題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

063:オペラ

2006-01-01 | 061-070の歌
「063:オペラ」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

063:オペラ(エクセレント安田) (風流三昧)
山間(やまあい)の温泉旅館冬景色オペラグラスで銀世界見る

063:オペラ(美山小助) (小助の和歌)
牧歌聴き ジークフリート 指輪(リング)得ず オペラに優る 楽劇かな

063:オペラ(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
LPのジャケット透かして懐かしむ「オペラ座の夜」今は聞かざり

063:オペラ(はこべ) (梅の咲くころから)
オペラとうケーキが好きな君なりき 春のある日の六本木ヒルズ

063:オペラ 行方祐美 (やまとことのは)
オペラならわが耳溶かせてみせ給え四月がもうすぐ始まる今宵

063:オペラ(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
LA TRAVIATA 哀しも不毛の恋咲かしむ十九世紀のオペラ      

063:オペラ(しゃっくり) (春雨じゃ)
オペラめく有志の会へ誘われて断る末の誉め殺しかな

063:オペラ (西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
宰相はオペラを好むと聞きしよりオペラに行くも少し疎まし

063:オペラ(みずき) (空)
喝采へオペラの澄みてレクイエム聖者の森へ青くこだます

063:オペラ(aruka) (外灯都市)
名歌手が世界を模したオペラ座で見えない舟の梶をにぎった

063:オペラ(まつしま) (心の空)
オペラへは行かずとも気になっている顔半分の仮面の孤独

063:オペラ(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
春陰のあはき陽射しに五十雀オペラグラスの中を恋せよ

063:オペラ(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
コンサート手を伸ばしたら届きそうオペラグラスの中の恋人

063:オペラ(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
ずば抜けて華麗なるかな胡蝶蘭 オペラ・セリアのアリアが似合ふ

063:オペラ(紫女) (クロッカスの歌)
純白の涙を覆う厚化粧三文オペラの恋が始まる

063:オペラ(飯田篤史) (ひこうき雲)
かなしさはかなしさのままぼくたちがオペラグラスの春をあゆめば

063:オペラ(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
お風呂場で オペラ気分で 歌います どうしたんだと 心配された

063:オペラ(春畑 茜) (アールグレイ日和)
オペラよりセリエAなりぬばたまの夜の左手(ゆんで)にリモコンを取る

063:オペラ(本原隆) (それについて)
芸術が舶来物に感じたらオペラの後に抹茶アイスを

063:オペラ(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
のびやかに響くオペラの歌声の素晴らしさには我を忘れる

063:オペラ(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
映画とかコンサートとか好きだけど未知の領域オペラの世界

063:オペラ(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
のごへずは大仰なとふ思ひなれ若きころよりオペラ好まず

063:オペラ(髭彦)再投稿 (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
のごへぬは大仰なとふ思ひなれ若きころよりオペラ好まず

063:オペラ(川内青泉) (青泉の部屋)
トゥーランドットをイタリアで見るオペラなど見たこともないわたくしなのに

063:オペラ(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
オペラ調ロックを奏でるQueenのフレディの熱唱湖畔に流る

63:オペラ (NOTHING WORKS)
オペラなら蝶々夫人。ある晴れた日に我は聴く「ある晴れた日に」。...

063:オペラ(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
オペラへの誘い断り居酒屋でハイヒール脱ぐ見合いはやめた

063:オペラ(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
ことさらに絵になる話は何もなくオペラになれぬティーンズでいる

063:オペラ(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
僕にしか話さぬらしい壮大なきみのオペラで更けてゆく夜

063:オペラ(暮夜 宴) (青い蝶)
言い訳を並べ立ててる週末のあなたみたいね三文オペラ

063:オペラ(水都 歩) (水都blog)
誘われて流行歌手のリサイタルオペラグラスで見るイヤリング

063:オペラ(謎彦@題詠100首) (ジャポン玉)
ペキニーズ・オペラ佳境に達せむとして屋根裏のチーズとろける

063:オペラ (新井蜜) (暗黒星雲)
真昼間のソープオペラのキッチンで光を放つアルミニウムよ

063:オペラ(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
神々のオペラに集え火と羊歯とかもめと吾とをつなぐ魂

063:オペラ(秋野道子) (気まぐれ通信)
オペラとて横隔膜をふくらませ大気ふるわす小柄なわが娘

063:オペラ(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
講堂の古さ気にする振りをしてオペラ歌手は笑いを誘う

063:オペラ(西宮えり) (aglio-e-olio)
群青のオブリガートに甘えては峙つオペラハウスの甲冑

063:オペラ(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
 オペラって  うたう言葉は  外国語  しかも踊りは  蟹なんだって

063:オペラ (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
広すぎる舞台切り取りそこだけをオペラグラスに閉じ篭めている

063:オペラ(スガユウコ) (ココロに花を)
モーツァルトのオペラが好きと言う女(ひと)のコンプレックス見えてしまえり

063:オペラ(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
置き去りの女の悲劇描(か)くオペラ・リリカの最中(さなか)眠る薄情

063:オペラ(Yosh) (★光に向かって★)
クリスには見せられぬほどの醜さと深き慕(おも)ひのオペラ座怪人

063:オペラ(ドール) (花物語)
草むらにオペラグラスを向けてみる ひばりよひばり春の歌姫

063:オペラ(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
一途さは棄てておしまい紅筆の先で揺らめくオペラレッド

063:オペラ(原田 町) (カトレア日記)
「暗殺のオペラ」を観しは何時のことアリダ・ヴァリの訃報ききおり

063:オペラ(花夢) (花夢)
真実がうまく縁取れない五月オペラグラスで月を見上げる

063:オペラ(みゆ) (*** ことばあそび ***)
喜びも悲しみもみな大声でオペラの如く皐月の空に

063:オペラ(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
今さらとどうか言わないでオペラグラス砕いたあなたがやっと愛しい 

063:オペラ(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
恋人はあなたに夢中オペラ座の一夜のように贅を尽くされ

063:オペラ(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
言霊の音とリズムに情熱と冷静を聴くヴェリズモ・オペラ

063:オペラ(やな) (やなさんの基地)
オペラ果てて家へと急ぐかの人の五体に絡む萌葱の湿度

063:オペラ(寺田ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・妻死なせ自らも死ぬオペラみて 外に出づればこころ冷えゆく

063:オペラ(あんぐ) (あんぐの短歌)
言ってみた「オペラ聞きながらおならする」おやじの駄じゃれ今日も無視された

063:オペラ(わかば) (わかばのうた)
オペラグラスの向こうに見えた空の青もう刻印になっているから

063:オペラ(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
茎立ちてオペラ幕間のたゆたいのごとくにゆるる葉牡丹の花

062:オペラ(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
絵葉書のオペラハウスの傍らに 小さく映る後ろ姿よ...

063:オペラ(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
絵葉書のオペラハウスの傍らに 小さく映る後ろ姿よ...

063:オペラ  (斉藤そよ) (つれづれつづり)
一極のオペラグラスは気づかない気づかないふりせかいのふはい

063:オペラ(goldfish) (月と金魚鉢)
惑星はオペラグラスで遠くからみることにします 鳥人間より

063:オペラ(小早川忠義) (ただよし)
記憶とふ見知らぬ地への旅人はオペラグラスも姿拾はず

063:オペラ(笹井宏之) (【些細】)
半袖のシャツ 夏 オペラグラスからみえるすべてのものに拍手を

063:オペラ(美里和香慧) (     Popん?TANKA)
                                             ひと世 あなたと愛のために生きたオペラ座の怪人(永久に宿りし舞台)

063:オペラ(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
カルメンのオペラの火照りそのまゝに ドン・ホセがゆく君が部屋へと  

063:オペラ(るくれ) (とっても単純なこと)
オペラとか言っちゃってさ筋書きも役柄だって決めてるくせに

063:オペラ(みなとけいじ) (海馬)
オペラグラスの君に世界は軽からむ破船の群れを指さきに統べ

063:オペラ (ス芸紙一重?)
利己的な愛で射抜いて オペラ座の光届かぬこの空の下

063:オペラ(紫峯) (時空の扉)
この恋を知り初めしころ手のひらのオペラグラスの小さき重み...

063:オペラ(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
マンネリの三文オペラを演じたりあいすいません保護者の前で

063:オペラ(みあ) (言の葉たち)
天狗さまが消えた山よりもまだ高い場所からとどくオペラのC音

063:オペラ(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
愛らしく乱れておれば口を突くソープオペラの安物台詞

063:オペラ(素人屋) (素人屋雑貨店)
目の上の瘤より高い地位よりも名声よりも。サリエリのオペラ

063:オペラ(鈴雨) (鈴雨日記)
たっぷりのピンク重たきギャザリング オペラとう名のカーネーションは

063:オペラ(星桔梗) (風船がわれるまで)
田舎もん風味を出したくないけれど経験の無いオペラ観劇

063:オペラ(碓井和綴) (雨歩日記)
買ったのに出番の来ないオペラグラス君と僕との距離だけ見えて

063:オペラ(日下智世) (万美愛任叶結実)
ベランダでオペラグラスを覗きしも箒星見えず西の夜空に。

063:オペラ(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
山猫のひろげたオペラ台本にあつまってくる黄金(きん)のどんぐり

063:オペラ(凛) (臥薪嘗胆)
背伸びしたオペラ鑑賞 ぼくたちは早く大人にみられたかった

063:オペラ(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
甦る『オペラ座の夜』フレディに抱(いだ)かれ触れた背に翼あり

063:オペラ(なまねこ) (路地裏稼業)
なにもかもいつかは消える夢ならばオペラのように高らかに歌え

063:オペラ(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
愛息の運動会に招かれて校歌独唱するオペラ歌手

063:オペラ(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
托鉢の禅僧なるらしオペラ歌手のやうなる声が風にちぎれて

063:オペラ(智理北杜) (智理北杜)
夜勤明けで疲れてるよね 今日は君の好きなオペラを買って帰るよ...

063:オペラ(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
繊細なオペラグラスの直前を拍手の鳩がとびたってゆく

063オペラ(帯一 鐘信) (361℃)
 Beautifulオペラはオペラそうとしかいえない拍手鳴りWonderful

063:オペラ(はるな 東) (菜の花の道)
ぬくもりが今も伝わる父さんのオペラグラスで「放浪記」観る

063:オペラ(野良ゆうき) (野良犬的)
悲しきは舞台の上のオペラ歌手悲しささえも見事に歌う

063:オペラ(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
オペラより日本人なら歌舞伎だよ 君の意見と今日は衝突...

063:オペラ(小雪) (朱紗)
二階席 オペラグラスで お目当ての 役者を見つめ 胸ときめかす

063:オペラ(村上はじめ) (spidyな日々)
オペラ座の怪人を観て感無量 歌に酔いしれサントラ購入

063:オペラ (お気楽堂) (楽歌三昧)
期待した程には産駒走らずでオペラハウスも時代遅れか

063:オペラ(ハナ) (象の求愛ダンス)
声なんて出せないくらい可愛がるオペラはきっと惨劇と化す

063:オペラ(やすまる) (やすまる)
高みからオペラグラスで掬いとるマリー・アントワネットの涙

063:オペラ(振戸りく) (夢のまた夢)
芸大でオペラ科専攻する君と休日に乗る絶叫マシン

064:オペラ(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
 オペラ座の怪人たちを引き連れて闇夜のパリをマーチで歩く

063:オペラ(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
「オペラ座の怪人」の持つ屈折は仮面の陰に日ごと育ち来

063:オペラ(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
「オペラ座の怪人」の持つ屈折は仮面の陰に日ごと育ち来

063:オペラ(市川周) (ミルミルを飲みながら)
つり革にとどかぬ少女に諭(さと)される「ライオンキングはオペラじゃないよ」

063:オペラ(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
善人の輪に牧神が割りこみて終はらぬオペラ悲喜こもごもと

063:オペラ(ぱぴこ) (テクテク)
超高級オペラグラスを覗いたら僕の背中が見えてしまった

063:オペラ(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
塗ってってわたしがしぼるどくどくとポスターカラーのオペラピンク

063:オペラ(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
海岸で拾ったオペラグラスからただよう虚像に素潜りをする

063:オペラ(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
周辺が暗くなったら使えというオペラグラスの用途に惑う

063:オペラ (里坂季夜) (コトノハオウコク)
大輪のオペラピンクの朝顔にたしなめられてもまだ寝つけない

063:オペラ(彼方) (心を種として)
オペラ座を眩しく見上げ少女らは背筋を伸ばして来るために去る

063:オペラ(今泉洋子) (sironeko)
劇場の暗さに出でしメラトニンうとうとと観し「オペラ座の怪人」

063:オペラ(あおゆき) (メソトリウム)
マスカラで静かに黒鍵はね上げる 歌え、オペラのアリアを、愛を

063:オペラ(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
はじめてのオペラで被爆してからは『また』『また』という後遺症をもつ

063:オペラ(岩井聡) (North Marine Drive)
宰相横死専用オペラ劇場を賄ってこそ血税と呼べ

063:オペラ(幸くみこ) (そこそこがんばる)
オペラ座の天井桟敷に正座する野武士のむせび響く真夜中

063:オペラ(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
風の夜オペラグラスを手にしても映し出されぬ人をさがして

063:オペラ(内田誠) (その言葉の行方)
逆さまのオペラグラスでたしかめる離ればなれになってゆくこと

063:オペラ(小太郎) (ねこのにくきゅう)
親しげな輪のなかにはいれなくてオペラグラスのちぎれ雲みる

063:オペラ(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
フルートでオペラのアリアを吹きながら古代の王に思い巡らす

063:オペラ(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
虫たちの大合唱の秋オペラ月のスポットライトください

063:オペラ(濱田花香) (紅葵爽♪)
華やかなオペラの如し迫力の 粛粛(しずしず)なる能、空気さえ切る。

063:オペラ(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
銀座まで出かけて買ってきてくれたオペラ 食べるのもったいなくて

063:オペラ(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
変わらない愛のオペラを液晶に映す真昼が暗転し出す

063:オペラ(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
 オペラ果て昂ぶるこころ秋風に委ねブロードウエイをあゆむ

063:オペラ(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
言い訳を飲み込んだなら言霊がオペラのように響く腹膜

063:オペラ(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
失恋はもっと苦いと思ってたオペラにきゅんと突き刺すフォーク

063:オペラ(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
石段を黒く濡らして歌い手のいないオペラ座に雨が降る

063:オペラ(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
横文字のオペラ見たさに気取り居る 普段着の吾 場違いの時

063:オペラ(きじとら猫) (きじとら小部屋)
白球をグラブでつかむ君の背をオペラグラスで追いかけている

063:オペラ(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
オペラ座の夜やわらかに擦り切れてフレディ・マーキュリーの白タイツ

063:オペラ (翔子) (花こみち)
オペラ座へ連れてゆくよとメールあり海外赴任の息子元気か

063:オペラ(みち。) (虹色アドレナリン。)
かなしみは沈澱していくものだからオペラを歌うように笑った

063:オペラ (方舟)
ヨーロッパの新婚旅行の旅終えてオペラを観たと楽しそうに言ふ

063:オペラ(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
こんにちはオペラグラスに星型のラメ入りペンで国籍を書く

063:オペラ(kitten) (kitten song)
狂った音程、指導者を撃つ弾丸の秒速は暗殺のオペラ!

063:オペラ(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
ある日手紙が読まれて届き椅子という椅子に置かれたオペラのちらし

063:オペラ(癒々) (Romantic irony)
(足どりの不確かなひと)音のないオペラにブルーの緞帳を引く

063:オペラ(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
オペラ歌手より豊富な声量で叫べ「私は生きたい」のだと

063:オペラ (砺波湊) (となみ☆みなと)
おとうとの即興オペラ「空腹の王女ためのトーテムポール」

063:オペラ(理宇) (±雑記蝶)
口説きあげついには君を抱いたけどオペラグラスをあてたままいる

063:オペラ(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
毛穴まで見えてしまったこの恋はオペラグラスにもう映さない

063:オペラ(Harry) (四月なかなか)
「コロッケの唄」をちまたにはやらせし浅草オペラといふもののあり

063:オペラ (如月綾) (お気に召すまま)
君の街は見えない屋上にのぼってオペラグラスを覗いて見ても

063:オペラ(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
死にゆくも嘆きくれるも声はりて歌うオペラのどこか悲しき

063:オペラ(夢眠) (夢眠・日々綴り)
目で追って主役は誰とつい思うオペラを楽しむすべを知らずに

063:オペラ(shall3) (山歩き録)
湖岸から 雨去る風に 吹かれつつ オペラハウスは 静かな調べ

063:オペラ (わたつみいさな。) (乱切りくじら)
新品のオペラグラスでみた夢は崩れてしまえ目覚めない朝

063:オペラ(もりたともこ) (短歌、すきです。)
同姓で同い年なら容赦なしオペラグラスが肉を覗きこむ

063:オペラ(ヒジリ) (*tRIGger.)
手にしてるもの見ずむこうがわ欲しオペラグラスの中のリアルを

063:オペラ(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
初めてのオペラはとても大盛況 とうとう行けたよ『ふるさとオペラ』

063:オペラ(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
五十過ぎ鞄の中には老眼鏡オペラグラスに携帯ルーペ

063:オペラ (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
「オペラならイタリアものがおすすめ!」とあの日の君のメールに残る

063:オペラ(村上きわみ) (北緯43度)
泣く人と泣かない人が寄り添ってゆうぐれはソープ・オペラのように

063:オペラ(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
君発ちしのちに次々試練あらばソープ・オペラのヒロインならむ

063:オペラ(フワコ) (きくとわたし)
100円のオペラグラスで追いかける鴎の羽から生まれる風を

063:オペラ (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
涙雨 この世の果てで聴いたのはオペラのなんて曲だったっけ

063:オペラ(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
幕明けはまだわからないザッハトルテ「オペラ」の断面になれるか

063:オペラ(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
久々の子に会う旅の記念にとオペラハウスを背景に撮る

063:オペラ(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
血はオペラピンクの早秋 内約の高ぶりは仮名書きなるメール

オペラ:63 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
オペラのよう意味の分からぬ君の寝言 分からないけど泣きたくなって

063:オペラ(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
告白をするつもりです 出来すぎたオペラ観にいくくらい容易い

063:オペラ(まほし) (うた・たね)
胸元で演技と暴露がせめぎあうオペラ座の夜は幕を開いて

063:オペラ(透明) (limerence)
鈍色のオペラグラスで我のこと見てる七十七才の我

063:オペラ(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
オペラなんぞに俺を誘ふな!臆面もなく喉さらゐる奴等はうざい

063:オペラ(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
オペラ座にいつかは行きたいそれだから仏和・和仏と地図を買ったの

063:オペラ(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
オペラ観劇果てたる今宵薺粥(なづながゆ)食うぶるこころときにはなやぐ

063:オペラ(ことら) (ことらのことのは)
美しく世界は暮れて 十月のオペラハウスに響く靴音

063:オペラ (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
この親父家業継ぐ時揉めたんだ豆腐の角にオペラが響く

063:オペラ (象と空)
晩秋に法統もせず生きているオペラ観ながらいつか居眠り

063:オペラ(再投稿) (象と空)
晩秋に放蕩もせず生きているオペラ観ながらいつか居眠り

063:オペラ(堀 はんな) (たん たん 短歌)
十六夜の月を愛でんと日暮れからオペラグラスで空を覗き見...

063:オペラ(pig_pearl) (ブタに真珠)
懐かしい 自由気ままな 日々のこと ニューヨークで見た オペラカルメン

063:オペラ  夜さり (夕さり夜さり)
窓際は占められてをりオペラシティの夜は背伸びをしても見えない

063:オペラ(けこ) (あきのうた声)
びろうどの薔薇を纏いて天上のオペラ歌えるひとの略奪

063:オペラ(浅葱) (空耳の森*番外地)
子供ではわからぬ事の多かりき オペラ・能楽・詩の美しさ

063:オペラ(ゆづ) (透明ランドセル)
大丈夫だよって言ってほしいのね オペラ歌手に頼むといいよ

063:オペラ(究峰) (思い浮かぶがままに)
オペラ好き首相が辞めて政界に非常時なれば秋風も強し...

063:オペラ。  (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
また出たな そろそろ来るかと思ってた 詩的魔神のオペラの試練

063:オペラ (佐田やよい) (言の波紋)
窓越しに終わりの言葉告げるためオペラピンクの口紅をひく

063:オペラ(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
ケーキだと勘違いしてデートしたあなたはオペラ好きな殿方

063:オペラ(ベティ) (Betty's second Bar)
似合わないオペラの曲に泣かされたトスカのような死を遂げた友

063:オペラ (nine) (songs)
自習時間君が枕にしてたからそれだけで借りたオペラ入門

063:オペラ(近藤かすみ)  (気まぐれ徒然かすみ草)
三ヶ月十三回で終つちやう『スープ・オペラ』の恋の気安さ (阿川佐和子 新潮社)

063:オペラ(内田かおり) (題詠2006深い海から)
遊ぶときの「入れて」「いいよ」は節付きでたぶん生まれて初めてのオペラ

063:オペラ(折口弘) (はっちんずBLOG)
もし君がオペラが好きだと言うのならタキシード着た自分に噴飯

063:オペラ (のんちゃんの衣裳部屋裏)
劇団四季の「オペラ座の怪人」へ誘ったまま薔薇の蕾なし

063:オペラ(春村蓬) (風見鶏)
多すぎて広すぎて大きすぎるゆゑオペラグラスを持ち歩く旅

063:オペラ(minto) (@100@)
ソプラノは楽器であると思はせてオペラ歌手はすべて出し切る

063:オペラ(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
父さんがオペラグラスを恋人の目にあてがって恋人になる...

063:オペラ(星川郁乃) (Air Station)
マドモアゼル・ノンがオペラ座ガルニエの屋根歩くときのアン・ドゥオール

063:オペラ(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
人工のオペラピンクがわんわんと鳴り響く中 歯磨きをせよ

063:オペラ(くろ) (鎌倉日記)
A席のわれとなんども目が合ひぬオペラグラスのなかなる巨人

063:オペラ(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
夢だった(みぎあしあげて、にかいてん)オペラグラスのなかで踊るの

063:オペラ(千) (Mille et une nuits)
パソコンで聴く歌わろし オペラ歌手の高音割れてわが耳痛し

063 オペラ(文月万里) (Kagerou つれづれ)
体じゅう楽器のごとく震わせて 恋の嘆きをオペラは歌う

063:オペラ(久野はすみ) (月の融点)
漆黒の幕を下ろして夜は来るソープオペラの哄笑のなか

063:オペラ(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
降りはじめの雨のテンポで歩きゆくオペラ序曲のごとき夕暮れ