思考ダダ漏れ

なんとなく書こう

内面描写

2017-09-20 18:42:54 | 日常
I上君と内面描写について話したのだが、改めてそれについて考えてみよう。
  内面描写は諸刃の剣だ。一層のこと全く無くても良いと思うのだが、それにしたって滲み出るもの(叙情なり、雰囲気なり)があるので、全く内面を晒さないことは恐らく不可能ではないかと思う。恐らく、表立って描写する方法と、裏から滲み出る方法があるのだろう。
  蛇足だが、真・女神転生の1が面白いのは、この内面描写の無さが虚無的な雰囲気を作り出すのに成功しているからではないかと思っている。もちろんこれは表立った激しい感情の運動のことを指す。良くも悪くも(僕としてはこれは良いと言いたいぐらいだが)淡々とした雰囲気となっている。
  何となく例を出せれば良いのだが、僕が表と思っているものはどんなものだろう?  簡潔に書くとすればこんな感じか?

①彼女が死んだ。僕は深い悲しみに包まれた。

  試しに書いてみたものの、結構駄文だ。状況も分からない。と言っても仕方ないだろう?  長たらしくしたくないし。それで、僕ならどうするか。

②彼女が死んだ。煙草の蛇行する白煙が、秋空の青に消えた。

  例えばこうか?  もう例文から離れているのは仕方ないさ。しかし、こういうのは恥ずかしいので無駄に語るのは止そう。だが、何となく分かってもらえるのではないかと思う。
  実際、どちらが良いかも分からない。問題はこの違いに何があるのかということだ。①と②の違いで着目したいのは、それを読んだ時に想像するものだ。①は直接的だが抽象的で、②は間接的だが具体的な描写となっている(いるよな?)だろう。この違いが意外と大きいと僕は思うのだ。と言っても、繰り返すがどちらが良いかは分からない。作品毎に使い分ける必要があるだろう。表立った内面描写が長ければ長いほど、読み手にとっては苦痛になるかもしれない。既に共感しているならともかく。
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