
□作品オフィシャルサイト 「ブタがいた教室」
□監督 前田哲
□脚本 小林弘利
□キャスト 妻夫木 聡、大杉 漣、田畑智子、池田成志、原田美枝子、ピエール瀧、戸田菜穂、伊藤奈月、大和田結衣
■鑑賞日 11月1日(土)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
命の長さは誰が決めるの?
ある大阪の小学校の新任教師が、生徒たちに1年間みんなで育てたブタを食べるかどうかで議論しながら、子供たちが自身が自主的に結論をどう出すのかを追っていく。 何度も何度もディスカッションしながら、子供たちは命の尊さを身をもって経験していく。
新任教師の星先生に妻夫木 聡、教頭先生に大杉 漣、校長先生に原田美枝子。
卒業まであと1年、6年2組の26人の生徒が子ブタの面倒を交代でみる。 名前は“Pちゃん”と名付けた。
動植物を育てさせ、過程を観察し、記録を録る。 こういったことは誰しも経験するところだと思う。 問題は対象がブタかどうかではなく、育てることにより実体験として授業では学べない何かを得ることで、実際食べるかどうかについてを子供に結論付けさせることは、教育の一環であるとは思えない。
実際に事実にどれほど基づいて描かれているのかはわからないが、少なくともこの映画で描かれていない食肉センターへ送り、捌いている家庭も見、そしてみんなで食べたという最終結論まで描き切っていないこの映画は、結局結論を観る側に任せているに過ぎない。 まして問題提起をしながら、当初から自分なりの結論を持たない教師は、生徒に与えるべきではないだろう。
子供の頃に、ディスカッションをすることはとてもいいことだと思う。 その結論が二択だとしたら、子供たちの選択肢としては狭い視点と膨らまない会話のキャッチボールに終始していただろう。 当時の現場の温度感がイマイチ伝わってこないのは何なんだろうか・・・。
しかしながら、もし事実に忠実だとしたら、この校長先生の姿こそ、教育者としての人格を備え、先生側と生徒側との間で冷静な視線をおくれる人だと思う。 校長を演じた原田美枝子さんは「人間は、動物や植物の命をいただいて生きているんだし、自分自身も命そのものなんだ。」ってことをちゃんと子供たちに大人が伝え続けなければいけない。 そういう思いでこの役を演じていたそうです。
大人の視点があるのかもしれないが、仔豚のときはもちろん食べてしまうことは残酷だと思うのだが、子供が束でかかってもコントロールのきかない大きさに育った豚を見てしまうと、残念ながら美味しそうに見えてしまう。
やはりベイヴのようなハートウォーミングな映画がいいなぁ、アニマルものは(笑)
余談になるが、大阪に大学時代の友人が居て、今中学の校長先生をやっている男がいる。 この映画の実際の先生は知らないそうだが、教育の現場では、このことはあんまり話題にも上らなかったようだ。 つまり保守的な世界の中にたかが新米先生が一風を送り込んだとしても、子供たちを指導する側が冷めていたのでは何も変わらないと言うことだろうか。 常に問題が起きないように祈ることばかりで、教育そのものを蚊帳の外に置いている現場では、何も変革はできないような気もするが。
今、重松清氏の「青い鳥」を読んでいる。 村内先生のような先生がいたとしたら、別な選択肢を用意できたのではないか、そんな気がしている。
主演した妻夫木 聡がインタビューで「子どもたちと何か印象に残っている思い出はありますか?」との質問に、
撮影の最初のシーンで、カットになってしまったんですが、子どもたちが食べ物で遊んでいて、それを僕が怒るシーンがあったんです。 本番以外の時間でも食べ物で遊んでしまう子がいたんで「命についてもっともっと考えなければいけない作品を作っている僕たちが、こんなことでどうするんだ!」ってガツンと怒鳴ってしまったんです。 そのときはシーンとなっちゃったんだけど、そのシーンの撮影が終わった後で、食べ物で遊んでいた子が僕のところに来て、「先生、さっきは本当にすいませんでした。 今後はちゃんとします」って言って謝りにきたんです。 「わかればいいんだよ、次から頑張ろうな」って言ったんです。 あの瞬間はほんとに気持ちが良かった。 僕と子どもたちの距離がぐっと縮まりましたね。
そして撮影初日に彼はすでに子供たちの顔と名前を覚えていたそうです。
映画を観た後でこの記事を読んだことで少し救われた気分になりました










星先生と子供たちの関係、子どもたちの「自分の言葉」での討論は見ごたえもありました。
ただ「ペット飼い」と「食のための家畜」・・・
これはもっと先生がしっかりと指導すべきだと思いました。
あの飼育のやり方では私は食べれません。
子供たちにも辛すぎたんじゃないでしょうか。
今晩は☆★
いつもTBのみで失礼しております。
TBしましたが、何故か?はじかれます。
禁止ワードがあるのか?どうかは分かりません。
gooのブログなのにgooのブログはすべてはじかれるようで・・・。
今回はコメントさせて頂きます。
動物を飼いたい!と言っておきながら、世話をしないという子どもがほとんどです。出来ればそういう
子どもたちに観てほしい作品ですね。
ということで、こちらに記事のURLを貼らせて頂きます。宜しくです!
http://blog.goo.ne.jp/mezzotint_1955/e/f96d4e2fcf5f4d99d009ae1b54490e6d
>冷静で暖かく見守る校長先生、原田さんは素晴らしかったです。
先日、『半落ち』をCSで観たので、もっと近くに感じたものです。
>星先生と子供たちの関係、子どもたちの「自分の言葉」での討論は見ごたえもありました。
実際に子供たちに豚を育てさせたみたいでしたからね〜
>あの飼育のやり方では私は食べれません。子供たちにも辛すぎたんじゃないでしょうか。
そうかもしれませんね・・・。
>いつもTBのみで失礼しております。
いえいえ、こちらこそ(汗)
>gooのブログなのにgooのブログはすべてはじかれるようで・・・。
最近結構あるんですよね?
goo自体のせいだと思うのですが・・・。
>動物を飼いたい!と言っておきながら、世話をしないという子どもがほとんどです。出来ればそういう
子どもたちに観てほしい作品ですね。
そうですね〜 是非こういう形でなく子供たちに実践させたいですね!
なるほど核心がつかれてない・・・。
私はこういうお話に弱いもので。単純な気持ちで
感動ものでした!何かじわっときちゃいました。
19日に京都へ戻られるのですね。残念ながら、
今は個展はやっていません。9月にグループ展を
しまして、いまはミニプリント展が来年3月に開催
されるため、出品する作品作りをしているところです。今度は2年先くらいでしょうか。今回のグループ
展をした、「平安画廊」がオーナーの死去で
今年末で閉廊するので、次回の場所を探すことに
なってます。ぜひそのときは、おいで下さい。
cyazさんの帰られる期間と上手く合えばいいですね。
ところで京都のどの辺にご実家はあるのでしょうか?
>私はこういうお話に弱いもので。単純な気持ちで
感動ものでした!何かじわっときちゃいました。
なるほどなるほど^^
>今度は2年先くらいでしょうか。今回のグループ
展をした、「平安画廊」がオーナーの死去で
今年末で閉廊するので、次回の場所を探すことに
なってます。ぜひそのときは、おいで下さい。
そうですか^^
僕は毎年5月と11月に京都に帰っています。
>ところで京都のどの辺にご実家はあるのでしょうか?
実家は阪急線の桂です^^
TBありがとうございました。
こちらのこの作品の記事、何故かgooにはTBが反映されないようなので、こちらに残しておきます。
子供たちの議論はなかなか素の感情が表れていて良かったです。
確かにもうちょっとハートフルな作品の方が良かったかも。
http://cinechan.at.webry.info/200811/article_19.html
>こちらのこの作品の記事、何故かgooにはTBが反映されないようなので、こちらに残しておきます。
すみませんm(__)m お手数おかけしまして。
>子供たちの議論はなかなか素の感情が表れていて良かったです。 確かにもうちょっとハートフルな作品の方が良かったかも。
決してあのディスカッションが悪いという意味ではなく、本質を突き詰める深さがなかったような気がします。 大人がそこを指導してあげないと・・・。
私的には、そもそも最初の提案からして、ちょっとマズかったのでは・・・?という気もしました。
でも、こちらで、ツマブキ君の食べ物を大事にしない子を怒った〜〜ってお話を聞けて、良かったです。。。
ツマブキ君、イイコだなぁ〜と^^
青い鳥の先生だったら、どうしたでしょうか・・・?
う〜ん、そもそも食べるかもしれない動物を飼うという、そういう授業はしないかもなあ・・・。
>私的には、そもそも最初の提案からして、ちょっとマズかったのでは・・・?という気もしました。
そうですよね〜 実話だけにチョット・・・ですね><
>ツマブキ君の食べ物を大事にしない子を怒った〜〜ってお話を聞けて、良かったです。。。ツマブキ君、イイコだなぁ〜と^^
これって大切なことですよね!
>青い鳥の先生だったら、どうしたでしょうか・・・? う〜ん、そもそも食べるかもしれない動物を飼うという、そういう授業はしないかもなあ・・・。
そうかもしれませんね。 臨時だから見届ける時間は彼にはないのかも(笑)
僕は、あの先生みたいに、情熱に燃えている先生って、まあ学校に一人ぐらいいると思うんです。でも、あの原田先生みたいな校長は、まあ100校あって1校ぐらいじゃないでしょうか(笑)
>僕は、あの先生みたいに、情熱に燃えている先生って、まあ学校に一人ぐらいいると思うんです。でも、あの原田先生みたいな校長は、まあ100校あって1校ぐらいじゃないでしょうか(笑)
確かにそうかもしれません。
僕の友人である校長は無関心でしたから(笑)
教育熱心な校長なんですけどねぇ・・・。