大同マルタ会

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『大同コレクション』のその後 -続きー

2017年08月10日 | 技術
   『大同コレクション』のその後 ―続きー

 オランダの「フリスコ社」は創業1846年。 前身の「ブリシンゲン社」から数えると170年の歴史を持ち、今もアフリカンプリントの世界一のブランドである。ここには年代別に管理された膨大なアフリカンプリントの見本が存在する。 先に「オランダで見つかった大同プリント」で紹介したとおり福岡市美術館の正路佐知子学芸員は、展示会後同社を訪問し、日本では見つからない大同製品を数多く見つけた。

 今年2月に京工繊大の 上田 文先生もまた、法政大杉浦未樹教授、立命館大鈴木桂子教授等と同社を訪問。1960~1970年代(大同のアフリカ輸出最盛期)のアフリカンプリントを調査された。その時代、大同が集めた『大同コレクション』の中のオランダ製品と思われる「リアル・ワックス」や「ジャバ・プリント」は、大方「フリスコ社」製ではなかろうか?と、同社の見本を丹念に調べ、担当者に写真を見せて確認された。

 その結果、大同コレクションのアフリカンプリントの中に 24点 そっくり同じフリスコ社の製品見本が見つかった。貴重だったのは、大同が何時頃集めたか全く判らなかったものが、1969~72年のものとはっきりしたこと。中に2点1982年の「ジャバ・プリント」があった。 (大同は1980年アフリカ市場から撤退している。)

 また上田先生から、フリスコ社にあった「大同プリント」と思われる「グリーンワックス」他プリント 121点の写真を見せてもらった。(学術用として許可され一般に公開出来ない) どうも、フリスコ社の日本製アフリカンプリントの収集は相当数にのぼるようである。

 後日、121点の写真からなんとか大同の「グリーンワックス」であることを確かめようと
 ① 「JAVA PRINT」の耳ネーム と 特徴あるボーダー
 ②グリーンワックスの特徴である濃い深みのあるグリーン
 ③AS-Gを下漬するので差し色は 黄、ゴールド、マスタード、チョコ、に限られ 赤、
  ピンク、紫、ブルーは グリーンと一緒には使えない
柄は記憶にないので、以上の技術的な基準から推測した。
はっきり「大同グリーンワックス」と思われるものは 25 点。
その他大同らしいファンシィプリントもあったが、これ以上は私には手に余る。
 ・・・・・まだこんな『大同コレクション』のその後を追いかけ 楽しんでいます。
                                東山十条87

 
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1 コメント

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老いてますます元気ですね (座敷童子)
2017-08-11 06:52:56
この暑いのに大同のために走り回っておられる先輩に敬服いたします。
すこしでも大同の火を後世の人たちに伝えてください。

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