
□作品オフィシャルサイト 「ぼくとママの黄色い自転車」
□監督 河野圭太
□原作 新堂冬樹(「僕の行く道」)
□脚本 今井雅子
□キャスト 武井 証、阿部サダヲ、鈴木京香、柄本 明、西田尚美、甲本雅裕、梅原真子、鈴木砂羽、市毛良枝、ほっしゃん。
■鑑賞日 8月30日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
武井クン、「いま、会いにゆきます」を観てからもう5年経ったのかぁ・・・。 ほぼこのブログを始めて5年が経つんだなぁ。 武井クン、多少あのころのあどけなさは消えていたけれど、また5年後にしっかりとこんなかたちで泣かされるとは(笑) キミ、罪な人だね(笑)
監督と脚本は『子ぎつねヘレン』の河野圭太と今井雅子コンビ。 母・琴美(鈴木京香)がパリのデザイン学校に留学していると聞かされていた小学3年生の大志(武井 証)は、ちょっとしたことから剥がれ出した大人の嘘から、母の所在がもしかしたら小豆島にヒントがあることに気付き、大好きな母からプレゼントされた黄色い自転車に乗り、愛犬アンを連れて母探しの旅に出る。
旅は新しい視野を広げ、人間の成長を促すと思う。 それが例えば小学生ならば、見るもの聞くものの全てが斬新なはずだ。 大人ぶるわけでもなく等身大の小学生の一人旅は不安が自分の体以上につのるものだと思うし、地図さえ容易に見れないだろう。
それでも母に会いたい一心で、黄色い自転車に乗りながら、母を訪ねて三千里、ではないものの、横浜から小豆島まではゆうに500kmはある。 その道程で彼の母に会いたいという強い心に共鳴するかのように、見知らぬ人たちの力をもらい、温かい温もりとアドバイスに後押しされる。
それは、たとえばそれは男勝りな彼との恋愛で悩む女性トラックの運転手(藤原里奈)だったり、明石あたりでは小さなお好み焼き屋を営む母と娘だったり、ぎくしゃくした息子との関係に素直になれない頑固で孤独な老人(柄本 明)だったり。
なかでも特にお好み焼き屋の娘(梅原真子)は関西弁バリバリで、しかも母一人子一人だからしっかりしているというか何というか、しっかり見抜かれてしまっていたのが面白い。
かよわいは東少年に、エライ強気な関西少女。 この対決はなかなか見応えがあるところだろうか(笑)
それにしても、娘の「あんたのお父さんは天気予報かいな」って件は最高にウケた(笑)
(劇中のあの本場の明石焼にはお腹の虫が鳴いたなぁ)
ちなみに彼女、京都出身で、TVを中心に出演しているが、映画は初めてのようだ。 それにしては大した度胸だ(笑)
今までとかなりイメージの違った父親役の阿部サダヲ。 ノリが彼にとっては普通でない感じで、何となく頼りない父親のイメージには近かったのかもしれない。 ハイテンションでない彼の演技もなかなか見れるものだ。 ハイテンションでないけれど、この映画では微妙に安らぎといい“間”を与えてくれる存在だった。
やはり脇としての存在感を見せたのはくれたのは、僅かの時間だったが、小豆島に渡る前に大志を救った柄本 明の演技だろう。 大志の父親への電話で普通は島に渡ることを止めるところだろうが、彼もまた大志の母に会う強い意志を理解し、島に行かせると父親に伝える。 島に渡っても果たして母に会えるかどうかはわからないラストシーンに続くこのカットはこの映画の要所であったはず。 ゆえにここに柄本 明を据えたことがこの映画の出来を左右したと言っても過言ではない。
母に会うことは、母の現在を受け入れること。 それは小学3年生の子供にとってなかなか難しいこと。 しかしながらどういう理由であれ、幼い頃の優しかった母には違いない。 同じ血が通っているからこそ、表情には出ないまでも母と息子の絆は誰も邪魔することが出来ない紛れもない事実なのだ。 僕に取って涙が溢れる映画というより、鼻がツーンと熱くなり、(汚くて失礼だが)鼻水が垂れるようなそんな感動を得た映画だった。









コメントは凄く久しぶりな気がします。
TB,ありがとうございました!
少年の冒険の旅を見守る物語であると同時に、
これは夫婦の愛情物語もとれるものでした。
いつも遣り過ぎ感が心配な阿部サダヲさん(笑)
「ヤッターマン」の博士と同一人物とは思えない、「素」に近いのでしょうか(笑)
世のお父さん方に観て貰いたい作品でした
>cyazさん、ご無沙汰してました。コメントは凄く久しぶりな気がします。
こちたこそ、ご無沙汰していまして(汗)
>少年の冒険の旅を見守る物語であると同時に、これは夫婦の愛情物語もとれるものでした。
たしかにそうですね〜
少年の旅をベースに夫婦・親子のストーリーが盛り込まれていました。
>いつも遣り過ぎ感が心配な阿部サダヲさん(笑) 「ヤッターマン」の博士と同一人物とは思えない、「素」に近いのでしょうか(笑)
たしかに(笑)
ぶっ飛んでハイテンションでないと、彼でないような気が(笑)
阿部サダヲもどきのような(爆)
阿部さん、こういう方がやっぱり好きですね。
普通に演じている方が魅力的だと思うんですけど〜
この映画で一番好きなのは、大阪のお嬢ちゃんでした(笑) あの感覚がよいですわー。
>阿部さん、こういう方がやっぱり好きですね。普通に演じている方が魅力的だと思うんですけど
なるほど〜
そういう方もいらっしゃるんですね^^
>この映画で一番好きなのは、大阪のお嬢ちゃんでした(笑) あの感覚がよいですわー。
彼女、京都出身なのに、何故か明石風に染まっていました(笑)
武井クンとなかなかいい掛け合い漫才でしたね(笑)?!