Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

キャロット・ロールケーキ。

2011-10-06 08:11:59 | 料理
本日の朝食実習は、ロールケーキ。

"Bite"の新作レシピで、ちょっと面白いロールケーキを発見。
アメリカでは"ロールケーキ"というものがなくて、"jelly roll"とか"Roulade"という名前。
それらも日本人の思うロールケーキではなく、生地は薄く、フィリングはジャムやバタークリームなどを薄めに巻き込んであり、生クリームを使っているものはほとんど見たことがないですね。

生地も固めでふわふわ感がなく、見た目は似たようなケーキでも味も食感も違うのが印象的です。

今回は、生地をキャロットケーキ素材でつくるという斬新なアイデア。
フィリングはやはりクリームチーズ系なので、豆腐クリームに改変して作ってみました。

<材料>(4人分)
薄力粉   35g
重層    小さじ1/4
シナモンパウダー  小さじ1/4
ジンジャーパウダー 小さじ1/4
クローブ(粉)   小さじ1/6
卵         1個
砂糖        大さじ4
ニンジン      (中)1本
くるみ       大さじ3

・豆腐フィリング
木綿豆腐    200g
砂糖      大さじ2
ヨーグルト   大さじ1


ニンジンはつきおろし器またはグレーダー(大穴)で削りおろしておきます。

くるみはフードプロセッサーで砕いておきます。
今回はみじん切り程度の粒に砕きました。

ボウルに薄力粉、重層、シナモンパウダー、ジンジャーパウダー、クローブを加え、奮っておきます。
キャロットケーキは従来生地自体が重いのでできるだけ軽いスポンジ状にするため、薄力粉だけの配合にしてみました。
生地には香辛料を加えてクリームに味をつけるのではなく、生地側に風味をつける方法になっています。

別ボウルに卵を卵白と卵黄に分けて入れ、卵白に砂糖を徐々に加えながら、ツノが立つまでしっかりと泡立てます。

メレンゲに卵黄を加えて、さらによくかき混ぜておきます。

ふるっておいた小麦粉混合物を卵に加え、ゴムべらで全体に粉気がなくなるまで大きく混ぜ合わせます。

ニンジンとくるみを生地に加えて全体になじむまで混ぜ合わせて生地完成。

天板にオーブンペーパーを敷きこんで、生地を流し、長方形にゴムべらで広げます。
大きさや厚みはお好みですが、軽い生地ではないので、あまり厚くしないのがおすすめです。

170度に余熱したオーブンに入れて15分間焼きました。
表面がもこもこと一回り膨れあがりました。
ロールケーキ生地と同様生地自体は薄いので焼きすぎるとパサつくの注意が必要です。

焼けたらすぐにオーブンから取り出して、天板を外し、表面にラップをかぶせて、網の上にひっくり返し、一度底のオーブン紙をはがしてから、もう一度乗せて乾燥しないように荒熱をとります。

その間にクリームの準備。
フードプロセッサ-に豆腐、砂糖、ヨーグルトを加え、なめらかになるまで潰します。
クリームの味を見ながら砂糖とヨーグルトを追加して酸味や甘みはお好みに調整。絹ごしを使えば触感がなめらかなクリーム、木綿を使えば豆腐の味の濃いしっかりとしたクリームになります。今回は木綿豆腐バージョンにしました。

荒熱のとれた生地に豆腐クリームを塗り、巻き上げていきます。
巻き終わりを下にして、オーブン紙で包んで冷蔵庫でよく冷やして固めます。

生地とクリームが柔らかいので冷やすことで形がなじみ、切りやすくなります。
食べる直前に切り分けて完成。

ニンジンを荒削りで加えたものの、触感にニンジンを感じることなく、風味もマイルド。香辛料のおかげでニンジンを感じさせず、またスパイシーさもなく、全体が穏やかな味。
豆腐も油分が少なく、生地にも油を加えていないので、全体にあっさりと優しい味ですね。
ロールケーキほど甘くもなく、食べ応えがあり、朝食でも十分使えます。
思ったよりスポンジが柔らかかったので、もう少し分厚く作って生クリームで巻いてもおいしいと思います。



にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村 料理ブログ レシピ本料理へにほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。