上は、キシメジ。下の写真はシモフリシメジ。どちらもキシメジ科の食菌で、美味しいキノコといわれています。
本当は8月の中旬のブログに使ったウラベニホテイシメジの写真をUPしたかったのですが、いつの間にか削除していた様で・・・すみません。
ということで、今日は、茨城で間違えて売られたイッポンシメジについてです。
実は上の写真のシモフリシメジ、鳥取では、イッポンシメジと呼ばれているそうです。
イッポンシメジ。イッポンシメジ科のイッポンシメジ(標準和名)であれば、相当に強い毒キノコです。ですが、このキノコが日本中で中毒を起こすのは、なんと言ってもその名前によるところが大きいです。
多分このキノコを売っていたスーパーの方も、、このきのこを採った農家の方もウラベニホテイシメジの積りだったのだと思います。(そのわりに、パックに「イッポンシメジ」とラベルが貼られているのがおかしいですが・・・)
イッポンシメジという呼ばれ方をしているキノコは、新潟の方ではクサウラベニタケ(毒菌です)を、そして問題の埼玉や茨城ではウラベニホテイシメジ(食菌です)をそう呼んでいます。つまり、毒キノコも食べられるキノコも同じ名前で呼ばれているのです。しかも、この三種のキノコは見た目も似ているんですね。プロでも間違えることがあるといわれています。
前にも書きましたが、畑シメジも似ていることがあるんです。しかも畑シメジの群落のそばにイッポンシメジが生えていることもあるんです。ですから、絶対的な確信が無い時は採らないことにしています。
そろそろキノコの名前の統一を考えるべきなのではないかな~と思いますね。スーパーなどでも売れれば良いや的になんでも「本シメジ」という表記はそろそろ止めるべだと思います。栽培物だけでも標準和名にして、キノコの混合が無くなるようにした方がいいと思います。
野生の採取キノコの鑑定は、最終的には胞子の形を顕微鏡で見ることでしか分りません。スーパーなど、野生種を販売するところはやはり鑑定をしてからの方がいいでしょうね。
札幌の中央市場では、野生のキノコの買い入れをしています。多分どこの市場もしているのではないかと思いますが。札幌の場合18種類のキノコを受け入れていますが、やはり鑑定のしやすいキノコばかりで、勿論、ウラベニホテイシメジは含まれていません。私は一度も行ったことが無いのですが、けっこう持ち込んでいる人が居るようです。
テレビに映っていたキノコのパックを見ていたら、4本か5本入って850円。たっか~~い!しかも40パック以上売れたそうな・・・信じられませんな。不景気はどこに行ったのか。宇都宮のチタケ騒動のときも驚きましたが・・・そんなに美味しいんでしょうかね。どちらも(チタケもウラベニホテイシメジも)きちんと食べた事がないので、なんとも言えませんが、そんなに美味しければ全国区になると思うんですけどね。
明日天気が良ければ、キノコを探しに行く予定なので、あれば、あればですが、イッポンシメジか、クサウラベニタケの写真を撮りたいですね。でもそういう、探してる時に限ってないもんなんですよね。
キノコの写真を楽しませていただいております^^
イッポンシメジ中毒のニュースは毎年繰り返しですね
毒キノコの名前の統一はマスコミなど巻き込んで大々的にやらないと誤食は減らないかもしれませんね
ウラベニホテイシメジは大型でしっかりしたキノコで、食べるとほろ苦いですが、ホイル焼き、すき焼き、煮込みうどんなど美味しいです
マツタケを探してますが・・・・ ●┏┓...
8月に山で見つけたのがウラベニホテイシメジだと思います。大型で、柄がしっかりしていました。でもイッポンシメジだと怖いので、まだ食べた事がありません。おいしいと聞くと、試したくなりますね。
北海道では本州ほどマツタケの豊作はありませんが、モミタケはすごい数採れました。
こちらはあと、ナメコとエノキで終わりだと思います。
福井も熊が多いのではないでしょうか。山に行くときは、気をつけてください。
と、言うことは食べてはいないんですね。
自分も食べたことはありませんが・・・。
美味しいと書かれていても食べたことのないキノコを食べるのって非常に勇気が要りますね。
被害にあったのはコガネタケです。
お昼に食べて翌日のお昼までむかついて大変な目にあいました。立派な奴を3本食べました。
うまかったんですがねぇ~
ごめんなさ~い
コガネタケは昔は食菌とされていたのですが、最近の本では要注意になっています。粉を洗い落としててんぷらで食べました。おいいしいですよね。