価値向上に向けて

仕事人生のグチをこぼす人生から、
形而上学を学び始め、豊かで喜びに満ちた人生への軌跡

原理原則、なんだけどな。。

2016-07-21 20:00:24 | 仕事
事例研究会で、事例を報告した後の質問で、
「なぜそんなにトントンとうまくいったのですか?」
「事例の企業、業績が回復していますが成果が出るのが早い方ですよね?」
みたいな質問をいただいた。

うーん、
なんていうのかな、
まずは事例ってどちらかというとうまく行った部分に焦点を当てて説明するから、
うまくいっている部分にばかり目が行く、というのもあるとは思うんだけど。

とはいえ、運が良かったりとか(自分でも運もあるかもしれない、と答えてしまって
バカだったなぁ、と反省していたりもするんだけど。)
それだけじゃなくて、ちゃんと原理原則に則って、
さらに、できうるすべてのことをやってるんだよね。

そして、私たちのサービス(仕事)って、
なんていうんだろ、うまくいかなかったらその企業が死んじゃう(倒産しちゃう)という
けっこうギリギリのところの勝負をしているような面もあるので、
そもそも「うまくいった」(「うまくいかなかった」)なんてことで
片付く問題ではないような気がする。

もちろん、人がやることなので、100%うまくいった/いかなかったはない話ではあるけれど、
でも計画したことに対して8割以上は達成を見込まないと、
本当にそのお客様(企業全体、経営者だけでなく従業員さんやそのご家族まで)みんなに対して
申し開きのしようがないんだと思っている。

なので、どちらかというと、
うまくいった(とみえる状況が達成できて)当たり前、という感覚。
うまく行ったかどうかを議論すること自体が、なんとなく感覚的にそぐわない。


そして、最近思うことは、
やれるすべて、考えうるすべてをやりつくした、といえるところまでやれば、
人間のやることなので、自ずと道が開けてくるんじゃないか、と。
特に中小零細企業って、そういうもんなんじゃないかなぁ、って思ってます。
(それは、自分ひとりがどうこう、って話ではなくて、
 そのお客様に関わる人々みんなをどこまで巻込めるか、みたいなことも含めて。)


頑張ったけどうまくいかなかった、じゃすまないことってあると思うんだけどなぁ。
(そして、その無力感も、ずっとずっと感じ続けてもいて、
 でもそんなときに、誰かの頑張りで助けられたり支えられたりもして、
 そういうことなんじゃないかなぁ、って思ったりする今日この頃。
 いろんな人の本気が合わさると、本気じゃない何かには勝てる気がする。

 …といって驕っちゃあ、足元すくわれる、ってやつなんでしょうけどね(笑))

価値

2016-07-09 01:05:47 | 仕事
6月末で一区切りついた仕事があって、
その仕事(プロジェクト)をご一緒させていただいたお客様のリーダーさんから
1週間ぶりにお電話をいただいた。

その会社の社長からは、リーダーに、プロジェクトでつくりあげたしくみを
継続していくかどうかの話もなく、
一部メンバーはすでに日常業務に忙殺されてそれどころではない、といった顔。
別のメンバーで、なんとか仕組みを根付かせようと頑張って入るんですよ、と。

そのリーダーから、
その地方で有名な果物を事務所に送る手配をしたのだ、というメッセージもいただいた。
まだその果物の実る時期まで1-2か月もあるのに、
栽培されているご友人と一生懸命ご相談してくださって、
小さい方が皮が薄いが、大きい方が食べごたえもあっていいんじゃないか、とか。

こういうの、わかる仲間と仕事をしていきたいなぁ。
なんていうんだろ、
会社の社長とか役員とか、偉い人が接待交際費を遣って送ってくるものとは
まったく異なる価値。
現場の人が、真心を込めてくださって、送ってくださる。
ビジネス的な下心みたいなものがカケラも含まれてなくて、
ただただ善意で、「食べさせたいなぁ」という思いで送ってくださる。
もちろんその背景には、今回ご一緒させていただいた仕事の評価があってのこと。

事務所に送られてくる予定(事前に私がいる日かどうか確認してくれるらしい(笑))
なのだけれども、この価値をわからない人には1mmたりとも汁一滴であれあげたくない(笑)
(いや、気持ちとしてそうだってだけで、モノを独り占めしたいってわけではないんだけどね。。)

こういう話を共感して聞いてもらえたり、
一緒にこういう仕事ができる人たちと、仕事をしていきたいと、
強く強く思った出来事でした。
(まぁ、今の事務所のやつらに言わせると「マニアックだ」って一笑に付されるような
 ことなんだろうけど…そういうのがザンネンなんだよねぇ。)


ああ、そして、
人と深くかかわることが苦手で、
表立っての人との交渉や調整、そういうものはうちのリーダーに任せてきていた私なのだけれども、
そういうのも任せられないな、自分で負わなきゃならないんだろうな、って覚悟を決めて
頑張ってきた仕事だったので。

そしてさらに、自分事ではあるんだけれど、
前とその前の仕事で達成できなかった課題として、
この仕事でその分のリベンジも含めて、確立してきた仕事だったので。

そういう自分の成長も含めて(もちろん、そのお客様のリーダーさんやメンバーの皆さんが
いてくださったからこそ、やり遂げることができた仕事なのだけれど)
嬉しいことだし、誰かと共有したい、って思った。

もちろん、ただ頑張ったからって、感謝されるわけでもないし、
場合によってはその価値を感じてすらもらえないことだってある。
そんな中で、こんなにしてもらえるのは本当に奇跡的なことなのかもしれない。


ま、わかってもらえる人探しは、これからだな!!