思考ダダ漏れ

なんとなく書こう

造形と物語

2017-09-21 02:58:29 | 日常
宮崎駿のアニメの話をしたのだが、思い返してみれば、宮崎駿作品自体そう好みではない。いや、多分、思い返してみると、基本的に人間にあんまり興味がないのだと思う。
  色々見てはいるのだが、とても面白いと思ったことはどれだけあったろう。いずれにしても惰性な気がしなくもない。千と千尋は単純にあの雰囲気が合わなかったし、風立ちぬは最後が唐突だなあぐらいの記憶しかない。もののけ姫とか、紅の豚は面白かったが、多分映像の動きがいいんだろうな。ハウルは火の精霊ぐらいしか憶えていない。あ、あと若返っても声がお婆さんなんだよな。
  多分、僕が宮崎作品に求めるのは機械と飯だ。というより動きのある部分だろうな。風立ちぬにも機械は出てくるが、別にそう動かないわけで。紅の豚のバルカン砲を買うシーンなんかは中々良い雰囲気だった。
  そんな話をI上君としたわけだが、彼は紅の豚ほど単純なストーリーはないと言っていた。深みがないとかなんとか。風立ちぬにはそれがあるそうなのだが、それが好きなものを否定されたことによる反抗心から出たのかは置いておくとして(といっても僕は風立ちぬをつまらないとは思わない。かといってとても面白いとも思わない)、ストーリーへの興味の無さはどうしようもない。いや、考えていくとジブリ作品をまともに見ようとしたのだろうか。色々な機会で何度も見ていたものだが、それに対して面白いと思っていたかと言われると、どうなんだ?
  もしかしたら、根本的にあの絵がそう好きではないんじゃないか?  とか、お前はマクロスにしてもガンダムにしてもメカニックデザインには興味はあるがストーリーは二の次だったよな?  とか、ああでもこういうところがある意味風立ちぬの主題と重なるところでもあるのか?  とか、となると実は風立ちぬは親和性が高すぎるせいで何とも思わないのか?  とか、一応これでも2、3回は見ているはずなんだがね。
  ああ、今思い出したが、監督最後の作品(案の定取り消したけども)が私小説的というか、芸術への捉え方みたいなものが主題となるのは、何となく感慨深いと思っていたな。
  宮崎作品でつまらないものはないだろう。全部は見てないから何とも言えないけど、単純にあの動きは見ていて面白い。だからこそハードルが高いのかもしれないし、ある意味低いのかもしれない。なんだかんだあの動きさえ見れたら満足するし、そのおかげで何度見ても飽きるとは思わない。外れがない料理店のようなもので、もうなんかそれが良いか悪いかはその日の体調次第で幾らでも変わる気がするね。
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