Cycle Log

トライアスロンのトレーニング、レース、機材、その他色々

Speedplayとウォーカブルクリート

2016-06-25 | 機材等


 クリートはロードバイクに乗り始めた6年ほど前から、ずっとSpeedplay ZERO(スピードプレイ・ゼロ)クロモリシャフトペダルを使っている。ヨーロッパのプロサイクリング界でのスピードプレイ人気は相当なものだそうで、当時から雑誌で絶賛されていたので購入したのだ。
 スピードプレイは、なじみが出るまではキャッチアンドリリースがとても硬く、体重をかけてもはまらず、ひねってもなかなか外れない。でも、馴染んでくるととても楽。三本ローラーで落車しそうなときに、とっさに足を出すのも楽だ。ベーシックなクリートは底が金属で、レース会場などを歩いているとすぐにがりがりに削れてしまったが、最近登場したウォーカブルクリートはその名の通り、とても歩きやすい。クリートの固定面を覆うように、やわらかいプラスチック(あるいは硬いゴム)のようなカバーを被せるのだが、これが若干の滑り止めとクッション効果があるのだ。なので、膝への優しさ、歩きやすさ、はめやすさ/はずしやすさを考慮すれば、最高のロングライド用のペダル・クリートシステムじゃないかと思う。以下、メリットとデメリットを列挙。

メリット
・調整幅が大きく、まだペダリングになれない初心者も含めた万人に対応しやすい(一方、足が左右に動くことによるパワーロスが発生しうる)。
・クリートの前後と左右を全く別々に調整できるので、狙った位置にクリートを設置しやすい(その分、装着の手間は二倍かかる)。
・ペダルに裏表がないので、ペダルの上面を探してクリートをはめる必要がなく、信号スタート等が楽。
・ウォーカブルクリートは、クリートカバーを持ち歩かずとも歩きやすい。
・シンプルな構造上ペダルが丈夫(クリートの固定面の金具を経年劣化で折ったことはある)。

デメリット
・高価
・しばらく乗っていると、調整用のネジが勝手に動いてペダルが左右に触れてしまう。
・クリートの構造が複雑なので、泥などが入り込むとペダルがはまらなくなってしまう。しかも、掃除が大変。
・半年に一度程度、ペダルに専用のグリスガンでグリスを注入しないといけない(ショップで1,500円程度)。
・見た目がカッコ悪い(と思う。チュッパチャップス)。

 僕の感想としては、調整幅が大きく、一度慣れるとはめやすく外しやすいため、ロングライドに向いており、なおかつ初心者にも向いていると思う。このメリットを特に必要ない人は、シマノでいいのではないかなあと、安いし。それでも、スピードプレイペダルを選ぶ中級者以上は、ステンレスシャフトかシャフトの短いチタンシャフトの方がパワーロスがなくて良いと思う。なお、ウォーカブルクリートは空力面でも有利だそうだが、そのメリットを実感したことはない。

SPEEDPLAY(スピードプレイ) Zero Aero Walkable Cleat's(ゼロ エアロウォーカブルクリートセット) 0905-51-14115
クリエーター情報なし
SPEEDPLAY(スピードプレイ)

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