備忘録

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『ハングメン』NTライブ2017

2017-04-23 14:49:14 | ライブビューイング(舞台関係)
テキトーなあらすじ。

ある刑務所の一室。
そこでは犯罪者・ヘネシーの
死刑執行の準備が行われていた。
無実を訴えるヘネシーは、
駄々をこねていたが、
そこに登場する男ハリー。

暴力を用いて、
ヘネシーを押さえつけ、
死刑を執行していく。

ハリーの職業は死刑執行人。

暗転後、上昇し、
バーになるセット。

二年後、絞首刑廃止の夜。
バーを経営するハリーの店には、
常連客の他、インタビューをしに、
記者のクレッグも来店。

最初は、執行人の自分は
意見を持たないと話し、
インタビューを拒否していた
ハリーだが、イングランドで一番の
死刑執行人と言われるピアポイントに、
話を聞きに行くと言われ、慌てて承諾。

二階で行われるクレッグのインタビュー。
最初は、紋切り型の質問で、
ハリーの信条が語られる程度だったが、
ピアポイントの名前を出されると、
つい、死刑そのもの考えや実際に
執行した人数まで、話してしまう。

翌朝のパブ。
ハリーの妻アリスは、
昨夜のハリーのインタビューが
載った記事を読んでいる。

その記事は明らかに、
話しすぎた内容なだけに心配になるアリス。
そこに降りてくる娘のシャーリー。

シャーリーは精神病院に入院した
同級生に会いに行きたいが、
アリスはそれを許さない。
一人、むくれていると、
昨夜、パブを訪れていたムーニーが、
二階に下宿をしたいと、身元保証書を
持ってやってくる。着替える為、二階に
行くアリスは、シャーリーに相手をさせる。

その会話で、ムーニーは、
自分の車で、精神病院に行くことを提案。
午後に駅前で待ち合わせの約束をする。

降りてきたアリスが、
勝手に身元保証人に連絡をとったと知ると、
突然、ムーニーは怒りだし、出て行く。

その日の午後。
ハリーが何時もの様に、店を開けると、
刑務所で同僚だったシドが訪ねてくる。

シドの元に、ヘネシーの事件に、
ついて、聞きにきた男が居たこと。
その男はヘネシーの無実を訴え、
現場でしか撮れない写真を
シドに見せつけて、立ち去ったと言う。

シドはハリーの家族に何も起きないよう、
心配するが、その男の容貌はムーニーとほぼ同じ。
そして、シャーリーが何時の間にか出かけた事を知り、
ハリーが心配するなか、暗転。

二幕。
あるカフェ。
ムーニーが食事をしていると、
シドがやってくる。実は二人で
グルで、ムーニーがハリーに対し、
傲慢な鼻をへし折るために、立てた計画だった。

ただ、当初の計画はムーニーが
シャーリーに行方に関わっている程度で、
徐々に不信感と恐怖を与える予定が、
シドが写真の事を追加し、ヘネシーの
事件にも関与していると、行き過ぎた
先入観を与えたことで、計画を変えることに。

一方、シドは本当はシャーリーを
殺害しているのでは?と疑いつつ、
まだ、生きていると言われ安心する。

再び、開店前のバー。
戻ってこないシャーリーに
不安なハリーとアリス。

バーの常連でもある警部のフライに
捜索願いを出し、クレッグにも顔写真を
渡し、新聞に載せてくれるように頼む。

そして、開店時間に。
常連客が来たことから、
シャーリーのことを悟られないよう、
普段通りに開店し、店に入れる。

更に、シドとムーニー登場。
その思わせぶりな態度に、
禄に話を聞かないまま、
皆が止めるのを聞かず、
ムーニーを首吊り状態に。

シャーリーの事を聞き出そうとするが、
なかなか話さないので、ヤキモキしていると、
インタビューで、ボロクソに書かれた
ピアポイントがクレームにやってくる。

とりあえず、ムーニーをカーテン越しに隠し、
ピアポイントのクレームを聞くハリー。

早く帰したいが、なかなか帰らない。
と、ムーニーを支えてた椅子が転げる。

急いで様子をみたいハリーだが、
余計な一言を言ってしまい、
なかなか帰らないピアポイント。
なんとか、怒りが収まり帰り、
すぐにムーニーを降ろすが息をしていない。

シャーリーの行方も分からず、
どうして良いか分からない面々に、
突然、怒りながらシャーリーが帰宅。

連絡も入れず、帰りが遅かったけど、
謝らないというシャーリーに、
ハリーとアリスは何も言わず、向かい入れる。

そのまま、二階に連れていくアリスだが、
ムーニーと関係を持ったことや、
勝手に居なくなって怒ってはいるが、
まだ、好きであることをアリスに話す。

シャーリーの無事を確認した
常連客とフライは帰る。

そして、残されたハリーとシド、
それに横たわるムーニーの死体。

とりあえず、ムーニーの車に乗って、
死体を捨てる事で、シドと新しい関係を築く。
最後、遺体を持ち上げる二人で暗転。



役としては印象に残るけど、
出演者は、そこまで印象に残らず。
なので、役者名を特には記載せず。


マクドナーの新作。
暴力性・残虐性はそこまで出てこず、
酔っ払いの戯れ言で、話は進む。

シャーリーの殺害をほのめかすが、
過去作品で散々、実は、生きていた(出てくる)系を
(『ウィートーマス』の猫、『ピローマン』の女の子、
『スポケーン』の左手、『イニシュマン』のビリー)
やっているので、直ぐに出てくるかと、
思ったら、クライマックスまで出てこなかった。
(突然、登場するパターンでもなかった)


死刑執行人というテーマな段階で、
結構、暴力性は有るモノの、
視覚的なバイオレンス感はなく、
観念的な(暴力の)話に。

死刑自体の有る、無しから、
裁判で確定した犯罪者を処刑人と
して殺すことに誇りを持ってるけど、
ナチス信者と言った政治犯を処刑したくないハリー。

一方、そんな政治犯も、
問答無用で処刑し続けた事で、
有名になったピアポイント。

その辺の微妙に臆病なハリーが、
インタビューでは偉そうに話し、
客にも強気な態度のハリーの鼻を
へし折るために、ムーニーが仕掛けたが、
逆に不慮の事故で死んでしまう。

あくまで、処刑は仕事であったのに、
自分の意志で、ムーニーを処刑したハリーは、
死体を処理した後、どういう態度になるのか。

それが微妙に気になるが、
シドに対する握手がその変化の第一歩なのかも。


日本で上演されたマクドナー作品の過去の演出家は、
長塚氏、小川さん、森氏といるけど、
この話なら、小川さんの演出で見てみたい。
他の二人だと、視覚にインパクトを残す演出だけど、
小川さんの場合、感覚的にジワジワと追いつめられそうな。

或いは、ケラ演出辺りで、
もっと、ダークな印象を残すverとか。


役者だと、ハリー@橋本さとし氏、
クレッグ@生瀬氏の一択。
意外とムーニーに関しては誰が演じても。
挙動不審という意味では、中山氏かな。
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