かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ベテランでも単純ミスはやるとは言え、それだけに帰結して良いというものではないと思います。

2016-12-04 21:57:57 | Weblog
 本日の最低気温は、3.9℃。最高気温は15.9℃になりました。午前中はよく晴れて穏やかな天気、午後から雲が増えてきて、3時過ぎくらいから雨が降り出しました。ほぼ天気予報通りの天気でしたが、雨ということもあり、まったり一日を読書などですごしました。気分的に随分緊張が解けた気がしますので、ストレスの方もそれなりには解消していることでしょう。雨は夜のうちにやんで、明日は1日穏やかな秋晴れ(冬晴れ?)になるそうですが、それ以降は朝晩ぐっと冷え込みがきつくなって、いよいよ冬が意識されるような天気になるようです。遅く来てだらだらしていたような気がする秋もようやく終わりそうですね。今はまだ山々を染めている紅葉が散ってしまえば、冬到来と言ってもよいでしょう。

 さて、昨日の午後5時頃、福岡市博多区の総合病院の1階ラウンジに猛スピードのタクシーが突っ込み、10人が死傷した事故がありましたが、運転していたのは64歳のこの道30年以上のベテラン運転手というのが、これまでよく騒がれている高齢者事故とは違う点のように感じます。このタクシー運転手さんがどれだけ老けているか判りませんが、一般的に今の64歳なんてとても高齢者という感じではありませんし、運転技術についてもタクシーのベテランとなれば、その辺のドライバーよりもよほど能力のある人ではないかと想像されます。本人の供述でも、「ブレーキを踏んだが止まらなかった」、「ギアを変えてエンジンブレーキをかけようとしたが減速しなかった」と話しているようで、それだけ見ているとあたかも車に何らかの欠陥があったのではないか、と疑わせるような部分もあります。もちろん証言だけでは、ブレーキとアクセルを踏み間違えていたとか、そもそも本当にギアチェンジできていたのか? など疑わしいところも出てきますから、車のせいとか運転手のせいとか今の段階で簡単に決めつけるわけにも行かないでしょう。ここは徹底調査の上事故原因を出来る限り確定して欲しいですが、どうも今回の事故を見ていると、AT車でなくMT車なら事故の発生を防ぐか、被害の軽減ができていたかもしれないと感じました。少なくともMT車なら、故障していない限りクラッチを踏み込めば動力が外れ、最低でもそれ以上の加速は防ぐことができます。ATだとギアチェンジしてエンジンブレーキが効いてくるまで若干のタイムラグがあったり効きが弱いような気がしますが(最近のいい車だとそれはないのでしょうか?)、MTならチェンジした瞬間にエンジンブレーキがかかり、それもシフトダウンを飛ばしてやればかなり強くかけることができます。この間東京でタクシーに乗って、今やタクシーでもATばかりなんだ、ということに気づいたのですが、この際タクシーに限ってはMTに限定してはどうかと言う気もします。もちろん、MTの時代に事故がなかったわけではありませんし、それだけで全てが解決するわけでもないでしょうが、どうもAT車はアクセルとブレーキをとっさの時に踏み間違えやすいというデザイン上の欠陥があるような気もしますし、そういうヒューマンエラーを誘発するような要因は極力排除して置くのが安全への近道となることでしょう。運転手のミスか車の欠陥か、というような責任論でなく、本質的な安全対策について議論されるような捜査になればよいのですが、残念ながら警察や司法にそんな事は望めませんし、となれば何とか警察・司法の上に立つような形で事故調査の専門部署を立ちあげられないのかと思います。


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