔をする 両手広げてとおせんぼする...

056:とおせんぼ(goldfish) (月と金魚鉢)
君のそのとおせんぼにはいつだって帰らないでが書かれているの

056:とおせんぼ(紫峯) (時空の扉)
炎天の七月の庭おそろしく誰かが誰かをとうせんぼする...

056:とおせんぼ(美里和香慧) (     Popん?TANKA)
とおせんぼのように君の声響いてる南十字星またたく真下

056:とおせんぼ(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
蜘蛛の糸切って二秒後とおせんぼされてたことに思い当たった

056:とおせんぼ(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
「とおせんぼ」声が聞こえる 「とおせんぼ!」無垢の童子が、行く手を塞ぐ  

056:とおせんぼ(鈴雨) (鈴雨日記)
たわむれに立ちはだかるのはとおせんぼ?それとも胸にとびこんで来い?

56とおせんぼ(クロエ) (90%の幸福)
うち沈む公園通りで手をひろげとおせんぼする光の子ども

056:とおせんぼ (ス芸紙一重?)
無理矢理にとおせんぼした帰り道 困った顔がも一度見たくて

057:鏡(栗凛) (ス芸紙一重?)
鏡越し映ったあなたの眼差しはあの子を見てると今更気づく

056:とおせんぼ(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
記憶よりちいさな父のとうせんぼ「嫁に行くな」に抱かれたくなる

056:とおせんぼ(ワンコ山田)・再投稿 (歩道を走る自転車のこども)
記憶よりちいさな父のとおせんぼ「嫁に行くな」に抱かれたくなる

056:とおせんぼ(ワンコ山田)・再投稿 (歩道を走る自転車のこども)
記憶よりちいさな父のとおせんぼ「嫁に行くな」に抱かれたくなる

056:とおせんぼ(るくれ) (とっても単純なこと)
突然のあなたの真顔にふと解けたとおせんぼ手を繋いで下さい 

056:とおせんぼ (みあ) (言の葉たち)
けんちゃんと線香花火した夜にとおせんぼされ渡れない川

056:とおせんぼ(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
逃げたくば逃げよどのみち帰れまいとおせんぼさる六道の辻

056:とおせんぼ(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
いやだとは言へぬC子は学校の廊下で今日もとほせんぼされる

056:とおせんぼ(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
プライドがとおせんぼする街角に迷い込んでる あとひとことが

056:とおせんぼ(凛) (臥薪嘗胆)
ぬりかべが僕をにらんでとおせんぼ 一人寝で見た夢 怒ってる?

056:とおせんぼ(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
遅いから 泊まっていけととおせんぼ君の都合も関係無しに...

056:とおせんぼ(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
アパートの廊下でわれをとおせんぼせしは年上の甥なりき

056:とおせんぼ(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
手をひろげ車の前にとおせんぼ「わたしを乗せて行ってください!]

056:とおせんぼ(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
まだ星に会ってはだめと夕焼けにとおせんぼされ足踏みしてる

056:とおせんぼ(なまねこ) (路地裏稼業)
川岸の道を歩けばながながと横たわる蛇とおせんぼかな

056:とおせんぼ(星桔梗) (風船がわれるまで)
逝くときに後を追うなととおせんぼ煌めく蛍頬を撫でゆく

056:とおせんぼ(碓井和綴) (雨歩日記)
とおせんぼ止められてたい恋があり行きはよいよい帰り道はない

056:とおせんぼ(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
不可解なマンボを踊りとおせんぼするのはよせよ ちびくろサンボ

056:とおせんぼ (お気楽堂 (楽歌三昧)
年齢に資格子の有無容姿まで嗚呼とおせんぼ女の人生

056:とおせんぼ(きじとら猫) (きじとら小部屋)
少しだけ意地悪をしたとおせんぼ動けないのは私の方だ

056:とおせんぼ(日下智世) (万美愛任叶結実)
深い森木霊降りてきてとおせんぼ「自然壊すな」と言うごとくに。

056:とおせんぼ(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
 宝もの集め過ぎたら進めないとおせんぼする人はないけど

056:とおせんぼ (やすまる)
眼前にとおせんぼする人がいる全身でぶちあたって割れ

056:とおせんぼ(村上きわみ) (北緯43度)
とおせんぼしてるつもりの刺草を膝であいする夏のこどもよ

056:とおせんぼ(智理北杜) (智理北杜)
石ころを置いて蟻たちとおせんぼしていた姪がもはや卒業...

056とおせんぼ(帯一 鐘信) (361℃)
蒸し暑い雨のカーテン開く人とおせんぼする前線の兵

056:とおせんぼ(はるな 東) (菜の花の道)
とおせんぼしても無理ならこの髪で橋をかけますふたりで渡る

056:とおせんぼ(小雪) (朱紗)
とおせんぼ 悪戯っぽく 笑うけど 貴方の瞳 好きと言ってる

056:とおせんぼ(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
とおせんぼなんて甘えていた頃のもうほんとうに通らない道

056:とおせんぼ(振戸りく) (夢のまた夢)
いつまでも待ってるからと身動きもせずにあなたはとおせんぼする

056:とおせんぼ(村上はじめ) (spidyな日々)
いじわるでとおせんぼしたあの頃は ただまっすぐに「好き」と言えなくて

056:とおせんぼ(方舟) (方舟)
夜の街とおせんぼする警官は飲酒運転取り締まりと言う

056:とおせんぼ(市川周) (ミルミルを飲みながら)
とおせんぼ この先カップ焼きそばを麺ごと湯切った怨みの館

056:とおせんぼ(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
とおせんぼされるあいだは向き合っていられた帰らなくてよかった

056:とおせんぼ(ぱぴこ) (テクテク)
とおせんぼだらけの街で削られた空を忘れるために働く

056:とおせんぼ (里坂季夜) (コトノハオウコク)
陽焼けした腕いっぽんのとおせんぼ乗るはずだった電車が行った

056:とおせんぼ(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
いぢめつ子をいぢめ倒したその日より誰もしてくれないとほせんぼ

056:とおせんぼ(あおゆき) (メソトリウム)
背の高いひまわりときみ とおせんぼ ああ、あの夏の先にいけない

056:とおせんぼ(幸くみこ) (そこそこがんばる)
ゆく道を「私なんて」がとおせんぼ 今日は便器を念入りに拭く

056:とおせんぼ(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
降雨量二百ミリにてとほせんぼ人気なき山路に雨空見上ぐ

056: とおせんぼ (佐田やよい) (言の波紋)
砂浜でとおせんぼした手の横を波音だけがすり抜けていく

056:とおせんぼ(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
とおせんぼするほどかわいくなれないししないほどつよくなれない夕べ

056:とおせんぼ(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
とおせんぼする少女らを押し退けて森の緑のふかいところへ

056:とおせんぼ(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
道に立ちひっしの思いでとおせんぼ 無視して通り過ぎてゆくのか

056:とおせんぼ(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
「また来るね」自動改札とおせんぼいつか一緒に乗りたい列車

056:とおせんぼ(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
とおせんぼできなくなってもう長い かたく冷たいドアノブは鉄

056:とおせんぼ(岩井聡) (North Marine Drive)
盲犬がとおせんぼする谷もはや神を冷却する水もない

056:とおせんぼ(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
喉の奥ざわざわ燃えるプライドをとおせんぼ 甘すぎるトローチ

Unknown (花こみち)
前向きに考えなさいと言うけれど「死」は不滅なるとおせんぼたり

056:とおせんぼ (翔子) (花こみち)
前向きに考えなさいと言うけれど「死」は不滅なるとおせんぼたり

056:とおせんぼ (sironeko)
神無月の風に吹かれて夕顔の白き妖精は秋をとほせんぼ

056:とおせんぼ(今泉洋子)名前忘れで再投稿 (sironeko)
神無月の風に吹かれて夕顔の白き妖精は秋をとほせんぼ

056:とおせんぼ(内田誠) (その言葉の行方)
とおせんぼしている僕はここにいることを上手に歌にできない

056:とおせんぼ(内田誠) (その言葉の行方)
とおせんぼしている僕はここにいることを上手に歌にできない

056:とおせんぼ(彼方) (心を種として)
とおせんぼすることさえもできぬまま君が恋していくのをみてた

056:とおせんぼ(砺波湊) (となみ☆みなと)
繋がらぬ電話のわけは お月さま電波をとおせんぼなさるから

056:とおせんぼ(小太郎) (ねこのにくきゅう)
とおせんぼしている君のこわがりな自意識などは捨てておいでよ

056:とおせんぼ(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
とおせんぼなんてできずにただじっと最後の夏に立ちあっている

056:とおせんぼ(みち。) (虹色アドレナリン。)
逃げるため吐いた言葉が目の前に整列をしてとおせんぼする

056:とおせんぼ(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
蔦が這う もしもわたしがひとならばとおせんぼうをゆるしはしない

056:とおせんぼ(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
広い背を見ながらそっと考えるとおせんぼして想い告げたい

056:とうせんぼ(田花香) (紅葵爽♪)
世俗寄(よ)る我心(がしん)、恐怖に震えして 見えぬ縄にてとおせんぼ鬼(おに)

056:とうせんぼ(濱田花香)再投稿 (紅葵爽♪)
世俗寄(よ)る我心(がしん)、恐怖に震えして 見えぬ縄にてとおせんぼ鬼(おに)

056:とおせんぼ(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
やわらかく咬まれて伸びる蛙らの脚ふるえつつ風とおせんぼ

056:とおせんぼ (KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
仲直りしたいとお互い思ってる とおせんぼしてる道の両端

056:とおせんぼ (わたつみいさな。) (乱切りくじら)
まわり道してもまっすぐ歩いてもとおせんぼするあたしの記憶

056:とおせんぼ(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
とおせんぼ 幼き日々の思い出は 悪気はないのに 泣きだした吾

056:とおせんぼ(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
泣きながらするとおせんぼ守りたいたったひとつが燃え尽きるまで

056:とおせんぼ(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
こんにちは誰も彼もがとおせんぼしている夏の午後の坂道

056:とおせんぼ(折口弘) (はっちんずBLOG)
とおせんぼしてイジワルに笑う君 とおまわりする僕にスルーする恋

056:とおせんぼ(癒々) (Romantic irony)
開かれたあなたの両手が確かすぎてとおせんぼうに思えてしまう

056:とおせんぼ(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
何もないとこに案山子が立っていて私の影をとおせんぼする

056:とおせんぼ(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
緩慢な死に向かいゆく余生にもとおせんぼする愛憎のある

056:とおせんぼ(夢眠) (夢眠・日々綴り)
とおせんぼあれを虐めと気づかずに幼き息子を庇えなかった

056:とおせんぼ(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
県と県の隙間を進む幼児たちとおせんぼ用に咲かせたすみれ

056:とおせんぼ(kitten) (kitten song)
街を行く子供等をとおせんぼする踏み切りの音が響く夕暮

056:とおせんぼ(Harry) (四月なかなか)
ジャイアンがとほせんぼしてゐる大通りさけてのび太は路地裏をゆく

056:とおせんぼ(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
畦道に青大将がとおせんぼあそこも瀟洒な街になりたり

056:とおせんぼ(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
あめ玉をあげるかわりにとおせんぼさせてもらうね あと五分だけ

056:とおせんぼ (如月綾) (お気に召すまま)
とおせんぼして泣き縋って君のこと行かないでって引き止めれたら

056:とおせんぼ(理宇) (±雑記蝶)
崩れてく心が灰へ帰るのをとおせんぼしているような あお

056:とおせんぼ(透明) (limerence)
教室の後ろのドアでとおせんぼされた彼女を羨むおさげ

056:とおせんぼ (小軌みつき)      (小軌みつき-つれづれ日和-)
きみ棲んでいるあまぐもよ とおせんぼしていてどうかあふれだすから

056:とおせんぼ(みずすまし) (水紋)
 とおせんぼしていたあの子 いまはもう 頭掻きつつ杯交わす

056:とおせんぼ(村本希理子) (きりころじっく)
とほせんぼする子がゐない昼下りどこにも行けない道を見守る

056:とおせんぼ(もりたともこ) (短歌、すきです。)
とおせんぼされてなお恋う窓の辺に灯る明かりはたぶん幻

056:とおせんぼ (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
地平線 とおせんぼのよう 僕たちは明日を無視してまた手をつなぐ

056:とおせんぼ(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
とおせんぼ お酒飲んだらダメですよ 駐車場でもアルコール検知

056:とおせんぼ(shall3) (山歩き録)
山道を 行けば木の葉が とおせんぼ 木の葉抜ければ 蜘蛛の巣からむ

056:とおせんぼ(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
とおせんぼさるる者あり(とおりゃんせ)我は国境越ゆ(とおりゃんせ)

056:とおせんぼ(ヒジリ) (*tRIGger.)
とおせんぼするみたく抱く腕を知り この人どんな恋をしてるの?

056:とおせんぼ(瑞紀) 再投稿 (歌信風(かしんふう))
とおせんぼさるる者あり(とおりやんせ)我は国境越ゆ(とおりやんせ)

056:とおせんぼ(瑞紀) 再々投稿 (歌信風(かしんふう))
とほせんぼさるる者あり(とほりやんせ)我は国境越ゆ(とほりやんせ)

056:とおせんぼ(ことら) (ことらのことのは)
とおせんぼする笑い声そのままに奪ってしまいたかった五月

056:とおせんぼ (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
とうとうと列なす蟻をとおせんぼした瞬間にアイス落とした

056:とおせんぼ(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
とおせんぼしている私の足の上乗りこえ歩く亀のお散歩

056:とおせんぼ (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
両腕をひろげて我がとおせんぼすればあなたは行かなかったか

056:とおせんぼ(フワコ) (きくとわたし)
ゆき雲をとおせんぼして君の上に最も美しい雪降らせる

056:とおせんぼ(堀 はんな) (たん たん 短歌)
昨日までスイと通りし改札にとおせんぼされ期限切れ知る...

056:とおせんぼ(まほし) (うた・たね)
とおせんぼされてる明日に手を伸ばすように螺旋階段のぼる

056:とおせんぼ(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
十字架の上であなたが手をひろげ いつもいつでもとおせんぼする

056:とおせんぼ(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
とほせんぼしたきされたき色の瞳(め)を逸らして二人抱擁を解く

056:とおせんぼ(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
とおせんぼする振りばかり(砂浜に残る足型)さあ、さようなら

056:とおせんぼ(くろ) (鎌倉日記)
秋の夜の影ながくしてわはわれをとほせんぼすれば消しちまふなり

056:とおせんぼ(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
ぎんなんの臭い匂ひがとほせんぼしてバス停にいたりつけない

056:とおせんぼ(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
大鴉とほせんぼしてゐる酷熱の白き道ゆゑわれは灼かるる

056:とおせんぼ (象と空)
わが町に二丁拳銃やってきて老婆の前でとおせんぼ

056:とおせんぼ(ゆづ) (透明ランドセル)
とおのころゆめみたみらいにとおせんぼしつつ今日もOLでいる

056:とおせんぼ(けこ) (あきのうた声)
夕闇に路の尽きればその腕にたたまれるのを待つとおせんぼ

056:とおせんぼ(pig_pearl) (ブタに真珠)
可愛くて ちょっと意地悪 とおせんぼ ニコニコ君に メロメロの母

056:とおせんぼ。  (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
無意識に人の通行邪魔してる とおせんぼのこと「ぬりかべ」と呼び

056:とおせんぼ(浅葱) (空耳の森*番外地)
手を広げ通せんぼしても君の目はもう私など映していない

056:とおせんぼ(究峰) (思い浮かぶがままに)
大犬が道を塞いでとおせんぼ無視するふりして恐々通る...

056:とおせんぼ (nine) (songs)
公園で無邪気にとおせんぼをしてるあの子みたいに動けばよかった

056:とおせんぼ(minto) (@100@)
立て札をいくつも作り頑なにとおせんぼする君の背中は

056:とおせんぼ(近藤かすみ)  (気まぐれ徒然かすみ草)
『とおせんぼだあれ』もしない夕まぐれいつものファミリーマートに帰る (香山美子/作 高井佐和子/画 童心社)

056:とおせんぼ(内田かおり) (題詠2006深い海から)
保育室の扉ふさいでとおせんぼ入れてと言ってもやーだよと笑う

056:とおせんぼ (のんちゃんの衣裳部屋裏)
永遠にとおせんぼなの拒否されたまま大人になったのんちゃんだから

056:とおせんぼ(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
死に窓に肩をあずけてとおせんぼされた世界をきっとみつける

056:とおせんぼ(浅葱)<再投稿> (空耳の森*番外地)
手を広げとおせんぼしても君の目はもう私など映していない 文字の間違いがあったため、再投稿します。 通せんぼ→とおせんぼ 失礼しました。

056:とおせんぼ(春村蓬) (風見鶏)
とほせんぼ小径も今は広がりて犬を伴ひ坂をくだりぬ

056:とおせんぼ(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
とおせんぼ開いた腕にとびこんで来る子抱きしめお日さまを嗅ぐ...

056:とおせんぼ(星川郁乃) (Air Station)
いじわるなあそびも今はゆるしてもいい 携帯でするとおせんぼ

056:とおせんぼ(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
中央の大という字がとおせんぼしているような学祭ゲート

056:とおせんぼ(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
歩道橋で隙間だらけのとおせんぼ風が雪が本音がすり抜けてゆく

056:とおせんぼ(久野はすみ) (月の融点)
とおせんぼした両腕をだらしなくおろして今日も時に負けたり

056:とおせんぼ(千) (Mille et une nuits)
とおせんぼしてでも止めて欲しかった? 恋の行方を見失う前に

056 とおせんぼ(文月万里) (Kagerou つれづれ)
帰り道とおせんぼして抱きしめて そのままわれを君に拉致せよ

056:とおせんぼ(平岡ゆめ) (le petit cahier)
いつだって兄にとうせんぼされていただらだら坂を自転車で行く