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★ 今日の保険・ブログかわら版 ★

2010年07月05日 | 保険
7月4日(日)訪問者数337人(閲覧者数636人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!【保険関連データ】 「被相続人数と死亡数の割合」・・・「4.2%」が定着している!【第46号発行】

■ 日曜の深夜のドキュメンタリー番組!3本!

● 最近は日曜日の深夜となると放送をやらない局もあるほど静かだ。平日だと、いわゆる通販番組が目白押しかあるいはお笑い系の芸人が引っ張りだこだ。
 ところで、4日の深夜は3本のドキュメンタリー番組を横並びでみた。1本目は「日テレ」の「約束の花」、2本目は「NHK」の「NHKスペシャル 国債が狙われる」(再放送)、そして3本目が「TBS」の「79歳、路上にて~大道芸人ギリヤーク尼ケ崎」だ。
● もちろん「横並び」で見るということは、この3本とも放送時間が被っているため番組を丸々見るのではなく飛ばし飛ばし頻繁にチャンネルを変えながら見るのである。「NHK」の「国債が狙われる」は、ギリシャを中心としたユーロ圏の話しなのだが、「ギリシャはGS(ゴールドマンサックス)の申し出に応じ、負債(不良資産)を隠蔽していればこのようなことにはならなかった」というユーロ圏の金融関係幹部の話しを聞くと、まだEUの金融不安は根が深くそう容易く再生できるものではないことを思い知らされる。
● ところで、「次はフランス」と、登場していたファンド関係者が語っていたが、確かに一方的に”売り”を浴びせられれば、問題のある国は一つづつファンドの餌食になる仕組みだ。となると、「日本は?」というのが最後の問いだったが、外国人の持ち分が0ではない以上、いつどのような「仕掛け」がなされるのか、極めて不気味だ。
● ところで横並びで見た他のドキュメンタリー番組2本は、どちらも主人公が高齢で、「約束の花」の近藤清さんは92歳、また大道芸人のギリヤーク尼ケ崎さんは79歳だ。もっとも、「約束の花」は、「大自然と老人と花」が織りなす物語を6年間にわたって定点観測したドキュメントだが、清じいさんは3年前に他界している。しかし、手塩に育てた「クマガイ草」は今年も咲いた、という。何か育てて花を咲かせるのが難しい花のようで、、4月下旬からわずか2週間しか咲かない「クマガイ草」を見るために全国から5000人近い人が訪れるのだという。
 大道芸人ギリヤーク尼ケ崎さんについては初めて知ったが、このような番組で取り上げてのらわないと知ることもなかったと思うが、やはり80歳近くになって頑張っている大道芸人魂というのは感動させられる。

大道芸人 ギリヤーク尼ケ崎さん

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7月3日(土)訪問者数366人(閲覧者数946人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!

■ 「収入(生活)保障保険」絡みの最高裁判決が「7月6日」に出る!

● ポイントは、収入(生活)保障保険」に契約して被保険者が亡くなった場合、年金方式で死亡保険金を受け取ることになる。もちろん亡くなった段階では「相続税」が死亡保険金を含め課税対象となるが、さらに以降年金方式で受け取る金額にも「雑所得」としての所得税がかかることになる。
 つまり、これは税金の二重取りではないか、として長崎の女性(夫を亡くされた方)が裁判を起こしたものだ。長崎地裁では「申し出通り、これは二重課税をするものであり許されない」として所得税は課せられない、とする判決が出た。
● ところが、19年10月25日の「福岡高裁」では、地裁とは全く逆の「本件年金に係る所得は所得税の対象となる」とする判決がでたことにより、最高裁まで上訴されることになった。
 もちろん7月6日の判決は「年金を所得税として認めるかあるいは認めないか」のいずれかが出るとは思われるものの。この判決次第では保険会社にも大きな影響が出ることになる。特に「所得税として認めた場合」、つまり現行通りの場合、果たしてこれらの事実を販売現場で契約者にちゃんと説明したかどうかの説明責任が問われることになりかねない。
● 例えば、「年金払いに対し課税される」とパンフレットに記載があったのは「ソニー生命」くらいであった。もちろん事例は限られるものの、年金保険金が全額手に出来ない可能性があることがはっきりする以上、契約時の説明は絶対条件となる。
 実は、この件については「保険・かわら版=第62号=(20.6.1発行)」で「”収入(生活保障保険)”の年金受取は税金要注意!」とした特集をした。その中で、今回の裁判とは異なる点で注意が必要なこととして「確定申告の必要性」を書いた。というのも保険会社から支払われる「年金」は、あらかじめ「10%の源泉徴収」がされているが、これはそのまま放置しておくと、10%の源泉徴収は取られっぱなしになる。少なくとも5年間の内に確定申告しないと手遅れになる点だ。
● いずれにしても、今回の最高裁判決は、とかく最近よく売られている保険商品であるだけに「正しい説明がなされているかどうか」が大きな関心事となる。一方長崎地裁の原審判決通りとなると、保険会社の負担は相当軽減されることになるが、これまで雑所得として税金を取られた人たちの返還請求がす応じる可能性がある。


■ 「AIG」の生保2社売却の行方!

● マスコミを通じて「AIGの生保2社売却」が盛んに報じられている。「AIGエジソン生命とAIGスター生命」である。事の発端は、米紙WSJ(ウォールストリート・ジャーナル)が1日「電子版」で「関係者の話」として報じたのが最初だった。これに日本のマスコミも飛びついたわけだが大きくこれまでと異なるところは「買収先」の具体的な保険会社名がどこにもないことである。
 「アリコ売却」とか「以前の2社売却」の時などは「○○生保、△△生保」が関心を示す、とかあるいはもっと積極的な書き方をしたところもあった。今回は、せいぜい前回2社買収に意欲的だった「プルデンシャル」の名前が一部マスコミにある程度だ。
● 昨日のメルマガでは「買いたい3つの保険会社(グループ)」の名前を挙げたが、もちろん大きなネックは資金だ。言うまでもなく「欲しいから買う」とは行かないのが企業買収の事案だ。もし買収すると規模的な面では優位に立つことは間違いないが、投資した金額がいつ実になるかは別問題だ。しかも今の日本の金融環境は極めて不透明だ。余程の余裕資金があるならいざ知らず、ギリギリの資金繰りで買収となると、先行きが不安定だ。
● となると、メルマガに書いた3社(グループ)以外の可能性も探る必要はある。あるいは複数保険会社が買うという事態も否定できない。もっともこれは、表面上は1社が当事社だがそこに資金提供するというやり方だ。ただ、やはりAIGは金額を跳ね上げ過ぎた感は否めない。もっともこれからいろいろな交渉の過程で金額はこなれてくるとは思うが、とりあえずは「買いたい保険会社」が名乗りを上げないとこの話は進まない。しかし、AIGの「約50億㌦」という金額で、手を上げたくとも上げられなくなったのが本音ではないのか。


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7月2日(金)訪問者数443人(閲覧者数1,244人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!■ 【AIG問題】 「返済を急ぐAIGも難問山積み!CEOあるいは会長辞任?、日本の生保2社売却!、そして20年9月の事実が続々と!」【第45号】発行!

■ 「AIG」に急動意!果たしてどちらに向かうAIG?!

● メルマガには書いたが、AIG2生保を買いたいと思われる保険会社は3社(グループ)あるが、要は売却の値段と資金力。2社で約50万㌦は資金難の今、そう簡単に出せる金額ではない。もし買収できれば規模では優位に立つことは間違いないが、問題はその収益性だ。少なくとも日本の先行きが不透明感が強い現在、極めてリスクが高い決断を要する。
 もちろんM&Aは相対取引である以上、約50億㌦の金額で「買う」というところがあればそれは当該の2社からすると歓迎だ。強いて言えばメルマガに書いた3社(グループ)なら好意的な判断でうまくいけば落伍者も少なくスムーズな買収・売却が出来ると思われるが、結局最後は資金力だ。
● 何しろ、AIGのベンモッシュCEOの考えが通らない役員会では「高額売却による資金返済」を声高に吠えていても売れなければどうしようもない話しだ。破綻寸前では、GSにいいように操られ、ここにきて外部からきた役員に欲張られる構図ではその影響を直接受ける立場の人たちにとっては大きな迷惑だ。
 いずれにしても、最近ウワサがあるマニュライフが「AIA」を、そして米メットライフが「アリコ」を、さらにどこかが2社を買収すると、AIGの返済計画も筋道が見えてくるのだが、あまりのんびりやっていると、現在のAIGの役員への批判が集中することにもなりかねない。
 少なくとも2社はもう少し安くして早くしろ、である。


● AIGの破綻に備えたGS(ゴールドマン サックス)の対応が明らかになっているが、その一方で「AIG経営陣が追い証規定を知らなかった」ことも暴露されている。
 さらに、「ベンモッシュCEOの辞任の可能性」はたまた「日本の生保2社売却」も新たに表面化しそうだ。(詳細は、具体的な社名等が入るため、今日のメルマガにて。)


■ 円高が止まらない!87円!さらなる円高の恐怖!

● 株安もさることながら円高が止まらない。とはいえ、この傾向が長期的にしかも青天井で継続する可能性はない。ということで、これまでの円高の最高値を調べたら「平成7年4月19日の79円75銭」というのが史上最高値だとある。
 今を「あと8円とみるか、そろそろ反落(円安)とみるか」見解は分かれるところだろうが、専門家でも当たらない為替である以上、余り結論めいたことを言うのはよそうと思うが、本当にどうなるんだか・・・!


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7月1日(木)訪問者数430人(閲覧者数1,010人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!【生保決算分析】「株価9,382円、円ドル88円65銭、円ユーロ108円41銭」で6月末!(第1四半期末)の生保への影響!=アメリカンファミリーとアリコジゃパンの苦悩!【第44号発行!】=

■ 「アリコジャパン」の金融庁検査終了。!

● ややイレギュラーな入り方をした金融庁検査ではあったが、とりあえず終了した。

■ 「株安・円高」が止まらない!「9,186円、88円割れ寸前」の危機!

● 6月末は「株安・円高」で終えたが、さらに今日はそれよりも「株安・円高」に進んでいる。ややもすると「株価」だけが国内大手生保を苦しめる材料として話題になりがちだが、円高も一部外資系生保の経営指標を悪化させる大きな要因だ。
● 中でも「実質純資産額」と「ソルベンシー・マージン比率」は、円高により大きな打撃を受ける可能性が高い。とにかく、20年度末は「実質純資産額」が急落した生保があったが、もし万一マイナスにでもなるようだと、「債務超過状態とみなされ、業務停止命令を発令される可能性もある経営指標」だ。
 実は、個人的には「実質純資産額」については、20年度決算までは重要視していなかったが、さすがに「マイナスになる可能性」が”0”ではないと思われたことから、生保の経営指標としてはセミナー等では必ず説明をするようにしている。
● 今や、生保を苦境に落とし入れる要因は、同一のものではなく各種各様で且つ複雑である。気がついたらとんでもないことになっていた、というのが起こりうる可能性があることから金融市場からは目が離せない。


■ 保険株が軟調!「第一生命11万7,400円!AIG 3,025円」!

● 14万だった「第一生命」株がここまで下がるか、という体たらくだ。かの「24万円」を標榜したアナリストは何というのか?しかし、有り体に言っても下がりすぎだ、と思いたいが、その言った先から安値を更新していく状況はなにも言えないことになる。
 また「AIG」株もじりじりと下げてきている。かの20株併合前で計算すると1.5ドル割れ寸前というところだ。


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6月30日(水)訪問者数397人(閲覧者数789人)<「大地一成のメルマガ・かわら版」大好評発行中!【生保決算分析】

■ 「21年度・第1四半期」の決算(業績報告)は、波乱含みだ!

■「21年度生保決算データ確定版」の追加・かわら版、7月5日発行!

● これまでのところ、かなりのデータの分量にしては、数字の間違いがなく、しかも痒いところに手が届くようなデータ集として好評を博しているが、折角の生保データを先取りする意味で、「保険・かわら版=速報版(仮称)=」を急遽発行することにした。もちろん6月末の22年度第1四半期については、正式な決算(業績報告)は、8月頃になるため、あくまでも比較対応可能なデータをもとに、主要生保のいくつかの経営指標とを比較検討した内容となっている。
 もちろん使用する資料は「マスコミだけが知っている主要生保のデータ」を使ったもので、少々かっこよく言えば「ここでしか入手できない資料集」ということになる。
● この「21年度生保決算データ確定版」は、生データをそのままプリントして発行・発送しているため、臨機応変な対応がしにくいため、ご希望の方は現在の残部がある内に購読申込みをしていただきたい。

■21年度生保決算データ確定版■

■ NYSE暴落!260㌦安!為替1㌦88円台!日本市場も悪影響は避けられない可能性大?!

● まだNY市場が閉まる前に下記の書き込みはしたのだが、結局「NYSE」は、1万㌦を割り込み「9870.30㌦」の▼286.22ドル安で引けた。ちなみに「AIG」株は34.52㌦の▼1.86㌦安だった。
 言うまでもなく途中の軟調傾向は戻らずそのまま引けた感じだが、当然の流れとして東京市場も軟調な流れのままで推移している。現在は前場引け前だが、「株価は9,373円、円ドルは88.4円、円ユーロは107.72円」と、昨日よりもかなり厳しい状況だ。
● このままだと国内大手生保9社では「株式保有で3社の含み損がほぼ確定する」計算だ。あと2,300円さらに下げるようだと、もう1社が含み損になる計算だ。
 一方、「為替」の円ドルでは、相変わらず「日本生命」だけが含み損益のライン上にいるものの、他の8社は含み損圏内だ。もっとも、これはあくまでも円ドルベースを一般勘定の外国証券に当て嵌めての計算だけに保有する外国証券如何では異なる結果になる可能性がある。とはいえ、ユーロでも大きく円高に振れている以上、大きく含み益に触れるとは考えにくい。
● もちろん市場が閉まるまで待つ必要はあるが、どうやら国内大手生保は22年度の第1四半期から相当厳しい状況を迎えることになりそうだ。もっとも、そうはいってもまだ致命的な水準にまで株価や為替があるわけではない、と思われるものの、今後いろいろな経営指標を算出し始めると、この状況は真綿で首を絞めるように生保の経営体力を摩耗させていることを教えることになる可能性が大きい。
● ここまでは、大手生保を中心に6月末の第1四半期決算(業績報告)について書いてきたが、では外資系生保や損保系生保はどうかとなると、やはり好影響はない。中には死活問題となる生保も出てくる模様だ。


● 昨日のブログで「22年度第1四半期」の金融情勢について生保への影響を指摘したが、6月29日の米国市場をみると、どうやら「株安、円高」への不安は的中しそうである。仮に9500円を大きく割るようだと計算では3社が株式の含み損を計上することになる可能性が大だ。
 また、為替も今のところ88円台で推移しているが、もし88円を切ってくるようだと計算上では国内生保9社は、含み損を発生することになる。(一般勘定の時価情報ベース) 

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