五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

深淵

2014年10月31日 | 雑記
今日は、オヤジの検査結果が出ました。
転移の箇所の数、年齢、体力からいって手術は無理との診断。
あとは、抗癌剤による治療をお勧めしますという主治医。

事実上、「治りません」と言われたのと同じ。
余生を、新居で出来るだけ実りあるものにさせてあげることしか、家族には出来ない。

そんなオヤジを、私は心底可哀想だと思ってます。好きで病気になる人間などいません。
いや、病身でこういう息子を持って…という意味では母上も(兄も)そうです。
可哀想すぎるし、それだけに感謝もしています。

兄は「自分でやれることをやれ」と、家族皆に言います。
出来ないことをやれったって無理なんだから、というドライなところはさすが兄。


今日も明日も、引越しの片付けが続きます。
「思い出の整理」でもあるんだよなぁ。。
オヤジだけでなく、母上のためでもある引越しを全力でやることが、今の自分のやるべき事です。


この一年間、辛気臭い記事ばかり書いていますが、決して病気だからとか同情してほしいからとか、そのような事は思っていません。
辛い事、個人個人みな等しく持っているはずです。
自分に出来得ることを、精一杯やって生きているのです。

これから更なる不幸が襲ってくることは、目に見えています。
それに流されることなく、「その時」にパワーを発揮できるようにする、というのが大事だと思う今日この頃です。

肩に力、はいりすぎですかね。。。