大正11年生まれ 女の戯言

政治、社会情勢について

 大正生まれの母のコメント集。政治、社会への関心は萬朝報の記者をしていた父親譲りか。

(9) 子どもが一番かわいい時期に他人に任すなんて (1983・4) 

2017-05-19 09:53:44 | 日記
 ドイツ映画「ドイツの青ざめたは母」(ヘルマ・サンダース=ブラームス監督)を観て
「監督はフェミニズムであの映画を作ったんじゃないよ。この作品は、自分の母親に子を預けて働いている女と、その母親との確執を描いている。母親は女として百点満点。一方、女は「自立」しているけれど、仕事と子育ての両立を取り仕切ることはできなかった。監督自身『恐らくフェミニズムからは批判を受けるでしょう』と語っているんだから。監督が女だからといってフェミニズムに*結びつけるべきじゃない」(83年)
                                                                         (* 当時、そのような論調が一般的だった)

 松田聖子、郷ひろみとの破局で涙の記者会見。
「女は自分にある全部が参っているわけじゃないのね。あんな風に涙ボロボロ流しても、ちゃんとお化粧して、自分がきれいに見えるようにしている。どこかでしっかりおさえている部分がある。そこが女の強いところだね。その点、男は全部ボロボロになっちゃう
 
人間はスーパーマンじゃないから(家庭と仕事)二つを完全にこなせない。どちらかに手落ちがでる。仕事を持つ妻は、夫の健康管理に目が届かなくなるかもしれない。家庭には家族のバランスを保つ要になる人が必要。それが主婦」

 日本の会社で働いているオーストラリア女性が、日本のサラリーマンのやるせなさをうたった自作の歌をラジオで披露。
「日本ではサラリーマンをうたった歌ってほとんどないでしょ。植木等のがあるくらい。サラリーマンがカラオケで歌うのは大抵ホステスストーリー。自分の心を歌わないで、他人の心ばかり歌ってる。主婦が歌うのもホステスの歌が多いんじゃないの。自分が本妻なのに二号のうたを歌うわけよ。『お側においてほしい』とか、そんなこと夫婦の間で言わないでしょ。妻はデンと構えているんだから。『決してお邪魔はしないから』『京都にいるときゃメメと呼ばれたの』とか。呆れ返るよ。それをサラリーマンが朗々と歌うし、ホステスになろうとも思わない女が歌う。(本来)ホステスを憎む立場の女が歌う。日本ていうのはおかしな国だ」

 育児に企業も進出。お風呂に入れるのも年配のベビーシッターが(NHKテレビ)
「育児っていうのはハラハラドキドキしながらやるんだよ。子どもが一番かわいい時期に他人に任すなんて馬鹿だねに


 日航機事故
「高度成長の体制そのものがいけないんでしょ。どんどん飛行機を飛ばすから。以前にも、母親の乗った電車に乗り遅れてトンネルの中を歩いて女の子が、次の電車に轢かれて死ぬという事故があった。いま(電車が)行って、また次のがすぐ来るからこういう事故が起きる。電車が出たら、その後をトンネルの中を歩いて行ってもいいのよ。そのくらいの余裕があるのが当たり前。でも、今回の飛行機事故でも、誰も高度成長がいけないとは言わない。過密スケジュールで飛ばすから、準備もろくにできず、金属も疲労する。列車も飛行機も、高度成長のビジネスマンのスケジュールに合わせて、どんどん本数を増やして、事故が起きるとその根本のことは言わずに、あっちが悪い、こっちが悪いというだけ

 田中眞紀子が父、角栄の回復振りを示す写真を数点、後援会誌「越山」に公表した。いずれも正妻が角栄の隣にいる。
「眞紀子さんの意図は、自分の母親と角栄を並べているところにあるんじゃないの。これが夫婦だということを示している。最後に面倒を看るのは本妻なんだと。妾に対して意地を見せたんだね。長年の恨みを晴らしたんだよ。彼女はずっと角栄と佐藤昭(角栄の秘書、「越山会の女王」といわれた)との関係を不快に思っていたというから」
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