『エクスペンダブルズ２』

 

 

□作品オフィシャルサイト　「エクスペンダブルズ２」
□監督　サイモン・ウェスト
□脚本　シルベスター・スタローン
□キャスト　シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、
　　　　　　　ドルフ・ラングレン、チャック・ノリス、ジャン＝クロード・バン・ダム、
　　　　　　　ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー

■鑑賞日　１０月２８日（日）
■劇場　ＴＯＨＯシネマズ川崎
■cyazの満足度　★★★☆（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

　　前作『エクスペンダブルズ』から約２年。
　　シルベスター・スタローンをリーダーに、往年のアクション・スターが大集結。
　　アクションスター版『アベンジャーズ』と言ったところでしょうか（笑）

　前作同様バーニー（シルベスター・スタローン）は最強の傭兵軍団エクスペンダブルズの
　リーダー。　今回は東欧バルカン山脈の山岳地帯に墜落した輸送機に積まれていた
　データボックス（この中には旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムの隠し場所が記されていた）を
　回収する仕事を引き受けたエクスペンダブルズだったが、他国に情報を売り捌こうと
　していたヴィラン（ジャン＝クロード・ヴァン・ダム）率いる武装グループの襲撃を受け、
　データボックスを奪われたうえに、仲間の一人が命を落としてしまう。

　まあ前作同様ストーリーは度返しして、ともかく爆薬・銃弾満載のアクション活劇になっている。
　こう言っちゃ失礼極まりないが、１名を除いてはアクション・スターとしては過去の方々が多い（笑）
　とは言え、動きは緩慢ながら、そこは昔取った杵柄。　しかも大紋を背負った方々ばかりで、
　当時のアクション映画ファンにとっては垂涎のこの作品。　前作がこけたら２はなかっただろうに（笑）、
　間違って当たってしまったからタチが悪い　まあ派手なアクションシーンは前回を上回り、
　うっかり韓国風味な頭やボディがすっ飛ぶシーン満載（笑）
　『プライベートライアン』のイントロのほうがよりスタイリッシュだったかも。
　要は何でもありな、やりたい放題のエクスペンダブルズでした。

　今作は前作に加え、チャック・ノリスとジャン＝クロード・ヴァン・ダムが初参戦。
　しかもヴァン・ダムは何とエクスペンダブルズの仇役を演じている。　そして前作では
　カメオ出演だったブルース・ウィリスと、政治家廃業のシュワちゃんもしっかりと出演している。

　そのシュワちゃん、「アイル・ビー・バック」が「アイム・バック」に変わり、
　味方も「失敗したら溶鉱炉に捨ててしまうぞ」みたいにターミネーターを思い出させるような
　にくいお言葉（笑）　動きがない分、余裕のリップサービスが炸裂（笑）
　そのシュワちゃん、最近「コナン」復活なんてニュースがもれ聞こえてきたりして

　それぞれ、みんな一癖も二癖もある百戦錬磨の役者たちだが、なかでも
　チャック・ノリス演じる一匹狼のブッカーがいい所で登場するのだが、
　なにぶん、この連中の中では線が細すぎる。　これはちと人選ミスではなかっただろうか。
　そしてまた、今回は女性の登場がないのがちと寂しいところでもあった。

　これも興収がよければ、さらに「３」もありなのかなぁ（笑）