
「青い鳥」/重松清(新潮社刊)
先日、「気をつけ、礼!」を読んだ。 相変わらずいい意味で“重松臭”のする作品だった
「青い鳥」が映画化されると聞き、原作を読んでみることにした。 小説自体より、予告編で、主人公である村内先生を阿部(寛)ちゃんが演じることを知ったとき、原作を読んでおこうと思った
主人公の村松先生は中学の非常勤教師。 吃音でカ行とタ行、そして濁音がドモってしまう人。
―ハンカチ―
苗字も名前もタ行である彼女。
短い間でも距離を置きつつ、心のど真ん中に触れてくれる人。
時に親を超える真っ直ぐな愛情に触れることがある。
―ひむりーる独唱―
カエルの気持ちになれる。 カエルだけではなく動植物、ひいては人間にも。
それは間違った行為を悔い改めることをカエル側の気持ちを考えるさせるために
テキストにした詩集
―おまもり―
人を恨むこと、人を許すこと、罪なのか罰なのか、それは互いの心に開いた穴を
互いが少しずつ埋めること。 ただ時間が解決するわけではなく・・・。
なぜか思い浮かんだのは『歩いても歩いても』での母の言葉。
―青い鳥―
転校していなくなった生徒の机と椅子。
それは“いじめ”があったという事実を机と椅子を片付けたことで目を背けて
しまった生徒たちへの戒めと、やはりいじめられた人間の気持ちになってみる
こと。 もしそのイジメの対象が自分だったら・・・と。 きっと作文の内容は最初に
書いたときより違っているはず。 原稿用紙5枚以上書いてしまうはず。
いじめたら、いじめた分長く・・・。
―静かな楽隊―
一番に泣けたかもしれない。 大事なことしかしゃべらない。 しゃべることが
へただから、余計な言葉の羅列は必要がない。 人間はひとりじゃない。
そして人間はひとりでは生きていけない。 大切なことと大切なものに気付いた
とき、それを教えてくれた人はいない。 もしかしたらそれが本当の人生勉強
なのかも・・・。 心にカスタネットを。 上手く叩けなくても優しい音色を。
―拝啓ねずみ大王さま―
完成しないジグゾー・パズルの最後の一片を埋めるのは、時に家族や友人では
なく、まったく予期しない人なのかもしれない。 同じ方向ばかりから見ていては
何も変わらないということなのだろう。
―進路は北へ―
黒板の位置は西北西?
みんなが同じ方向を向いていたんなんて。 そう考えると笑える。
でもそれは向日葵のように、もしかしたら太陽をいつも取り込んでいるのと同じ。
―カッコウの卵―
近くに居て下の名前で呼んでくれる人がいない。 だから先生は君を下の名前で
呼ぶ。 でもそんな下の名前で呼んでくれるかけがえのない人が現れたから、
先生、苗字で呼んでくれていいよ。 かけがえのない人、そしてその大好きな先生
の前でかけがえのない人は僕たちにはもう一人家族が増えることを伝えた。
言葉にならないほどの感動を、今こんなに幸せである自分は先生のおかげで、
そんな素直に言葉にならない言葉を先生に伝えることが出来た。
これはの8編の短編から出来ている。 映画化されるのは文字通りその中の一篇「青い鳥」だが、他のどれもそれ以上の感動がある。 続けて読んでしまわないで、時にふれ、読むことをお薦めしたい。 その都度違った感動が心に去来することだろう。 残念ながら僕は図書館の貸出期限があるので一旦返却するが、また暫くして借りてみたいと思う。
映画オフィシャルサイト
『青い鳥』
ちなみに、昨夜ブルーの東京タワーを見たから、ブルー繋がりでアップしたわけではありません(笑)










お読みになられたんですね★
いやぁ〜私はほんとこの小説はとっても良かったです。もし本年読んだ本のベスト10とかを作ったなら、入れたいな〜って思っています。
>良い意味で重松臭のする作品
言えてますね!
阿部ちゃんの映画もそろそろ全国上映開始でしょうか?まだメディアであんまり見かけないけれど、楽しみです★
まだ
私もこの本を読みましたが、泣けて仕方なかったです。読後に心がポッと温かくなるそんな感じでした。
重松清さんの小説は大好きです。
映画もたのしみですね♪
>いやぁ〜私はほんとこの小説はとっても良かったです。もし本年読んだ本のベスト10とかを作ったなら、入れたいな〜って思っています。
電車の中でなく場所に困りましたよ(笑)。
一気に読んでしまったので、今度はゆっくり一話一話かみしめて読みたいと思います!
>阿部ちゃんの映画もそろそろ全国上映開始でしょうか?まだメディアであんまり見かけないけれど、楽しみです★
そうですね^^
今一番観たい映画かな〜♪
>私もこの本を読みましたが、泣けて仕方なかったです。読後に心がポッと温かくなるそんな感じでした。
ホント、仰るとおりだと思います^^
>重松清さんの小説は大好きです。
僕も沢山読みましたよ^^
>映画もたのしみですね♪
そうですね!
阿部ちゃんの村松先生に期待してます〜♪
私もこの本には泣きました。
うまくしゃべれないけれど、先生の気持ちが伝わってくる話でした。
映画もきっと泣きそうですね。
>私もこの本には泣きました。 うまくしゃべれないけれど、先生の気持ちが伝わってくる話でした。
一篇一篇、また読み返したい作品ですね!
>映画もきっと泣きそうですね。
おそらく泣けるでしょうね〜
どのお話もよかったですね〜。
目が痛くなるくらい泣いた記憶があります。
最近、重松作品を読んでいないので、また読んでみようかなと思いました。
>どのお話もよかったですね〜。 目が痛くなるくらい泣いた記憶があります。
そうですね〜
一貫した温かいものが重松作品にはありますよね^^
>最近、重松作品を読んでいないので、また読んでみようかなと思いました。
僕もここのところ読んでいないので、ちょっと読んでみようかな(笑)