キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

本を買う

2017年01月15日 | Weblog
福田和也「魂の昭和史」小学館文庫 2002年638円、養老孟司吉田直哉「対談目から脳に抜ける話」ちくま文庫 2000年第一刷 2003年第二刷 700円、四方田犬彦「人間を守る読書」文春新書 2007年 890円、池内紀「ニッポンの山里」山と渓谷社 2013年、「紳士と淑女 人物クロニクル 1980-1994」文芸春秋 2,800円、 嶋中労「コーヒーの鬼がゆく 吉祥寺「もか」異聞」中央公論新社 2008年 1600円、花村萬月「萬月放談」kkベストセラーズ 2003年 1400円、中山美里「漂流遊女 路地裏の風俗に生きた11人の女たち」ミリオン出版 2013年 1200円を買う。

福田和也は去年テレビで姿を見たら、年を取ってやつれた感じだった。
書斎にこもって本を読んで、外では酒を呑んでいるのだろう。
そんな不健康な感じを受ける姿だった。
保守の論客として、益々影響力を示してもらわないといけないのだから、健康で長生きして欲しい。

養老孟司の本は大分集まったから、読んで何をやった人なのか理解しなきゃいけない。

四方田犬彦も同上ってやつだ、ちくま文庫の食べ物について書いたものが良かったが、それ以来集めるだけで読んでない。
グルメライターの質が悪いから際立っていたのではないだろう。

池内紀「ニッポンの山里」は、発売された時、伊勢佐木町の有隣堂本店で手に取ってみたが、川上弘美と同じで、ある程度の部数が売れるから、数年で安くなった古書を買おうというチンケな了見で買うのを止めたが、あれからもう4年か。
部屋にめちゃくちゃに積んである本をきちんと整理して、きちんと読んで感想を書いて、集大成をしなければいけない。
混沌が混沌のままで終わってしまわないようにしないとなあ。

「紳士と淑女 人物クロニクル 1980-1994」は822ページの大冊、ちょうど横浜の会社に入った1981年から、そこが崩壊して新たな会社へ移った1994年までと重なる期間のあれやこれやが書いてある。
うかつにも世間の出来事をほとんど覚えていないし、覚えていても前後の脈絡が無いので、少し立ち読みしただだけで、ああそういうことがあったなあとぐっとのめり込んだ。
横浜での生活を終了するにあたってタイムリーな出会いであった。
ただし、ベッドに寝転んで読むのに向いていない。

嶋中労「コーヒーの鬼がゆく 吉祥寺「もか」異聞」、これは娘用のコーヒー本、しかしこの分野の本を興味を持って眺めていると、珈琲に命を懸けている人たちが多いのに驚く、引き続き集めてみようと思う気持ちになる。
どうせ娘に引っ張り込まれて珈琲をやることになるのだろうから、知識だけでも詰め込んでおいたほうがいいかもね。

「萬月放談」は、性風俗にかかわりのある人たちとのインタビューで、AV監督、AV女優男優、作家、おかまなどいろいろ18人、この人の小説は一本も読んでないが、性に関するレポートとかを大昔に読んだことがある、きっと「ゲルマニウムの夜」で芥川賞を取る前のころだったのだろう。

「漂流遊女 路地裏の風俗に生きた11人の女たち」、これは「萬月放談」の隣にあったので、開いてみたらなかなか面白い、しかも2013年と最近の本であり最近の事情がうかがえる。
37歳で25,000人とセックスをしている女が出てくるが、すごいもんだよ、男では絶対に無理だな、それだけセックスをすると見えてくるものがあるに違いない。
量は或る限度を超えると質的な転換をするからね。
「萬月放談」に、おかまで銀座で女のホステスと働いてる女が出てくるが、お〇んこには勝てないと本音をこぼしている。
それに対して、萬月が、お〇んこに甘えているから、女はおかまに勝てないところがあると指摘している。だが、これだけの回数やられたら異次元のところへ行っちゃってるよね。
中山美里がもう少しその当たりを突っ込んで聞いてくれたら、すごいことが分かったかもしれない。


朝、八時前に起きて風呂に入る。
白菜と豚肉を蒸したやつ、豚汁、卵焼き、ホッケの干物、鰤の照り焼きを食べる。
飯を茶碗半分にしたが食い過ぎで腹がくちくなる。

10時過ぎ、下の息子と東へ向かい散歩をする。
とにかく寒い、この冬一番の寒気が南下してるということだが、散歩の途中で風花が落ちてきた。
日が出ていたのに黒い雲が通過して、一瞬だが強い風と共に風花が大量に舞った。
だが、梅はどこも満開に近い。
熱海の梅園はもう終盤ではないか、下曽我も大分咲いているはすだ、湯河原の幕山も今年は早いだろう。

ヤオマサでヤガラの刺身、岩漁港の真烏賊、肩ロース、フレンチトースト、落花生を買う。

杉山のバアサンが風花が舞ってきたので、2階で蒲団を取り込んでいたらしく中々出てこなかった。それでも2階から我々を見ていたらしく、慌てて降りてきたらしい、お陰でどうにか絹ごし豆腐二丁とがんもどき5ヶを買う。
先週、半端な金額を20円まけてもらったので、心ばかりの品を差し上げたら、がんもどきを2ヶおまけしてくれた。
気っ風のいい女はこれだからね、中々借りが返せない。

昼、あんまり寒いんで鍋焼うどんを拵えて食べる。
鰹と鯖節を混ぜて出汁をとり、鶏と茸を入れたので汁の味が良かったのか美味かった。
饂飩は冷凍が美味いね。
食後はフルーツケーキと珈琲を飲む。

午後は部屋の整理をしようと思っていたが、あんまり寒いんでベッドに横になって本を読んでいたが、寝てしまった。

結局4時半まで寝てしまい、風呂に入って相撲を観る。
稀勢の里の強さが印象に残る。

夜、新発田の純米を燗にして、烏賊刺し、豚汁、叉焼、落花生を肴に3合ほど飲む。
岩漁港朝どれの烏賊が抜群に美味かった。
烏賊は鮮度が良くて透明感がある内が美味い。

母の着替えを手伝って寝かせ、9時に寝室兼書斎に上がってきて横になったら、またもや寝てしまい、4時過ぎに起きて読書をする。
年を取ると長い時間寝られなくなるというが、幾らでも寝られてしまい、やるべきことが出来ずに困ってしまう。






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