五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

倣う

2017年07月08日 | 第2章 五感と体感


倣う 2017年7月8日

汗だくで仕舞の稽古をつけてもらい、倣うことの習得がなかなかできないストレスを謡いで発散しながら、あっという間に月日が経っているのですが、きっと、同じことを呟きながら、更なる月日が過ぎるのだと思います。

自分の生まれ育った国の固有の伝統的な技術を一つ習得したいという気持ちと曼陀羅を描いていたことが重なり、表装の世界に飛び込んでみたものの、学べば学ぶほど、次の課題が表れ、いつまでたっても理想の掛け軸が仕立てられず、その上、同じく伝統芸能の一つである能を学生の頃から見続けているうちに、能楽の師匠と出会い、稽古に励む流れとなり、それも、同じく、なかなか身につかない、、、と、ひたすら励むしかない、と、日々過ごしているわけです。

倣うことをどこかで嫌がっていた若い頃とは違い、今は、素直に倣う事を頑張っているつもりなのですが、倣う習性が身についていないせいで、自作自演の癖ばかりが身についていることに気づき、改めて、仕舞のいろはから、ひとつひとつやり直す必要を感じています。

仕事や家のシガラミのあれこれで忙しければ忙しいほど、稽古に熱が入るのですが、最近は、ちょいと、だらりとしていたせいで、腹の括り直しをしなくてはならないようです。

いつになったら、扇の先の宇宙と繋がるんだろうか。。。
と、思いながら、なかなか近づかない境地に憧れながら、倣い続けるしかありません。

NHK朝ドラで白石加代子さんが演じるアパート経営をしている元芸者女主人が、謡本を読んでいたシーンの開いているページは謡曲「誓願寺」だったそうです。
つらつら考えてみれば、能を観る事と、早稲田小劇場・鈴木忠志の舞台をおっかけのように観ていた事が、今に繋がっていたことを改めて思い起こすのです。
白石さんの鈴木忠志仕込みの怖さは、今だ健在だ、と、楽しく拝見しています。
どんな名優でも、一夜にしてならずや、と。
一夜にして橋を架けた役行者に倣う事が叶わない「しとめの葛城の神様」も、可愛いものだと、思いながら、倣い続けていれば、何かが起こることを信じて、今日も過ごすことと致します。


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7月18日 つつじが丘講座
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7月28日15時半~雪谷校
7月28日10時半~たまプラーザ校
7月の東急講座は、第四週金曜日に雪谷講座が変更となっています。ご注意ください。

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