高橋真梨子コンサート/２００４

■神奈川県民ホール
平日でしたが、高橋真梨子のコンサート“cinema”に行って来ました～♪　そもそも彼女のコンサートは土日祝日を除いた平日に行われることが多く、彼女の年齢とキャリアからして、ファンの層は非常に年齢が高い（笑） ？！　今回も「間違いないっ！!」（笑）
　昨年冬、今年春、そして今回と３回連続でコンサートを観ることができましたが、浮き沈みが激しいエンターテイメントの世界で、ヒットの数こそ多くはないが（ご本人の弁も同様だった）、根強いファンがついており、コンサート動員数も確実につかめるアーティストだ。　それは彼女の歌唱力にあると断言してもいい。　ペドロ＆カプリシャスを離れて、彼女以外にメインボーカリストとして現在この世界に残っている人はいない。　地味な活動だが特に等身大の女性の心を歌った曲に、多くの女性（女性だけではないが）が共鳴しているに違いない。　あの声量と声の艶は今もなお健在で、おそらく今後も楽しませてくれるだろう。　ただ、いささか不満な部分も多い。　それは、彼女は長い間この世界で、しかも地道にコンサートを開いていて、コンサートの数も半端でなくこなして来ているのだが、コンサートにおいてのＭＣは非常にお粗末なのである。　歌と歌の間のＭＣは、コンサートを盛り上げる意味で非常に大事なことである。　特に最近はＭＣの楽しさを期待してコンサートに来る人も多いし、ＴＶなどではわからない部分をそのＭＣで楽しめることが出来る。　それもコンサートの醍醐味のひとつでもあると思う。　彼女の場合、そのＭＣが非常にまずい。　バンマスの旦那さんとのかけ合いは面白いのだが、ピンでしゃべらせるといただけない（笑） ？！　彼女の歌を聴きに来ているのだから、ヘタなＭＣで時間を費やすなら、その時間をカットして歌って欲しい。　一曲でも多く彼女の歌が聴きたい！　そんな気持ちで一杯である。　ちなみにこのブログでも書いたが、綾戸智絵のコンサートは半分がＭＣであるが、彼女とは全く違って上手で観客を笑いの渦に巻き込む。　ＭＣについては対照的だ。　
　神奈川県民ホールは鈴木雅之以来、久しぶりに訪れたが、以前に比べると、「みなとみらい線」が開通したおかげで、日本大通駅で降りるとアクセスしやすくなった。　以前は関内から歩くかタクシーだったのに・・・
　彼女の歌唱力は定評がある。　全くコンサートのステージを聴いているとその定評は理解できる。　その年の割り（m(_ _)m）には声の伸びが最高である。　コンサート会場を見回してみると、特にオバさんが多い。　そして多分オバサン同士のグループ以外で、いやいやかみさんに連れてこられた旦那らしき人も多い。　実はこの年代は、「金はある・暇はある」一番重宝な“お客さん”なのである（笑） ？！
　僕自身は彼女の歌の中では、「あなたの空を翔びたい」が大好きです。　この曲を書いたのはあの尾崎亜美ということ、そして彼女自身もアルバムでセルフカバーしています。
　アンコールが終わって、オバさんたちの団体がそそくさと家路を急ぐ中、僕たち夫婦はコンサートの余韻に浸りながら、冷たいビールを飲んでいました＾＾　いい歌を聴いたあとのビールの味は最高～～～！！