かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

豊洲の市場、安全安心どころか色々ヤバそうな塩梅になってきています。

2017-01-18 20:57:35 | Weblog
 今朝の最低気温は−2.8℃、最高気温は9.9℃でした。この冬一番の冷え込みに、駐車場の車のフロントガラスが今冬で初めて凍りつき、また、通勤途上のほとんどのカーブミラーも真っ白になっていて、まるで役に立ちませんでした。もっとも、今日は朝から見事な冬晴れの青空で、凍てついたミラーなども日が当たると瞬く間に溶けてしまいました。こういう時のお日様の力というのは実に偉大ですね。
 明日は冷え込みも少し和らぎ、明後日は雨になるそうです。明後日は仕事で京都に出かけないといけないのですが、ひょっとして雨でなくて雪なら、先日の雪化粧した名所の数々を見ることもできるでしょうが、流石に今回は無いでしょうね。

 さて、未だ決着がつかない東京の築地市場の豊洲市場への移転問題、地下水検査で、基準値を大幅に上回るベンゼンや、ヒ素、シアンと言った毒物が検出、特にシアンは環境基準が「検出されないこと」とされる猛毒なこと、また、これまでの検査では、検出されないか低濃度の検出に過ぎなかったベンゼンが、急に桁違いの濃度で出てきたことが、関係者にショックを与えている模様です。
 施設はそもそも地下水の使用を前提としてないので、少々地下水が汚れていても上屋の市場施設の安全性には何の問題もない、というのは今でもそれなりに通用する見方かと思いますが、「食」を預かる天下の台所である卸売市場の地下に毒物がある、というのは、たとえ安全と言われても気味が悪いのは否めないでしょう。都は3月にも再調査するとの事ですが、もし仮に毒物が検出されなかったとして、果たしてそれで安心できるでしょうか? 問題ないことを証明するのは極めて難しいのは言うまでもありませんし、もちろんまた「何か」出れば、もはや如何ともなし難いことになるでしょう。その時は、何故これまでの検査ではその毒物を検出できなかったのか、という点が問われると思います。ネットでまことしやかにささやかれているような利権がらみの陰謀があったのか無かったのか。いずれ明らかになってくれるかと期待したいところですが、何か本当にあったとしたらこれはもう一大スキャンダルに発展するやもしれません。
 一方、奈良のような地方から東京に出す野菜や果物も、これからは豊洲に出荷されるのですし、大規模の中央卸売市場に集まった荷が地方の市場に流れていく物流ネットワークもあるでしょう。それを考えると、この問題は一東京の問題というより、全国的な問題の側面もあります。一応は市場を通した体にして、実際には直接業者と地方が荷物をやり取りしている例も多いように聞きますが、豊洲の目玉施設になるはずだった温泉「千客万来」の着工が先送りされることになるなど、既に影響が露呈していますし、早期の解決が望まれるところです。


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