キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

清香楼

2017年04月01日 | Weblog
昼から雨が降り出した。
最後のランチを駒で食べようと出かけたが、少し出遅れたためか、給料日の後のためか、店は既にランチを終了して閉まっていた。

先週の金曜日が最後と決めていた井桁鮨へ迷うことなく入りチラシを食べる。
鮪赤身2、中トロ、蛸2、青柳、蟹2、海老、白身魚2種類、平目と環八か、山牛蒡、絹鞘、煮帆立、卵焼2、蒲鉾、ガリ、蜆味噌汁。
この日の酢飯は、酢が聴いていて旨味がありパンチが効いて実によかった。
最後のランチとしては最高であった。

芳林堂へ行き、角川ソフィア文庫を見るが欲しいのが売れていた。
ここは新刊各1冊しか入らないので、このパターンが困るんだよね。
単行本のコーナーを眺めていたら、鈴木邦男の新刊、保阪 正康 鈴木 邦男「昭和維新史との対話 検証 五・一五事件から三島事件まで」現代書館があったので嬉しくなって買う。

この人は実のところ良く分らないのだが、つぶらな瞳が可愛くて、若い頃は暴力に訴えて行動をしていたことがうそのようで、内田樹との対談では聞き役に徹している。
かつて右翼の旗印を掲げていたが、今はその旗印を卸しているようだ。
井上ひさしのところへ脅迫電話をかけ、君が本当の愛国者なら天皇の名前を全部言ってみろと言われ、言えず、井上に125代を滔々と並べられ絶句したという逸話があるが、その後謝ったというところが面白い。
中々素直に謝れるものではない。

6時送別会会場の相生町の「清香楼」へ行く。
思えば、野毛の「清香楼」へ毎週通い、夜も月に一二度は行き、忘年会を二三度やった記憶がある。
近頃見かけないが、娘も結婚して子供を生んで、その子供もでかくなっているだろう。
最後の夜をここで過ごすのも何かの強い縁を感じる。

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