生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:自己覚知:その8:幸福な日々の為の自問自答集

2015年03月16日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
日本の某大学時代、「ほら吹き大会」に出場した事があります。奈良の金峯山寺山伏の「ほら吹き」ではなく、大ウソ、または、実現しえない夢を語る際の大ボラです。会場は満員、大学入学早々の催し、多分、大学側も、青年の精神衛生を考慮してくださったのでしょう。何故、この大会に出たかといいますと、私は少年の頃から夢を語るのが大好きでした。しかし、どうもへんだなあ、こんなに理想とか夢を友達や大人に語り続けて良いものだろうか、夢を語ると、周囲の大人はにやにやしながら、頑張ってね、と言う雰囲気もなにがしか侮蔑的で、やろう、という気分にならないで、まてよ、自分が変だから大人はニヤニヤするのだ、と気づきだしてはいました。エリクソンが云う所の「不信感」を大人に感じたものです。しかし、私の心の内部は、ひょっとして、私は誇大妄想狂かも、とか、劣等感に対する反逆かなあ、とか、青年らしく悩んだものです。ほら吹き大会では、数分後、会場から「つまらんほら吹きはやめろ」と轟々たるヤジが飛んだので、自己嫌悪に陥り、頭をかいて、「いやあー失礼しました」と植木さんの真似をしながら退場すると、会場から「ごくろうさん。おめでとう、お前は真面目すぎだよ」とヤジが飛んできました。その大会で優勝したのは法学部政治学科4年生徒のAさんでしたが、卒業後、外交官として国連で活躍していました。このほら吹き大会でもそうでしたが、私の人生でも、夢、理想、罪悪感、劣等感、自己混乱感、絶望感、停滞感から生まれてくる「自分は何と汚い人間だろう」という人生体験が山ほどあるのです。若い女子大学の学友も、それなりの「汚い自分」の悩みをコンペで語り続けていた姿を想い出しています。どんな種類の「汚さ」も、処理の方法は同じです。その人の理想と現実のギャップから生まれてくる感情、その感情を、或いは、湧き出した感情の意味を健全に解釈出来ない時、この「汚い」感情に苦しみますから、湧き出したこの汚いという感情が、どんな理想と現実のギャップから生まれてきていて、かつ、その湧き出した感情の解釈を暗く、解釈していないか、人の身体は神の神殿であることを再度、意識化して、例え、自分が汚いとしても、その自分の存在の意味を、問い直す「愛そのものである神様」からの試練だ、と解釈して、明るい方向へと解釈しなおすと、汚い自分の中から、実に素晴らしい方向性が見えてきます。汚い自分というセルフイメージは、その人のこれからの運命というか、人生を素晴らしく輝く方向へ導入する為の、神仏の摂理だと解釈されています。チャンス到来です。自分は綺麗だ、と信じている人でも、周囲から見ると、何と汚い人だ、と思える人々が沢山います。それに比べて、自分の中に汚さを見出し、そして反省して、再度、明るく元気に爽やかに生きようとする人々は世の中の宝物です。

<自分は何処へ旅しているのだろうか?:<579>


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「生涯の研究課題」自分の生き甲斐って何? その研究方法について下記に列記しておきます。どんな厳しい現実でも、その現実には深い意味があり、その意味を探索しつつ明るく元気に爽やかに生き抜く知恵をここで学友とともに探り合います。:


(1)テキスト購入先:「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾン,サンパウロ書店経由で全国書店で販売されています。テキストと併読されると「生き甲斐の心理学」がより楽しくなります。

(2)お詫び:テレビ(インターネットによるテレビ部門)、発売中のDVDの読者からの個別質問は多すぎて答えられません。お許し下さい。

(3)学友同志がこのブログを話題に明るく爽やかな友情で繋がりますように:
このブログの対象者:テレビ及びDVDの愛読者、ユースフルライフ研究所の講座生徒、NPO法人CULLカリタス カウンセリング学会の会員、ミッションスクール(大学、高校等)での私の勉強会への参加者、全国各地でテキストを愛読して下さっている方、FB, MIXI, TWITTERで友達関係の方々。

(4)「自分の生き甲斐」を意識化する、または、見つける方法:
「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく創造」していく必要があります。自分の個性や生育史を否定していたら、多分、永久に自分らしい生き甲斐は見つからないでしょう。何よりも自分の過去の人生を尊重し、良い思い出も、悪い思い出も、大事にする哲学を確立する必要があります。自分の人生の流れ、独特の方向性を模索し、思索しようとしているのが私のブログです。皆さまの生き甲斐発見と悔いの無い人生確立に役立ちますように真剣に祈りつつ書いています。

(5)自分を信じる為には人間とは何者か?と言う思索をしておく必要があります。「人の身体は神の神殿」(ISBN978-4-9903527-0-7:植村高雄著):アマゾン、サンパウロ経由全国書店扱い:を読むと何故、自分を信じられるかが明確になってきます。

(6)既に書かれたこのブログの重要な基本的諸理論について:
テキストの第1章から11章までを楽しく考えていただく為のコーナで、ブログの左側の「カテゴリー」を見て下さい。2005年12月10日から2012年4月6日まで2275回にわけて書かれています。これを読むと日常生活の、どのような生活場面で、これらの諸理論が役立つか理解出来ます。

(7)応用編:第12章から第14章まで:
2012年4月7日から2013年8月8日まで:488回。

(8)第15章「自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答集」:
2013年8月8日にスタートしました。毎日が旅です。この旅を皆様と共に明るく元気に爽やかに旅をしていきましょう!

(以上)
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