■ 大知一成の公式「ブログ 保険・かわら版 」■=「間違いだらけの生命保険選び」=

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■ ブログ 保険・かわら版=26年度・11月=■

2014年12月02日 | 保険
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【ご連絡】 「セミナー出席者、無料贈呈」の『保険・かわら版』」送付が11月27日(木)終了!!=お待たせしました。=

● 「6月~8月のセミナー参加者のご希望の方」それとこのブログで無料贈呈に申込をされた方への「保険・かわら版」の発行・送付が大きく遅れていましたが、本日の送付で全て終了しました。
 今回の注意点は、既に「保険・かわら版」の読者の方には自動的に送りましたが、セミナーや無料贈呈申込の方と重複した方については一部重複があります。
 事務的に名寄せをして重複しないように考えていましたが、試算してみると相当の時間を要することがはっきりしたため、この作業を中止して今回は送付したためです。
 あしからず送付された「保険・かわら版」はご査収下さい。
● なお、「保険・かわら版」の購読者の方、またセミナーや無料申込をした方の中で今週末(今月一杯)にまで送付されない方は、申し訳ありませんが、このブログの「メッセージ」欄からご連絡をお願いします。
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■ 12月 3日(水)=前夜版=

■ 引きずる「日本生命VS第一生命」の『保険料等収入』の解釈!=混沌としてきた「保険料等収入=売り上げ」の考え方!

● 26年度・上半期決算(業績報告)が発表されてから、かの「日本生命と第一生命(グループ)」の『保険料等収入』についての見解が賑やかだ。
 改めて「第一生命、日生抜き首位」の見出しを打った「11月29日」の「日本経済新聞」を見ると、

○ 第一生命 2兆5869億円
○ 日本生命 2兆4682億円

が、その裏付けとなって「第一生命、日生抜き首位」という見出しになった。
● ところでこの金額を正確に説明すると、「第一生命は『連結の保険料等収入』であり、「日本生命」は単体決算の保険料等収入」である。
 付け加えると「日本生命の連結の保険料等収入」は「2兆4853億円」だ。
 実は、今のところ「保険料等収入」を生保単体かあるいは連結かについては明確な比較指標はまとまっていない。
● そもそも契約者が生保を選択する場合、俗に言う「保険料等収入=売上高」と捉えた場合、一般的にはその金額が多ければ優位に写るのは自然だ。しかし、「第一生命」を例に取ると「第一生命」と「第一フィナンシャル生命」と「ネオファースト生命(旧・損保ジャパンDIY生命)」に全部契約すると言うより、その中の1社か強いて言えば2社を選択することがほとんどだろう。
 つまり、契約者からすれば「どの生保が売り上げが良いか」と言う考え方はあっても、契約者の考え方としては海外の企業からの「保険料等収入」迄は考慮しない野が一般的だ。 但し「株主」と言う立場からするとこの限りではない。
● と言うことから単体生保で「保険料等収入」を考えた場合、このようになる。

□ 第一生命 1兆4954億円
□ 第一フィナンシャル生命  9558億円
□ ネオファースト生命      19億円

□ 日本生命 2兆4682億円

 26年度・上半期では、このようになっている。
● 実は現在「26年度・上半期」業績の一覧を編集しているが、「連結」の場合、最近ニュースとなった「保育所経営」なども生保の連結に関係してきた場合、その収益は連結では意味があるものの保険契約という縛りで考えた場合、やはり加入する予定の生保の経営業績を検討することは亜流かもしれない。
 しかし、同じグループ生保や他の事業までをも考慮して「保険選び」をすることはきわめて少ないはずである。
 そもそも海外の保険会社の場合、日本の保険会社との会計基準がほとんど異なっていることから、検討をしようにも現実は手の施しようがないのが実情だ。
● また私もこれまで「保険料等収入」を重要な主要業績に一つとして考えてはきたが、これほど保険商品や販売手法が多様化してくると、「保険料等収入」二は余り重きを置けなくなったのは事実でもある。 その一例が「明治安田生命の『一時払い終身保険』」の「保険料等収入の急増」だった。    
 20年度は「日本生命の半分ほどの保険料等収入だった明治生命」だったが。23年度は「日本生命の5兆3692億円」にたいし「明治安田生命は兆1840億円」にまでまさに肉薄した。
 周知の通り「国債暴落説」により「明治安田生命」は販売抑制をしたことで、25年度は「日本生命4兆8225億円似たいし、3兆6162億円」にまで落ち着いている。
● もちろん祖霊善意は「銀行窓販」による「個人年金保険」の爆発的「保険料等収入」の急増があったが、その中心だった「ハートフォード生命」はここに来て「オリックス生命」に買収された。他の同類生保の多くも茨の道を歩むか、既に退却した生保もある。
 つまり、かつての業績指標の価値観のまま「保険料等収入」に重きを置く時代は既に過去のものとなったのかもしれない。
 生保の長い歴史を振り返ると、「変額保険」などもその一つと言える。
 いずれにしても「保険料等収入」を一つの業績としれ捉えるのは出来るもののいまのところそのルールが曖昧では金科玉条とするには無理がある。
 
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■ 12月 2日(火)=前夜版=

■ 「ムーディーズ、日本格付を1ノッチ格下げで「A1」(見通し 安定的)!=

● これ迄の「Aa3」(安定敵)から1ノッチ格下げして「A1」となった。これに呼応するように円がほぼ1円幅で乱高下した。
 こうなると「120円」も時間の問題とも思われるが、気になるのは他の「格付会社の動向」だ。
今のところ「フィッチ」が「A+」で今回の「ムーディーズ」とほぼ横ばいとなるが、見通しが「ムーディーズ」は「安定敵」、ところが「フィッチ」は「ネガティブ」であることから、さらなる格下げが行われると相当な『円安』も射程に入ることになる。
● また「S&P」は「AA+」(ネガティブ)と言うことから、今回の「ムーディーズ」に追随することにでもなると、やはり「円安」要因になる可能性我高い。
 どうもきな臭い動きになってきたが、行きすぎると実質的な「アベノミスク崩壊」への道も見え隠れしかねない。
● 「メディケア生命」が「A+(安定的)」に格上げ!=「R%I」=
● 「日本生命(AA)・明治安田生命(AA-)・第一生命(A+)・第一フロンティア生命(A+)・住友生命(A+)」は、格付維持で方向性は「安定的」だったが、「メディケア生命」は、「A→A+(安定的)」に格上げされた。


■ 「日本経済新聞」の生保関連記事の哀れ!=

● 話は変わるが、またまた「日本経済新聞の性hきじに騙されるな!」に書くような記事が掲載されているが、さすがに余りの稚拙さに批判する気にもならないようなお粗末さだ。
 これでは「日本経済新聞」の価値を「日本経済新聞の生保記事が貶めている」ことになるが、奇をてらって喜んでいるかのような「担当デスク」の哀れさは批判する気にもなれない。
 提灯記事が並ぶ一部”マネー誌”より格下になった「日本経済新聞の生保記事」は哀れすら覚える。
 お気の毒である。

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■ 12月 1日(月)

■ 「菅原文太さん逝く!81才」、流行語大賞は「集団的自衛権 ダメよ、ダメダメ!」=2語ではなく1語?!=

● 高倉健さんに続き菅原文太さんが逝った。何かしら脱力感が漂う。
 ところで「流行語大賞」は面白かった。「集団的自衛権とダメよ、ダメダメ」なのだが、これは2つの言葉の受賞と思ったが、どうやら続けて読むらしい。「集団的自衛権 ダメよダメダメ!」となる。何とも粋な計らいである。
● となると「原発再稼働 ダメよ、ダメダメ」?

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■ 「26年度・上半期(第2四半期)決算(業績報告)」が未発表志保は残り1社!=

● 以前に比べるとだいたい一定日までには生保各社が決算等を発表するようになってきたが、今回の「26年度・上半期決算(業績報告)」では今朝現在であと1社だけが未発表となっている。
 現在生保各社の主要業績をまとめているが、同じ決算資料ではあるが、良くも悪くも生保各社の”クセ”がある。特に最初に記載がある「主要業績をまとめたところ」の単位不揃いは良いことではない。
● 例えば「億単位か百万単位」でその生保の体質が浮き出るようなところもある。
 主要業績一覧を作成する際、ベースにするのは「総資産」なのだが、ここが「億か百万」かでその生保の体質を感じることがある。
 確かに「日本・第一・明治安田・住友それにかんぽ生命」ともなると、「総資産単位」は「億円」でも仕方ないと思うが、生保規模が以下の生保では「百万円」でき際して欲しいものである。
● そもそも「総資産」の金額は「貸借対照表」の金額でもあることから、まさか「貸借対照表の金額単位」を”億円”で作成している生保、否企業はあるまい。
 強いて言えば、「総資産35兆3814億円の『第一生命』、27兆671億円の『住友生命』」は、「百万円」表示である。
 規模が5社以下の生保では、「驕り」と見られるよりも「丁寧」戸と苛えられる方が賢明である。
● これまでのところ、各社の決算資料に大まかに目を通したが、「総資産第4位(「かんぽ生命」を覗く)の生保のページ」が1頁分抜けていた。理由は不明だが、該当生保は確認をして頂きたい。
 
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■ 11月29日(土)

■ 「26年度・上半期(第2四半期)決算(業績報告)」==「総資産」=「5位・ジブラルタ生命」VS「6位・アフラック」はどうなった?!そして暫定の「東京海上日動あんしん生命」は何位に?!=

● 最近は、一般の企業の売り上げに相当するとして「保険料等収入」に重きが置かれがちだが、長期的な視野で生保の経営状況を考えると「総資産」が適切だと思われる。
 特に「保険料等収入」はその時点でのヒット保険商品があると一時的に増加することがあるが、これはあくまでもその時点の実績であり、その状況が長期的に恵贈するとは言いきれないからだ。
● 例えばかつてあるいは最近の「銀行窓販」による「一時払個人年金保険、一時払終身保険」などはその良い例だ。
 愚弟的に言えば「ハートフォード生命」が日本の市場に参入したときは、文字どおり飛ぶ鳥を落とす勢いで「保険料等収入」を増加させたが、新契約取扱休止、さらには売却という道を辿っている。
 一時はタダでも買わない、と言う揶揄が出回るほどだったが、どうにかここに来ての運用環境好転でようやく「オリックス生命」に買収された。
● ところで、気になるのは「総資産」順位だが、25年度末はこのようになっていた。

① 日本生命
② 明治安田生命
③ 第一生命
④ 住友生命
⑤ ジブラルタ生命
⑥ アフラック
⑦ メットライフ生命
⑧ 三井生命
⑨ 太陽生命
⑩ ソニー生命
(参考)かんぽ生命

 既に今回発行した「保険・かわら版=第175号=」の見出しには『5位 ジブラルタVSアフラック、東海あんしんベスト10入り台風の目』と付けたが、26年度・上半期ではさっそく順位変更が起こった。
● 「5位 ジブラルタ生命」と「6位 アフラック」が以下の実績で逆転した。

5位:アフラック    10兆9259億円(8.4%増)
6位:ジブラルタ生命  10兆7176億円(3.9%増)
  
 両社とも対前期比を進展させたが、「アフラック」が「ジブラルタ生命」を上回った。両社とも単体生保としては「10兆円」を超過したことから、26年度下半期の業績で26年度末の「総資産順位」が決まることになる。

● さらに順位変更は「2位・明治安田生命」と「第3位・第一生命」でも生じている。

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【26年度上半期末『総資産』10位順位】
① 日本生命
②*第一生命
③*明治安田生命
④ 住友生命
⑤*アフラック
⑥*ジブラルタ生命
⑦ メットライフ生命
⑧ 三井生命
⑨ 太陽生命
⑩ ソニー生命
(参考)かんぽ生命
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● また26年10月に合併した「東京海上日動あんしん生命」だが、今回の「26年度・上半期」迄はまだ合併前の実績のため他の生保の順位変更は亡かったものの、26年度決算では「保険・かわら版=第177号の17頁=」の順位一覧のように「第8位」にランクされることになる。
【26年度上半期末『総資産』10位順位=「東京海上日動あんしん生命」を入れた暫定順位=】
① 日本生命
②*第一生命
③*明治安田生命
④ 住友生命
⑤*アフラック
⑥*ジブラルタ生命
⑦ メットライフ生命
⑧ 三井生命
⑨ 暫定(東京海上日動あんしん生命)
⑩ 太陽生命
次点ソニー生命
(参考)かんぽ生命
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