五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

スコラを愉しむ

2017年02月06日 | 悔いのない人生とは?
スコラを愉しむ2017年2月6日

節分から立春にかけて、久しぶりにゆっくりと整えることのできる時間をもらいました。具体的に表現すると「何もする気が起こらない週末」を過ごしたのです。
そして、休みのお終いの日は、朝七時から小説を読み、録画したドラマやドキュメンタリーをアイロンかけながらゆるりと見、ポケットに入れた歩数計が夕方になっても100に満たないことに驚き、慌てて仕舞いの長刀の稽古をし、動いたつもりで過ごしました。

暇。然るにスコラ。

スコラ哲学とは、そういうことだそうです。

いつもならバタバタと動き、ふと息を抜くともう夕方、ということが多い生活を続けていると、目の前の事にしか考えが及ばず、森羅万象が身体に沁み込むような体感を得にくくなります。
自分の生きてきた経験や体感を経、ふとした時、脳に詰め込まれた情報の隙間に思わぬものが降りてくると、それが自分の喜びの将来に繋がっていったりするのです。
私はまだ無理してでも行動できる年齢ではありますが、数年ごとにスコラの時間を求める欲求が増えてゆくはずです。
動かない身体と脳を受容するには、増えてゆくスコラ欲求を大事に育むことも「知恵」の一つであるかもしれません。

身体が動きにくくなり、茫と窓の外を眺めるおばあちゃんになっても、「きっと、何かと話をしているのね」と、放っておいて頂けるよう、今からアピールしておきます。脳内妄想を育む知恵は、同時にメメントモリ(死を想う)でもあるからです。
他者の概念で無理やり動かさず、人生の最期を自分自身が迎えるためのスコラは、きっと現在の私にも解らない体感であり、自分がその時期を迎えた時に、「ああ、こんなものであったか」と、思えばそれで良しです。
息を引き取る時も、「こんなふうであったのね」と思う余裕をスコラから学んでゆきたいものです。

愉しまんとすれば自ずと訪れたり。

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