かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

基礎研究予算は倍額にしてもまだ不足ではないでしょうか?

2016-10-08 21:17:05 | Weblog
 今日の天気は雨だと思っておりましたが、昼日中は日差しもある上天気で、そうと知っていれば色々と事前に準備しておけば良かった、と反省仕切りの1日でした。まあ午前中日差しのあるうちに少し布団を干すくらいはできましたし、サボテン温室の改造も何とかやり遂げましたからそれなりに意味のある休日にはなりましたが、事前に準備を進めておけばもう少し色々できたと思うと少々残念ではあります。
 そんな今日の最高気温は、31.0℃。台風が過ぎて空気が秋に入れ替わったと思っておりましたが、西からやって来る前線が南からの湿った風を呼んでいるみたいです。前線は今夜のうちに盛大な雨をもたらしつつ通過する予定らしいので、明日雨が上がったら、またがらっと空気が入れ替わる事でしょう。

 さて、ノーベル医学生理学賞受賞の大隅栄誉教授の発言が色々と物議をかもしているようで、かつて無く我が国の基礎研究環境への危機感と、何とかせねばという焦燥感が高まっているように感じられる今日このごろですが、是非この空気の熱をいつまでも冷まさず、政府や文科省にしっかりと届いて欲しいものです。我が国における自然科学分野の基礎研究費は、民間企業も含めた総額17兆5700億円(2014年)のおよそ15%。新たな製品生産やサービス導入などを目的とする「開発研究」には63.5%、実用を目指す「応用研究」には21.7%が費やされています。このうち企業は開発研究に7割以上投資している一方、大学では約半分が基礎研究に費やされ、国の試験場などの公的機関の研究予算では、年々基礎研究予算が減少しているとのこと。
 企業がその実業のために開発研究などに投資するのはある意味当然の事で、基礎研究にも、将来を見据えてある程度投資している様子なのは、頼もしい話ではあります。ですが、大学や独法、公設試験場などの国がらみの研究機関で、半分弱しか基礎研究に予算を投じていないというのはなんとしたことでしょうか?  将来ものになるかどうかもわからない、何に役立つかも未来に聞いてもらうより無いような基礎研究分野にこそ、業績や経営効果などとは無縁の公的資金が必要なのに、最近ではそういったところにまで「効率性」だとか「経済性」などというようなおよそ研究とは無縁の単語で縛りをかけ、結果全体のわずか2割にも足りない資金しか回せていないという体たらくに陥ってしまっています。極論を承知であえて言えば、研究に「効率性」など求めるのが間違っているのであって、膨大な、一見無駄に見える試行錯誤の果てにこそ叡智の光が差す迷路の出口がかいま見えるものが研究というものです。文科省は、すぐ財務省の理解を得られない、と二言目には言い訳しますが、あの悪名高い民主党政権の事業仕分けの時でも、まともに研究事業の必要性を訴えることができず、あげく現党首に「二番じゃダメなんですか」という歴史に残る大迷言を吐かれる一敗地にまみれた事を忘れてやいないでしょうか? つまり、自分たちの研究への理解度や情熱、それにそれを相手に訴えるプレゼン能力がお粗末に過ぎることを、まずは真剣に反省いただかねばならないのではないでしょうか? それに加えて、やっぱり政治家にもちゃんと基礎科学の必要性を理解してもわらないと、口にはしなくても頭の中が「二番じゃダメなんですか」と同じレベルだとしたら、数十年後の我が国はすっかり後進国に落ちぶれてしまうことでしょう。

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