スタッフ会議

渋谷で1回目のスタッフ会議。
某インディーズ映画のプロジェクトで制作をすることになった。
完成すれば劇場公開と各地の映画祭出品を目指すことになる。
今までイロイロな作品に携わってきたけど女性の監督は二人目。
とにかく本気のプロジェクトはスタートした。

ただし、問題は山積。
スタッフもまだまだ足りない。キャストも未定。
ロケ地は？機材は？それからお金は？
すべてこれからのことばかり。
まぁ立ち止まって考えていてもエネルギー消耗するだけなんで、
とりあえず動きましょう。
その歩みの先に映画の成功はある。

プロフェッショナル

早朝から六本木。
早朝、六本木から家に帰ることは過去に何度かあったが、
こんなに朝早く家から六本木に向かったことは初めてだ。

東京国際映画祭協賛企画リージョナル・フィルム・フェスティバルの舞台袖に立つ。
上映作品ごとに挨拶やらトークショーがあり結構目まぐるしく舞台チェンジがある。
その幕間にＭＣの人と話す。
ワシ「今回の上映作品は全部ご覧になられたんですか？」
ＭＣ「はい、観ましたよ」
ワシ「やっぱ観てるんやぁ…」
愚問だ。
大勢のお客さんの前で、
作品紹介やら司会進行やらトークショーやらを、
巧みにこなす人に対する質問ではない。
「でないと人様に向かってしゃべれるわけないよな…」
馬鹿みたいに当たり前のことを後悔する。…っていうか完全な馬鹿である。
相手はプロなんだから失礼だわな。。。
しかもそのＭＣ女史は、13本それぞれの作品に対してしっかり自分なりの評価を持っていた。
俺は映画屋なのにすべて観ていない。。。

今日の最終プログラムは秋吉久美子監督の『BUBU AGAIN』
上映終了後、40分ものトークショーをこなし、
さらにその後、1時間以上も関係者やらスタッフやら、
一人一人とコミュニケーション。
しかもそれは客席であったり、ロビーであったり、
一般のお客さんに混じっての立ち話である。
他の俳優さんたちがそそくさと会場を後にしていたにも関わらず、
大物女優でもあるこの監督は帰らない。
お陰で私たちの帰宅時刻が遅くなる「とばっちり」も受けたが、
それだけ仕事に対して打ち込む彼女の直向きさに感動してしまった。

風邪ひいた

最近、つくづく抵抗力が落ちたなぁと思う。
ここ1年ほどで何回目かの風邪。
鼻、喉、目、、、少し熱もあるかも？
以前は数年間1度もひかない時期もあったのに…。
何とかしないとね。

1日中家で伏せって暇だったんで、
映画を2本観た。

岩井俊二監督の『四月物語』と『花とアリス』
桜と雨がとても印象的な2本。
ただ…
同じ岩井作品なのに出ている役者によって映画の出来がこうも違うのか…！！！
個人的な好みもあるんだろうけど、
『花とアリス』の登場人物たちの見事な芝居と役作りに比べて、
『四月物語』のそれはあまりに拙かった。
特に主演の某有名女優に全く感情移入ができない。
脚本や絵作り自体は全然悪いものじゃなかったのに、
あの主演女優さえ誰か別の人に代えていたら……と思うと残念でならない。

『花とアリス』は2時間以上ある長編だったけど、
その長さを感じさせなかったなぁ。
特に派手に盛り上がるシーンがあるわけじゃない。
でも引き込まれた魅せられた…体調悪いにも関わらず。

明日も朝から映画祭。
とにかく今日は早く寝よう。

なぜ皆あんなに元気なのかが分かった

今日はインディーズムービー・プロジェクトで現在製作中の作品、
『ブリュレ』の試写会に参加した。
風力発電のツインのプロペラと、
水平のラインを意識した絵が印象的な作り。
この映画も北村龍平の『VERSUS』
山口洋輝の『グシャノビンヅメ』に続いて、
世界を目指す。

試写の後、
その作品の製作チームの飲み会にお邪魔した。

以前からホント不思議だなぁと思っていたことがある。
「なぜこの人たちはこんなにも元気で明るいのか？」
仕事で「インディーズムービー・フェスティバル」の関係者と関わるようになり、
上京してからはその人たちと触れるたびにずーっと考えていた。
当時、自分が所属していた会社の人間関係からでは想像しがたい世界。
それが分かったような気がした。
そこを仕切る某プロデューサーの存在だった。
人望厚くとにかく破天荒に明るい人だった。
一番年上なのに一番元気でエネルギッシュな人だった。
考えていることが明確で「ぶれ」がない。
美辞麗句を並べ立てる馬鹿な大人は腐るほど多く、実際に腐っているが、
だからどんな人よりこの人の言葉は信頼できるし説得力がある。
あんなプロデューサーと一緒にいれば、
そりゃみんな引っ張られて明るくなるし元気になる。

今までいろんな人と出会ってきたが、
こんなに人間に幅のある人は初めてだった。
かなり来た。

少し飛んじゃった

何が？
ダイアリーが。
映画祭がらみでちょっとバタバタしたもんでねぇ。

今回、僕がなぜ東京映画祭のボランティアをしようと思ったのか？
その本当の理由は「縁」。
「縁」を信じるから。
「袖擦り合うも他生の縁」っていう言葉があるけど、
これって大切です。

昔から思っていたことだけど、
ここ最近、
そのことを痛切に実感している。
今までにないくらい。

グッバイ、レーニン！

『グッバイ、レーニン！』というドイツ映画を今日観た。
ベルリンの壁崩壊の前後で歴史の変化に翻弄される、
東ベルリンの一家族の悲喜こもごもを、
ユーモアとシニカルな皮肉をこめて描いて、
ドイツはもちろん世界のコンペディションで賞を独占。
今年の前半、日本でもとてもヒットした映画だ。
以前からずーっと観たいと思っていてやっと実現した。
もっと政治的メッセージ色が強いのかなぁと思ったけどそうでもなかった。
歴史的・政治的な舞台背景を借りながらも、
誰もが共感できる人としての普遍的なテーマと娯楽性がベストマッチング。
人間の生き方そのものを根本から見詰め直させてくれる秀作でした。
かといって全く説教臭ささを感じさせないのも凄く良い。
後世まで残る名作になること間違いなし。
お勧めです。

夜は六本木で東京国際映画祭のオリエンテーションに行ってきました。
とりあえず何か手伝いでも出来ないかと思いボランティアを希望したのですが、
なんかすげぇVIPとかが参加する映画人国際会議みたいなもんのスタッフに配属されてしまった。。。
よう知らんがエライことになってしもうたわい。。。

これといった特色のない街

私の住む中野区から地下鉄そしてJRを乗り継いで1時間30分ばかり。
その街、千葉県柏市はある。
駅前は賑やかで人は多かったけれど、
なんかこれといって書ける要素に乏しい街だった。
街の特徴なんていうものは、
いかんせん歴史や文化的要素に左右されるものであるが、
所謂、首都圏にある柏市は歴史・文化共に東京のそれだからなんだろうね。
東京という街が大きすぎる所為もあるかもしれないが、
関東には特徴のある街が少ないのは寂しい限りだ。
他の街と際立って違うところといえば横浜ぐらいかな・・・。
読んでるわけないと思うけど柏の人、反論あったらどうぞ。

住めば都か薬効か？

以前、東京はとても刺激的だけれどパワーがいる街だと書いた。
そして疲れるとも書いた。
今日、たまたま渋谷を歩いた。
今までなら人の多さと音の大きさに辟易としていたのだけれど、
今日は何だがすいすいと歩けた。
上京して1年と10ヶ月。
この街にも慣れたのかな？それともソラナックスの所為？
ま、どちらでもいいけど何だか嬉しい。

車窓から見た代官山の変わりっぷりに驚く。
初めて来たのは十数年前。
就職活動で某芸能プロダクションを受けた時だった。
2次まで行ったけど落ちた。。。
あの頃はただのショボイ駅だったのに。。。

中目黒では映画屋たちのパーティー。
みんなポジティブパワー全開で響く響く！
とりあえずプロデューサー志望は僕ぐらいだ。
あとは監督か役者。
あの『グシャノビンヅメ』の山口洋輝監督も終了間際に顔見せ。
久しぶりの再会でＤＶＤ買ったよって言ったら、
「あ、あ、あ、あ、ありがとうございますーーーう！」
とえらく派手に感謝されてしまった。。。
あれ…洋輝くんってこんなキャラだったっけ？

青いなぁ！ と笑われるかもしれない

新宿・紀伊国屋で本を2冊買う。
飯塚健の「ピンポンダッシュ」と柴崎友香「きょうのできごと」。
打ち合わせのアポまでの時間、
暇だったので六本木のサテンで一気に読んでしまった。

「ピンポンダッシュ」は著者の飯塚健が大学を中退して、
気合いと仲間と直感だけで劇場用映画『サマーヌード』を撮ってしまうという、
ノンフィクション自伝エッセイ。
先日、偶然サイトでこの本のことを知って早速購入。
元気になれる本。

「きょうのできごと」の柴崎友香さんは、
昔、自主映画の現場で一緒になった大阪の友人の友人。
大阪府立I高校映画部出身で2000年作家デビュー。
今年、妻夫木聡、田中麗奈主演、行定勲監督で映画化されて話題になりました。
幸せになれる本。

どちらも映画絡み。
職安通ってるようなおっさんが読むような本じゃないよな…両方とも。
でもこうやって積極的に刺激を求めていかないと気持が続かないから良いのだ。
お勧めします。機会があれば読んでみてください。
「ピンポンダッシュ」サンクチュアリ出版1400円
「きょうのできごと」河出文庫450円

一方、新宿のハローワークでは、
遠くの景色を眺めながら「俺、保険のある会社に入りたいんだよなぁ」って呟く人。
職員に「履歴書と職務経歴書を出して面接受けないと会社に入れませんよ！」って怒られている人。
私は自分のことよりそちらの方が気になって気になって。。。

あ、、、東京国際映画祭のボランティアスタッフすることになりました。
何もしてないよりいいでしょ！

野生動物がなぜ夜行性になるのか？

その理由が分かったような気がした。
20日の朝寝て気がついたら21日の午前1時半。
日が暮れてから目が覚めることは
最近珍しいことではなくなったけれど、
今回は唖然とした。
あの被害甚大だった台風も、
寝ている間に過ぎ去ってしまったようだ。
心が平穏になる静かな目覚めだった。

雨の下北沢

昔「雨の西麻布」って言う歌がヒットしたけど。。。
それのパロディではありません。

今日はNさんのPVで共演してくれた、
女優さん富士美優子の出演する舞台があったので、
雨の中、下北沢まで行ってきました。
この街は小劇場やらがたくさん集まっているエリアで、
小劇場系の役者さんたちが多く活躍している場所です。
新宿にも渋谷にも電車1本で行けるので、
住むところとしても人気があるぶん、
家賃はけっこう高いっすね（ま、東京はどこでもそうですが…）。

10代のころ何度も警察に補導されていた、
和歌山の不良少女が東京に出てきて女優を目指す。。。
なんか時代遅れの青春ドラマみたいだけど、
それを地で行く彼女のリアルは今日も逞しく、
芝居のチラシには
「いつも心に侍魂！！天下とるぞ」と直筆サイン。

そんな富士美優子はトップページの写真（本日現在）の
真んなか後ろにこっそり写っている彼女です。
覚えてあげてくださいね。

朝から六本木

仕事で朝から六本木。
会社員だった頃は通いなれた街だったけど、
しばらく来ないとやっぱ所々変わってるのが目に付く。
昔、誰かが「街には新陳代謝がある」と言ったけど、
まさにその通り。
久しぶりに前の会社や取引先へ挨拶へ行って、
これまた久しぶりの「六本木食堂」で昼食をいただく。
ヒルズあたりは何だか東京国際映画祭の飾り付けで忙しなかったけど。
でも昼間の六本木は何故だか落ち着く。
なんつっても終電後に人が増える唯一の街だからね。。。
そのギャップがそう思わせるのかな？

ええっとトップの写真差し替えました。
先日、関西方面で撮ったPVの撮影風景。。。
海辺で夕日が出るのをぼーうっと待つの図。

土曜日曜と

何もする気が起こらなくって、
二日間ともずーっと家で眠っていた。
起きたらもう日が暮れている。
しかし、人ってこんなにも長く眠れるものなんだ…。
合計で何時間寝ていたんだろう？
なんか新しい発見をしたような気が。
とりあえず月曜から出直し。

朝まで編集活動？

今、これを書いているのは朝です。
始発で帰ってきました。
朝までPVの編集していたと言いたいところですが、
深夜1時ごろマシントラブルで作業ストップ！
電車もないので、
監督と二人で朝までビデオ観てましたとさっ。

なんて呑気なことを言っている場合ではございません。
これでほぼ納期に間に合わないことが確定的。
朝からお詫びの電話に対応策に追われて寝てません。
眠い。

寝たぁーあかーん！

朝まで就職活動

インターネットの求人サイトで見つけた会社に、
今朝までかかって職務経歴書とエントリーシートを書いて応募した。
今回、現場に就いたPVの監督に、
「就職した方が近道じゃない?」
と言われたのが結構効いている。
その監督はアメリカの映画学校を卒業して、
帰国しずっとフリーでやってるけど、
今となっては組織に属してた方が、
今の立場に至るのに近道だったんじゃないか？
とも述懐していた。

と思ってたらある興行関係者から、
「企画書送ってよ」とメールが届いた。
こりゃ両方ですな。。。

昼間はほとんど寝てた。
あ、、、
レンタルで借りた「ウォーターボーイズ」のDVD
まだ観てなかった。。。