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かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ヒトの細胞を持つヒツジだなんて、ついに空想世界が現実に侵食して来たかと驚きました。

2018-02-25 20:45:35 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は2.1℃、最高気温は10.3℃、五條市アメダスの最低気温は2.6℃、最高気温は8.9℃でした。今日は朝から薄曇り、昼には雲が厚くなり、午後には小雨がぱらつき、夜には雨が降り出してきました。雨は今夜半まで続いて明日朝には上がる模様ですが、その御蔭でこれから朝にかけてはやや暖かめに過ごすことができそうです。ただ、どうも夕方くらいから背筋がゾクゾクとしてきておりますので、この後熱でも出さないか少しばかり気にかかっています。まあ夕食後は悪寒がほぼ消えましたので、大丈夫ではなかろうかと思っているのですが、とりあえずは様子見ですね。

 さて、私が東京に出かけている間のニュースで、ヒトとヒツジ両方の細胞を持つヒツジの胎児の作成に成功した、との話がありました。ヒツジの胚に、ヒトの幹細胞を注入する、というそれだけ読むとなんとも乱暴なやり方に思える方法で作出されたものです。同様の方法で、昨年春にはブタの胚にヒト幹細胞を移植し胎児を4週間生育することに成功しています。その際は胎児の細胞10万個に1個のヒト細胞という割合で混ざったそうですが、今回のヒツジとヒトの場合は、その10倍の1万個に1個のヒト細胞、という割合まで増やすことができたそうです。
 こうした動物の胚にヒト細胞を移植するのは、心臓や膵臓、腎臓など、移植以外に助かる見込みのない患者に、動物を使って作り上げた臓器を提供する事が主たる目的で研究が進められているもので、着々と進んでいるように思われますが、実際に動物にヒトの臓器をつくらせるには、更に100倍位、100個に1個の割合でヒト細胞が混じった胎児を作る必要があるそうで、まだその先は大分に長そうです。
 しかし、そうなってくると1/100がヒトのヒツジなりブタなりが生まれてきたとして、その子はヒツジ、ブタとしてよいのか、また、そうして生み出した「混血児」を、ヒト患者の臓器移植のためにすることは許されるのか、という倫理上の問題が出てきます。そもそもキリスト教圏のアメリカでよくこんな実験が可能になるな、と驚くばかりですが、さすがに国の研究資金は当てられず、民間企業の寄付で実験は続けられているとのことです。ただ、中国ならそんな倫理問題はさほど重視されず、ガンガン研究が進められそうな気もしますし、人類はそう遠くないうちに、動物とヒトのハイブリッド生物を生み出すような事になるやもしれません。異世界モノ定番の猫耳獣人とかオークと言ったような生き物が闊歩する未来がやってくるのでしょうか? もしそんな未来があるのだとしたら、そこまで長生きして見たいと思わないでもありませんね。


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