京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『大統領の執事の涙』

2014-02-23 00:02:23 | 洋画

 

□作品オフィシャルサイト 「大統領の執事の涙
□監督 リー・ダニエルズ
□脚本 ダニー・ストロング
□キャスト フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー、ジョン・キューザック、
       ジェーン・フォンダ、
キューバ・グッディング・Jr、テレンス・ハワード、
       レニー・クラヴィッツ、ジェームズ・マースデン、
デヴィッド・オイェロウォ、
       ヴァネッサ・レッドグローブ、アラン・リックマン、ロビン・ウィリアムズ

■鑑賞日 2月15日(土)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)

<感想>

  こういう映画を観ていると、やはりアメリカにおける白と黒の長い間の軋轢の歴史を、
  少しは勉強しておいた方がいいなぁといつも感じるのだが・・・。
  それにしても昨年からホワイトハウスが舞台の作品が多いなぁ(笑)

 この作品は実在したホワイトハウスの黒人執事の人生をモデルにしたドラマ。
 奴隷から大統領執事となり、7人の大統領に仕えた男の波乱に満ちた軌跡を追う。
 綿花畑で働く奴隷の息子に生まれた黒人、セシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)。
 ホテルのボーイとなって懸命に働き、ホワイトハウスの執事へと抜擢される。
 アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、フォードなど、歴代の大統領に仕えながら、
 キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争といったアメリカの国家的大局を目の
 当たりにしてきたセシル。 その一方で、白人の従者である父親を恥じる長男との
 衝突をはじめ、彼とその家族もさまざまな荒波にもまれる。

 黒人奴隷の話は史実とは異なる部分もあるかと思うが、『ジャンゴ』などでも描かれて
 いたとおり、昔から白人vs黒人の話は映画作品のテーマとして選ばれることが多かった。
 一昨年に観て感動した 『ヘルプ ~心がつなぐストーリー』もそうだった。

 言われるがままに無抵抗に。 幼い頃に見た不条理な光景。 しかしながら、反抗せず、
 抗うことなく無抵抗さをひたむきに白人に尽くすセシル。 身分の違いを認識し、自分を
 も殺し、世渡りが巧いと言ってしまえばそれまでだが、生き延びるための幼い頃からの
 知恵が、彼を黒人ながら紳士的で従順な、そして痒いところに手が届く的執事として
 認められ、学歴はないまでも、巧みな術を使い、誰しもが認める執事として歴代
 大統領に仕える。 たまには大統領から意見を求められることも。 彼のひたむきな
 人生はその後の黒人大統領を生み出す陰の原動力になったことは間違いないだろう。

 だけど、引退して一人の普通の人間に戻ったとき、現実から目を背けることは出来ず、
 不義理な息子の現状を顧みて、改めて自分の置かれた位置を再認識する。
 それはまさに同胞の暴動の中に身を置いたとき、改めて同じカラーの恐ろしさを
 現実問題として受け止めざるを得なかった。 むしろ一般人では絶対に触れられない
 世界のすぐそばに居て、安全無害な場所での生活が、もしかしたら自分の足元を
 見つめることを忘れていたのかもしれない。

 世界を動かすトップの人たちのそばで、世の中の移り変わりと様々な事件を間接的に
 触れること。 ただの人では出来ない人生を、何かを犠牲にしながらも築きあげて
 来たに違いない。

 フォレスト・ウィテカーは実に巧い。 ただ、さらに巧いと感じたのは母親役のオプラ・
 ウィンフリーだ その愛情の深さと芯の強さが、セシルをサポートしていたのだろう。
 そして、傍らのキューバ・グッディング・Jrの存在も大きかった。

 歴代の大統領、色々な俳優がやっていたが、僕はアラン・リックマンが演じた
 ロナルド・レーガンが、見る角度によって凄く似ていた気がした。 あの猫背姿も(笑)
 そしてナンシー・レーガンをジェーン・フォンダが演じていたのも良かったなぁ。
 マライア・キャリーもチョイ役で出てたしねぇ。 
 
   リチャード・ニクソン=ジョン・キューザック 
   ジョン・F・ケネディ=ジェームズ・マースデン
   ロナルド・レーガン=アラン・リックマン 
   リンドン・B・ジョンソン=リーヴ・シュレイバー
   ドワイト・アイゼンハワー=ロビン・ウィリアムズ

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6 コメント

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Unknown (サッチーー)
2014-02-23 10:36:13
アメリカらしい題材を上手に映画にした監督も偉いですね。
人種差別はどのようなものか?わかっているつもりでも
古い歴史に中で繰り返された色々な問題。
歴代の大統領に仕えた執事の心情と生きるための
知恵などこの映画で良くわかったのでしょうか。

cyazさんの解説で少し解ったような気がしますが、
奥深い所ではいまだに人種差別の場面が全く無いわけではありませんね。
困難な場面でもそれを支えた人々のことにもスポットが
当てられている事は素晴らしいですね。
知らなかった事実~ (cyaz)
2014-02-23 17:47:33
サッチーさん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>人種差別はどのようなものか?わかっているつもりでも古い歴史に中で繰り返された色々な問題。
そうですね^^
島国日本であっても、色々ありましたからね・・・。

>歴代の大統領に仕えた執事の心情と生きるための
知恵などこの映画で良くわかったのでしょうか。
自分であって自分でない空気のような存在でしたね!

>奥深い所ではいまだに人種差別の場面が全く無いわけではありませんね。
そうかもしれません。長い歴史の傷跡ですので。

>困難な場面でもそれを支えた人々のことにもスポットが当てられている事は素晴らしいですね。
あらゆる視点で描かれるべきでしょうが、
やはり長い歴史の中、それぞれの切り口となるのでしょうね!
でも、これは知らなかった事実でした。
昔っから (sakurai)
2014-03-16 20:39:32
こういう題材の映画は、作られますが、今につながる問題としているのか、過去を振り返るために作っているのか、たんび、考えさせられます。
リー監督ならではの視点ですよね。
目を背けちゃいけない。
オスカーの「それでも夜は明ける」同様、居住まい正して、見ねばと。
やっぱレーガン夫妻が秀逸でしたね。
Unknown (Nakaji)
2014-03-19 18:10:22
こんにちは♪

>それにしても昨年からホワイトハウスが舞台の作品が多いなぁ

たしかに。。。

そうそう、レーガン似てたね~思い出しちゃいました。
視点~ (cyaz)
2014-03-20 08:33:23
sakuraiさん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>今につながる問題としているのか、過去を振り返るために作っているのか
確かに仰るとおりだと思います。
日本人には肌感がないですよね・・・。

>リー監督ならではの視点ですよね。目を背けちゃいけない。
そうですね^^ 黒人監督ならではで。

>オスカーの「それでも夜は明ける」同様、居住まい正して、見ねばと。
やっぱレーガン夫妻が秀逸でしたね。
そうですね^^ どうして似るのか不思議でした(笑)
レーガン~ (cyaz)
2014-03-20 08:55:25
Nakajiさん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>そうそう、レーガン似てたね~思い出しちゃいました。
骨格自体、似ていないはずなのに、
不思議に似てました(笑)

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